2014年8月31日日曜日

スメタナづくし

夕食はビーフストロガノフとドライフルーツスープ。
どちらもスメタナで味をつけていて、スメタナ尽くしだ。

レシピは荻野恭子著『家庭で作れるロシア料理』より。
トマトピューレではなくて、完熟トマトを湯煎して潰したのをつかったけど。
ドライフルーツスープはしっかり冷やしてデザートでいただきました。

夏だけとドライフルーツスープ

やはり冷やしていただいた方が美味しいようだ。
(凍らせればシャーベットになる。)

荻野恭子著『ロシアのスープ』のレシピから、ベリーのスープの冬バージョン、ドライフルーツのスープを作ってみた。


やっぱりデザート感が強い。
干しあんずとプルーンを半分に切ったけれど、もっと小さく切った方がいいような気がする。
あと、案の定とても甘い。
ジャム100グラム(75グラムにした)に加えて砂糖100グラム(80グラムにしておいた)だから。
今回もウォッカでなくチリ産白ワイン。

2014年8月30日土曜日

親孝行の旅 その1飯田

長野県は各地方に対抗意識があるらしい。
それから、各都市間の交通はあまり便利でないらしい。
上田に住んでいる友人に「上田は松本から近いのか」「長野には?」「飯田には?」と聞いて、どれも「一度東京に出て、東京から行った方が近いかも」という答えが返ってくる。
飯田は長野県の南端の方なので、どこからも近くないみたい。

以前父が飯田の川本喜八郎人形美術館で公演をするというので、観に行こうかとバスの便を調べた。
そのときは結局行けなかった。ウクライナへ行くための打ち合わせと公演日が重なってしまったからだ。これは行かないと、これを逃すと父の操演する姿を観る機会はもうないような、そんな予感があったのだが。
翌年の春父は亡くなり、予感は現実になった。
数年後、川本先生も亡くなり、それでもまだ私は飯田に行けないでいた。
川本先生が亡くなってから、渋谷ヒカリエ8階にできた人形ギャラリーには何度か訪れたけれど、本家本元にはなかなか足を運ぶことができないでいたのだが、ようやく今夏母を誘って実現した。

飯田駅の駅前の舗道のタイルが、飯田で毎年8月に行われる人形劇フェスティバルのポスターの数々になっている。





ホテルから人形塔へ向かう道ににも。


人形塔ことハミングベル。時計の下の部分が、毎正時に開いて人形4体が出てきて音楽とともに動くのだが、ちょっとこれは期待外れ。
プラハの、とは言わないまでも、小田急ハルクのくらいではあって欲しかった。

さて、人形美術館へいざ。


ちゃっかり母が川本先生(左端)と父(右端)が映っている写真を持参していた。
その写真と諸葛孔明先生一緒に撮影。
私はすっかり忘れていたのだが、これは2007年8月14日のことで、人形美術館は2007年春に開館しており、その開館記念イベントの一つの公演だったのだ。
受付にいらっしゃった係りの方(というか館長?)が、このときのことを覚えていてくださっていた。

 この孔明先生の人形のみが撮影可。あとは撮影禁止です!(人形保護のため)
ちょうど23日が川本先生のお命日だったので、奥に先生の遺影とお花が。
(孔明の命日でもあるそうだ。)
そう、ロシアから帰ったら、母からまず川本先生の訃報を知らされたのだった。

母は感激のあまり涙ぐんだ、なんてことはなかったけれど、職員の方たちとだいぶ話しこみ、人形劇のことを楽しそうに話していた。
むろんたくさん買い込んでいたが、その一つが『華麗なる三國志の世界』(2001年海洋堂刊)で、これは川本先生の三国志の人形を元にしたアクションフィギュアが作られたときに刊行された本のようだ。アクションフィギュアに関しては無知なのだが、川本先生を偲ぶ会のときに曹操と呂布のものをいただいている(今、玄関に飾っている)。
それから木曽ヒノキしおり「曹操・典韋・献帝」シリーズ←渋い組み合わせだ。

川本先生の人形は何と言っても端正で品がある。
最近NHKでやっている「三銃士」や「シャーロック・ホームズ」も特徴的で楽しいし、辻村さんの人形はたまらなく妖艶だが、川本先生は上品且つ粋。さすがトルンカの系譜だと思う。


人形美術館の隣のこの建物のホールで公演があった。
 
リンゴ並木のリンゴは赤く色づき始めている。
 
 
人形美術館からすぐ、飯田市動物園は無料で、ラクダの故ツガルサンのいた横浜の動物園みたい。(それよりしょぼいですが。)
まずおはしますのはアメリカビーバー。
思わず「ビーバーさん!ビーバーさん!」と呼びかけると、応じてくれた。






あと人気だったのはアムールヤマネコの仲よし双子ちゃん。
 
2頭寄り添って寝ていた。

コムバロフくんたちみたいにそっくり。
但しこの子たちは姉妹。
 
 
長野は小学校の建物が立派!
追手町小学校の校舎(2学期が始まっているようでした)は洋館。
 
この奥に赤い三角屋根の校舎があり、その先は眺望の良い崖。
飯田はまさに丘の上の町。
 
飯田市美術博物館では、古代生物の展示をチャイコフスキーの名曲を聞きながら観るという贅沢を味わった。
アンモナイトから恐竜やマンモス類にチャイコフスキーはよく似合う(わけがない)。
美術の展示の方は今はお休みだった。パネル展示のみ。



ここで雨が激しくなり、母も疲労がピークになって、城址へ向かうのは諦めて、この日の町歩きは終了。
 
 
 名門バレエスクールか?
ロシア人名称になっている。

説明はつけていないけれど、あとの写真はこちらです。
 

2014年8月24日日曜日

ブルーベリーの季節

何日か空いてしまい、三日坊主になりかけていた荻野恭子先生著『ロシアのスープ』のレシピ実践、今日は「ベリーのスープ」Суп из ягод

レシピではいちごとラズベリーだったが、時節柄ブルーベリーを主役にした。
イチゴはないので、イチゴジャム。
あまり経済的とは言えないが、生協でわざわざ日本国産のイチゴジャムというのを買ってきた。
(時節柄、というかこの状況下で米国産や中国産は極力避けている。)

あと、ウォッカは切らしているので白ワイン(チリ産)、遺憾ながら。

甘い甘いスープで、ヴァレーニキにかけるソースみたいな感じ。
温かいままでいただいたけれど、冷たくしてもよい。

冬バージョンがイチゴやベリーの代わりにドライフルーツにしたスープだというが、イランのイチジクを使うのは勿体ないかなあ(←好物。そのままいただくのが好き)。

イチゴ:ягоды
ブルーベリー:голубика
ラズベリー:малина

2014年8月21日木曜日

じゅうたんのお部屋

今日は、イラン文化交流センターに行っていたため、『ロシアのスープ』掲載のお料理はお休みです。

2014年8月20日水曜日

ロシアリーグでのクリミアダービー

すでにロシアカップでは実現したカードですが(服部倫卓先生のブログで知りました)、今夜1時にはロシア二部リーグ南地区で、元FKセヴァストーポリのSRCHF・セヴァストーポリ対元タヴリヤ・シンフェローポリのTSK・シンフェローポリの試合がセヴァストーポリのSKSスタジアムで行われます。

http://soccer.ru/online/74696.shtml

ロシアのトマトスープ

荻野恭子先生の『ロシアのスープ』のレシピより、今日はトマトとズッキーニのスープ。
Суп с помидорами и кабачками


ほぼレシピどおりですが、セロリを加えました。
味はなかなかでした。
・・・けれど、正直言って、「完熟トマトを皮ごとおろし金でおろす」というのが難しかったです。
やっぱり皮まですりおろせず残ってしまう。
(残った皮は適当に細かくしてスープに入れた。)
すりおろしたトマトは、荻野先生が書かれているように、素材の美味しさがダイレクトに伝わります。
が、もっと上手いおろし方のコツがあるのだろうか?
おろし金二つがトマトまみれになり、流し台もそこらじゅうトマト汁を飛ばしました。

ニンニク入りで元気になりそうな一品です。
これまでウズベク、ラトヴィアときて、ようやくロシアそのもののスープ。
といっても、ロシアにズッキーニはあるのかしら?

2014年8月19日火曜日

ワールドカップ惨敗後の代表

ジュビーニョ、ことロシアの大型FWアルチョム・ジューバ、遂にカペッロさんに呼ばれました。
あんなにゴール量産しながらワールドカップの代表には呼ばれず、結果惨敗して「ジューバがいなかったから」と口々に非難された(私も言いました)カペッロさんも、ようやくジューバを使う気になったか。

9月3日の対アゼルバイジャン戦(親善試合)と、9月8日の対リヒテンシュタイン戦(ユーロ2016予選)に向けてのロシア代表候補32名

Вратари: Игорь Акинфеев (ЦСКА Москва), Юрий Лодыгин («Зенит» Санкт-Петербург), Артем Ребров («Спартак» Москва).

Защитники: Алексей Березуцкий, Василий Березуцкий, Сергей Игнашевич, Кирилл Набабкин (все - ЦСКА Москва), Владимир Гранат («Динамо» Москва), Андрей Ещенко («Кубань» Краснодар), Дмитрий Комбаров, Евгений Макеев, Сергей Паршивлюк (все - «Спартак» Москва), Андрей Семенов («Терек» Грозный), Игорь Смольников («Зенит» Санкт-Петербург).

Полузащитники: Юрий Газинский («Краснодар»), Денис Глушаков («Спартак» Москва), Игорь Денисов («Динамо» Москва), Алан Дзагоев, Кирилл Панченко (оба - ЦСКА Москва), Павел Могилевец, Магомед Оздоев (оба - «Рубин» Казань), Дмитрий Тарасов («Локомотив» Москва), Виктор Файзулин, Олег Шатов (оба - «Зенит Санкт-Петербург).

Нападающие: Артем Дзюба («Спартак» Москва), Алексей Ионов, Александр Кокорин (оба - «Динамо» Москва), Максим Канунников («Рубин» Казань), Александр Кержаков («Зенит» Санкт-Петербург), Дмитрий Полоз (ФК «Ростов»), Александр Самедов («Локомотив» Москва), Денис Черышев («Вильярреал» Испания).

今日はラトヴィアスープ

荻野恭子先生の『ロシアのスープ』のレシピより、今日はきゅうりのサワークリームスープです。
Окрошка латышская(ラトヴィア風冷製キュウリスープ)

今回はほぼレシピどおりに作りました。



意外とゆで卵が「効いている」(召しあがった方の感想)、舌触りにコクが出ます。
お好みで塩と胡椒を加えましょう。

(と出したのは、アエロフロート機内食の塩と胡椒。容れ物はキエフのアンドレイ坂の露店で買ったもの。「私はアーティストで、私自身が作ったんですよ」というおじさまから買いました。無事でいらっしゃるでしょうか?)

2014年8月17日日曜日

暑い日の冷たいスープ

今日は平和主日ではなかったのだが、礼拝の説教はそれにふさわしいものだった。
先生は講演の資料にするために広島と長崎から平和宣言の小冊子を取り寄せてきたのだが、ここ3年ほどの分は「予算がつかないので」印刷されていません、と広島のお役所の人に言われたのだという。
「ほんとうに予算の問題なのでしょうかね。どこからか圧力がかかっているのでは」と案じていらっしゃった。

礼拝の後、ロシア雑貨のパルクに行って、荻野恭子先生の新著『ロシアのスープ』を買った。
前著の『ロシアのパンとお菓子』はオーブンを使うなど手間がかかるものもあるが、スープ類は具を煮る、あるいは夏向けの冷たいスープにいたっては材料を切って混ぜるだけで出来上がりと言う者もあるのでお手軽だ。

というわけで、今日の夕食の一品はヨーグルトスープ。
ウズベキスタンはサマルカンドのお料理とのことだけれど、かなり自分向けにアレンジした。
ベースはプレーンヨーグルトと水各カップ一杯、塩小さじ一杯。
ここではセロリときゅうりと万能ネギ、ハーブは適当にディルとクローブを使い、好みでレモン汁を加える。
できあがり。

目撃証人についてのガイドライン(メモ)

『とらわれた二人』訳者あとがきの脚注にあった資料
既読『無実を探せ!イノセンス・プロジェクト―DNA鑑定で冤罪を晴らした人々』2009年

『えん罪原因を調査せよ―国会に第三者機関の設置を』勁草書房2012年
『目撃供述・識別手続に関するガイドライン』現代人文社2005年
『目撃証人の心理学』北大路書房2013年
『目撃証言』岩波書店2000年
「誤判に学ぶ国の司法、学ばない国の司法―ノースカロライナ州の刑事司法界改革を通して考える」『世界』2014年1月号



2014年8月16日土曜日

ロシア二部リーグのクリミアのクラブについての不完全なメモ

ロシア二部リーグは8月に入ってからの開幕。
南地区はクリミアのクラブがウクライナから編入し、これら3つのクラブを含めて、試合が始まりました。
ウクライナサッカー協会は当然これらのクラブの「移籍」を認めておらず、UEFAとFIFAに訴え出ています。
制裁が科されるとしたら、彼らの処遇が宙ぶらりんになる(解散?)だけでなく、ロシアのクラブ及びロシア代表の試合に影響が出るかもしれません。
何とも心配な状況ですが、第3節の20日にはクリミアダービーがあります。

ところで、二部リーグ南地区はクリミアのクラブだけでなく、他にも興味がそそられるクラブが揃っているのですね。

①アラニヤ・ウラジカフカス
 昨シーズン一部リーグ上位を維持しながらも財政難により撤退を余儀なくされ、事実上の解散→再建→二部リーグで再出発となった模様。90年代にずっと続いていたスパルタークの連覇を破ってプレミアで優勝したクラブだった。

②アグンシュト・ナズラン

③アンジ-2・マハチカラ
 一部リーグ現在首位のアンジのセカンドチーム。

④FKアストラハン

⑤アフィプス・アフィプスキー

※なんだか「ア」で始まるクラブが多い。

⑥ビオログ=ノヴォコクバンスク

⑦ヴィチャジ・クルィムスク

⑧ディナモ=GTS・スタヴロポリ

⑨ドルジバ・マイコープ
 アディゲ共和国首府マイコープのクラブ。最近バルセロナのリザーブチームでデビューしたアミール・ナトホの移籍元。

ジェムチュジナ・ヤルタ
 クリミア半島のヤルタのクラブ。2010年に設立され、2013-2014年シーズンにはウクライナ二部リーグだった。

⑪FKクラスノダール-2
 FKクラスノダールのセカンドチーム

⑫マシュク-KMV・ピャチゴルスク

⑬ミトス・ノヴォチェルカッスク

⑭ロトル・ヴォルゴグラード
 元プレミアのロトル。

SKCHF・セヴァストーポリ
 ウクライナプレミアリーグで昨年9位のFKセヴァストーポリの後継クラブ。クラブの設立年は2014年となっているが、公式サイトのクラブの歴史欄にはFKセヴァストーポリ時代の成績が載っている。SKCHFは黒海艦隊スポーツクラブ(Спортивный клуб Черноморского флота)の略語。エスカーチェフ、あるいはエスクチェフと読むのだろうか。

⑯FKソチ

⑰スパルターク・ナリチク
 元プレミアのナリチクも財政難に苦しんでいる。

⑱FKタガンログ

⑲テレク-2・グローズヌィ
 テレク・グローズヌィのセカンドクラブ。

⑳トルペド・アルマヴィル

(21)TSK・シンフェローポリ
 初代ウクライナプレミアリーグ覇者タヴリヤ・シンフェローポリの後継クラブ。TSKはタヴリヤ=シンフェローポリ=クリミヤ(«Таврия» Симферополь (Крым))の略語。読み方はテーエスカーだと思う。

(22)チェルノモーレツ・ノヴォロシイスク
 ノヴォロシイスクと言えば昨年秋と児童図書館勤務の雄猫クージャが心を温めてくれましたが、オデッサと同名のクラブがあります。

2014年8月9日土曜日

川の向こう、隣の人たち 

イラン平和と友好の映画祭で、ブシェール原発の町の少年の友情の行方を描いた「独りぼっち」に続いて観たのは、イラン・イラク戦争を真正面から取り上げた、大御所キューマルス・プールアハマド監督作品「夜行バス」

いたいけな少年兵イサ、妻思いのインテリ兵エマド、何かを背負っている老バス運転手に託されたイラク側の捕虜たちはエマドの友人医師、偵察員ファルク、周辺地域からの傭兵たち等、ばりばりのバース党員(サダム・フセインに似せているのだろう)を除くとイランに恨みはない士気の低そうな人たちだが、絶え間ない銃撃・砲撃の中の捕虜移送を殆ど素人の数人がやるものだから危なっかしくて仕方ない。
イサ役の人、「オフサイド・ガールズ」で「ほんとなら故郷で牛の世話しているのになんで君たちみたいな都会のわがままお嬢さんの世話してなきゃいけなんだよ」とぼやく地方出身兵士ののぼっとした顔を思い出してならないのだけど、事態は遥かに深刻だ。
銃撃にさらされ、地雷原に迷い込み、戦闘地域真っただ中をおんぼろのバスは走る。
運転手はイラク側の捕虜になったらしい息子を探しているようだ。
減らず口だが人情味あるおじいちゃんだ。
(著名な俳優が演じているがこれが遺作となったとのことである。)
しかし、イラン・イラク戦争っていったい何だったのだろう?
監督たちの言によれば(作中人物の口を通しても繰り返し語られる)「かつてはお互いに自由に行き来し恋をしていた」川を挟んだお隣同士の人たちが、壮絶に殺しあわなければいけないのはなぜ?
2007年の作品ながら全編モノクロなのは血まみれの凄惨さを前面に出したくはなかったのとノスタルジーを感じさせたかったからと監督は述べていたが、実際カラーで腐臭漂う様子まで伝わるような映像だとだいぶ退いたかもしれない。
イラン側から言えば、バース党が政権をとったことで、彼らはイランに侵略するのみならず、自国民も抑圧している、と、悪いのは全てバース党というある意味非常に解り易い描き方をしていた。
(いや、バース党以外のイラクの人たちがそんなに士気が低く厭戦気分蔓延していたたら、この戦争も長引いてイランを追い詰めることはなかったろうと思うが。)
やや類型的・図式的な見解だと指摘することは可能だが、それ以上に「イランは対戦相手だったところの人々をもはや敵とはみなしていない」というメッセージを積極的に受け止めるべきだろう。
ウクライナもいつかそういう作品をつくることができるだろうか。

ロシア語で検索してみると、ここではロシア語字幕入りで観ることのできるので、ご覧になっていただきたい。
イラン映画だからこその説得力を持つ作品だと思う。
Q&Aのときに会場から世界の指導者たちにも観てほしいと言われて、監督は「タイトルを「夜行バス」から「平和のバス」にしようと思う。」とおっしゃっていたのは本気だろうか?
ちなみにイランの指導部はご覧になったそうだ。

監督は長身でした。

平和と戦争 友好と敵意 イランと世界

平和(ミール)と友好(ドルジバ)は、ソ連のパイプラインの名前として教わった。
ロシア語を習う前から知っていたロシア語の単語。

急に知ったのだが、イラン平和と友好の映画祭があるというので、駆けつけた。
なんと無料!日本語字幕付き。監督や俳優などの挨拶あり。なんという豪華企画だ!
それにこのご時世である。
イラクのイスラム国、イスラエルのガザ攻撃、あいかわらずのシリア、ウクライナの東部地域への攻撃、アルメニアとアゼルバイジャンの不穏な動き等々ある中で、イランの存在感はいっそう増しているが、そんな中での「平和と友好の映画祭」である。
注目せずにはいられない。

残念なことに、世界各地で戦火が絶えない。
そんな中、イランはかつては悪の枢軸だのなんだのと難癖をつけられ、欧米から経済制裁を受け、ある時は熱い戦争も不可避かと言われていた。
日本にいる身としてはただおろおろするばかりだったが、「フットボール・アンダーカバー」(ドイツのドキュメンタリー)などを観ると、2007年前後イランの核査察や経済制裁に揺れていたころ、イランの人やその関係者にとっては身も細る思いの毎日だったろうことが察せられる。

「独りぼっち」は、ブシェール(ブーシェフル)が舞台、主人公は空想癖のあるちょっと太めの少年レンジャー(というのはニックネームのようで、カリムというのが本名?)、彼が魚の行商をしに行った先で知り合ったロシア人少年オレグが初めて彼の妄想をまともに聴いてくれた(通訳女性を介してだが)ことから、無二の親友になる。
(商売上の必要から「新鮮な魚」みたいなロシア語ならレンジャーも知っていて、行商車に書いていたりもするのだが、この南部には原発関係者以外にはロシア語話者がいるわけではないようで、通訳女性がいないと二人の会話は全くなりたたない。この通訳女性がキーパースン。)
オレグの父は建設中の原発の技術者、母は重い病で入院中、やはりかなり空想癖がある少年で、レンジャーとオレグは似た者同士で惹かれあうのだ。
が、周囲の目は冷たい。
年配の人たちにとってロシア人はイコールコミュニストであり無神論者であるので、レンジャーがロシア人と親しくなることで不信心になるのでは?共産党になるのでは?とこちらも妄想気味である。
「ロシア政府が値をつり上げて原発建設が暗礁に乗り上げた」
「国際査察のために作業中断」
「ロシアがいる限り爆撃はないだろう」
「ロシア人が荷物をまとめて引き揚げる」
と、ブシェールの原発をめぐる世界情勢に翻弄されながら、レンジャーとオレグの友情は残酷にも裂かれてしまう。
その後、レンジャーはある思いきった行動に出る(が、日ごろの妄想癖のおかげで家族は軽く流している)。クラスメイトも一致団結。
レンジャーは世界を救えるか???

何となく、ゆるいSF風でもあるが、現実のシビアさを感じさせるところも随所にあって、お子様と一緒に楽しめるコメディー映画というわけでもない。
イランの美少年たちも多数観に来ていて感動したが、彼らが楽しんでいたかどうかは微妙。途中で退出してしまっていたようだ。
子どもが出演するが、「イランの子ども映画=子ども向け映画」ではない。

美少年たち
この子たちはそうでもなかったが、盛大に泣き声を響かせている子たちもおはしました。

エッサン・アブディープール監督と通訳のショーレさん。
 
昨夜ツイッターで書きなぐった文章では誤解を呼ぶかもしれないので補足する。
この作品の出演者は全て素人で、ブシェール近辺で探した子たち人たち(南部の訛りありとのこと。監督自身がこの地方の出身)、ロシア語話者についてはアルメニアで探した子たち人たち。
イラン国内在住のアルメニア人ではないです。
それと、通訳女性オリガが話をするイラン側の男性(船長?)が「母がリトアニア人でロシア語OK」というおもしろい設定。
この映画では、原発の是非は問題になっていない。とりあえずイランが「原子力を平和利用」することの是非も問うてはいない。(私自身、日本における原発再開には賛成しかねるが、イランのそれに関しては未だ態度保留だ。)
しかし、お魚がアップになる度に、「原発事故があって漁業が駄目になったらこの人たちどうなるのだろう?」とどきどきしてしまった。
国境警備らしい兵士たちは例のごとくもさっとしていて、普段は田舎で牛を飼っているんだろうなあというお兄さんたちだ。
彼らに平和と幸を授けたまえ。
イランは世界を救えるか?


「夜行バス」の監督、イラン映画重鎮キューマルス・プールアハマド監督。
「夜行バス」については後ほど。
こちらも傑作!!!
ああ、ペルシャ語やりたくなってきた!

2014年8月4日月曜日

前座のつもりが

映画「イーダ」の初日プレゼントをポーランドビールを夕食時にいただいたら、すごく催眠効果があるようで、一応は観るつもりだったクルィリヤの試合(日本時間23時開始)の頃にはすっかり眠たくなっていた。
前座のつもりで観たディナモ・モスクワ対ロストフの試合があれよあれよというまにがんがん点が入ってしまう恐ろしいもので、最終的にスコアは7-3になった。
3点取れたら普通勝つのに…。
という昨日。
クルィリヤはチュメニに勝って暫定3位。

今日は、
ロシア一部リーグ
エニセイ対シビリ 4:1でエニセイ勝利。

ロシアプレミアリーグ
20:00(モスクワ時間)開始 テレク対アムカル

ウクライナプレミアリーグ
20:00(モスクワ時間)開始 イリイチョーヴェツ対チェルノモーレツ

2014年8月3日日曜日

今晩の試合予定

ロシア一部リーグ第5節
エスカー=エネルギヤ 2:3トミ
ルチ=エネルギヤ 4:1 FKトスノ
※クルィリヤが前節負けたトスノ、ルチに破れる。
ディナモ・サンクト=ペテルブルグ 1:1 シンニク

17:00 ヴォルガ対サハリン
17:00 ガゾヴィク対アンジ
18:00 クルィリヤ=ソヴェートフ対チュメニ
18:30 ヒミク対ソコル
19:00 ヴォルガリ=ガスプロム対バルチカ
※クルィリヤの試合は日本時間23:00開始。ちょっと眠いな。

ロシアプレミアリーグ第1節
16:30 ディナモ対ロストフ
19:30 クバン対ウファ
21:30 ロコモチフ対クラスノダール

ロシアリザーブリーグ第1節
17:00 テレク対アムカル

ウクライナプレミアリーグ第2節
18:00 オリンピック・ドネツク対ザリャ・ルガンスク
20:30 カルパティ・リヴォフ対メタルルグ・ドネツク

2014年8月2日土曜日

チェコとポーランドの女の子映画

二日連続イメージフォーラムに通う。
時代は60年代、舞台は中欧、主人公は二人の女性。

といっても、所謂「女の子映画」はヒティーロヴァーの「ひなぎく」(下の写真右のチラシ)の方だ。
写真左のプログラムパヴリコフスキの「イーダ」は狭義には「女の子映画」ではない。
ガーリーじゃないんだ。


どちらも観るのは2回目。
「ひなぎく」はずっと前に今は亡きバウスシアターで観た。
残酷なまでに若々しいキッチュなガーリーな映画。
観客は見事に女の子ばっかり。駅までの道すがら、踏みにじられたサラダ云々の議論沸騰。それをかもられたおじさまたちとするなら哀れみは感じない。無論ヒティロウ゛ァーはそんな浅薄なクリエーターではない。

「イーダ」は去年のポーランド映画祭で観た。

プログラムでは久山先生が丁寧にこの映画のポーランドの時代背景を解説されている。
先の大戦中(戦争直後も)行ったユダヤ人に対しての犯罪に手を染めたのはナチス・ドイツばかりではない。
ユダヤ人を追い出してその財産をいただいてしまうというのはチェコスロヴァキアのアカデミー受賞作「大通りの家」にも現れるし、隠れた名作と言ってよいだろう「僕の大事なコレクション」はウクライナの人々の反発を呼んだ。
今になって明らかになりつつあるが、ポーランド人はドイツ人に占領され命令されてしぶしぶではなく、主体的にユダヤ人迫害を行ったのだ。

決して暴き立てるような雰囲気ではないが、正統なポーランド派の作風を保ち、かっちりとそして充分に静謐でクラシカルな魅力を湛えつつ、テーマにおいてはようやく今になって取り上げられるようになった、そういう作品だ。

昨夜の「ひなぎく」は、8月1日の映画の日、そして最終上映日だったこともあり、立ち見の出る盛況ぶりだった。
そして、いつもは年配者の多いイメージフォーラムが、ヒロイン二人のような若くてやや攻撃的な魅力を持った女の子たちだった。

そして、今日。「イーダ」初日初回。
9時過ぎに会場に着くと、もう列をなしている!
しかも、いつもみたいに建物の北側の日陰にではなくて、反対側の日向の方に列が伸びているではないか。
まあああああああ、イメージフォーラムさんどういうこと?
この炎天下倒れる人続出するのでは?
と心配になりつつ待っていたが、この列の殆どは「イーダ」待ちではなくもう一本の作品の観客だった。
「イーダ」をご覧になる方と呼ばれて行ってみると(通常よりかなり早く開場していただけた)、館内は涼しい!そして余裕でビールプレゼントがつく先着25名にはいることができた!(それが上の写真左の缶)
最終的には「イーダ」も補助席を出す満員御礼となった。
地味な映画だけどね。

あの「木漏れ日の家で」のモノクロフィルムの美しさは絶品だが、この作品もひけをとらない。
さすが、さすがはポーランドいまだ滅びず。

2014年8月1日金曜日

ロシアプレミアリーグ2014年夏移籍情報(2014年7月31日現在)

ロシア・プレミアリーグは今日20時(モスクワ時間)のルビン対スパルターク戦で開幕します。

1.アムカル・ペルミ
加入
ウラジーミル・カメシュ(ラトヴィア) FKネフテヒミク→
アレクサンドル・セリホフ FKオリョール→
ブライン・オラダポ・イドヴ ディナモ・サンクト=ペテルブルグ→
※ロシアとナイジェリアとの二重国籍者(父がナイジェリア人、母がナイジェリアとロシアのハーフ)。ペテルブルグに生まれ育つ(3歳から6歳までナイジェリアに住んでいた)。

移籍
マクシム・カヌンニコフ →ルビン・カザン
※ロシア代表。ワールドカップではぱっとしなかったけど。
ジャマルジン・ホジャニヤゾフ →ゼニット・サンクト=ペテルブルグ
※トルクメニスタン生まれで、トルクメニスタンとの二重国籍者。アカデミヤ・トリヤッティ出身。
イヴァン・ソロヴィヨフ →ゼニット・サンクト=ペテルブルグ
ドミトリー・カユモフ →スパルターク・モスクワ
パトリック・トヴマシ(ガーナ) →アスタナ(カザフスタン)
アレクセイ・レプコ 契約終了
ジャンルカ・ニイホルト(オランダ) 契約解除

2.アルセナール・トゥーラ
加入
アレクサンドル・ゾトフ シンニク・ヤロスラーヴリ→
エヴゲニー・オシポフ FKウファ→
マクシム・ヴォチノフ バルチカ・カリーニングラード→
アルトゥール・マロヤン シンニク・ヤロスラーヴリ→
イヴァン・バクラノフ ロストフ・ロストフ=ナ=ドヌ→

移籍
リナート・チモヒン 契約終了
プレドラグ・カシチェラン(モンテネグロ) →ヒミク・ジェルジンスク
ドミトリー・シロフ →ヒミク・ジェルジンスク

3.ディナモ・モスクワ
加入
フョードル・スモロフ アンジ・マハチカラ→
パーヴェル・イグナトヴィチ トミ・トムスク→
スタニスラフ・マノレフ(ブルガリア) クバン・クラスノダール→
アレクサンドル・ビュトネル(オランダ) マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
アレクサンドル・サペタ ウラル・エカテリンブルグ→
ヴィリアン・ヴァンクール(フランス) スタンダール(ベルギー)→
ウラジーミル・ソボレフ アンジ・マハチカラ→
アレクサンドル・プルドニコフ ルビン・カザン→

移籍
アラン・カサエフ →ロコモチフ・モスクワ
リュック・ウィルクシー(オーストリア) 契約終了
アンドレイ・ヴォロニン(ウクライナ) 契約終了
マルコ・ロミチ(セルビア) →モルドヴィヤ・サランスク
レアンドロ・フェルナンデス(アルゼンチン) 契約終了
アレクサンドル・イリイン →サハリン・ユジノ=サハリンスク
※サハリン・ユジノ=サハリンスクは今季一部リーグに昇格し、ルチから最東クラブの座を奪いました。
ウラジーミル・ジャジュン →ルビン・カザン

4.ゼニット・サンクト=ペテルブルグ
加入
エセキエリ・ガライ(アルゼンチン) ベンフィカ(ポルトガル)→
ジャマルディン・ホジャニヤゾフ アムカル・ペルミ→
イヴァン・ソロヴィヨフ アムカル・ペルミ→
ミラン・ロディチ(セルビア) ヴォルガ・ニージニー=ノヴゴロド→
ルカ・ジョルジェヴィチ(モンテネグロ) トウェンテ(オランダ)→

移籍
コンスタンチン・ズィリャーノフ 契約終了
※まだどこかのクラブで続けてくれるといいのですが。

5.FKクラスノダール
加入
マラト・イズマイロフ ガバラ(アゼルバイジャン)→
※懐かしいですね!久々のロシアリーグ復帰。
ウラジーミル・ブィストロフ アンジ・マハチカラ→
オジル・アフメドフ(ウズベキスタン) アンジ・マハチカラ→
ニキータ・ブルミストロフ アンジ・マハチカラ→
ルスラン・アジンジャル クルィリヤ=ソヴェートフ・サマラ→
アンドレイ・ジカン(ロシア/ウクライナ) スパルターク・モスクワ→

移籍
ネマニヤ・トゥビチ(セルビア) 契約終了
ドゥシャン・アンジェルコヴィチ(セルビア) 契約終了
マルシウ(ポルトガル) →トルペド・モスクワ
イサエル(ブラジル) →カイラト(カザフスタン)
オレグ・サムソノフ 契約終了
アレクサンドル・フィリツォフ →ルビン・カザン
ジェラール・ゴウ(コートジヴォワール) カイラト(カザフスタン)

6.クバン・クラスノダール
加入
ウラジスラフ・クリク ルビン・カザン→
アンドレイ・エシチェンコ アンジ・マハチカラ→
セク・オリセ(リベリア) PAOK(ギリシア)→
ダニーロ(ブラジル) ザリャ・ルガンスク(ウクライナ)→
エヴゲニー・ポマザン アンジ・マハチカラ→
トニ・シュニチ(ボスニア) ザリャ・ルガンスク(ウクライナ)→
※ザリャからのお二人は政情不安もあるのでしょうか。

移籍
スタニスラフ・マノレフ(ブルガリア) →ディナモ・モスクワ
テムリ・ブキヤ →ヴォルガリ・アストラハン

7.ロコモチフ・モスクワ
加入アラン・カサエフ ディナモ・モスクワ→
アルセニー・ロガショフ ロストフ・ロストフ=ナ=ドヌ→
マヌエル・フェルナンデシュ(ポルトガル) ベシクタシュ(トルコ)→
ネマニヤ・ぺイチノヴィチ(セルビア) ニース(フランス)→
ウマル・ニヤッセ(セネガル) アクヒサル・ベレディエ(トルコ)→

移籍
アリベルト・サパテル(スペイン) 契約終了
マゴメド・オズドエフ →ルビン・カザン
ミハイル・マルティノフ →ロストフ・ロストフ=ナ=ドヌ
※そういえばヴォルガにローン移籍していたドミトリー・スィチョフは戻って来たもの、早くもロコでは構想外と監督に言われ、選手リストには載っていないようです。

8.モルドヴィヤ・サランスク
加入
マルコ・ロミチ(セルビア) ディナモ・モスクワ→
オレグ・ヴラソフ トルペド・モスクワ→
ロレンツォ・エベシリオ(オランダ) ガバラ(アゼルバイジャン)→
イリヤ・チェバヌ(モルドヴァ) トミ・トムスク→
アスラン・ドゥジエフ エスカー=エネルギヤ・ハバロフスク→
ダニーロ(ブラジル) メタルルグ・ドネツク(ウクライナ)→
ドミトリー・スィスエフ バルチカ・カリーニングラード→
ルスラン・ムハメトシン ルビン・カザン→
イブラギマ・ニアッセ(セネガル) ガバラ(アゼルバイジャン)→
ダミアン・ル=タレク(フランス) ゴヴェルラ・ウジゴロド(ウクライナ)→
ヴィクトル・ヴァシン ツェスカ・モスクワ→
ミッチェル・ドナルド(オランダ) ローダ(オランダ)→

移籍
アレクサンドル・ヂミドコ →トミ・トムスク

9.ロストフ・ロストフ=ナ=ドヌ
加入
アレクサンドル・ブハロフ アンジ・マハチカラ→
アレクサンドル・トロシェチキン アンジ・マハチカラ→
ルスラン・アバゾフ スパルターク・ナリチク→
ソスラン・ジャナエフ フリー・エイジェント
コルネル・サラタ(スロヴァキア) トミ・トムスク→
ヤン・ゴレンダ(チェコ) トミ・トムスク→
ムサ・ドゥムビヤ(マリ) レアル・バマコ(マリ)
ドミトリー・トルビンスキー ロコモチフ・モスクワ→
ミハイル・マルティノフ ロコモチフ・モスクワ→

移籍
アルセニー・ロガショフ →ロコモチフ・モスクワ
アルチョム・ジューバ →スパルターク・モスクワ
ジャノ・アナニーゼ(グルジア) →スパルターク・モスクワ
イーゴリ・フドビャク(ウクライナ) カルパティ・リヴォフ(ウクライナ)→
フロラン・シナマ=ポンゴリ(フランス) 契約終了
イヴァン・バクラノフ アルセナール・トゥーラ→

10ルビン・カザン
加入
マクシム・カヌンニコフ アムカル・ペルミ→
マルコ・リヴァイヤ(クロアチア) アタランタ(イタリア)→
ショタ・ビビロフ ヴォルガ・ニージニー=ノヴゴロド→
※ロシア期待の星(といってもオセット人ですが)ビビロフはヴォルガからルビンへ。もうちょっとずうずうしくなってもいいのですよ。
アレクサンドル・フィリツォフ FKクラスノダール→
ヴィタリー・ウスチノフ ロトル・ヴォルゴグラード→
イーゴリ・ポルトニャギン トミ・トムスク→
カルロス・エドゥアルド(ブラジル) フラメンゴ(ブラジル)→
ギョクハン・チョレ(トルコ) ベシクタシュ(トルコ)→
マゴメド・オズドエフ ロコモチフ・モスクワ→
ウラジーミル・ジャジュン ディナモ・モスクワ→

移籍
ドミトリー・トルビンスキー 契約解除(その後ロストフ・ロストフ=ナ=ドヌと契約)
ウラジスラフ・クリク →クバン・クラスノダール
ルスラン・アブィショフ(アゼルバイジャン) →ガバラ(アゼルバイジャン)
アレクサンドル・オレホフ →トミ・トムスク
ゲドリュス・アルラウスキス(リトアニア) →ステアウア(ルーマニア)
ロマン・シャロノフ 契約終了
ルスラン・ムハメトシン →モルドヴィヤ・サランスク
マクシム・ジェストコフ →ヴォルガ・ニージニー=ノヴゴロド
ヤン・エムヴィラ(フランス) →インテル(イタリア)
アレクサンドル・プルドニコフ →ディナモ・モスクワ
ヴァギス・ガリウリン(ウズベキスタン) →FKウファ

11スパルターク・モスクワ
加入
ディニヤル・ビリャレトジノフ アンジ・マハチカラ→
アルチョム・ジューバ ロストフ・ロストフ=ナ=ドヌ→
ジャノ・アナニーゼ(グルジア) ロストフ・ロストフ=ナ=ドヌ→
ドミトリー・カユモフ アムカル・ペルミ→
ロマン・シロコフ FKクラスノダール→
※ワールドカップ欠場のシコロフ、元ゼニット選手のスパルターク入りはファンが酷いことになりそう。
キム・チェリストレム(スウェーデン) アーセナル(イングランド)→
フアン・マルエル・インサウルラジェ(アルゼンチン) PAOK(ギリシア)→
ドミトリー・クドリャショフ ルチ=エネルギヤ・ウラジオストク→

移籍
アンドレイ・ジカン(ロシア/ウクライナ) →FKクラスノダール
ソスラン・ガガゴフ 契約解除

12テレク・グローズヌィ
移籍
イヴァン・テムニコフ →トミ・トムスク
マゴメッ・ドミトリシェフ →アンジ・マハチカラ
オレグ・ポリャコフ 契約解除

13トルペド・モスクワ
加入
マルシウ(ポルトガル) FKクラスノダール→
セルゲイ・ダヴィドフ アクトベ(カザフスタン)→
アレクセイ・プギン ロトル・ヴォルゴグラード→
アダム・ココシュカ(ポーランド) シロンスク(ポーランド)→
セミョーン・フォミン ロトル・ヴォルゴグラード→
アンドレイ・ルネフ →FKカルーガ
セルゲイ・エフィーモフ ゼニット・サンクト=ペテルブルグ→
デニス・ヴォイノフ(ファエkル・ヴォロネジ→

移籍
オレグ・ヴラノフ →モルドヴィヤ・サランスク
デニス・スケプスキー(ウクライナ) →サハリン・ユジノ=サハリンスク
マチヤ・ドヴォルネコヴィチ(クロアチア) →ヴォルガ・ニージニー=ノヴゴロド
デニス・ボリシャコフ 契約終了
エヴゲニー・コニュホフ →クルィリヤ=ソヴェートフ・サマラ
ヴィクトル・スヴェジョフ →クルィリヤ=ソヴェートフ・サマラ

14ウラル・エカテリンブルグ加入
マルクス・ベルゲル(オーストリア) スタルト(ノルウェイ)→
ニキータ・チチェリン ヴォルガ・ニージニー=ノヴゴロド→
コンスタンチン・ヤロシェンコ FKセヴァストーポリ→
※セヴァストーポリはクリミアのクラブで、既にロシアのクラブ扱いしていますが、昨年ウクライナプレミア9位で終えました。
パブロ・フォンタネリオ(アルゼンチン) チェルノモーレツ・オデッサ(ウクライナ)→
ヴャチェスラフ・ポドベレズキン FKヒムキ→
ゴル・オガネシャン FKコロムナ→
イーゴリ・ラムバルスキー エニセイ・クラスノヤルスク→

移籍
デニス・トゥマシャン →FKウファ
アンドレイ・ボチコフ →FKトスノ
アンドレイ・チュフレイ(ベラルーシ) 契約終了
ラシャ・グヴァリヤ(グルジア) 契約終了
アレクサンドル・サペタ →ディナモ・モスクワ
ウラジーミル・コマン(ハンガリー) 契約終了
アレクサンドル・エロヒン →エスカー=エネルギヤ・ハバロフスク

15FKウファ
加入
ドミトリー・ヴェルホヴツォフ(ベラルーシ) クルィリヤ=ソヴェートフ・サマラ→
デニス・トゥマシャン ウラル・エカテリンブルグ→
アレクサンドル・ヴァシリエフ シビリ・ノヴォシビルスク→
マルシーニョ ツェスカ・モスクワ→
イヴァン・パウレヴィチ(クロアチア)フォルトゥナ・デュッセルドルフ(ドイツ)→
ニキータ・ベズリホトノフ クバン・クラスノダール→
フェリシオ・ブラウン・フォルブス(ドイツ) クルィリヤ=ソヴェートフ・サマラ→
セルテイ・ヴェレムコ(ベラルーシ) クルィリヤ=ソヴェートフ・サマラ→
ヴァギズ・ガリウリン(ウズベキスタン) ルビン・カザン→
赤星貴文(日本)ポゴン・シチツィン(ポーランド)→
※トライアウトで数試合に出場してからしばらく音沙汰なかったのですが、7月24日にようやく加入が発表されました。
http://fcufa.pro/allarticle/lenta/58-news-komanda/1707-takafumi-akakhoshi-perekhodit-v-ufu
クラブのサイトでのキリル文字表記はТакафуми Акахошиです。(選手のリストにはまだ掲載されていません。)

移籍
エヴゲニー・オシポフ →アルセナール・トゥーラ
ミハイル・バラノフスキー 契約終了
ドミトリー・グラチョフ →ルチ=エネルギヤ・ウラジオストク
アントン・ザボロトヌィ →FKチュメニ
イヴァン・ナギビン →シビリ・ノヴォシビルスク
斎藤陽介(日本) →スルツク(ベラルーシ)

16ツェスカ・モスクワ
加入
キリル・パンチェンコ トミ・トムスク→
トマシュ・ネツィド(チェコ) PAOK(ギリシア)→

移籍
エルヴェル・ラヒミチ(ボスニア) 引退
※38歳、お疲れ様でした。ツェスカのコーチはそのまま続けます。
ヴャチェスラフ・カラヴァエフ →ドクラ(チェコ)
ヴィクトル・ヴァシン →モルドヴィヤ・サランスク

いつになく、ウクライナのクラブからの移籍が多く、政情を反映しているように思えます。