2015年6月28日日曜日

踊るロシア、観るロシア 未来都市Город ЧИБА

<ユーラシア世界を知るための市民教養講座>シリーズ2ロシア東欧の文化と芸術というありがたい企画が、ありがたいことに予約不要入場無料でありまして。
残念ながら第1回の「文学のヴィジョン、音楽のエクスタシー ロシア小説と音楽への誘い」、第2回「目と耳の快楽 ロシアの美術と詩歌」はいろいろ忙しくて行けなかったのですが、第3回「踊るロシア、観るロシア バレエと映画」は講師のお一人(映画編)が佐藤千登勢先生でもあるので万難を排して聴講するぞ!と行ってまいりました、但し会場は千葉商工会議所12階の研修室。ちょっと遠かったです。(でも千葉市美術館よりは近いです。)
入場無料は大変ありがたい、けれど交通費はそれなりにかかったももの、内容がとにかく充実していて、つくづく第1回第2回を参加し損ねたのが残念に感じられます。)
私は最初からこの講座の事は知っていて、チトセティストの可愛らしいおじさまにお知らせすべきかとも思ったのだけれど、結局はお知らせしなかった。あとで恨まれるかも。
しかし元クラスメイトとも再会し、レクチャーの後はワインをいただき(先生にご馳走になってしまった)女子会のノリで盛り上がったのでした。

千葉駅は仕事でも何度か来たことがあるし、千葉市美術館も数回訪れているが、懸垂型のモノレールのおかげでか毎度ながらSFチックな未来都市みたいに見える。

村山久美子先生が解説された、踊りには<語るもの>と<語らないもの>がある、ロシアのバレエは圧倒的に語るバレエ、ドラマのバレエ、演劇的バレエである、との言葉、大いに納得した。
そうか、バレエでストーリーが全く動かない場面、あれは語らない踊りなわけだ。
それと、私はやはりロシアで主流の語る踊りに親密性を感じるので、昨今のフィギュアスケートの試合を目にしてジャンプだの繋ぎなどの要素が何点で…みたいな採点をするようになってから感動しにくくなっていたのか。浅田選手の演技を観てもなかなか感動は覚えづらかったのだが、あれはたぶん彼女の演技が語らない踊りの系統だからか。
ただ、別に語らない踊りが語る踊りよりも劣っているというのではない。華やかにテクニックを披露する場面もそれはそれで楽しめる。
レクチャーではマリインスキーの「白鳥の湖」のDVDをみせていただいたのだが、プティパ振付の第一幕王子の成人式の場面、第二幕のオデットと王子の出会いの場面を解説付きで観て、なるほどなるほどと腑に落ちることの連続だった。
これまで私はそれほど「白鳥の湖」が好きだったわけではなく(そもそもバレエをそんなに好んで観ていたわけではない)、思い入れはなかったのだが、チャイコフスキーの音楽には心躍るし、ロパートキナにはただそこに現れるだけでじーんと感動してしまうのだった。DVDでさえそうなのだから、ライヴで観ることが出来たらどんなに至福の境地になるだろうか?(十数年前にライブで観たことはある、幸運だった。)
非常に駆け足ではあったが、舞踊芸術全般にも通じる鑑賞のポイントを指南していただいて、非常に有益な講義だった。

(佐藤千登勢先生についてはまだこれから。)

2015年6月21日日曜日

カペッロさんの後任候補

ファビオ・カペッロ氏に替わってロシア代表監督のポストに就く可能性があるのは誰だろうか?
http://lenta.ru/articles/2015/06/16/capelloaway/
名前が挙がっているのは、

1.レオニード・スルツキーさん
ツェスカ・モスクワ現監督。リーグ戦で2度の優勝。
その前はクルィリヤ=ソヴェートフ・サマラの監督。
日本では「猫大好きスルツキー」と、木登りして降りられなくなった猫を救出しようとして木から落下、選手としてのキャリアを断たれて指導者に転身というエピソードで知られる。
(ロシアでは、木から降りられなくなった猫を助ける際にはこうします。http://youtu.be/V_Nr31Lv6H8 
非常事態省職員の達成感に溢れた表情をご覧ください。)

2.オレグ・コノノフさん
急成長したFKクラスノダールの監督を2013年からしている。その前はカルパティ・リヴォフやFKセヴァストーポリ。その前はシェリフ・ティラスポリで連覇していたわけか。
実はロシアのクラブでは選手としてプレイしていない(ソ連時代にイスクラ・スモレンスクにいたことはあるがロシアのクラブにはカウントしない)し、
元々ベラルーシ国籍で、ロシア国籍をとったのも2013年のクラスノダール監督就任前後のようだ。国の代表の経験は、ソ連・ベラルーシ・ロシアとも、選手としても指導者としてもないようだ。

3.アレクサンドル・ヴォロデュクさん
トルペド・モスクワの元監督。現在はフリー。選手としての最後のクラブはクルィリヤ=ソヴェートフで、指導者としてのキャリアの最初もクルィリヤだった。
ヒディンク、アドフォカート時代のロシア代表、ユース代表のスタッフに名を連ね、2006年に監督代行もしている。
というわけで、一番クルィリヤと縁の深い人だ。
このだめだめな時期に監督になって結果を出せないと辛いな。

4.ヴァレリー・カルピンさん
(省略)

5.クルバン・ベルディエフさん 
現ロストフ・ロストフ=ナ=ドヌ監督(2014年12月より。つい最近2年間の契約を交わした。)トルクメン人。ルビン・カザンで2連覇等。ベンチ内ではよく数珠を持っている。仏教徒なのか?しかし、趣味はロシア文学の読書とチェスだとのこと。


EUフィルムデーズ2015

アイルランド・ラトヴィア等々観にいけなかったのが多くて恨めしい。
版権の問題等で難しそうだが、過去上映のEUフィルムデーズの作品を改めて観る機会があったらよいと思う。
今回、ハンガリーとポーランドでそういった特別プログラムがあって、これは偶々どちらも既に観ていたので”見逃していたものに出会える幸運”には与れなかったが、こういう企画は良いと思う。
と思う一方で、今回作品を出さなかった国(イギリス・ルーマニア等)がありながら、二枠とっている国(ベルギー・ポーランド・ハンガリー)があるのは腑に落ちないということも。
理想と言うと、全ての加盟国が出品してほしいし、出すからには日本語字幕をつける、最低でも解説をつけることをしてほしい。
それに加えてアーカイブを観る機会を作ってほしい、という贅沢な要望を持っている。

※「イーダ」と「パンク・ロック・シンドローム」は既に観ていたのでここでは感想を記さないが、お薦めであることは変わらない。

「ザ・レッスン」。
ブルガリア映画で、甲斐性のない夫のこさえた借金に苦しめられる小学校教師の話。ポーランド映画の「借金」にも似ていて、原始資本主義の亡霊があの辺を徘徊しているのが見えてきて心が苦しくなる。生徒たちの心も荒んでいるようである。そういえば数年前、老夫婦が非常手段に訴えるハンガリー映画も観たような…。
直前にアテネ・フランセでメドヴェトキンの「幸福」にてダメ夫と働き者の妻パターンを観たばかりだった。ダメ夫、しかし子煩悩なんだ。
東京国際映画祭では観られなかったので、ここで観られて良かった。

「マコンド」
ウィーン郊外の移民たちの住む集合住宅、主人公は「あの日の声を探して」の子をもっと表情豊かにしたチェチェン人少年。可愛いけど、難しい年頃で結構ワルなんだね、この子が。
ここにもチェチェンのコミュニティーがあり、やはり皆さんで踊るシーンが(少年くんは踊らないが)ハラショー。
「マコンド」が何に似ているのか思い出した。ダルデンヌ兄弟の「息子のまなざし」だ。擬似的な父子関係のぎこちなさ。家父長社会において小さな男の子が家長役を担わねばならない息苦しさを感じる。まだだめとなると、一家の長となるべき人を周囲があてがってくる。
移民街の少年たちの社会では、何となくムスリム(西アジア・カフカス)とアフリカ系が緩く対立している感じ。


「タンジェリン」エストニア+グルジア
中心人物4人の俳優それぞれがいい雰囲気。そこにアブハジア人が入っていないのは残念だが、グルジア人監督としてはアブアジア紛争を描くにはこれがぎりぎりだったのだと思う。アブハジア人が言ってしかるべき台詞をグルジア人兵士に言うのはチェチェンの契約兵士
アニメーション以外のエストニア映画はEUフィルムデーズで何本か観たがやっと何とか観賞に耐えるのが来た感じ。それが「タンジェリン」。敵同士一つところに居合わせて反目しつつという設定は「ノーマンズランド」その他よくあるものではあるけれど。
EUフィルムデーズ今日観た「マコンド」「タンジェリン」ともチェチェン人が登場。「タンジェリン」はグルジア人監督のエストニア作品。エストニア人、グルジア人、チェチェン人。アブハジアが舞台ながらアブハジア住民は出てこない。兵士達がちらりとだけ。
今年のEUフィルムデーズのベスト作品。
連休中に観た「マックスへの手紙」で、アブハジア人マックスの「隣近所に住んでいたグルジア人には何の恨みもないが、突然グルジア軍が攻めてきて戦うしかなかった。こうなった以上もうグルジア人と一緒には暮らせない。難民になったグルジア人の人たちは気の毒だと思う。でももうソ連時代には戻れない。戻れたらどんなにいいかと思うが」という言葉(←正確な再現ではない)を重く思い出す。アブハジアでも南オセチアでも、そしてドンバスでも、そうなってしまったのはいったいなぜ?
戻れない、が、それでも殺しあわずに生きていかなければいけないのだ、人間は。
まずは他人の言葉や信じるものを奪うことがあってはならないのだ。

「小さなバイオリニスト」オランダ
ほのぼのと、いいお話だった。主人公はサッカー嫌い少年(お父さん曰く「オランダの男なら、やっぱサッカーだろ!」)、友達は移民系、という点が後述のチェコ「海へ行こう!」と共通。家族の秘密を探ってしまうという点でも同じか。

「メイド・イン・ハンガリー」ハンガリー
初めて観るつもりだったのに、最初のコンサート場面であれ、観たことあるじゃん!と気付いた。
でも、冒頭のパスポートコントロールのところでまだ当時は強豪だったハンガリーサッカーのコネタがあったことは忘れていた。
 写真ぼけぼけだけど、一部でイケメンとの評判の高い「ハンガリー大使館人質事件」及び「メイド・イン・ハンガリー」主演俳優サボー・キンメル・タマーシュさん。
ぱっちりした瞳でかなりの童顔。映画でも可愛い系の顔だと思うが実物もそうなのだ。

「メイド・イン・ハンガリー」は社会主義政権下で禁制の音楽に挑む青春映画、しかも実話基にしてあるということでシャフナザーロフの「ジャズメン」ハンガリー版。チェコの「レベラブ!」にも似ている。まあまあ楽しめるミュージカル映画。 面白くはあるが、主人公ミキはアメリカ帰りをこれみよがしにひけらかす厭味な子(ほんと大人気ないんだ)だし、ルネーは悪い奴(犯罪者)だし。
ここまで単純なアメリカ文化信仰は観ていて恥ずかしくなる。
2012年に観た時よりも、ずっとずっと強く、映画最後のミキこと実物ミクローシュさんのステージ「メイド・イン・フンガ~リヤ!」にじ~んとした。なんかジュリーみたい。
しかし、皆ミュージカル好きだね~。ハンガリーもチェコもソ連も。
タイトル(邦題)はメイド・イン・ハンガリーであり、主人公がライバルから申し渡される”自前の音楽をやれ”的メッセージ、それはミクローシュさんの歌うこの歌の歌詞にもあって、ミクローシュさん自身ここから変身して大スターになったと思われるが、私が観たかったのはまさにその部分、アメリカンポップスのコピーから自国の文化に昇華していく、主人公の成長の過程だったのだが…。

「サンタ」リトアニア
残念な出来だった。要らない登場人物やエピソードが多くて、映画がとても長く感じる。でもそれらがないとありきたりの駄作になるだろうし、悩ましい。フィンランドの懐メロポップスは好き。
やっつけでも字幕を入れたことは大評価する!アーチュー!

「海へ行こう!」チェコ
ズウ゛ィエラーク調で楽しかった。新鮮さはないもののツボは押さえている。若さと器用さがうまく調和している。でもオランダ作品といいこれといい、サッカー辞めたい少年続出は気になる現象。


特別プログラム「ポーランド記録映画の世界」
あら、これも既に観たことあった作品だったよ。
「駅」クシシュトフ・キェシロフスキ
「私の叫びを聞け」

体調不良でつらかったのもあるが、二回目でより理解が深まったかと言うと、そうも言えない。
が、幸運なことにアフタートークで映画評論家のミハウ・オレシュチクさんの的確な解説があった。
ミハウ・オレシュチクさん(左)

渋谷・映画美学校 EUフィルムデーズ関連企画「ポーランド映画の作家たち キェシロフスキとザヌーシ」
クシシュトフ・キェシロフスキ「煉瓦工」「ある党員の履歴書」「種々の年齢の七人の女」
クシュシュトフ・ザヌーシ「現代音楽家クシュシュトフ・ペンデレツキ」
あー、もうみんなクシシュトフだ。

渋谷・映画美学校特別講義(EUフィルムデーズ関連企画)映画祭プログラミングディレクター対談「EUと映画」

 渋谷・映画美学校特別講義(EUフィルムデーズ関連企画)映画祭プログラミングディレクター対談「EUと映画」に観客として現れたイジー・マードル監督(右から2番目)。「海へ行こう!」の監督さんね。俳優出身だという。
チェコセンターの映画界にも現れていたという。精力的な方だ。
左から、東京国際映画祭の谷田部吉彦プログラミングディレクター、グディニャ映画祭アーティスティックディレクターのミハウ・オレシュチクさん




ポーランド国内の映画作品の権威、グディニャ映画祭の新しいトロフィーの説明図
最高賞は金獅子賞(どっかで聞いたことあるねえ)
それにちなんで2頭のライオンがついているのだが、
何と万華鏡になるトロフィーだ!!!
しかもちりばめられているのがバルト特産の琥珀だという。
オリジナリティー&遊び心に溢れるトロフィー。
国内映画の映画祭故、ポーランド人じゃないと貰えません。

対談の内容も非常に有益だったのだが、私はこのトロフィーに感動しました。


よき映画の宝庫というと東のイラン、西のポーランドだが、ポーランドがなぜ傑作を送り出し続けてきたのかは、オレシュチクさんのお話で少しわかったような気がする。(イランの方は昨年講義を聴きに行ったがわからなかった。)
政治の面ではどちらかというと迷走しているポーランドだが、文化の面ではぶれずに次世代を育て続けているのは素晴らしい。

対談ではEUの中で注目すべき国はどこかというので、お二人ともルーマニアを挙げていたが、今回は出品なし。それと私自身は日本に紹介された最近のルーマニア作品はそれほど感銘は受けていない。

日程の後半に入ると、ゲストの登場やアフタートークなどもなく、淡々と上映が行われる。私自身は所用で予定していたスロヴァキアやスロヴェニアの作品は観に行けなくなった。これらは映画字幕ながら解説のハンドアウトが配布されたそうだ。

が!

「ヴィザヴィ」クロアチア
日本語字幕なしで解説ハンドアウトなし、上映前後の解説もなしと不親切ぶりが最悪クラス。作品自体は良いのかもしれないが(役者さんたちはよさげだった)ほぼ会話劇なので字幕なしで理解したとは言えず、ただただ残念だった。で、これ、コメディーだったの?

「西という希望の地」ドイツ
東独から西独への移住は難しいようで不可能ではなかったのか。まあそりゃ不快な思いはするだろうさ。息子が収容所で最初に打ち解けるのがエレーナというたぶんロシア人一家の娘、ヒロインの友達となるのはポーランド系のチェリストの女性。黒人の審問官の存在がなんだか不自然だった。
一家で亡命・難民収容所ものとしてはマノイロヴィチが精力的おじいちゃん役で出ていたブルガリアの「さあ帰ろう、ペダルをこいで」(EUフィルムデーズ上映時のタイトルは「世界は広い―救いは何処にでもある」)の方が無理なく楽しめた。

「ある海辺の詩人~小さなヴェニスで」イタリア
これは劇場公開時に見逃していたもので、ここで拾えてよかた。
ヒロイン、シェン・リー、友人リャンの表情が細やかでさすがだ。イタリアのおじちゃんたちも微笑ましい。中国人経営者もすごーくブラックなわけでもないようでほっとした。映像が美しい。さすがに一般公開された作品だなあと思う。

「コールガール」スウェーデン
何とも言い難いな。なぜ政治家たちは昔の極悪代官様のようなことをあからさまにやっているのだろうか?何それおいしいの次元の疑問。

「パッション」「アリーナ」ポルトガル
2本ともカルロト・コッタ主演で、ポルトガルらしく狂った映画だった。
コッタは暗いまなざしの濃い系の美形俳優で、彼あってのこの作品だったのだろう。彼が憂える場面の面持ちと肉体美を愛でる、という意味で。
そういう予感がしたので、それだけでは観る気になれなかったのだが、『売女の人殺し』へのオマージュではないかとも思って観に行ったのだが、サッカーネタはなし!ほぼ一切なし!「アリーナ」の方もなかった。

「ハンガリー大使館人質事件」
某イケメン、タマーシュさんこちらでも主役級。もう一人の犯人役の人も素敵だった。が、よくわからん。ハンガリー人には自明なのかもしれないが。大使の言葉の放送は実際のものだったのか?だとすると、あれだけのことを言ってお咎めなしか、謎だ。
いわゆるハンガリーの56年物(これはその2年後の事件)は、どれを見ても展開がミステリアスである。

エストニアにようやく観る価値のある映画(アニメーション以外で)が現れたのが嬉しい。
ま、監督はグルジア人で、グルジアはよき映画人を輩出してきたところだから当然よいものになるが。
リトアニアはフィンランドに依拠したような作りだったが今ひとつ。
ラトヴィアは未見。


2015年6月8日月曜日

Восхождение Крыльев ,つまりクルィリヤのプレミア復帰

昨日(7日)はロシア対ベラルーシの親善試合があったが、同日にプレミアリーグ13位14位・ФНЛ3位4位との残留昇格プレーオフの第2戦が行われた。

第一戦はいずれもアウェイのプレミアのクラブが0-1で勝利していた。
第2戦
ウラル・エカテリンブルグ対トミ・トムスクは0-0の引き分け、2戦合計1-0で、ウラルがプレミア残留。
ロストフ・ロストフ=ナ=ドヌ対FKトスノは1-4でロストフが圧勝。
ジヤコフのハットトリック(3点目はPKだが)に89分にはアズムンが決めた!

というわけで、次のシーズンはФНЛ優勝のクルィリヤ、2位のアンジがプレミアに昇格(復帰)、トミとトスノは昇格ならず、ロストフとウラルが残留、と決まった。

Таблица(ы) 順位表
Место Команда И  В  Н  П  Зб  Пр  Разница  О
順位(前節順位)クラブ名 試合数・勝・分・負・得点・失点・得失点差・勝点
1(1)クルィリヤ=ソヴェートフ・サマラ 34 22 7 5 53 19 34 73

2(2)アンジ・マハチカラ 34 22 5 7 60 22 38 71 

3(3)FKトスノ 34 20 5 9 50 36 14 65

4(4)トミ・トムスク 34 18 10 6 57 34 23 64

5(5)ガゾヴィク・オレンブルグ 34 15 13 6 52 31 21 58

6(6)シンニク・ヤロスラーヴリ 34 12 17 5 44 33 11 53

7(7)ヴォルガリ・アストラハン 34 13 13 8 48 39 9 52

8(8)FKチュメニ 34 11 9 14 41 38 3 42
 

9(9)エニセイ・クラスノヤルスク 34 11 9 14 39 42 -3 42

10(10)ルチ=エネルギヤ・ウラジオストク 34 11 9 14 40 46 -6 42
 

11(13)シビリ・ノヴォシビルスク 34 11 9 14 35 46 -11 42

12(11)ソコル・サラトフ 34 10 11 13 38 41 -3 41
 

13(12)ヴォルガ・ニージニー=ノヴゴロド 34 12 4 18 44 57 -13 40

14(14)バルチカ・カリーニングラード 34 8 13 13 25 37 -12 37

15(15)エスカー=エネルギヤ・ハバロフスク 34 8 13 13 32 46 -14 37

16(16)サハリン・ユジノサハリンスク 34 9 8 17 28 50 -22 35

17(17)ヒミク・ジェルジンスク 34 7 6 21 35 59 -24 27 

18(18) ディナモ・サンクト=ペテルブルグ 34 2 7 25 18 63 -45 13

※16位以下が二部リーグに降格。

クルィリヤを追って、私の関心は昨季に限ってはプレミアからФНЛに移ったのだが、ФНЛに関しての記事は

7月14日のロシアプレミアリーグ開幕までの日程
ФНЛー世界一過酷なサッカーシーズン 7月5日
翼くんたち全国展開 7月5日
今日サマラで、一年後プレミアで 7月6日
長い道 7月7日
一日で片づける 7月19日
弟くん 7月20日
4節は日曜開催 7月27日
今晩の試合予定 8月3日
前座のつもりが 8月4日
ありがとう、フィールドの招き猫 9月15日
我が人生最悪の年その2 12月30日
3位 4月13日
29節 4月25日
29節結果 4月26日
韃靼海峡を渡った翼くんたち 5月10日
Восхождение Крыльев 5月31日

開幕してからしばらく追って、秋口にはあまり触れなくなり、冬休み明け、4月半ばから試合を再び観るようになり順位をはらはらどきどきずきずききりきりしながら心に留めていたことがわかる。
3,4位という位置が続いていたので、入替戦になろうかと覚悟を決めかけた。
最後の方でぽっと2位、そして首位に躍り出た。
が、勝ち点の差はないに等しいので心休まらなかった。
実際に昇格が決まるまでは。

クルィリヤ=ソヴェートフの順位の推移は、
13→ 6→ 3→ 6→ 4→ 2→ 2→ 6→ 4→ 4 3 2→ 2→ 2→ 1→ 1→ 2→ 3→ 3→ 4→ 4→ 4 4 4
 4→ 4→ 4→ 4→ 2→ 2→ 2 2→ 1→ 1
であった。
 ロシアに限らず多くの国のリーグ戦ではそうだろうが、そこの最上位のディヴィジョンとその一つ下のディヴィジョンでは、格段にレベルは違うし、同ディヴィジョン内でも上位クラブと下位クラブでは実力がかなり離れている。そのはずだった。
しかし、プレミアで上位クラブにぼこぼこにされがちだったクルィリヤ=ソヴェートも、ФНЛでは圧倒的な強さを見せつけて上位独走…となりかと思いきや(いや、そんなこと信じていない)、実際にはそんなことはなかった。
シーズン前半、つまり冬休み前(21節、11月22日)にはやや順位を落としての4位だった。
これじゃあプレーオフぎりぎりじゃないか~と内心泣きが入っていた。

22節
3月14日、リーグ再開、ホームでの対シビリ戦。
2-1での勝利。順位は変わらず4位だが、トミが破れて3位との勝ち点差は1と縮まる。

23節
3月18日、ヤロスラヴリ。今度はシンニクとスコアレスドロー。上位3チームは順調に勝利を収め、3位トミとの勝ち点差は3に広がる。
深く溜息。

24節
3月22日、首位アンジを迎え、1-0で勝利!マラッツィ!!!
一方、トミがホームでサハリンに引き分け、勝ち点差は再び1に。

25節
3月29日、飛び地のカリーニングラードへ。リーグ最西の地、皆さん結構浮かれている。ここは初めてだったのかな?
バルチカ相手の試合はきっちり勝利。0-2.

26節
4月5日、ヴォルガ・ダービーを1点差で競り勝つ。3位トミとの勝ち点差は1のまま。しかし、首位アンジがハバロフスクでエスカーと引き分ける。

27節
4月12日、アストラハン。ヴォルガリとスコアレスドロー。く~~~~!
トミがシビリに勝ち、トスノがチュメニに破れ、2位と3位が入れ替わる。
3位トスノと勝ち点で並ぶ。
アンジはヒミクに勝って2位との勝ち点差を5に広げる。

28節
4月19日、ホームで5位ガゾヴィクに1-0で勝つ。3位トスノと併走。
トミはシンニク相手に4-0と大勝、首位アンジはアウェイでソコルに2-0で敗れる。

29節
4月25日、サンクト=ペテルブルグ。最下位ディナモ相手に0-4で大勝。ほんと、久々の大差勝利である。勝つ時はほぼ1点差、しかも1-0が多いのだ、クルィリヤは。
上位対決となったアンジ対トミは6-0とあっけなくトミが蹴散らされる。
また、トスノがシンニクに破れ、4位に。
結果、2位浮上!首位アンジとの勝ち点差は3.

30節
5月3日、今回も定番の0-1スコアで効率よく試合をいただく。
トミがホームでバルチカに破れる。
前節負けたトスノがアンジに勝って3位。
アンジが負けたので、勝ち点差で首位に並ぶ。ウラー!

31節
5月10日、「こんなに遠く、大地の果てまでやって来た」サハリン島。
大はしゃぎの極東ロードは、まずサハリンに0-3で勝つ。
ヴォルガ対トミが0-5、バルチカ対トスノが0-2、アンジ対チュメニが3-1と、ゴール量産の節であった。

32節
5月16日、ウラジオストクに移動。ルチに0-5と大勝。「沿海州初勝利」だそうだ。(秋のロードでは…)
アンジはアウェイのシビリ戦を0-2で勝利。勝ち点差0ながら首位を守る。
トミがホームでヴォルガリに引き分け。首位争いから脱落しつつある。
トスノはホームでヴォルガに1-0で勝つ。ヴォルガは9位にまで順位を落としている。

33節
5月24日、サマラに戻ってのエスカーとの試合、いつものスコアで勝つ。
でも、結果的に「これでいいのだ」だった。
なんと、他の上位陣が揃って引き分けに終わった(ガゾヴィク1-1トミ、アンジ1-1シンニク、ヴォルガリ0-0トスノ)ことにより、2位以内確定、来シーズンプレミア復帰が決まった。
ウラー、ウラー、ウラー!
パヴェーダ、パヴェーダ、パヴェーダ!
(大事なことなのでで繰り返して3回言う)
ついでながら首位に浮上してもいた。
クルィリヤは29節以降は下位チームとの対戦を残すのみとなり、一サッカーファンとして予想するなら「まあ、大丈夫なんじゃない?」と考えただろうが、ファンの心理としてはそんな風には思えない。クルィリヤは通常1試合1点しか取らないようなチームなのだから、ひょっとしたらやらかすんじゃないか?とかいろいろ雑念が沸いてきてしまうのだ。ましてここまで上下のチームとの勝ち点差はさほどなかったから、上位2チーム=プレミア復帰クラブについても最終節まで縺れるだろうと考えていたのだが、意外とあっさり、しかも我が弟のような存在のクルィリヤが一番乗りするとは。
嬉しいのもほどがある。

最終節
5月31日、プレミア復帰は決まっていたので、いつになく心安らかに観戦する。
4位のトミは確定。1~3位の争いだ。
1位と2位の差は、もしかしたら、来シーズンのプレミアの開幕戦のカードとかに影響するのかもしれないが、私としてはプレミア復帰が果たされたので、最終順位は1位でも2位でもどちらでもいい気になっていた。
クルィリヤともにプレミアに行くのはアンジかトスノか。
私は元々ロシア共和国の地方都市が好きなので(サマラ以外だったらロストフとかニージニー=ノヴゴロドとか)、ダゲスタンのクラブよりはトスノがいいなあと思っていた。
でも、トスノはガゾヴィクに負けてしまう!
対してアンジは地の果ての島で大勝。
で、最終順位は上記の通りとなる。


まだまだ書きかけ。
ただ、これだけは書いておこう。
Восхождение Крыльев をまたも使ったにしたのは、尊敬する映画監督ラリーサ・シェピチコの撮った作品のタイトル”Восхождение”(邦題「処刑の丘」)と”Крылья”(同「翼」)を下敷きにしています。


2015年6月7日日曜日

ソリャリスの日のもとに、ロシア二部リーグ

ФНЛについて書こう書こうと思いつつ、日が過ぎていく。
とにかくクルィリヤのプレミア復帰は嬉しい。
だから今季を振り返りたいが、嬉しいからこそなかなか書けない。

先に二部リーグのことを書こう。
ようやく各地区の優勝チームも決まったことだし。

※数字は左から試合数・勝点・勝・分・負・得点-失点
①中央地区(30節16クラブ)
1 ファケル・ヴォロネジ 30 80 25 5 0 64-14
2 FKリャザン 30 69 21 6 3 51-13
3 FKタムボフ  30 65 19 8 3 71-26
4 ロコモチフ・リスキ 30 53 15 8 7 34-22
5 ゼニット・ペンザ 30 49 14 7 9 32-22
6 FKカルーガ 30 49 14 7 9 42-31
7 メタルルグ・リペツク 30 49 13 10 7 42-29
8 ヴィチャジ・ポドリスク 30 44 12 8 10 43-47
9 アヴァンガルド・クルスク 30 43 13 4 13 45-35
10 ディナモ・ブリャンスク 30 38 9 11 10 30-26
11 ヴィボル=クルバトヴォ・ヴォロネジ 30 29 7 8 15 22-46
12 ポドリエ・ポドリスキー地区 30 28 9 1 20 30-58
13 FKオリョール 30 20 5 5 20 25-59
14 メタルルグ・ヴィクサ 30 19 5 4 21 16-57
15 チェルタノヴォ・モスクワ 30 18 4 6 20 30-63
16 アルセナール-2・トゥーラ 30 11 1 8 21 19-54
ファケル・ヴォロネジが2位FKリャザンに勝ち点で11もの差をつけての優勝。
早々と5/18に優勝決定。
チェルタノヴォは篠塚一平選手がいたクラブだな。
現所属のスパルターク-2やドモジェドヴォは西地区。
モスクワのクラブでも西だったり中央だったりするのは、純粋に地理的に分けているのではなくてクラブ数や実力(降格や残留の際の振り分け)で調整しているということか。

②西地区(30節16クラブ)
1 スパルターク-2・モスクワ 30 65 20 5 5 65-26
2 ゼニット-2・サンクト=ペテルブルグ 30 57 18 3 9 78-41
3 ストロギノ・モスクワ 30 54 16 6 8 39-29
4 FKヒムキ 30 54 15 9 6 42-27
5 テクスチリシチク・イヴァノヴォ 30 53 15 8 7 51-29
6 FKドルガプルドヌィイ 30 51 14 9 7 46-39
7 サトゥールン・ラメンスコエ 30 50 15 5 10 42-31
8 トルペド・ウラジーミル 30 48 14 6 10 41-36
9 プスコフ-747 30 42 11 9 10 39-38
10 ドモジェドヴォ・モスクワ 30 38 10 8 12 48-50
11 ヴォルガ・トヴェーリ 30 32 9 5 16 36-54
12 ソリャリス・モスクワ 30 28 8 4 18 39-59
13 スパルターク・コストロマ 30 28 7 7 16 26-39
14 ドニェープル・スモレンスク 30 28 7 7 16 32-49
15 FKコロムナ 30 23 6 5 19 28-67
16 ズナーミャ=トルーダ・オレホヴォ=ズエヴォ 30 18 4 6 20 21-59

5/24にスパルターク-2・モスクワが優勝を決めた。
篠塚一平選手がいるところ。
ゼニット-2・サンクト=ペテルブルグはあのラジモフじゃないか。ペトロフスキーで勇名をはせた暴れん坊。彼に比べたら暴走特急君も優等生だよ(っていうわけないが)。
カリャカとか元ロシア代表が多数所属していて成績も中位だったのに、経営破綻でプレミア撤退を余儀なくされた(カーリャはスポーツ裁判所に給料支払いの仲裁あっせんを申し立てたんだっけ)、苦い思い出のサトゥールン・ラメンスコエも再建途上でここに位置している。
あの頃と同じ土星のマークを使っていて懐かしい!が複雑な気持ちになる。
最下位のズナーミャ=トルーダ・オレホヴォ=ズエヴォはロシア最古のサッカークラブ。
帝政時代に繊維業で財をなした企業家が工場労働者のレクリエーションのために作ったクラブ。
ソリャリス・モスクワなんてファンタスティックな名前のクラブもあるんだ、と思ったら、かつてのFKモスクワの後継ではないか!
失ったものへの秘めたる心の痛みを読みとり、それを物質化してしまうというソラリスの海が生んだサッカークラブ、なのだろうか?
FKモスクワはファン置き去りで運営していたようなところがあったし(外国人選手偏重であったり)、私は決してこのクラブには思い入れはなかったが、クラブ消滅が迫る中、署名を集めたりモスクワ市長と交渉したりしているファンの姿を痛切な思いで見ていた。そのすぐ数年後にサトゥールンが同じようにあっという間にプレミアから消えた。そういう時ってどのクラブでも同じなんだな、と思ったものだ。
もっとも、レムが名付けたソラリスというのはきっとラテン語系の「太陽」というのからとったのだろう。ソレイユ、レイソル、ソーラーの「ソル」、である。クラブのエンブレムを見てもそう思う。

③東地区(24節9クラブ)
1 バイカル・イルクーツク 24 44 11 11 2 37-18
2 イルティシ・オムスク 24 43 12 7 5 35-17
3 メタルルグ・ノヴォクズネツク 24 43 11 10 3 38-19
4 スメナ・コムソモーリスク=ナ=アムーレ 24 38 10 8 6 25-20
5 FKチタ 24 36 10 6 8 27-30
6 ディナモ・バルナウル 24 34 10 4 10 43-39
7 ヤクーチヤ・ヤクーツク 24 20 6 2 16 28-47
8 シビリ-2・ノヴォシビルスク 24 20 5 5 14 27-40
9 トミ-2・トムスク 24 18 5 3 16 25-55

シベリア・極東地域で9クラブ。
優勝はバイカル・イルクーツク。愛称は「忍び足のトラ」らしい。カッコいい。でもバイカルアザラシじゃないのか。
6月に入って優勝を決めたが、最終戦には破れ、2位・3位との勝ち点差は1だった。
トラちゃん、薄氷の勝利。

④ウラル・パヴォルジエ(ヴォルガ中下流域)地区(25節11クラブ)
グループA
1 カマーズ・ナベレジヌィエ=チェルヌィ 25 55 16 7 2 39-10
2 ゼニット=イジェフスク 25 42 12 6 7 39-24
3 スィズラン2003 25 41 11 8 6 37-19
4 FKチェリャビンスク 25 40 12 4 9 27-22
5 ルビン-2・カザン 25 40 11 7 7 39-25
6 ヴォルガ・ウリヤノフスク 25 38 8 14 3 29-16
グループB
7 ノスタ・ノヴォトロイツク 24 28 7 7 10 22-30
8 ネフテヒミク・ニジネカムスク 24 26 7 5 12 24-32
9 ラダ=トリヤッティ 24 24 5 9 10 27-36
10 ディナモ・キーロフ 24 20 4 8 12 17-36
11 スパルターク・ヨシカル=オラ 24 10 1 7 16 17-67

⑤南地区(18クラブグループA22節、グループB10節)
1 トルペド・アルマヴィル  22 45 14 3 5 37-23
2 ヴィチャジ・クルィムスク  22 43 14 1 7 38-26
3 チェルノモーレツ・ノヴォロシイスク  22 43 12 7 3 45-21
4 アフィプス・アフィプスキー 22 41 12 5 5 32-18
5 ディナモ=ガスプロム=トランスガス・スタヴロポリ  22 36 10 6 6 26-21
6 ミトス・ノヴォチェルカッスク  22 30 9 3 10 24-27
7 マシュク=KMV・ピャチゴルスク  22 28 7 7 8 23-27
8 スパルターク・ナリチク  22 26 7 5 10 26-27
9 FKタガンログ  22 21 5 6 11 15-31
10 ドルジバ・マイコプ  22 19 5 4 13 20-29
11 ビオログ=ノヴォクバンスク・プログレス(町)  22 18 5 3 14 19-32
12 アグンシュト・ナズラン  22 18 4 6 12 17-40

Группа В
13 アンジ-2・マハチカラ  10 19 6 1 3 20-15
14 アラニヤ・ウラジカフカス  10 18 6 0 4 15-11
15 FKアストラハン  10 16 5 1 4 23-15
16 FKクラスノダール-2  10 16 5 1 4 19-17
17 テレク-2・グロズヌィ  10 11 2 5 3 10-15
18 FKソチ  10 5 1 2 7 10-24

トルペド・アルマヴィルが前節3位からの逆転優勝。
チェルノモーレツ・ノヴォロシイスクは最終戦で破れて優勝と昇格を逃す。
チェルノモーレツというと、言うまでもなくオデッサのクラブが有名だけど、クージャという名の猫の司書が勤務する児童図書館で知られるノヴォロシイスクにも「黒海艦隊」はあるのだ。
かつてプレミアで優勝もした(1995年)アラニヤ、他にもしばらくプレミアにいたスパルターク・ナリチクがここにいる。

二部リーグ各地区優勝の5クラブがФНЛに昇格し、ФНЛ16~18位の3つのクラブが2部リーグに降格するので、2015-2016シーズンのФНЛは20クラブということになる。
ФНЛからはサハリン(東地区へ)、ヒミク(たぶんウラル・パヴォルジエ地区へ)、ディナモ・サンクト=ペテルブルグ(西地区へ)が二部降格。

(書きかけ)

2015年6月2日火曜日

首位への挑戦

6月7日の親善試合対ベラルーシ戦と、14日のユーロ予選グループ首位のオーストリアとの試合に向けてのロシア代表。
スパルタークのスーパーエリート、ダヴィドフくんが呼ばれた。
38人。
この中から残るだろうか?
前回初招集だったノヴォセリツェフも再び。
グラナトやブルラクは見送られているな。
クラブは結構ばらばら、ツェスカが多いが、リーグ下位のトルペドやロストフからも選ばれている。
国外からは今回もチェルィシェフのみ。

GK
イーゴリ・アキンフェーエフ(ツェスカ・モスクワ)
ウラジーミル・ガブロフ(ディナモ・モスクワ)
ユーリー・ロディギン(ゼニット・サンクト=ペテルブルグ)
アルチョム・レブロフ(スパルターク・モスクワ)
セルゲイ・ルィジコフ(ルビン・カザン)

DF
ヴァシリー・ベレズツキー(ツェスカ・モスクワ)
セルゲイ・イグナシェーヴィチ(ツェスカ・モスクワ)
ゲオルギー・シチェンニコフ(ツェスカ・モスクワ)
ユーリー・ジルコフ(ディナモ・モスクワ)
ドミトリー・コムバロフ(スパルターク・モスクワ)
エヴゲニー・マケエフ(スパルターク・モスクワ)
セルゲイ・パルシヴリュク(スパルターク・モスクワ)
エリミル・ナビウリン(ルビン・カザン)
イヴァン・ノヴォセリツェフ(ロストフ・ロストフ=ナ=ドヌ)
アンドレイ・セミョーノフ(テレク・グローズヌィ)
イーゴリ・スモリニコフ(ゼニット・サンクト=ペテルブルグ)
ゲオルギー・チギレフ(トルペド・モスクワ)

MF
デニス・グルシャコフ(スパルターク・モスクワ)
イーゴリ・デニソフ(ディナモ・モスクワ)
ロマン・ゾブニン(ディナモ・モスクワ)
アラン・ザゴエフ(ツェスカ・モスクワ)
オレグ・イヴァノフ(テレク・グローズヌィ)
アレクセイ・ミランチュク(ロコモチフ・モスクワ)
マゴメド・オズドエフ(ルビン・カザン)
アレクサンドル・リャザンツェフ(ゼニット・サンクト=ペテルブルグ)
オレグ・シャトフ(ゼニット・サンクト=ペテルブルグ)
ドミトリー・トルビンスキー(ロストフ・ロストフ=ナ=ドヌ)
ロマン・シロコフ(FKクラスノダール)

FW
デニス・ダヴィドフ(スパルターク・モスクワ)
アルチョム・ジューバ(ロストフ・ロストフ=ナ=ドヌ)
アレクセイ・イオノフ(ディナモ・モスクワ)
アレクサンドル・ココリン(ディナモ・モスクワ)
マクシム・カヌンニコフ(ルビン・カザン)
イーゴリ・ポルトニャギン(ルビン・カザン)
アレクサンドル・ケルジャコフ(ゼニット・サンクト=ペテルブルグ)
アレクサンドル・サメドフ(ロコモチフ・モスクワ)
フョードル・スモロフ(ウラル・エカテリンブルグ)
デニス・チェルリシェフ(ビリャレアル(スペイン))