2017年12月16日土曜日

サンザシの樹の下で

日中友好協会渋谷支部からご案内のお手紙をいただいて、「映画のつどい」に行って来た。
観たのは「サンザシの樹の下で」

中国映画は久しぶりに観た。
張芸謀のメロドラマって、だいたいレアリズム薄いですね。
「初恋の来た道」は、いくら好きでも毎日そんな豪華弁当作れるわけない(経済的にも、時間的にも)とか、なんだ~それストーカーだよ!可愛いから許されるってのか?みたいな態度とかで、中国人のコメントは厳しかったが、この映画でも「そんなわけないだろ!」「それはいかんだろ!」といろいろ突っ込み入れたくなる。
生活費稼ぐためにか弱い体でこれみよがしに肉体労働かってでるのはいいが、恋人がやってくると昼休みに抜け出して水着に着替えて水浴び…昼休み何時間あるのか?何だか隠れ忍んで会っている風ではないなあ、大都会でもないんだから人目があるだろ、どこまで気にしないんだこの人たちは???
あと病院の廊下で時間外に騒いだらいけませんねえ。
いろいろ無理ある。

いや、ヒロイン可愛いですけどね。
相手役もかっこいいし、お母さんも、弟妹も、農村の一家もいい。
風景もいかにも美しく撮っている。
なので、もっと気持ちよく純粋メロドラマ堪能させてもらうために、主人公たちをここまで「恋に盲目」に描かなくてもよかったんじゃないかと思う。
健気なようで案外自分勝手なんだもん、この人たち。

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