2012年3月31日土曜日

今週のカリャカ

ヴォルガ対ロストフ。
観始めたら早速ショタ・ビビロフが得点した。
偉い!マラジェッツ!
カリャカは一番遅れて近寄って抱擁した。

試合前に、両チームの選手ともチャリティー系の白いTシャツを着て、何事かしていた。


おおおおお、カーリャ!
嬉しそう。
PKだけど、101得点めだ。
2-0

ロストフにはコロジンがいるんだ。
今まであまり目立っていない。
が、彼の長距離砲には用心を。

そう言えば明日はカーリャのお誕生日だ。

’71"Ростов" не забивает в гостях уже 281 минуту.
ロストフはアウェイで既に281分無得点である。

今週のカリャカ、終わり。
ハリトーノフと交代しました。

勝った。
現時点でクルィリヤを抜いて13位に上昇した。

ビビロフはカリャカとの相性も良く、このところ好調だ。
逞しく育ってほしいな。

クバン対ツェスカ
惜しい!オフサイドだった!クバンその後も続けて攻勢をかけている。
ツェスカのメンバーはなかなか苦し紛れで、特に守備は緩そうだ。
クバン、チャンスだ。

押しながらも、先制されてしまったクバンだが、試合終了間近にアントン・セクレトが同点ゴール。
マラジェツ!孝行息子だ。

Антон Секрет
アントン・セレクト
1992年生まれのロシア代表。

「1992年生まれながら既にロシアA代表」と誤解されかねない表現でした。すみません。
実はロシアの1992年生まれの子たちの代表=U21代表ってことです。
しかし、セレクト(秘密)っていうのも面白い苗字だ。

自転車で風をつむぐ

「少年と自転車」初日だった。


プログラムとチケット(前売り券)と初日プレゼント






少年事件の話は辛い。
巣鴨事件のレポートを発表している最中に、常にクールでドライであるという評価を得ている私としたことが、突然嗚咽しそうになり動揺した、という人生最大級の困難が思い出される。
思い出したくないが、しばしば思い出す。

ダルデンヌ兄弟監督の作品を観るごとに。

さて、ダルデンヌ監督作品といったら、ジェレミー・レニエだ。
「ある子供」で、弟分を引き連れてかっぱらい生活して彼女が子どもを産むと躊躇いもなく売ってしまう、あほな若者ブリュノを演じ、「イゴール(彼の出世作となった「イゴールの約束」のイゴール)がちょっと悪い方向に成長したのが彼だね」と言っていたそうだ(「ある子供」プログラムより)が、今度はシナリオを読んで「これはまた感じのいい役をみつけてくれたもんだ」と皮肉を言ったのだと。
レニエの役は主人公少年の父親(死別か離別かわからないが母親は登場しない)。
1カ月の約束で少年を施設に預けると、転居してバイクも少年の自転車も売ってしまい、面会にも行かず、つまり厄介者として少年を捨ててしまうダメ親父ギー・カトゥール。
「ロルナの祈り」での薬物依存症青年役のときは体重を15キロ減らしていかにも死にそうな様子で演じていた(最後の登場場面は立ち直ろうとして笑顔で自転車に乗って去るというものだった)のに対し、今回はおなかが少々出てきたか?という小太りのコック(或いはコック見習い)。
立ち直りの兆しを見せたブリュノが「ちょっと(或いはかなり)悪い方向に成長した」「これまた感じのいい役」、これをレニエは上手く演じているのだ。憎たらしくなるほど。
これだと、ダルデンヌ兄弟監督は、次回作ではさらに「感じのいい役」をみつけてきてしまいそうで、心配だ。
(この映画のロシア版があるとしたら、この役は絶対アルトゥール・スモリヤニノフが演じそうだ!)
イゴール→ブリュノ→ギー。
ベルギー美少年が、悪い方向にではなく、生きていくのもなかなか大変なんだな。

ダルデンヌ兄弟は、少年役ならこういう子を選ぶ、若い女性ならこんな人、とかなり好みが定まっていて、今度の主人公少年シリル役のトマ・ドレも、子役時代のレニエと似た感じだ。
(「息子のまなざし」のフランシス役のマリンヌ、「ある子供」スティーヴ役のジェレミー・スーガルも同系列。)

ただ、大人の女性が主要人物として出てくるのは「イゴールの約束」のアシタ以来ではないだろうか。
サマンサ役のセシル・ドゥ・フランスは「スパニッシュ・アパートメント」「ロシアン・ドールズ」に出演していたというけれど、それほど印象的ではなかった。
専門家ではなく市井の人、しかし限りなく優しく、しかも落ち着いている。
シリルは充分に問題児で、言うこともろくに聞かないし、嘘はつくし、挙句に実際にサマンサを傷つける。それでもサマンサはちっとも逆上しない。
レニエ扮するギーのだめっぷりと好対照を示す。
こんな人、滅多にいないぞ、と思う。
彼女とたまたま巡り合ったシリルはすごく強運の持ち主なのではないか。

それでも、「週末里親になって」「ずっと一緒にいて」と、サマンサに頼めるだけ、シリルはきちんと自己の要望を伝えるだけの力があるという点にほっとする。
ほんとに大変なのは何をどうしていいか、自分に何が必要なのかわからない、そういう子どもなのではないか(大人もだが)。

思えば、「息子のまなざし」でも、フランシスは教官であるオリヴィエに(一人だけ名前を呼ばれなかったり握手を避けられたり、微妙に拒絶されているのに)「後見人になってください」って、はっきりお願いする。
肝心なところでしっかり大人に要求を伝えているっていうことに、何だか安堵するのだ。

そんなことすらできない、八方ふさがりだと感じている子、例えば今回のシリルを犯罪に巻き込む若者(エゴン・ディ・マテオ)には、救いの手は述べられないだろうか。
お祖母ちゃんには優しい男の子だ。
『戦争と平和』のドゥーロフみたいなタイプじゃないかな?

なお、この映画を作るきっかけとなったのは、「ある子供」日本公開時に来日して出席したシンポジウムで聞いた、弁護士の石井小夜子先生のレポートに取り上げられた、“迎えに来ると約束した父親を施設の屋根の上に登って待ち続けた少年がいたが、父親は迎えに来なかった(石井先生のお話では実際には父親ではなく、母親だったようだ)。少年はやがて親を待たなくなり、同時に人を信じなくなり、信じないことで自分を守ろうとし、やがて重大な事件を起こしてしまった”というエピソードだ。

この作品中、シリルは“ひょっとしたら重大事件”の加害者になり、また被害者にもなる。
ベルギーの少年法体系についての知識はないが、ある種の修復的司法を採り入れているようで、当事者同士で示談をし、謝罪と賠償によってシリルは自分の罪と向き合うことになる。
(このあたりは、「息子のまなざし」では前面には出ていなかった点だ。」)
それでも、それでしゃんしゃんと解決に至ってはいない(結局復讐劇が起こる)のも、ある意味現実世界を表しているのかもしれない。

あと、シリルがサマンサの元でちゃんと成長したら、レニエ父(全く酷い輩ではあるが)と繋がりを取り戻すという可能性もなきにしもあらずだろう、とお人よしの私は考えている。

 
初日プレゼントのベルギーチョコレートは濃厚な甘口で美味であった。

2012年3月30日金曜日

ドイツサッカーに期待

ダニエル・ブリュールがコッホ先生に扮するDer ganz große Traumの日本公開が決まったようです。
嬉しい。

邦題は未定?

今度のユーロ、ロシアは協会の会長だったかが「優勝を狙っている」とか発言しているのだが(確かシロコフも)、いやあ、それはほんとにDer ganz große Traum(途方もなく大きな夢)ですねえ。
ドイツの方は、もう少し現実的に可能性があるのではないかと思えるが。

ああ、ドイツサッカーのファンになりたかったなあ。
でも、なりたくてもなれるものではないのだ、今更。

2012年3月28日水曜日

ウクライナ1部リーグ第23節

第23節、ザカルパチエは勝って、首位を堅持したようです。
相変わらず、誰が出場したのか判らないけど。
ГолАлександр Косырин 5
ГолДмитрий Трухин 38
Красная карточкаАндрей Гринченко 87
3/29(木)
17:00 ブコヴィナ対ネフチャニク=ウクルネフチ 0-0
17:00 ゲリオス対エネルゲチク 3-0
17:00 チタン対ゴヴェルラ=ザカルパチエ 0-2
18:00 リヴォフ対ニコラエフ 
19:00 ディナモ-2対二ヴァ・ヴィンニツァ
19:00 メタルルグ・ザポロジエ対アルセナール・ベラヤ=ツェルコフィ
19:00 クルィムテプリツァ対オリンピック・ドネツク
20:00 セヴァストーポリ対スタリ・アルチェフスク

3/30(金)
16:30 オデッサ対ズヴェズダ・キロヴォグラード
時間はウクライナ時間じゃないかしら?
モスクワ時間なら日本との時差5時間、ウクライナ時間(夏)なら時差6時間。

2012年3月27日火曜日

昨夜のカリャカ

昨夜の対テレク戦では、カリャカは再び最優秀選手になった。
(ロシアカップ準々決勝で最優秀選手になった時も相手はテレクだったんだね。)

Лучший игрок матча – Андрей Каряка.
Сегодняшний матч Андрей Каряка запомнит навсегда. Именно в игре с «Тереком» полузащитник «Волги» забил свой исторический сотый гол! Опять Андрей был лучшим на поле в составе своей команды. Помимо забитого гола, он еще отметился результативной передачей.




カリャカのインタビュー記事(スポルト・エクスプレス)

今シーズン初めて、ФНКのベストイレブンにも選ばれました。
(いつの間にか写真付きになっていた。)

カリャカのキャリア

100 голов Андрея Каряки


Металлург (Запорожье), 1995-1998
Чемпионат Украины: 41 матч, 6 голов
Кубок Украины: 9, 2
1995-1998年メタルルグ・ザポロジエ(ウクライナ)
ウクライナリーグ41試合6得点
ウクライナカップ9試合2得点

ЦСКА (Киев), 1998-2000
Чемпиоант Украины: 31, 4
Кубок Украины: 1, 0
Кубок обладателей кубков: 3, 0
1998-2000年ツェスカ・キエフ(ウクライナ、現アルセナール・キエフ)
ウクライナリーグ31試合4得点
ウクライナカップ1試合0得点
チャンピオンズカップ3試合0得点

Крылья Советов, 2000-2005
Чемпионат России: 130, 49
Кубок России: 21, 6
Кубок Интертото: 4, 1
2000-2005年クルィリヤ=ソヴェートフ・サマラ
ロシアプレミアリーグ130試合49得点
ロシアカップ21試合6得点
インタートトカップ4試合1得点


Бенфика, 2005-2006
Чемпионат Португалии: 11, 2
Кубок Португалии: 2, 0
Суперкубок Португалии: 1, 0
Лига чемпионов: 3, 1
2005-2006年ベンフィカ(ポルトガル)
ポルトガルリーグ11試合2得点
ポルトガルカップ2試合0得点
ポルトガルスーパーカップ1試合0得点
チャンピオンズリーグ3試合1得点

Сатурн, 2006-2010
Чемпионат России: 108, 18
Кубок России: 5, 1
Кубок Интертото: 3, 0
2006-2010年サトゥールン・ラメンスコエ
ロシアプレミアリーグ108試合18得点
ロシアカップ5試合1得点
インタートトカップ3試合0得点

Динамо (Москва), 2011
Чемпионат России: 11, 0
Кубок России: 1, 2
2011年ディナモ・モスクワ
ロシアプレミアリーグ11試合0得点
ロシアカップ1試合2得点

Волга (Нижний Новгород), 2012
Чемпионат России: 4, 1
Кубок России: 1, 1
2012年ヴォルガ・ニージニー=ノヴゴロド
ロシアプレミアリーグ4試合1得点
ロシアカップ1試合1得点

Сборная России, 2001-2006: 27, 6
2001-2006年ロシア代表27試合6得点

Всего: 417 матчей, 100 голов
総計417試合100得点

2012年3月26日月曜日

今夜のカーリャ

始まった、テレク対ヴォルガの試合

ロシアカップ準々決勝ではPKで得点し、通算99点まで達したカーリャは、2試合連続得点し、すんなり100得点到達とならないだろうか。

今日はケルジ弟はベンチで、アスタホフがゴールを守る。

先制され、カーリャのアシストで同点、そして今度はカーリャが真正面からシュートして、シュタンガに当たったけれど、なおも詰めて押し込む。
ゴール!
100ゴールめが決まった。
逆転したし。

カーリャ、おめでとう。
長かった。
ゴールを決めた直後のアップをみると、心なしか涙ぐんでいるようにも見えた。
気のせいかな。

Каряка - в "Клубе 100"!

Полузащитник "Волги" Андрей Каряка провел сотый гол в зачет "Клуба 100" российских бомбардиров. Бывший футболист сборной отличился во втором тайме матча 36-го тура премьер-лиги с "Тереком".

カリャカ、「クラブ100」入り!
ヴォルガのMFアンドレイ・カリャカが、通算100ゴールめを決め、ロシア国籍選手の「クラブ100」入りを果たした。
元ロシア代表であるカリャカは、第36節対テレク戦の後半に得点した。

クラブ100入りした選手のリスト



なんとか、ポグレブニャクには追い越されなかったようだね。
(でも、彼も今夜の試合で達成できるといいな、と思う。)

このままだとカーリャがこの試合のMVPか、と期待しつつあったときに、アジンジャルが追加点を入れて1-3.
ヴォルガがリードしてからというもの、グロズヌィの観客がうるさい。

試合終了。
ショタ・ビビロフ、アンドレイ・カリャカ、ルスラン・アジンジャルの揃い踏みでした。
メモリアル・マッチを勝利で飾れてよかった。

2012年3月25日日曜日

2位3位争い

ロストフ順調?
ロストフ対ナリチク
あら、ナリチクが1点返した。


ディナモ対スパルターク

シュニンがスタメン復帰して、ベレゾフスキーが控えに。
あとヴォロニンが先発にいない。
サペタ、セムショフもベンチだ。

失点。
シュニン、試合勘が戻っていないか。

サメドーーーーー、マラジェーーーーーツ!
アジン、アジン!
サメドフのゴールで同点に。

勝ち越された。
FKからヘディング、それを結局はノボアのオウンゴールということになったか。
ここで離されるときつい。

明らかにシュニンは本調子ではない。
ピンチが続く。

ジャジュク→セムショフ
このジャジュクって選手、期待されていたみたいだけれど、よかったのを観たことが未だない。
ヴォロニン登場。
ココリン→サペタ

ヴォロニンはどうしていたんだ?

3点目を入れられ、ヴォロニンのFKは外れ、笛が鳴っておしまい。

ゼニットはフスティで先制。
ゼニット対ルビン

アンジ対クバン



チェルノモーレツ対ヴォルスクラ
イエローカードがいっぱいだ。

一部リーグへのまなざし(ウクライナ)

3月24日の結果

"Говерла-Закарпатье"2 : 0"Нива"
Николай Гибалюк 70
Лаша Джакобия 90+2

加藤康弘という日本人選手が所属している(らしい)ゴヴェルラ=ザカルパチエ・ウジゴロド、終盤に2得点してニヴァに勝ちました。
得点者はニコライ・ギバリュクとラシャ・ジャコビヤ。

"Звезда"4 : 1"Львов"
Тарас Дурай 17
Андрей Порошин 31
Андрей Порошин 79
Иван Рудницкий 90

Дмитрий Родин 65

ズヴェズダ対FKリヴォフ、ズヴェズダが4点もとっている。
得点者はタラス・ドゥライ、アンドレイ・ポロシン(2得点)、イヴァン・ルドニツキー(以上ズヴェズダ)とドミトリー・ロジン(リヴォフ)。

матч окончен
"Титан"0 : 0"Гелиос"

チタン対ゲリオスはスコアレスドロー。


"Николаев"1 : 2"Динамо-2"
Игорь Семенина 13

Алексей Хобленко 40
Виталий Гемега 43

FKニコラエフ対ディナモ2
ニコラエフはオデッサ近郊の町。
イーゴリ・セメニカが1点先制点をとしましたが、アレクセイ・ホブレンコ、ヴィタリー・ゲメラに取られて1-2で逆転負けしました。

"Энергетик"1 : 5"Севастополь"

Руслан Ивашко 67

Андрей Шевчук 5
Антон Монахов 21
Игор Дуляй 63
Сергей Кузнецов 86
Бесарт Ибраими 90+4

プレミアから1シーズンで降格したセヴァストーポリ、エネルゲチクに圧勝。
エネルゲチクの得点者はルスラン・イヴァシコ。
セヴァストーポリの5点はアンドレイ・シェフチュク、アントン・モナホフ、イゴール・ドゥリャイ、セルゲイ・クズネツォフ、ベサルト・イブライミと全て違う選手によるもの。

"Олимпик"0 : 1"Буковина"
Сергей Басов 35

オリンピック0-1ブコヴィナ
得点者はセルゲイ・バソフ。

"Нефтяник-Укрнефть"1 : 1"Металлург" (З)
Дмитрий Башлай 90+5
Евгений Писоцкий 54

ネフチャニクーウクルネフチ1-1メタルルグ・ザポロジエ
ドミトリー・バシュライは90+5分に劇的同点ゴール・・・ってちょっと怪しい感じもするけど。
メタルルグの得点はエヴゲニー・ピソツキー。

"Арсенал"0 : 0"Одесса"
アルセナール対オデッサはスコアレスドロー。

加藤氏は出場したのだろうか?今のところ不明。
そして、ゴヴェルラ=ザカルパチエは首位に立ったのでした。
サッカー・ルーの順位表

適当に観る

クラスノダール対アムカルの試合のはずが、バイエルン・ミュンヘン対ハノーファーになっているようだ。
まあいいか。
コースチャ・ラウシュを見る機会か。

ツェスカ対ロコ

アムカルが先制したようだ。
やはりこっちを観よう。

クラスノダール対アムカル

2012年3月24日土曜日

一部リーグへのまなざし

さすがにウクライナ一部リーグの状況はよくわからない。
ライヴ中継は勿論見つからない。
テキストライヴすら見つからない。
(たぶんありはするのだろう。)
しかし、クラブの公式サイトの充実しなさぶりが凄い。
Первая лига. 22-й тур. Онлайн-трансляция
 24.03.2012
81'
"Говерла-Закарпатье"1 : 0"Нива"
Николай Гибалюк 70

加藤某さんは新人インタビュー記事はあるのに選手リストにその名が見つからなかったりする。
この試合に出ているかどうかも不明だが、ザカルパチエは現在リードしている。

 24.03.2012
39'
"Звезда"1 : 0"Львов"
Тарас Дурай 17

 24.03.2012
39'
"Титан"0 : 0"Гелиос"

24.03.2012
15:00
"Николаев"0 : 0"Динамо-2"

 24.03.2012
15:00
"Энергетик"- : -"Севастополь"

24.03.2012
15:00
"Олимпик"- : -"Буковина"

24.03.2012
15:00
"Нефтяник-Укрнефть"- : -"Металлург" (З)

 24.03.2012
15:00
"Арсенал"- : -"Одесса"

お、パヴリュクがロシアプレミア復帰初ゴール。
おめでと。
ロコがいつのまにか3位だ。
ここで何とか頑張れば。
(私はディナモを優勝させたいと思っているが。)

90+2分にЛаша Джакобия が2点目。
ザカルパチエ勝ちそうだ。

ロコも追加点だ。
カイセド?

6分もアディショナルタイムがあったがザカルパチエは勝ちましたね。
матч окончен "Говерла-Закарпатье"2 : 0 "Нива"


おめでとう。2位確保か。


さて、ロコはパヴリュク復活ゴールで勝ちましたとさ。
ГолНиколай Гибалюк 70
ГолЛаша Джакобия 90+2

PORO

午前中の用事がうまいことすぐ済んだので、ル・シネマに急いだ。
10:35の回に間に合った。

「自転車と少年」公開記念でダルデンヌ兄弟特集上映なのだが、

私にとっては、愛しのジェレミー・レニエ特集でもある。
ポスターは左から「イゴールの約束」「息子のまなざし」「ロゼッタ」「ある子供」「ロルナの祈り」
レニエはこのうち「イゴールの約束」「ある子供」「ロルナの祈り」に出演していて、ポスターにも登場している。(今度の「少年と自転車」にも出演するが、主役の少年の父親役で、ポスターには出ていない。)
ダルデンヌ兄弟はレニエをよく使ってくれるが、レニエの役はどんどん“しょうもない男”になっていく。
レニエ自身が「ある子供」のブリュノを演じる時に「これはイゴールがちょっと悪い方向に成長した話だね」と言っていたそうだが、「ロルナの祈り」では悪い大人たちに食い物にされる薬物依存症の若者役、今度の「少年と自転車」では子どもを拒絶する若い父親役、と今度は「これはブリュノがちょっと悪い方向に成長した話だね」なんて言いそうだ。
ダルデンヌ作品以外のレニエは、「ジェヴォーダンの獣」にしろ「夏時間の庭」にしろ「約束の葡萄畑」にしろ、印象的ながら、いやこの役は別にレニエじゃなくても、と思ってしまうような後味を残す。
ミキ・マノイロヴィチを妖しい関係に陥る「クリミナル・ラヴァーズ」の時は、二人とも好きな俳優だけに、どうなってしまうやら、とはらはらした。
「つぐない」の瀕死のフランス兵士役はよかったが、作品自体がレニエ登場場面以外はどうしようもない駄作だった。
結局やっぱり「イゴールの約束」がいいなあ。
いつでもどこでも「イゴールの約束」は生涯ベスト5に挙げる作品だ。
ファンタスチカ系ではジャコ・ヴァン・ドルマルの「トト・ザ・ヒーロー」、リアリズム系では「イゴールの約束」と、二つのベルギー映画を挙げるのだ。
ベルギーのサッカーは好きではないが、映画は大好き。
レニエは「トト・ザ・ヒーロー」のトト役のオーディションでも最終選考まで残っていたそうだけど、それはわかる。でも、トトを演じたら、イゴール役には恵まれなかったかもしれない。だからこれでよかったのだ。
この大好きな「イゴールの約束」は、ユーロスペース(南口にあった頃)で観て、日仏学院のダルデンヌ作品特集上映で観て、今度が3回目。
レニエ、こんなに笑顔だったんだ。
イゴールも、アシタも、ロジェも、この先どうなるのかわからない、突き放した終わり方で、私の映画鑑賞人生で画期となった作品だった。

あと、今日観たのはレニエの出ていない「息子のまなざし」で、これについても万感胸に迫るでありますが・・・。

あああ、コルニレンコ!オフサイドか。ジャーリ!

「息子のまなざし」と「イゴールの約束」の間の時間は、ふらっと1階のギャラリーを覗いたら、「フィンランドのくらしとデザイン」展への招待というのをやっていたので、探検してみた。


大人気!ムーミングッズコーナー

トナカイのことはフィンランド語でPOROという、という説明がある。
これらのトナカイのうち1頭は我が家に連れて帰りました。
秘技衝動買い、というわけで。
名前はエメーリャにした。
あんまりトナカイっぽくない名前だけど。
最初に頭に浮かんだのはエリョーメンコだったんだけどね。

??フレブ、交代か?
クルィリヤの試合に集中しよう。

スコアレスドローだった。
なかなか勝てない。
トミにくらいすかっと勝ってほしかったのに。

昨日のリザーブチームの結果は
Томь - Мол.  3 : 1  Крылья Советов - Мол.
   Бояринцев Д.  24 
   Чернов Е.  32 
   Смирнов Д.Н. II  65 
     Олег Шалаев (pen) 78 



15:00 Р '
 Краснодар - Мол.  0 : 0  Амкар - Мол. 

17:00 Р '
 ЦСКА - Мол.  1 : 3  Локомотив Мол
   Амбарцумян А.  28 
     Николай Калинский  11 
  Mikhail Petrusyev  31 
  Евгений Кирисов  48 

ソヴィエトの翼たち(続き)

『ロシア宇宙開発史』に登場するロシア宇宙開発の先達
純粋に技術的にどういう貢献をしたかということより、印象的なエピソードを拾い出してメモ書きしてみる。

・アレクサンドル・ドミートリエヴィチ・ザシャトコ
ポルタヴァ生まれの帝国ロシアの将校。私財を投じてロケット弾開発を行い、ロケット中隊を組織(露土戦争に参戦)。

・コンスタンチン・イワノヴィチ・コンスタンチノフ
皇族の血筋(ニコライ一世の兄の庶子)。世界最初の軍用ロケットに関する書物『軍用ロケットについて』(フランス語・1861年)出版。

・ドミートリー・イワノヴィチ・メンデレーエフ
周期律の人

・ニコライ・イワノヴィチ・キバリチチ
キバリチチ・メモを残した革命運動家(「人民の意志」派)。アレクサンドル二世暗殺に関わったとして処刑された。独学で当時としては最先端の火薬類に関する知識を習得し、逮捕から処刑までの間にペトロパヴロフスク要塞で「大気中飛行装置の計画」(キバリチチ・メモ)を残す。

・コンスタンチン・エドアルドヴィチ・ツィオルコフスキー
父はポーランド系、母はヴォルガ・タタール人。幼い頃、聴力をほとんど失う。ボロフスクやカルーガでの教師生活の傍ら気球の制作・飛行実験を続けた。

・ニコライ・エゴロヴィチ・ジュコーフスキー
ツィオルコフスキーの業績を抹殺したという(チジェフスキーによる)秀才。ロシア・ソ連航空界に君臨した「ロシア航空の父」

 ・アレクサンドル・レオニードヴィチ・チジェフスキー
ツィオルコフスキーとの交友録を残した宇宙生物物理学者。ポーランド生まれ。

・アレクサンドル・ペトローヴィチ・フョードロフ
発明家。『大気中飛行の新原理―大気を支持媒体としないで済む』を出版。この著書がツィオルコフスキーにヒントを与え、宇宙空間飛行の可能性を示すことになったという。

・ニコライ・イワノヴィチ・ティホミロフ
19世紀末にロケット推進に関して基礎的な研究を行った。

・ウラジーミル・ペトロヴィチ・ヴェトチンキン
専門は飛行力学。ツィオルコフスキーの批判者。

・ヤコヴ・イシドロヴィチ・ペレリマン
啓蒙的物理学者。熱烈なツィオルコフスキー支持者。『おもしろい宇宙―惑星間旅行』(『おもしろい…』シリーズの一冊)でツィオルコフスキーの業績を紹介。

・イワン・プラトノヴィチ・グラーヴェ

・フリードリヒ・アルトゥーロヴィチ・ツァンデル
リガ生まれ。着席する時「火星に向かって前進!」と叫んでいた浮世離れした人(好感が持てるな)。コロリョフが保養所を手配して無理に休暇を取らせたのだが、ツァンデルは汽車代を浮かせようと安い3等車で休暇先に向かう途中チフスを移され、保養所で亡くなった。コロリョフが休暇を薦めなければ…。コロリョフ、罪悪感に駆られなかっただろうか?

・ヘルマン・オーベルト(ルーマニア)
ファリエの協力で『惑星空間へのロケット』出版。
フリッツ・ラング監督の映画「月の女」に技術アドヴァイザーとして協力(が、イベント用のロケット開発に失敗してルーマニアに逃げ帰る。このときの役立たずの助手がルドルフ・ネーベルとアレクサンドル・ボリソヴィチ・シェルシェフスキー)。

・アレクサンドル・ボリソヴィチ・シェルシェフスキー
 ロシア国籍のポーランド人。ツィオルコフスキーと文通していた。オーベルトにもグルシコにも解雇された、あんまり能力のない人だったらしいが、唯一やった有意義な仕事がオーベルトの元にチジェフスキーから送られたツィオルコフスキーの論文をドイツ語訳したこと(オーベルトはそのドイツ語訳を読んで、ツィオルコフスキーに回答した)。殆ど役立たずだったとはいえ、1936年にスパイ容疑で銃殺刑になったというから何とも哀れである。

・ロバート・ゴダード(アメリカ)

・マックス・ファリエ(ドイツ)

・ユーリー・ワシーリエヴィチ・コンドラチュク
ポルタヴァ生まれ、ユダヤ系、元白軍将校。本名はアレクサンドル・イグナチエヴィチ・シャルゲイ。1941年志願入隊した最初の戦いで戦死。著作一つ、白軍将校時代の三種類のメモ、66ページの原稿を残して45歳で亡くなった。

・ヴァレンチン・ペトロヴィチ・グルシコ
ツキのある人。密告者コスチコフの顔面に鉄拳を食らわせた武勇伝も持つ。オデッサ生まれ。

・セルゲイ・パヴロヴィチ・コロリョフ
ジトーミル生まれ。母方はギリシャ系移民及びザポロジエ・カザーク。オデッサ育ち(埠頭にある家のバルコニーで黒海沿岸警備水上機の発着を見て暮らしたのが航空の世界への誘いになったと言われる)。

・ミハイル・ニコラエヴィチ・トゥハチェフスキー
「労農赤軍近代化の父」でロケット開発の動きをまとめて国家的プロジェクトレベルまで引き上げた。スターリンの盟友クリモント・エフレモヴィチ・ウォロシーロフ(従来の騎兵主体の陸軍に固執した)と対立し、大粛清の際、無実のスパイ容疑で銃殺された。

・ゲオルギー・エリホヴィチ・ランゲマーク
キロヴォグラード生まれ。父はドイツ人、母はスイス人。オデッサのノヴォロシア大学入学後労農赤軍に志願。クロンシュタットの水兵反乱を経験。固定ロケット弾カチューシャ開発で中心的役割を果たす。大粛清に巻き込まれ無実の罪で処刑された。

・イワン・テレンチェヴィチ・クレイミョノフ
コロリョフ、グルシコの上司だが、ロケット開発に関しては専門外で、管理者としても力不足だったようだ。粛清の犠牲となった。



・アンドレイ・ニコラエヴィチ・ツポレフ

・ミハイル・クラウディエヴィチ・ティホヌラホフ
ウラジーミル生まれ。学生時代グライダー協議会でコロリョフと知り合う。切手収集やカブトムシ収集・研究でも専門家はだしの趣味の人(いいなあ)。ツァンデルの死後、彼の書き残したものをまとめて発表した。スプートニクや有人軌道飛行分野で活躍。

・ユーリー・アレクサンドロヴィチ・ポベドノスツェフ
モスクワ生まれ。ポルタヴァ育ち。終生コロリョフを支えた。

・レオニード・ステパノヴィチ・ドゥシキン

・エヴゲーニー・セルゲイエヴィチ・シチェチンコフ
コロリョフの同期生。

・アリ・アブラモヴィチ・シュテルンフェルト
ポーランド生まれのフランス人。社会主義に憧れてソ連に移住。研究所から解雇されはした(外国籍だったので機密管理のため)が粛清の時代も生き延び、宇宙関係の著述家となる。著書『人工衛星』は邦訳あり(岩波新書)。

・レオニード・コンシウタンチノヴィチ・コルネーエフ

・アンドレイ・グリゴリエヴィチ・コスチコフ
労農赤軍に籍がった共産党員。クレイミョノフ、ランゲマーク、グルシコ、コロリョフを「破壊分子」として告発。

・ボリス・ヴィクトロヴィチ・ラウシェンバハ

・アルヴィド・ウラジーミロヴィチ・パロ

・ウラジーミル・パブロヴィチ・バルミン

(書きかけ)

2012年3月22日木曜日

決勝点

Каряке остался один гол до вступления в "Клуб 100"

Полузащитник "Волги" Андрей Каряка вывел свою команду вперед точным ударом с пенальти в дополнительное время четвертьфинала Кубка России с "Тереком". Этот гол стал для хавбека 99-м в зачет "Клуба 100".

カーリャが決勝点を挙げた。
1-1で延長戦になって、98分に。
PKだけど。
通算99点目。
おめでとう。

98'

ГООООООООЛ! Сам Андрей исполнял, послав мяч пушечным ударом под перекладину ворот! Джанаев прыгнул в правый от себя угол, тут без шансов для голкипера. "Волга", которая со второго тайма играет вдесятером, оживилась после выхода Каряки. У Андрея уже результативный навес с углового и забитый пенальти. Полузащитнику осталось оформить один гол, который станет для него сотым, юбилейным в карьере.

97'
Пенальти в ворота "Терека"! И жёлтая Феррейре. Сбил бразилец Каряку в штрафной площади.

この大事な試合、観られそうな時間帯だったので、楽しみにしていたのだが、友人から電話がかかってきてしまい、それも長かった。
うわの空だった。
テキストライヴでカーリャの得点を知って、ますますうわの空で生返事になっていたにもかかわらず、相手はいろいろ話していた。


45+5分シャミーリ・アシリダロフ0-1
68分セルゲイ・ベンジ1-1
98分アンドレイ・カリャカ2-1



カーリャは1点目のセルゲイ・ベンジの得点のアシストもしていたんだね。

レッドカード2枚の荒れた試合だった模様だ。
ケルジ弟は45+1分に、ルィブシは119分に。
準決勝にはケルジ弟は出られなくなるというわけだね。
その準決勝はディナモとだが、カーリャは出場できるのだろうか?
カーリャはこの前までディナモにいたし、ディナモで得点した唯一の試合がロシアカップだったのだが。

Андрей Каряка забил 99-й гол в карьере


Полузащитник «Волги» Андрей Каряка забил мяч в ворота «Терека» в рамках 1/4 финала Кубка России по футболу.
Этот гол стал 99-м в зачет «Клуба 100» в карьере для игрока. Каряка реализовал 11-метровый удар после того как игрок «Терека» Ферейра сбил его в своей штрафной.
Таким образом, нижегородская «Волга» одержала победу над грозненским клубом со счетом 2:1 в дополнительное время и вышла в полуфинал Кубка России, где сыграет с «Динамо».
Кубок России
1/4 финала
22 марта

もちろん、この試合の最優秀選手はアンドレイ・カリャカであった。

Лучший игрок матча – Андрей Каряка.

Ветеран нижегородского клуба появился на поле лишь в начале второго тайма. Каряка заметно усилил игру своей команды, добавил ей той остроты, которой не хватало волжанам в первом тайме. Андрей поучаствовал в обоих голах своей команды. Сначала его прекрасную подачу с углового замкнул Сергей Бендзь, а уже в дополнительное время полузащитник «Волги» реализовал пенальти, который сам и заработал. В составе гостей самым заметным был Шамиль Асильдаров.

2012年3月21日水曜日

ロシアカップ準々決勝

Кубок России, 1/4 финала
18:30. Рубин - Локомотив
20:30. Зенит - Динамо

結果
ルビン 4-0 ロコ
大差になってしまった。

ゼニット 0-1 ディナモ
先日は大負けだったディナモが一矢報いたか。
ゼニットはスラーヴァではなくジェヴノフだったか。

明日は
Волга (Н.Новгород) - Терек (Грозный)
この試合については次の投稿で。

Ростов (Ростов-на-Дону) - Факел (Воронеж)

ヴッパタール、モノレールの風景

千葉駅から歩いて行けそうだけれど、あのモノレールが物珍しくて、つい乗ってしまう。
(料金は結構高いのだが。)

ヴッパタールのモノレールは、千葉のみたいな懸垂式のもので、こちらは世界最古のものだそうだ。
工場の風景は「カラマーゾフ兄弟」(チェコ)みたい。
ピナ・バウシュが愛した街ヴッパタール。

実は、今日、3D映画デビューした。
3D自体にはあまり関心はなかった。
サッカー日本代表とか漢字文化圏のサッカー選手と同程度だった。

しかし、知人が「ヴィム・ヴェンダースが撮ったんだよ!ピナ・バウシュを撮ったんだよ!」と言うので、どうせいつかは観ることになるなら、これを初としようと。

確かに立体的に、こちらにせり出してくるように見えるし、座席があって、舞台の奥行きも感じられる。
でも生の舞台って、さわさわ客席や舞台の袖でざわめきや囁きが耳に入ってくるし、埃が匂って、且つ照明に照らされてきらきらして、ああ、今舞台を観ているんだなあって気持ちにさせる。
さすがに、3D映画にそれはない。
この作品(「pina ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」)で3Dが効果を挙げていると思えるのは舞台上でダンサーが演じているときで、下界に出てモノレールや工場を背景にした道端や公園などでソロパフォーマンスをしているときは立体的に見えるが故になんだかおもちゃみたいに感じられてしまった。

というのが初3D体験の感想。

ピナ・バウシュとヴッタパール舞踊団には素直に感動した。
先に「ピナ・バウシュ 夢の教室」も観ていたが、こちらを先に観ていてよかった。
これについては別の日に書くつもりで、今日は筆を置く。

2012年3月20日火曜日

ウクライナ1部リーグ第22節

ロシア一部リーグについては昨日?の投稿に書き足すことにして、ウクライナ一部リーグはここに適当に書いておきます。
(単なる思い付きです。たぶん、日本のメディアは真面目に取り上げないと思うので。)

第21節までの順位表
表は左から、順位 Команда(クラブ名)・И(試合数)・В(勝)・Н(分)・П(負)・М(得失点)・РМ(得失点差)・О(勝点)です。
当ブログでは、固有名詞(クラブ名・地名・人名)はロシア語読みしています。

1  "Металлург" Запорожье 21 16 3 2 45-14  +31 51
メタルルグ・ザポロジエ
2  "Говерла-Закарпатье" Ужгород 21 16 2 3 34-11  +23 50
ゴヴェルラ=ザカルパチエ・ウジゴロド
3  "Арсенал" Белая Церковь 21 13 4 4 34-18  +16 43
アルセナール・ベラヤ=ツェルコフィ
4  "Крымтеплица" Молодежное 21 12 6 3 35-21  +14 42
クルィムテプリツァ・モロデジノエ
5  "Севастополь" 21 11 6 4 24-12  +12 39
FKセヴァストーポリ
6  "Буковина" Черновцы 21 10 7 4 25-15  +10 37
ブコヴィナ・チェルノフツィ
7  "Сталь" Алчевск 21 9 5 7 30-34 -4 32
スタリ・アルチェフスク
8  "Нефтяник-Укрнефть" Ахтырка 21 8 5 8 31-26  +5 29
ネフチャニク=ウクルネフチ・アフティルカ
9  "Гелиос" Харьков 21 8 5 8 33-29  +4 29 
ゲリオス・ハリコフ
10  "Олимпик" Донецк 21 8 5 8 26-22  +4 29
オリンピック・ドネツク
11  "Динамо-2" 21 9 2 10 25-28 -3 29
ディナモ-2(キエフ)
12  "Одесса" 21 6 5 10 25-24  +1 23
FKオデッサ
13  "Титан" Армянск 21 6 4 11 23-35 -12 22
チタン・アルミャンスク
14 МФК "Николаев" 21 6 2 13 20-34 -14 20
MFKニコラエフ
15  "Звезда" Кировоград 21 5 4 12 25-33 -8 19
ズヴェスダ・キロヴォグラード
16  "Энергетик" Бурштын 21 4 4 13 16-38 -22 16
エネルゲチク・ブルシュティン
17  "Нива" Винница 21 2 6 13 9-25 -16 12
ニヴァ・ヴィンニツァ
18  "Львов" 21 2 1 18 11-52 -41 7
FKリヴォフ

ウクライナのクラブの名前は、基本的にはクラブ名+地名で表記されます(ガンバ大阪、アルビレックス新潟型)が、地名をそのままクラブ名にしている場合もあり(セヴァストーポリ、オデッサ、リヴォフ)、今回だけ判別のためにクラブの固有名詞部分を太字にしました。
実を言うと、聞き慣れない地名が多いです。

少しでも馴染があるのは、やはりここ数年でプレミアリーグに上がったことのあるクラブですね。
まず、目下首位のメタルルグ・ザポロジエ。
プレミアリーグにいるときには、メタルルグ・ドネツクとの区別のためМеталлург Зと書かれます。
紛らわしいです。メタルルグ(冶金)という普通名詞をクラブ名にしているのはスラヴ圏には多いですね。
紹介アニメはこちら
2位のゴヴェルラ=ザカルパチエに日本人選手が加入したのでしたね。
かとうやすひろという人が。
オフィシャルサイトでは、加入時のインタビュー記事は載っているものの、選手のリストには名前がないのがちょっと気になります。
(選手リスト自体、極めて簡素です。)
プレミアにいた頃は単にザカルパチエ・ウジゴロドという名前でした。
ゴヴェルラは山の名前(ウクライナで一番高い山だそうです)で、ザカルパチエは「カルパチヤ山脈の向こう」という意味です。
ウジゴロドはウクライナの西、スロヴァキアとの国境の町です。
5位のFKセヴァストーポリは昨シーズンプレミアから降格したところなので、記憶に新しいです。
すぐには戻れなそうか。


第22節(試合開始時間はウクライナ時間(日本との時差7時間※)?)
※3/25から夏時間になり、日本との時差は6時間になる。
24.03.2012
13:00"Звезда" -"Львов"
ズヴェズダ対FKリヴォフ

15:00 "Энергетик" -"Севастополь"
エネルゲチク対FKセヴァストーポリ

14:00 "Титан" -"Гелиос"
チタン対ゲリオス

15:00МФК "Николаев" -"Динамо-2"
MFKニコラエフ対ディナモ2

 "Сталь" -"Крымтеплица"
スタリ対クルィムテプリツァ(この試合は開始時間不明)

16:00 "Олимпик" -"Буковина"
オリンピック対ブコヴィナ

15:00"Нефтяник-Укрнефть" -"Металлург"
ネフチャニク=ウクルネフチ対メタルルグ・ザポロジエ

 "Арсенал" -"Одесса"
アルセナール・ベラヤ=ツェルコフィ対FKオデッサ(試合開始時間未定)

13:00 "Говерла-Закарпатье" -"Нива"
ゴヴェルラ=ザカルパチエ対ニヴァ

※メタルルグやアルセナールはプレミアリーグに同名のクラブがあるので、区別のため地名も略さずに書きました。

春になる

春分になった。
明日からは夜よりも昼の方が長くなる。
(実際には既にもう昼が長くなっているそうだ。)
今まで、何かやる気が起きず、眠気に勝てないのを、冬眠体質だからと自分に言い訳してきたけれど、それも通用しなくなる。

さて、これからしようと思っていることを整理しよう。
観る映画
「ル・アーヴルの靴みがき」ユーロスペース しかし、前売り券の販売はまだのようだった。
「少年と自転車」3月31日~渋谷ル・シネマ
「別離」渋谷・ルシネマ
「オレンジと太陽」岩波ホール
「ルート・アイリッシュ」3月31日~銀座テアトルシネマ
「ファウスト」シネスイッチ銀座
「第九軍団のワシ」もう公開中(3月24日~)ユーロスペース
「さあ帰ろう、ペダルをこいで」5月12日~シネマート新宿
ミキ・マノイロヴィチがおじいちゃん役。一昨年のEUフィルムデーズで観たんだっけ。
その時のタイトルは「世界は広いー救いは何処にでもある」
この方がいいのにねえ。
観るお芝居
「懸け」

2012年3月19日月曜日

今週の試合(ロシアカップ、第36節など)

21 марта, среда
Кубок России, 1/4 финала
Кубок России. Рубин (Казань) - Локомотив (Москва)
Кубок России. Зенит (С.Петербург) - Динамо (Москва)

22 марта, четверг
Кубок России, 1/4 финала
Кубок России. Волга (Н.Новгород) - Терек (Грозный)
Кубок России. Ростов (Ростов-на-Дону) - Факел (Воронеж)

24 марта, суббота
Премьер-лига, 36-й тур. Томь (Томск) - Крылья Советов (Самара) 14:00
Премьер-лига, 36-й тур. ЦСКА (Москва) - Локомотив (Москва)
Премьер-лига, 36-й тур. Краснодар (Краснодар) - Амкар (Пермь)

25 марта, воскресенье
Премьер-лига, 36-й тур. Динамо (Москва) - Спартак (Москва)
Премьер-лига, 36-й тур. Ростов (Ростов-на-Дону) - Спартак (Нальчик)
Премьер-лига, 36-й тур. Анжи (Махачкала) - Кубань (Краснодар)
Премьер-лига, 36-й тур. Зенит (С.Петербург) - Рубин (Казань)

26 марта, понедельник
Премьер-лига, 36-й тур. Терек (Грозный) - Волга (Н.Новгород)

それと、一部リーグも20日から再開されます。
ひとまず20日の分
РОССИЯ. Первый дивизион, Группа A
15:00  '  Сибирь  2-1  Мордовия
16:00  ' Нижний Новгород  2-0 Алания
16:30  ' Торпедо М  2-3 Динамо Бр
17:00  ' Урал 0-1 Шинник
トルペド負けちゃいました。
グループAでは最下位、厳しい。
24日にはウクライナ一部リーグ再開、ベラルーシプレミアリーグ2012年シーズン開幕です。
ウクライナ一部リーグには確か誰か日本人選手が加入したんでしたっけ。

翼の試合(今日は勝ってよ)

クルィリヤ=ソヴェートフ対スパルターク・ナリチク

Крылья Советов
ОСНОВНОЙ СОСТАВ
82. Сергей Веремко (в)
4. Иван Таранов (з)
21. Дмитрий Голубев (з)
81. Дмитрий Верховцов (з)
7. Антон Бобёр (п)
8. Владимир Приёмов (п)
46. Ибрагим Цаллагов (п)
84. Роман Воробьёв (п)
98. Сергей Петров (п)
18. Сергей Корниленко (н)
90. Хызыр Аппаев (н)

ЗАПАСНОЙ СОСТАВ
35. Денис Вавилин (в)
3. Дмитрий Молош (з)
45. Алексей Концедалов (з)
20. Джозеф Дикьяра (п)
25. Роман Григорян (п)
51. Виктор Свежов (п)
91. Павел Яковлев (п)

ТРЕНЕР
Андрей Николаевич Кобелев


Спартак-Нальчик
ОСНОВНОЙ СОСТАВ
98. Александр Будаков (в)
3. Евгений Овсиенко (з)
5. Аднан Захирович (п)
11. Роман Концедалов (п)
13. Александр Щаницин (п)
17. Михаил Багаев (п)
22. Гуджа Рухаиа (п)
28. Йован Голич (п)
32. Семён Фомин (п)
35. Алексей Аравин (п)
95. Магомед Митришев (н)

ЗАПАСНОЙ СОСТАВ
30. Отто Фредриксон (в)
15. Грайр Мкоян (з)
19. Александр Куликов (з)
18. Алексей Сквернюк (п)
88. Руслан Болов (п)
8. Давид Сирадзе (н)
27. Даниэль Буйтраго (н)

ТРЕНЕР
Сергей Альбертович Ташуев

今日もヴェレムコ大活躍。
一回ぎりぎりのシュートがあったがそれだけ。
0-0でハーフタイムに。

パーシャ、マラジェツ!
あららっていう展開で、入っちゃったね。
こんなこともある。
クルィリヤ待望の先制点だ。

フショー。
勝った。
見どころはパーシャの得点シーンくらいだったが。
パズドラブリャーユ。

クルィリヤ=ソヴェートフ 1-0 スパルターク・ナリチク

なお、この試合で、アントン・ボビョールはクルィリヤ=ソヴェートフでの300試合出場を達成しました。
おめでとう、アントン!
これをネタに、「12の椅子」に久々に記事を載せました。

2012年3月18日日曜日

命に別状はない。とはいえ

The Iranian football legend and current coach of IPL side FC Rah Ahan, Ali Daei (42) was injured after a heavy car accident on his way home from an away match in Esfahan.
ダエイ、ザゴエフの時よりずっと深刻なのではないだろうか?
命に別状はないと書かれているとはいえ、心配なことには変わりない。

Легенда иранского футбола попал в автомобильную аварию

18 марта 2012, 14:15
Жизни 42-летнего Даеи, который является тренером клуба Ра Ахан, судя по всему, уже ничего не угрожает.
В данный момент, Даеи находится в палате интенсивной терапии. Состояние бывшего игрока национальной сборной Ирана расценивается, как стабильное.
Полиция сообщает, что причиной инцидента стало превышение скорости.



意識はあって、マイクを向けられて(こんなときに取材?どうかと思わずにいられないが)回答はしている。

早く、一刻も早く回復されますように。

ソヴィエトの翼の祖先たち

いつしか、何か違う。かつての君にあらずのルビン・カザンなり。

クバン 1-0 ルビン

待ちに待っていた本『ロシア宇宙開発史 気球からヴォストークまで』を読み始めた。
東京大学出版会発行だけれど、一般読者への配慮もされているのがありがたい。

ロシアは昔から飛ぶのが好きだったようだ。
飛ぶことも、飛ばすことも。
皇帝の血筋のコンスタンチノフも、皇帝暗殺に関わったとされて処刑された当時最先端の火薬知識の習得者キバリチチも。
ツィオルコフスキーを頂点に、在野の学者が(アカデミズムから様々な妨害を受けながらも)天才ぶりを発揮しているのが、ロシア(ソ連)宇宙開発史曙光期の魅力だ。

ロコ対アンジの試合はまだ動かず。
0-0でハーフタイムに。

おお、やっと取れた。
長いゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーール!の実況。
派手な音楽、観客の歓声がロコらしい。

うわ。
ジルコフの真正面のシュートをギリエルメがセーブ。
マラジェッツ!

スパシーバ。
ロコ勝利でした。

ロコモチフ 1-0 アンジ

ライオン

お墓参りに青山へ。
母と母の姉(伯母)と母の弟(叔父)と。
雨はそれほどでもなくて助かった。
といっても、風邪をひいているという叔父はかなり苦しそうにしていた。

祖父、祖母、父、友人、知人などなど。

梅の花が美しかった。
番猫は見つからなかった。
寒かったからだろうか。

食欲がわかないと、お昼を殆ど食べられなかった叔父だが、息をきらして、冷たくて泡の出るものを補給したいというので、青山一丁目駅直結のビルの地下街で、銀座ライオンがすぐ目に入ったので、そこに入った。

私以外の3人はエビスの生を、私はモスコミュールを注文した。
ソーセージ、サラダ、ピザ、ピラフ、チーズを適当に頼む。
美味しかった。
エビスのおかげか、叔父も元気になったように見えた。

2012年3月17日土曜日

カフカースのサッカーの虜

「北コーカサスのフットボール」
というテーマで、大平陽一先生のレポートがあったんだそうだ。
しかし、北大のスラブ研究センターで。

確かに、カフカースは、特に山脈の北側、つまりロシア側のエリアのサッカーは、いろいろ注目の的となっている。

まずはアンジ・マハチカラだが、ここについては私自身は特に関心はない。勝手にやってください。
プレミアリーグのチームの中でも、ツェスカと並んで関心の外にあってロシアのクラブ同士で闘っているときは応援していないクラブとなっている。
(つまり私の中では「かたき役」キャラの側にいる。)

近年ロシアのサッカーというと、特にカフカース出身の若い選手が多くて、民族としてのロシア人選手を凌駕しきっているのではないか。
今日の試合で得点したショタ・ビビロフしかり、ガブロフ兄弟しかり、いっぱいいるアランたちしかり。
プレミアリーグにも、シベリア・極東のチームは振るわず、地方都市のチームも危うい地位にあり、カフカースあたりのチームはしぶとく生き残っている。
アンジ、テレク、ナリチク、クバン、クラスノダール、それに今は一部リーグだが来季昇格してくるであろうアラニヤ。

というわけで、北カフカースは決して無視することができない(はずの)地域である。
それはよい選手が育っているからだとも言えるし、最近のアンジのように国外からも力のある選手を引き抜いてこられるようになっているからでもあるのだろうけれど、嫌な噂も絶えない。
(なので、カリャカの移籍先に北カフカスのクラブの名が挙がると、やきもきしてしまっていた。)
それが単なる偏見で終わっていてくれるといいのだけれど。

大平先生がどんな報告をされたのか、何やらゆかし、である。

ゲーナも欲しいと切実に思う

チェブラーシカがナビゲーターを務めている『西武線で行こう!おでかけスマイルBOOK』は現在配布されている春号が「最終号です。」ですって。

思ったほど売れ行きが良くはならなかったのか?
これを入手したところで、西武線のどこかにおでかけには行かなかった。
まあその他の要因(日本経済全体が低調である等々)もあるでしょう。

JR西日本のマナーポスターも1年限りだったしね。
(わざわざ撮影しに行ったわけではないが、京都に行った折に駅や電車の中で写真は撮ってきた

この5~6ページに「チェブラーシカのキャラ弁を作ってみよう」という記事があるので、良い子の皆さん、良い子のお父さん、お母さんはダヴァイチェ パプローブィチェ(試しに作ってみれば?)
このレシピでは、チェブの頭と耳はハンバーグでこしらえ、顔の部分がスライスチーズ、目・眉・鼻が海苔、口がカニかまです。

WEBで検索してみると、チェブ弁はいろいろあるようで、
・ロールパンでつくるチェブ
・おにぎりでつくるチェブ
・さつま揚げでつくるチェブ
・ミートボールでつくるチェブ(←実はこれ、つくってみたことあり)
・コロッケでつくるチェブ
などなど多種多様です。

一部白チェブもあり。

でも、私、ゲーナのお弁当も欲しい。
きゅうりとかで作ろうか。
さすがにシャパクリャークは難しそうだ。

ヴォルガ、カリャカ

始まった。
ヴォルガ対クラスノダール

寒そう。
カリャカは5番。
そして、カリャカ、半袖!
寒くないのか?

もうーーーー!
カーリャがFKのところで止まるなんて。

再開。
0-0のままだ。
実況:カリャーカ!カリャーカ パダーチャ アンドレーイヤ!
でもクロスせず。

カリャカへのファウルでFKを得、カリャカ自ら蹴って、ロングシュート。
しかし右に逸れる。

22'
Но Каряка славился тем, что мог забить чуть ли не с 40 метров прямым ударом со штрафного. В своём стиле сейчас нанёс удар Андрей, но мяч прошёл мимо ворот.


後半開始。
ユーラ・モフシシャンのPKでクラスノダールが先制した。
アジンジャルにイエロー。
嘆息。
苦しい。

同点!
ショタか?マラジェッツ!!

ショタ・ビビロフは今年のCISカップの最優秀選手
つまり、期待の若手ってわけ。

ケルジ弟活躍の危ない場面が続く。
遂に失点。2点目。
マルティノーヴィチのヘディングシュートでした。

アジンジャル→マリャノフ
ハーフタイムにインタビュー受けていた選手だ。

カリャカがFKを得て自ら蹴る。
が、大きく外れる。


結局。
ゴールのごく近くまでは迫るものの、得点できず、ホームでの試合を落としました。
ヴォルガ 1-2 クラスノダール

「最悪!」と言い捨て、ヴォルガ側の短いインタビュー終わり。

試合経過

銀座のロトチェンコ

綴りどおりだとロドチェンコだが、ロトチェンコという表記が定着しているのだろうか。やや迷うが。

ワタリウム美術館のロトチェンコのプロダクト・デザイン展は、「ロトチェンコ・ルーム・プロジェクト」によって再制作された家具・食器・衣服の展示が中心で、ロトチェンコのデザインの労働者クラブのテーブルと椅子(一体化している)で、これまたロトチェンコデザインのカップとお皿でお茶とお菓子をいただくなんてことまでできて、楽しかった。
ステパノヴァがデザインし、日本で再制作された作業着も、当時のソ連のものより現代の日本の生地(フェルトだったか)を使っているので、なかなか着心地もよさそうで、大変心惹かれたものだ(値段はかなり高価になりそうで、実はちっともプロレタリアチックではなさそうだったが)。

庭園美術館のロトチェンコ+ステパーノワ ロシア構成主義のまなざし展は、それよりおとなしめの企画で、プーシキン美術館所蔵の作品だった。
今見ても色あせぬ構成主義、ロシア・アヴァンギャルドの品々にときめいた。

この他にも、ロシア・アヴァンギャルドはたびたび展覧会が企画されているので、ロトチェンコの作品は割と身近に感じられる。
ほんとは凄い天才なんだけど。

3月2日からギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)で催されている「ロトチェンコ 彗星のごとく、ロシア・アヴァンギャルドの寵児」も観に行ってきた(オデッサ・コスモス参照)。
孫であるアレクサンドル・ラヴレンチェフ氏所蔵の作品で、ポスター、原画、写真など平面作品のみ。
お馴染の作品が多いが、いつ観ても新鮮、とお世辞でなく思える。
アラビア語にラクダの絵のレジノトレスト(ゴム会社)の“最上のオーバーシューズ”の宣伝ポスターが懐かしい。
私はこれのマグネットを持っている。
それと、「夏、スポーツ、散歩、自然散策、クラブ」(本の表紙)。
写真がサッカーシーンだった。
ストライプの(モノクロなので色はわからないが)、トミ・トムスクみたいなユニフォームだ。

行列してユニクロに行くより、ロトチェンコを観た方が楽しいのに。


思い出すのは、メーリニコフ展だ。
感動して、すぐ公衆電話からリューダさんに架けて、
「凄いんだから!リューダさん、絶対観るべき!」
と叫んでしまった。
リューダさんはご覧になって、「教えてくださってありがとうございます」とおっしゃってくださった。

熱情☆熱狂★シンフォニア

クラスメイトからの情報によると、今年のラ・フォル・ジュルネのテーマはロシア音楽だそうだ。
名付けて「サクル・リュス」。

といっても、イメージ画に登場するのはリムスキー=コルサコフ、チャイコフスキー、ラフマニノフ、ストラヴィンスキー、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチ。
機関車が出てるとドヴォジャーク?!と反応してしまうが、これはシベリア鉄道(殆ど上の六人とは関係ない)なのだと。

おお、後半からサメド出ているね!
ココラと交代したのか。
フペリョート。

で、サクル・リュスだが、グリンカやアレンスキーあたりも聴けるのかしら?
プログラムを研究しよう。

クラスメイトのバレエファンは今日から新国立劇場で始まったエイフマンの「アンナ・カレーニナ」を観に行くのかしら?
チケットが今からでも取れるようなら行きたいんだけど。

あるある、アレンスキー。
タイムテーブルによると、早速5月3日のツルゲーネフ・ホールでピアノ五重奏曲のプログラムがある。


結局クラニーか。
サメドは例のごとく走りまくっている。
最後はクラニーが決めた。
というわけで、やっと1点返した。
後半はディナモがだいぶ調子に乗ってきている。

が、ケルジに入れられ、突き放されるのであった。
1-4
言いたくないが、ベレゾフスキーは反応が遅いな…アントーシャ、早く帰ってきて。
怒涛の5点目。
取り過ぎだ、ゼニット!
ツェスカ戦に取っておきなさい!!

シルキンさんの襟があったかそうだ。
お休みなさい。

この悲しみを

ヴォルガに思いを馳せながら、ゴーリキーを読み始めている。
今まで後回しにしてきたゴーリキーだけれど、結構おもしろいじゃないか。
というか、判り易くていい。

『幼年時代』『私の大学』

さて、遅ればせながら、未知谷の『ワーニカ』を入手した。
チェーホフを愛する人の中でも、特に熱愛されている作品ではないか。

上野の国際子ども図書館で『ロシア児童文学の世界-昔話から現代の作品まで』の松谷さやか先生がギャラリートークをされたとき、『ワーニカ』の本(このリストの25番です)の前に立った時、力を込めて特別に熱心にワーニカのことを語りだされた。
勿論、ナターリア・オルロワのガラス絵アニメーション「わが悲しみを誰に伝えよう」Кому повем печаль моюのことも。
松谷先生もこれが大好きなんだなあ、と感動しながら聞いていた。

ガラス絵に描くアニメーションでは、何と言ってもアレクサンドル・ペトロフが有名だろうけれど、私が一番好きなのはこれをおいてはない。
大好きなチェーホフの、その中でもとりわけ印象深い『ワーニカ』という作品は、オルロワのガラス絵のイメージで私の心に刻印されているといってよい。

未知谷のチェーホフ・コレクションでいよいよ『ワーニカ』が出るという話を聞いてわくわくした。
画家が『ロスチャイルドのバイオリン』や『大学生』のザトゥロフスカヤというのも聞いて、ぴったりだろうと思った。

実際に本を手に取ってみると、やはりオルロワの絵へのこだわりが強かったせいか、ザトゥロフスカヤの絵にさえ、少々違和感を持ってしまった。
11ページの少年など、イメージより年長だったりする。
でもモノトーンの中の深みが、このお話にあっている。
後書きによると、イリーナさんは今年来日されるとのことなので、原画展があるといいなあ。

あああ、ディナモ、もう3失点。
GKはベレゾフスキーか?だね。
サメドフ出ていないのか。
この悲しみを誰に…。

2012年3月15日木曜日

優勝争い

再開しているロシアプレミアリーグ、金曜から月曜・火曜あたりまで試合がばらけていて、なんか集中力を削がれてしまう。

今日ディナモ対ゼニットのリザーブチームの対戦があった(2-1でディナモの勝ち)。
ということは、明日この2チームのトップチームの試合があるということか。
もう試合か。
で、ブィストロフは出ないらしい。

この2チームは、来週水曜のロシアカップでも再びあいまみえる。
ヴォルガはテレクと。
でもカリャカは出られない規定になっているかもしれないが。
(ディナモで出場しているので。)

2012年3月14日水曜日

私の好きなナビ

落ち着いて、静かにしていなさい。恐れることはない。(イザヤ7-4)
наблюдай, и будь спокоен: не страшись ...

立ち帰って
静かにしているならば救われる。
安らかに信頼していることにこそ力がある(同30-15)
оставаясь на месте и в покое, вы спаслись бы: в тишине и уповании крепость ваша:

とある人から、緊急に相談を受けた。
本人としては、かなり切羽詰まっていた。
しかし、傍から見れば、そんなに焦ったり怯えたりする必要はなく、落ち着いていれば大丈夫というものだったので、そうアドヴァイスした。

彼は自分一人がそういう状況に追い込まれたかのように思い込んでしまったようだが、全然そうではないから。
よくあることだから。

まずは冷静に状況を把握してみるといい。
大丈夫だから。
一人でも立ち向かえるとは思うが、不安なら、いつでも手は貸す。
(多少は知識が必要かもしれない。)

そういうわけなので。

何でいつも冷静でいられるのか?と周囲の人(同僚や上司など)から聞かれることがあるけれど、要するに「モスクワは涙を信じない」ですよ。
泣き喚くことで事態が改善することは滅多になく、「落ち着いて静かにしてい」ること、「立ち帰って静かにしている」こと、「安らかに信頼していること」の方がよりよいと経験則上思うから。

おおいなる完了体

半年くらいかかったか。
やっとやっと、『囁きと密告 スターリン時代の家族の歴史』上下2巻を読み終わった。

レフ・トルストイの大河小説よろしく、500人もの人々が登場する、ソ連を生きた人たちの歴史であって、感想を述べるのはほんとうに難しい。

普通の人たちもたくさん登場するが、作家・俳優・映画監督等知識人たちも大勢出てくる。
最も登場回数が多いのは作家のコンスタンチン・シーモノフ。
端的に言うと、スターリン時代を生き抜くために身近な人(妻・娘も含めて)を見捨てた人であり、仕方なかったのかもしれないが酷いなあ…と舌打ちしたくなる人物だったのだが、晩年は案外誠実に自らの過ちに向き合ったようで、少々救われた思いに至る。

著名なサッカー選手イーゴリ・ネットの兄、レフ・ネットは下巻からの登場で、本文では2箇所、しかし著者あとがきでもスペシャル・サンクスに名前が挙がる。
彼は、「名誉回復」申請を、積極的に拒否したという(下巻405ページ)。
我々に対し犯罪を犯した国家に、名誉回復を請い願うなんてナンセンス!というわけだ。
レベラヴなんだね。カッコいい。
(勿論、名誉回復を申請するのも当然の権利である。)

寂しさに宿を立ち出でて

岩波ホールで平日限定、16:55から上映している「世界の夜明けから夕暮れまで」

若干看板に偽りあり、と言えようか。

まず、「世界の」の銘打つには、東京・北京・モスクワ・キエフ・ミンスクの5都市であって、地域的にかなり偏りがある。
(ポーランド国立ウッチ映画大学の企画であり、「ウッチの夜明けから夕暮れまで」というドキュメンタリー映画が先行している。)

あと、厳密には「夜明けから夕暮れまで」を撮っていない作品もある(キエフ編)。

ではあるが、まあ観ていて飽きることはなかった。
おもしろかった。

一番気に入ったのはキエフ編だけど、この中で一番型破りで(上に書いたように、夜明けや夕暮れを撮っているわけではなく、昼間のドニエプル・クルーズの船上の人たちの様子を映している)、且つ私にとっては2007年夏の思い出が懐かしくなったから、である。

2007年8月31日ドニエプル・クルーズで撮った写真


ミンスク編の冒頭とラストに現れる「公園のニンジャたち」は、「Life in a day 地球上のある一日の物語」のロシアの人が撮った動画みたいだった。
戦勝広場での衛兵交代、髪に白い大きなリボンをつけた女性兵士もいるんだなあ。
こういう衛兵って、美形だと決まっているのかと思っていたけれど…。
(モスクワの無名兵士の墓の衛兵については、2010年に行った時、ガイドさんから、「必ずスラヴ系の美男子」だと説明を受けた。)

北京編でも天安門前の衛兵交代があって、実はこういう映像は“我が町”ものの定番なのかもしれない。


東京編に関しては、東京に生まれ育って今も東京在住の私でもなかなか意識してこういう風景を観てこなかった、というものが撮られていておもしろかった。
ラジオ体操なんて、今どきやっていますか??
8月15日の靖国神社の喧騒も、今まで敢えて観たことはなかったし。
私にとってはかなり非日常の光景。
非日常であるゆえに映像としておもしろいものになっているのは事実だ。

どれもそれぞれの視点、それぞれの風景、それぞれの色彩、でありながら、モスクワ・キエフ・ミンスクは、どこか「いずこも同じ」雰囲気があって、やっぱり“3兄弟”っぽく見えてしまう。

この5都市以外のもどんどん作って欲しい。

2012年3月13日火曜日

あなたたちと私たちの自由と平和のために

私にとって観劇は一番早くからの趣味であり、趣味というより習慣みたいなものだったのだが、そうは言ってもここはロシアではないので、社会人になった今では毎日とか毎週お芝居を観られるというわけにはいかない。
月に一回、年に12回を目標にしている。
この数値はなかなか達成できない。
まず、時間をどうやり繰りするかが問題だ。
それにチケット代もどう捻出するかも、やはり問題だ。
映画よりずっと高いからなあ。
映画にはない、生の、一回性の良さが、舞台にはあるわけだが。

今年は、「どん底」「ブラボー、ラウレンシア!」に続いて、昨日劇団銅鑼の「砂の上の星」を観た。

「どん底」は、それもベリャコーヴィチ演出の「どん底」は、それまで2回観ていたけれど、それでもまた観たくなって観に行った。
(奇しくもカリャカがディナモ・モスクワからヴォルガ・ニージニー=ノヴゴロドに移籍し、この町出身の有名作家の作品を今一度読んでみようかという気にもなったのだった。但し、「どん底」自体は、サマラの木賃宿での体験が下敷きになっている、らしい。)

「ブラボー、ラウレンシア!」は、プトゥーシキナの「家族の写真」がおもしろかったので、期待が大きかった。
それにロシア現代劇シリーズは、第1回の「かわいそうなマラート」は見逃したが、「ホテル・タイガ」「不思議なバーバ」ときて、今後はずっと観るつもりでいる。

「砂の上の星」は、上の二つが自分から観ようと思ったのに対して、はっきり言うと、強力にお誘いを受けたので、じゃあ観るかという感じだった。
もっと端的に書いてしまうと、あんまり気が進まなかった。
アフガニスタンの状況からして、底抜けに明るいお芝居ではありえないことが想像できてしまうから。

果たして、明るいとか清々しいとかいうことはなかった。
まあ何とか希望を繋げたいというラストにしていたが。

原作は読んでいなかった。
アフガニスタンのお話だというので、「アフガン零年」とか「カンダハール」とか「午後の五時」とか「子供の情景」とか、今まで観てきた映画で描かれた光景を想像していた。

似ていると言えば似ている部分は随所にあった。
それでも、大いに研究して工夫していいお芝居にしている、と感じた。
若い俳優さんたちの動き(何度もものを出したり入れたりする)が忙しなく、必要以上に焦っているように見えたのは残念だったけど。
(切迫感を出したいが故の演出だったのかもしれないけれど、あの辺の人の物腰ってそんなときでもゆったりしていたように(上記の映画を観ている限りでは)思える)。

彼らが自分たちの手で平和と自由を獲得する日が一日でも早く来ますように。

2012年3月11日日曜日

そして、今年も人生はつづく

昨年。
14:46には霞ヶ関駅出入り口付近にいた。
今年はすみだトリフォニーホール。
黙とうの後、ショスタコーヴィチの交響曲第7番「レニングラード」の演奏を聴いた。
この日にコンサートを催すことを、相当迷い、議論をした、とオーケストラの方は書いていた。
でも、この日にはこの曲を聴きたいと、私は思った。

レニングラード、この名の町はもはやネヴァ川の河口には存在しなくなったけれど、この曲は永遠の命を得ているのではないだろうか。

このオーケストラ、ダスビダーニャのプログラムノートには、ショスタコーヴィチのサッカー好きについてへの言及もされていて、1940年のシーズンが彼の生涯で最もサッカー観戦に夢中になった時期であると書かれている。
1940年。
ええと、そうかなあ???

ルビン対ロコモチフ 0-0
経過はこちら
どちらかというと、ロコ目線で観ていたのだけれど、低調な試合だった。
パヴリュク、元気ない。

23:30よりロストフ対クルィリヤ。
がーん。
もうロストフが先制。

ハーフタイム。
『女たちのデカメロン』を読み直した。
うーん、『ブラボー、ラウレンシア!』のネタになったエピソードはなかった。
でも、確かにどこかで読んだ覚えがあるのに。

やっと何とか枠内シュート。
ポストに当たったが。

かなり数少ないチャンス。
コルニレンコのヘディングシュートもGKに阻まれる。
なんか永遠に点が取れそうにない。
そう言えばフレブって出ていないんだ。
せっかく取ったのに。

ゼニット対クバンは、イオノフが古巣相手にゴールか。
所謂恩知らずっていうあれですね。

『女たちのデカメロン』でなかったとすると、『魔女たちの饗宴』だったのか?

おしまい。
1-0でロストフに負けました。
お休みなさい。

2012年3月9日金曜日

これがロシアだ

その1 シネマヴェーラでジガ・ヴェルトフ
オデッサ・コスモスに書きましたが、サイレント映画小特集で、ジガ・ヴェルトフの「カメラを持った男~これがロシアだ」が上映されます。
何度観てもわけのわからない、アヴァンギャルドなドキュメンタリー映画?です。
所謂、“ロシアは論理では理解できない”系。
ゆえに必見です。

その2 銀座でロトチェンコ
ギンザ・グラフィック・ギャラリーで「ロトチェンコ -彗星のごとく、ロシア・アヴァンギャルドの寵児-」。
これまたアヴァンギャルドですね。
27日までだけど、日曜祝日はお休みなので、注意。

その3 ディナモ引き分け
このあいだはホームでアンジに負け、今日はツェスカと引き分けた。
シュニンではなく、大ヴェテランのアルメニア代表ベレゾフスキーがゴールを守ったのですね。
試合経過はこちら

2012年3月8日木曜日

С Международным женским днем 8-е марта!

3月8日は国際女性デー。
この日に、職場や家庭の女性に花束やプレゼントを欠かすと大変なことになる、といいます。

今回は犬のカードにしました。

Замечательная открытка 8 Марта Собака положила лапу на картину с цветами
BEST-ANIMATION.RU - ЛУЧШИЕ АНИМАЦИИ, АНИМАЦИОННЫЕ КАРТИНКИ, ОТКРЫТКИ ИНТЕРНЕТА

ゼニットのサイトは、2月23日も男性たちにお祝いの言葉が載っていましたが、今日も当然ながら載っています。

С праздником, милые дамы!


В главный праздничный день весны футбольный клуб «Зенит» поздравляет всех болельщиц сине-бело-голубых! Ни одна наша победа не была бы возможна без вашей поддержки! Продолжайте дарить красоту окружающим, а мы сделаем все, чтобы в вашей жизни каждый день находились новые и новые поводы для обворожительных улыбок!
CL敗退の日に書くのも何ですが、ゼニットグッズをプレゼントしましょう(Сине-бело-голубые подарки к 8 марта)とちゃっかり宣伝もしています。
三色マフラーは美しいですね。
あったかいのかどうかはわかりませんが。
携帯ストラップもいいかもしれません。
ヴォルガのサイトでもお祝いが述べられています。
さらに、クルィリヤ=ソヴェートフのサイトでも。地味ですけど。
やはり、この日を無視すると女性から総スカンを食うことになるのでしょうか。
祖国防衛の日は格別祝辞は述べずとも、3月8日を祝わないわけにはいかないようです。
 などなど。

フィリューザ・アクメドワ先生


 フィリューザ先生はクラスノダールからいらっしゃいました。
合気道4段で、ここ数年合気道の合宿のために毎年来日されているとのこと。

合気道がきっかけで日本のことに関心を持つようになり、折り紙の本に出会って、それにのめりこむようになったというのです。
それが15年前で、その頃は周囲の人は折り紙を見て、「何それ」みたいな態度だったそうですが、今ではクラスノダールにも折り紙会館があり、フィリューザ先生のほかに3人の先生が折り紙を教えているそうです。

なお、折り紙会館での表示が「フィリューザ・アクメドワ」となっているので、そのままその表示を使っていますが、Фирюза Ахмедова (Firyuza Akhemedova)なので、フィリューザ・アフメドヴァの方がより正確な表記になるかと思われます。

折り紙教室の後、ギャラリートークがありました。
折り紙会館中二階のギャラリーでは、4月7日までフィリューザ先生の作品が展示されています。

まず先生がお話されたのは、「太陽が好きだから」とのことで、日本の太陽神=天照大神とスラヴの太陽神(=ホルスだったか?)。



「魔女の家」
魔女は力と知恵を持つ女性

「私の狂気の夢」

妖怪たち?
フィリューザ先生最初の作品群(「私の最初の子ども(リビョーナク)」とおっしゃっていた)。

「沼の生き物」(←だったかタイトルは正確ではない)

中央に河童。
緑だったらもっと河童だとわかりやすかったかも、という意見がありました。
一段上の緑っぽいのがルサルカ。

プーシキンより「サルタン皇帝の求婚」


「美女と野獣」

ロシア語原題では「美女と醜い人」になるらしい。

「ドラゴン伝説」
適当に折っているので、いつも違うものができる。
二度と同じものはできない、とおっしゃっていました。
ご自分の名前に「リュウ」の音が入っているので、竜がお気に入りとのこと。


2012年3月7日水曜日

マトリョーシカを折ってみた

お茶の水の折り紙会館で、フィリューザ・アクメドワ先生の折り紙講座「マトリョーシカを折ろう!」に参加しました。

Очень трудно!!!

最初の作品
教室では先生のお手本を見ながら、そして助手の方の手を借りながら、30~40分かけて折りました。
(ピンク)

二番目の作品
もう一度先生のお手本を見ながら、何とか独力で10分くらいで折りました。
(紫)
でも、家に帰ってから再現できるだろうか?

三番目の作品
この後、映画を観に行ったのだけれど、その待ち時間に復習。
(黄色)

4番目の作品
家に帰ってから復習。
(ハーモニーの千代紙、オレンジ)

一応、入れ子になっているのです。
最初のは殆ど顔が出ていない。
なんというか…マトリョーシカと言うより、ヒジャブの女性のようですが。


5,6,7番目の作品
猛特訓。
(柄物の折り紙)


月刊「おりがみ」に載っているような、折り図があればいいのですが、ないものですから、必死です。
過程を写真に撮り、3回目以降はそれを見ながら折るのですが、最難関個所は動画で撮っておくべきだったかもしれません。

最初に横と縦に二分割を繰り返し、十六等分の線をつけます。
(重要なのは横についてはセンターとその両脇の十六等分の筋、縦は上四分の一の部分の十六等分のラインです。)


説明を端折りますが、それでこういう形を作ります。

 ↑
裏はこんなです。
内側に折るとこんなです。
もう片方も同じように内側に折ります。

さて、ここからが難関です!
中央を押さえつつ、上の部分を裏からそうっと表に返して開きます。
(動画がないと説明が難しい。)





ここから、顔の部分をほんとは小顔にしたかったのですが、上手くいきません。

後は内側に折っていき、センターを超えた部分は中に折り込みます。


下も同じです。内側に折って、センターを超える部分は中に折り込みます。


出来上がり!
これは顔が出ていなくて、アフガニスタン女性のようだ。
色も派手だし。
(イラン女性は顔は出しているけど、ヒジャブの色は地味。)


やれやれ。
さて、フィリューザ先生の他の作品については、別項にて。

サッカー観戦中につき

去年初めて阿佐ヶ谷の「パルク」に行ったときに買った、サッカーTV観戦用?ドアノブ掛けですが、

 邪魔するな!
我々はサッカー観戦中

ビールがあったらなあ…

ディナモ・モスクワのショップで売っているのでした。
(美しいブルーの地です。)
ドアノブ掛け(正式な日本語の名称は何というのだろう?)はロシア語でТабличка на дверьというのですね。

ちゃんとディナモのユニになっていて、言葉も「邪魔しないで。ディナモの試合を観戦中」になっています。
裏が「ビール」(ちょうだい、という意味だと思われる)。
拡大写真。

ディナモのオフィシャルショップに行くか、或いはネットショッピングでも入手できるようです。

他のチームのヴァージョンはあるのだろうか?

2012年3月6日火曜日

レフ・ネット

『囁きと密告 スターリン時代の家族の歴史』下巻331ページ以下、ノリリスクの労働収容所で1953~1954年に起きた大規模な囚人蜂起についての記載の中に、レフ・ネットによる証言が記されている。

レフ・ネットはモスクワ出身、民族的にはエストニア系。
1944年よりエストニア・パルチザンとして活動し、ドイツ軍の捕虜収容所に入れられたため、ソ連では脱走兵扱いとなり、1948年に「外国人のスパイ」としてノリリスクの労働収容所に収監される。

ここで武装蜂起が起こり、ネットは各地区間の連絡係として働く。
多くの死者を出し、蜂起は鎮圧される。
が、収容所制度の維持が困難となって、政府は囚人を釈放し始める。
その中には、スパルターク・モスクワのスター選手であったスタロスチン兄弟がいる。
(『ロシア・サッカー物語』12ページによれば、スタロスチン兄弟の流刑が解かれたのは1954年であった、とある。)

ノリリスクには三男のアンドレイが収容されており、レフ・ネットは収容所内の秘密サークル「民主党」で彼とともに学び、闘い、非常に親しくなった。
(もっとも、レフ・ネットは元々彼の存在を知っていた。レフの弟イーゴリはディナモ・モスクワユース出身ながら、スパルターク・モスクワのMFとして活躍していた、あのスター選手(ソ連代表のキャプテンでもあった)のイーゴリ・ネットだったから。)

レフ・ネットは、アンドレイ・スタロスチンから「必要なことを行え。そして、自分がなすべきと信じることをなせ。そうすれば、道は開けるだろう」と言うレフ・トルストイの言葉を教わり、ノートに書き留め、生涯の指針とした。

レフ・ネットがイーゴリについて語ったインタビュー記事(動画あり)(2010年のもの)
Лев Нетто: я многому научил своего брата (видео)

「メモリアル」サイトのレフ・ネットの記事
Лев Нетто: «В ГУЛАГ я пришел сам»
Лев Нетто: «Лозунг «Свобода или смерть!» вдохновлял и объединял людей, но Демократическая партия смерть отвергала»
「われわれのスローガンは『自由か、死か』だった」

2012年3月5日月曜日

ブラボー、プトゥーシキナ!

東演の「どん底」のほとぼりも冷めぬうちに、またも下北沢へ。
今度はロシア現代劇連続上演シリーズ第4作、ナジェージダ・プトゥーシキナの「ブラボー、ラウレンシア!」。

母オリガ(新井純)、息子オレグ(松﨑賢吾)、息子の連れ合いエーリャ(千葉綾乃)、オリガが旅先で出会った友人マイヤ(青山眉子)の4人芝居で、舞台はオリガとオレグが暮らすアパート。

プトゥーシキナのもう一つの作品「家族の写真」は冒頭が人気ソ連映画「運命の皮肉」に似たアパート取り違えであったが、この作品は落ちがやはり“見覚えのある”ものなのだ。
確か、ユリヤ・ヴォズネセンスカヤの『女たちのデカメロン』Женский Декамерон の中にあったエピソードだ。
あちらのエピソードはこの戯曲のように幸せな終わり方をしなかったけど。※
真実を話した母親は、夫からは暴力を受け、息子からは縁を切られたのではなかったか。
(それでも息子のつれあいの無実を晴らすために、真実を告げないわけにはいかなかった。)

こういう状況は、ソ連~ロシアではある程度の頻度で起きていたことなのかもしれないし、そういう現実に対してふつうはヴォズネセンスカヤのような悲劇的な結果が予想されるところ、プトゥーシキナはやや強引な偶然(オリガが偶然旅先で知り合ったマイヤが、帰国後乗り継ぎに偶々失敗。オリガ宅にやってきてエーリャと対面すると実は…云々)を駆使しつつ、何が何でもハッピーエンドに持ち込む。
現代のお伽噺、といったところだ。
ブラボー!
ブラボー、プーシキン!
ブラボー、プトゥーシキナ!

元バレリーナであるオリガのアパートには練習用のバーがある。


けど、この作品でただ一人の男性オレグの頼りないことと言ったら!
これこそ現実か?!

さて、ロシア現代劇シリーズ、次回はいよいよブルガーコフ、それも『犬の心臓』だ!
楽しみだ。

※エピソード自体は悲惨な結果だったが、この本自体の結末はオールハッピーエンドである。

2012年3月4日日曜日

試合での活躍と、ゴールをたくさん、お願い

お誕生日おめでとう!

今日、チェルノモーレツ・オデッサのFWデニス・ヴァシンは23歳になりました。
早くチームに戻ってきて、試合で活躍して、ゴールをたくさん決めますように、願っています。

ヴァシンはオデッサ生まれのちゃきちゃきのオデッサっ子、チェルノモーレツ・サッカーアカデミーの出身で、2005年加入以来ずっとチェルノモーレツ所属です。

良い年でありますように!

2012年3月3日土曜日

ケルアル引き分け

ゼニットは勿体ないことに引き分けてしまった。
こういう試合を落とすのはゼニットらしくない。
ディナモやスパルタークにとってもツェスカがたとえ1点でも勝ち点を上乗せしてしまったのは残念なことですね。

怪我から復帰のケルジャコフが2点と好調ぶりを見せつけたものの、守備陣は今一つ息が合っていませんでした。
(特にスラーヴァは実に本調子ではなさそうであった。)

ツェスカのキーパー君は何度もよい反応を見せてチームの危機を救い、なかなかの有望の様子。
次のレアル・マドリード戦に出てみたらいいんじゃない?
(と無責任に言ってみる。)

http://www.gazeta.ru/sport/nm/online/football/matches/39985.shtml?0.8546073449667871#b

科学のプリンセス

久しぶりにユーラシアサロンに参加したのでした。
お題は『コワレフスカヤ―ロシアの天才女性数学者』
講師は前木祥子先生です。

標題のユーラシアブックレット(№146)は右上。
その左にある岩波文庫が、日本でのコワレフスカヤの紹介に寄与した、野上弥生子訳『ソーニャ・コヴァレフスカヤ―自伝と追想』第1刷は1933年、私が所蔵しているのは1978年の第15刷。
祖母が買ったのだろうか、昔から家にあった。
右下が『科学のプリンセス 学問と愛の旅―ソフィヤ・コヴァレーフスカヤ』ニコライ・マトヴェーエフ著草鹿外吉・藻利佳彦訳水曜社1982年刊
これは図書館でもらったような。

参加人数は少なめでしたが、活発に質疑応答がされました。
なお、ここ数回恒例となったクイズはありませんでした。


ユーラシアサロンを指導されている先生が出張先で入手されたお土産
その1 ドイツのハーブティー(カモミール)
その2 ラトヴィアのチョコレート

ハートのお皿に盛られているのはピロシキではなく、餡入りのやや硬めの揚げ菓子でした。
フォークがついていたけれど、実質かぶりついていただくことに。

お話は彼女の生涯を概説するというものでした。
コヴァレフスカヤは、上の写真のほかにも何冊もこれまで日本で本が刊行されていているわりには、現在では一般の知名度は低いらしいのですが、うちには何冊も彼女についての本があったので、数学者で、且つチェルヌィシェフスキー提唱の偽装結婚→ほんとうの結婚、その他に恋人ありの、波乱の人生を送った天才、ということは知っていたのです。
特にドストエフスキー絡みのエピソードは記憶に残っていました。
数学者としての実績については、何度読んでもさっぱりわかりません。
とにかく天才学者ではあるのですが、性格や態度は隙大ありだったので、親近感が持てます。
父親、夫のウラジーミル、恩師のワイエルシュトラス、兄弟子ミッタグ=レフラー等がほうっておけないだらしなさがあったようですが、それも実力のうちだ。
ただ、天敵がストリンドベリだった、という意外な事実も。
いや、驚くにはあたらないか。

ユーラシアサロン、今年度はこれが最終回。
来年度はそろそろスポーツ系をやってほしい。

カーリャが見られる

14:00(日本時間19:00)

Волга НН
ОСНОВНОЙ СОСТАВ
31. Илья Абаев (в)
12. Дани Бондарв (з)
26. Сергей Бендзь (з)
33. Инал Гетигежев (з)
63. Александр Белозёров (з)
5. Андрей Каряка (п)
21. Руслан Аджинджал (п)
23. Михэйцэ Плешан (п)
29. Шота Бибилов (п)
83. Александр Харитонов (п)
87. Илья Максимов (п)

ЗАПАСНОЙ СОСТАВ
41. Михаил Кержаков (в)
4. Никита Чичерин (з)
8. Гиа Григалава (з)
6. Никита Маляров (п)
7. Владислав Рыжков (п)
14. Алексей Померко (п)
19. Мерсудин Ахметович (н)

ТРЕНЕР
Дмитрий Николаевич Черышев

Спартак-Нальчик
ОСНОВНОЙ СОСТАВ
98. Александр Будаков (в)
3. Евгений Овсиенко (з)
20. Миодраг Джудович (з)
11. Роман Концедалов (п)
13. Александр Щаницин (п)
17. Михаил Багаев (п)
22. Гуджа Рухаиа (п)
28. Йован Голич (п)
35. Алексей Аравин (п)
8. Давид Сирадзе (н)
95. Магомед Митришев (н)

ЗАПАСНОЙ СОСТАВ
30. Отто Фредриксон (в)
4. Милан Йованович (з)
14. Анри Хагуш (з)
15. Грайр Мкоян (з)
5. Аднан Захирович (п)
32. Семён Фомин (п)
9. Арсен Гошоков (н)

ТРЕНЕР
Сергей Альбертович Ташуев
再開の「開幕戦」となる、ヴォルガ対ナリチク。
あんまり得点得点と言いたくないが、99点目が取れればとても嬉し。い

そういえば、ウクライナプレミアも今日から再開。
チェルノモーレツの試合は20:30(日本時間1:30).

ヴォルガの試合が始まった。
カーリャは5番。
21番がアジンジャル。

ナレーターはカリャカの経歴をざっと紹介し、期待しているようなことを言っていた。
コーナーキックやFKを蹴ったり、40分にはかなり惜しいシュートを放ち(「シュタンガー!」でしたが)、活躍していましたが、前半終了時点で0-0.
カーリャのシュートをはじめ、ヴォルガの方が攻勢に出ています。
勝ちたい試合だ。

ようやく先制点。
さっき不用意なイエローカードをもらったセルゲイ・ベンジだが、頭で決めてくれました。
ヴォルガ 1-0 ナリチク

終わったー!
最後は危ないところを後半から出場のケルジャコフ弟が立派にゴールを守ったのでした。

カーリャはフル出場。
存分にプレイを観ることができた。
得点もアシストもなかったけど。
元気に走ってシュートもして、それが観ることができてよかった。
今、歌っているのはヴォルガの愛唱歌か?

http://www.gazeta.ru/sport/nm/online/football/matches/39969.shtml?0.6680173640619524#b

Каряка приехал побеждать

記念日

今日試合があるわけではないのですが、クルィリヤ=ソヴェートフ・サマラ創立70周年の記念日だとのこと。

レトロフォームのチケット・ポスター等を作成し…なんていうと、ツェスカ100年の真似っこみたいですが、ファンの反応は「いいアイディアだ」。
ソ連スタイルへの懐古はある程度の力を得てはいるようで、これもそんな一こまなのかもしれません。

1942年は「大祖国戦争」中の実に厳しかった頃で、首都機能をまさにこのサマラ(当時はクイブィシェフ)に移し、ナショナリズムを煽ってドイツへの反撃に出ようとしていたわけで、疎開してきたショスタコーヴィチが贔屓のディナモ・レニングラードに想いを馳せながら、トルード・スタジアムでサッカー観戦にふけったという時代でありました。
クイブィシェフでのサッカー観戦で、ショスタコーヴィチの心を慰めたのが、まあまあいい試合をしていた、という、できたてほやほやのクルィリヤ=ソヴェートフの選手たちでした。
(『驚くべきショスタコーヴィチ』による)

70周年おめでとう!

2012年3月2日金曜日

3月、リユニオン

ロシアプレミアリーグは約2カ月の中断をはさんで、第33節の各試合が3/3~3/6に行われます。
リザーブチームの試合はトップチームの前日に同カードで行われるので、3/3に試合のあるトップチームのクラブのリザーブチームについては、今日が再開されての第一戦でした。

12:00 Р '
 Волга НН - Мол.  1 : 2  Спартак Нч - Мол.
http://soccer.ru/online/43722.shtml
ヴォルガ・ニージニー=ノヴゴロド(リ) 1:2 スパルターク・ナリチク(リ)
ヴォルガの得点:20分П.パシン(PK)

14:00 Р '
 Динамо М - Мол.  2 : 0  Анжи - Мол.
http://soccer.ru/online/43719.shtml
ディナモ・モスクワ(リ) 2:0 アンジ・マハチカラ(リ)
ディナモの得点:16分ソロヴィヨフ、61分パニュコフ

14:00 Р '
 Терек - Мол.  3 : 1  Томь - Мол.
http://soccer.ru/online/43715.shtml

14:30 Р '
 Локомотив М - Мол.  1 : 0  Кубань - Мол.
http://soccer.ru/online/43721.shtml

15:00 Р '
 ЦСКА - Мол.  3 : 1  Зенит - Мол.
http://soccer.ru/online/43718.shtml

ウズベクのサッカー選手にかっこいい人がいて

思い立ってロシア語を勉強し始めた頃だから、だいぶ前のことになる。
初回の授業で、なぜロシア語を学ぶ気になったのかをそれぞれ述べよ、ということになり(←ありがちな話でしょ?)、「バレエ」とか「音楽」とか「文学」とかのロシアの芸術に関心があって、というのが最もよくあるパターンだが、偶に政治や歴史から入ったという奇特な人もいる。
本人あるいは身近な人がロシア人と親しくなって、という人もある程度いた。
スポーツではフィギュアスケート派が多数を占める。
それと、理由はないけれどとにかくロシアが好きで好きで仕方ないという人も結構いる。
なぜなんだ?と思うが、人には誰しも内心の自由というものがあり、それで迷惑をかけているわけでもないのでご勝手に。

その中で「ウズベクのサッカー選手のファンなので。かっこいい人がいるんです」と言う人がいたのには驚いた。
ウズベクですよ、ウズベキスタン。
ロシア語の授業で、ロシアでもウクライナでもなく、ウズベキスタンの選手が好きだからロシア語を始めましたって、それってとんでもなくレアではないか。

私は既に年季の入ったサッカーファンになっていたのだが、ワールドカップアジア予選で日本と同じグループに入ったウズベキスタン代表(とカザフスタン代表)に関しては「ロシア系っぽい選手が多いみたいだ」「そのうち強くなるかも」という印象を漠然と持っただけだった。
(その頃、ロシアやウクライナの代表選手たちにもさしたる関心は持っていなかった。)

先生が「それは何という選手ですか?」と尋ねたかもしれないけれど、記憶には残っていない。
とにかく、そんな人もいるのか、と驚いた、それが大きい。

その半年後か一年後か、別の先生の授業で、やはりロシア語を始めたきっかけを述べる場があった。
やっぱりバレエとか新体操とかドストエフスキーとかいう中で
「サッカーファンですけど、ウズベクにかっこいい選手がいて」
と言った人がいたので、私は耳を疑った。

ウズベクと言ったら普通シルクロードじゃないか。
(「シルクロードにおけるイスラム商人の歴史的役割について」みたいなことを研究するため、タシケントの大学に留学しようという知人がいたからだ。)

ウズベクにはそんなにかっこいい選手がいるのか!
それが誰のことなのか、さらに前期のクラスメイトのウズベクサッカーファンと同じ選手のことを言っているのか、それは今となっては謎である。

それにしても、彼女らをして「あの選手が好き!あの選手のことを知るためにロシア語をやってみよう!」と思わせたのだから、そのウズベクのサッカー選手(たち?)はたいしたものである。
私の周囲で、サッカー絡みでロシア語を学ぼうと思ったという人は、後にも先にも彼女たち二人のみだ。

さて、ディナモからヴォルガに移った、かのアンドレイ・カリャカは、ドニエプロペトロフスク出身のウクライナ系元ロシア代表だが、ウズベキスタン代表入りを打診されたこともあるそうだ。
出自や経歴からウズベキスタンと直接の繋がりはないようなのだけれど、何らかの伝手があるらしい。
クルィリヤでカシモフと同僚だったということがあり、彼の引退試合には招待されていたように思うが。

今回の移籍でも、
- У Вас были предложения от других коллективов?- Да, были: с Украины, из Узбекистана, от нескольких российских клубов.
(「他からの引きはあったのか」という問いに対して「ウクライナやウズベキスタン、ロシアのクラブからもいつくかあった」)
と述べている。
こちらを参照)