昨日はモーリタニア(マリ)、ドイツ(マリ)、モロッコ(フランス~トルコ・サウジアラビア等)、今日はイラン(レバノン、イラン)。
元々イラン映画ファンなのでイラン乃至西アジア作品を観たかったがトゥアレグ関連二本佳作を体験。中央アジアやウイグル作品もあったらなあ。
で、今日は待望のイラン映画「法の書」、ハーフェズの詩、コーランの朗読が多く、ペルシャ語とアラビア語が耳に快い映画だった。
最近は緻密で重たいアスガー・ファルハディ作品を観ることが続き、亡命イラン映画系「サイの季節」「タクシー」「独裁者と小さな孫」にしてもシリアスな系譜なので、初期マフマルバフ的と言ってもいいような、いい感じの映画に出会えて嬉しい。
大衆的で説明不要の面白さ。前半快調にコメディーで飛ばし、やや型にはまった人物造形だったりもしながら、ちらりと戦禍のレバノン、パレスチナに触れ。生真面目な信徒といわゆる原理主義者との違いは何だろうと考えたり。
イラン女性に加えレバノン出身のヒロインは美しいが、主人公おじさんは国際交流関係の仕事についているエリート、なのかもしれないが、婚期を逃しそうな(従軍経験が影響か?)、絶世の美男とは言い難い、しかもマザコンで上司にもはっきりものが言えないちょっと情けない男。
わざわざ改宗してレバノンから嫁入りしてくれた妻に対して、心遣いなさすぎ。
姑と小姑たちも絵に描いたように意地悪で漫画的だ。
イラン人もこういう橋田ドラマ的なのがお好きなのか。
(まだ書きかけ)
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