2022年1月31日月曜日

さらにマロナ オデッサ海岸通り: 録画メモ:ホフマニアダ/ロング・ウェイ・ノース

NHKでなぜか放映された「ロング・ウェイ・ノース」と「マロナの幻想的な物語り」
但し、日本語吹替え版だった。
+宮崎駿の「紅の豚」←ジブリ系では一番好きかも。「さくらんぼの実る頃」は林田遼佑先生のフランス語講座の「今月の歌」コーナーで習った。5月だったと思う。テキストも録音したテープももう残っていないが。

オデッサ海岸通り: 録画メモ:ホフマニアダ/ロング・ウェイ・ノース: 1.ロング・ウェイ・ノース 2.ホフマニアダ ホフマンの物語 3.音楽の都サンクト・ペテルブルク 1.幸福路のチー 2.アブリルと奇妙な世界 3.アオサギとツル 4.キツネとウサギ 5.霧の中のハリネズミ

2022年1月30日日曜日

ヒースさんのブログより~北国の灯: 1972年1月30日/ la 30an de januaro, 1972 / 30 January,...

 また、英国軍からの謝罪は行われていません。

 英国軍で罪に問われた人は誰もいません。

これがまた、重い言葉。
追及の手を緩めてはいけない。

北国の灯: 1972年1月30日/ la 30an de januaro, 1972 / 30 January,...:   血の日曜日  今から50年前の1月30日、今日と同じ日曜日、北アイルランドで大きな流血事件がおきました。  北アイルランドのデリー(Derry)で公民権運動のデモ行進を行っていた市民を英国軍が何の警告もなしに襲撃しました。この暴挙で14名が殺されたのです。  この事件について...

ここに残した私のコメント(ノーザン・アイルランド・フィルム・フェスティバル2008を観ての感想:発砲した軍隊関係者が結局誰も処罰されなかったこと、作戦を指揮した将校たちが後に女王によって叙勲されていることが何ともやりきれない思いに陥らせます。)、私も忘れかけていたのだが、新調査委員会の報告を経てなお、未だ軍関係者の謝罪も処罰もないままだという。

2022年1月22日土曜日

彼女のソーラク・ピエールヴィ:同志少女よ、敵を撃て

 

ノーベル文学賞作品を下敷きにして書かれた小説というと昨年初頭に読んだ『あの本は読まれているか』が記憶に新しい。
https://kirakocma.blogspot.com/2021/03/blog-post.html

この本も、タイトルからしてノーベル文学賞受賞者(作家というよりジャーナリストだが)スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチの『戦争は女の顔をしていない』が即座に想起されるであろう。かの本は日本でコミカライズされ、NHK「100分de名著」で取り上げられ、多少知られるようになったまさに名著ではある。
”この本”『同志少女よ、敵を撃て』は無論アレクシェーヴィチやアントニー・ビーヴァー等の著作を読み込んだ上でのフィクションだが、この本もやがて映画化やコミカライズされて、もっと多くの人に届くようになるのだろうか(それを願う)。
※アルトゥール・スモリヤニノフくんはもうこういう戦争映画には出演しないかしら

Twitterのフォロワーさんが指摘していたことだし、一読して鈍い人でも気づくだろうが、ソ連の女性狙撃兵のシスターフッド全面に押し出したミリタリーものと言いつつ、実際にはもっともっと硬派のフェミニズムが見えてきて嬉しい(『あの本~』でも感じたこと)。”この本”の作者は男性、でよいのだろうか?にしては随分踏み込んで書かれていて感心する。
主人公セラフィマは、個人的な怨恨はともかく”女性を守る”ために戦闘する。逡巡しながら一貫している。

補遺1

『同志少女よ、敵を撃て』で言えば、オリガらの戦後~現在が『あの本は読まれているか』の女性達に通じていくのかもしれぬ


2022年1月18日火曜日

録画メモ:エセルとアーネスト/ジュゼップ戦場の画家

 「エセルとアーネストふたりの物語」

岩波ホールで観た。アニメーションの上映は割と珍しいか?「死者の書」を思い出す。

「ジュゼップ 戦場の画家」

こちらは一般公開時に見逃がした。

2022年1月15日土曜日

林田遼佑先生のフランス語講座 オデッサ海岸通り: 懐かしい響き

ようやく見つけた林田遼佑先生のラジオ講座、これが舞台の袖から始まるフランス語。


「今月の歌」で、4月が「私のノルマンティ」、5月が「さくらんぼの実る頃」(勿論ジブリよりずっと前である)だったと思うが、最後の9月の歌がスキットの内容とも重なる歌詞で(というか歌詞に合せてスキットを書いていらした)旅先から会えなかった恋人を想う歌だった。テキストも放送を録音したカセットテープもたぶんとっていない。今のマンションに越してからみていないから引越しの時に処分してしまったのだろうか。一生の不覚。

オデッサ海岸通り: 懐かしい響き: 片づけが年末にはできず、年が改まってからになっています。 それもあんまり捗っていないけど。 片づけていた中で発掘されたものの中に『ふらんす2008年4月号』がありました。 ここでは、 黒田龍之助先生が林田遼右先生と“子弟”対談 されています。 楽しい。 林田先生の講...

2022年1月13日木曜日

録画メモ:なぜ君は総理大臣になれないのか/はりぼて

 「なぜ君は総理大臣になれないのか」

2020年の東京国際映画祭で観た。それまで彼のことは知らなかった。同じ選挙区のワニ動画の人よりはよほどましだけど、ちょっと手放しでは賛同して応援するのは危ないなと思わせる人だった。立憲民主党ってほんとに選挙区勝ち抜きの人じゃないと(比例代表復活だと)党内での発言力がないのか、おかしな党だな。等々。しかしやはりワニ動画の輩よりはこの人を当選させるべき。

「ETV特集 義男さんと憲法」

「はりぼて」

日本映画専門チャンネルで放映していたのを録画して、家族と一緒に観ているが、いちいち呆れるわ~。冒頭の「国民年金少なくて老後心配だから議員報酬月10万上げて!」ってそれは「これじゃ暮らせないぞ!」と国に年金支給額上げるように言うべきだろうが、富山市の議員さんたちよ。

2022年1月12日水曜日

岩波ホールの思い出

 岩波ホール閉館の知らせを受け、勿論とても残念なのだけど、最近の空席具合を見ると…、ミニシアターの中でも観客の年齢層は特別に高いから新型コロナ感染を恐れて常連さんたちが見に来るのを控えちゃったんだろうなあ、そして新しい観客層を開拓しようにも、今どき珍しい自由席制でオンラインチケットなしだし、何もかも老朽化しているから、何だか納得してしまっている。

最初に岩波ホールにやって来たのは1979年だったようだ。

「木靴の樹」

親友(というか、同性の友人でとても憧れていたので彼女と言ってもいいようなきがする)が、どうも私のことを”岩波ホール作品が好きそう”と思ったらしくて一緒に観に行こうと誘ってくれた。デートよろしく二人で観に行った。眠ったりはしなかったが、堪能するには二人共幼過ぎたと思う。結末が理不尽でやるせなくて二人で呆然とした…。

次に訪れたのが1989年の「三人姉妹」で10年も空白期間が生じている。この時以降ほぼ一人で観に行っているが、この作品もええ~!チェーホフがなぜこうなる???だった。

以下、私が岩波で観た作品(初上映岩波だが別の場所で観た作品、一般公開の場が岩波だがそれ以前に映画祭等で観て岩波では観なかった作品は含まない。)

1979

木靴の樹


1989

三人姉妹


1990

サラーム・ボンベイ ! 


1991

コルチャック先生


1994

苺とチョコレート


1995

ムアンとリット

青空がぼくの家

私は20歳

田園詩

青い山

若き作曲家の旅


1997

ヴィルコの娘たち


2000

パン・タデウシュ物語


2001

今日から始まる 


2002

この素晴らしき世界 

落穂拾い


2004

わが故郷の歌 


2005

亀も空を飛ぶ 

ベアテの贈りもの


2006

家の鍵 

死者の書


2007

サラエボの花 


2008

懺悔 

 待ちに待って四半世紀。遂に観られた!そしたらメラブ・ニニーゼのデビュー作だったのね。初々しいメラブ。

シロタ家の20世紀


2009

カティンの森 

ポー川のひかり

嗚呼 満蒙開拓団

シリアの花嫁 


2010 ほんの数年前観たような気がするが…

セラフィーヌの庭 

パリ20区,僕たちのクラス 

コロンブス 永遠の海

ノン、あるいは支配の空しい栄光

抵抗 死刑囚の手記より

海の沈黙 デジタルリマスター版


2011

やがて来たる者へ

遙かなるふるさと 旅順・大連

木洩れ日の家で 

サラエボ,希望の街角


2012

最初の人間

菖蒲

イラン式料理本

ジョルダーニ家の人々  

キリマンジャロの雪 

オレンジと太陽

世界の夜明けから夕暮れまで[全5篇]

汽車はふたたび故郷へ 

 このあたりももう10年経つとは。


2013

少女は自転車にのって

ハンナ・アーレント


2014

幸せのありか

ローマの教室で〜我らの佳き日々〜

大いなる沈黙へ—グランド・シャルトルーズ修道院

他人の手紙

ワレサ 連帯の男

家族の灯り


2015

放浪の画家ピロスマニ

光のノスタルジア

真珠のボタン 

パプーシャの黒い瞳 


2016

皆さま、ごきげんよう

みかんの丘

とうもろこしの島

緑はよみがえる


2017

女の一生

残像

娘よ






2018

葡萄畑に帰ろう

少年スサ

ダンサー

微笑んで

他人の家

デデの愛

私のお祖母さん

スヴァネティの塩

ケトとコテ

大いなる緑の谷

少女デドゥナ

メイダン 世界のへそ

ヒブラ村

告白

陽の当たる町

ブラインド・デート

あぶない母さん

放浪の画家 ピロスマニ

映像

西暦2015年

モアナ 南海の歓喜

懺悔

希望の樹

祈り

ゲッベルスと私

マルクス・エンゲルス




馬を放つ

花咲くころ




2019

リンドグレーン

田園の守り人たち

ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス

12か月の未来図

こどもしょくどう

ナポリの隣人

エセルとアーネスト-ふたりの物語

少女は夜明けに夢をみる




2020

シリアにて




2021

ブータン 山の教室

ペトルーニャに祝福を

大地と白い雲

 


夢のアンデス


2022

ユダヤ人の私

 最近行った(今年の映画初め)


これからグルジア映画特集!
フリーパス購入済み


リニューアルオープン、無理なんだろうか?
再上映して欲しい作品が山盛りなのだが。

2022年1月4日火曜日

アンドレーエフ短編集『イスカリオテのユダ』


表題作はイエスを裏切ったイスカリオテのユダが主人公だが、同じような題材(イエスとユダと周囲の弟子たち)を扱ったブルガーコフの『巨匠とマルガリータ』やカザンザキスの『最後の誘惑』等と比較しても、それぞれのキャラクターの設定は雑駁な印象を受ける。(聖書や民間信仰に忠実なわけでもない。)

訳者の岡田和也氏は1961年生まれで昔の人というわけでもないのに、やたら難しい漢字を使う意図は何なのだろうか?特に地名をわざわざ漢字にする意味がわからない。聖書の人名はあまり拘っていないようだが。
それに対して会話の部分の文体が柔らかすぎる印象。ペトロやユダが「~なの?」みたいな口調で会話しているのは何とも不自然に感じられるし、皆同じような話し方で一本調子なので、訳し分けの工夫が欲しかった。

*カリオテ 加略

*ユダヤ 猶太

*フェニキア 腓尼基

*ティール(ツロ/ティルス) 泰爾

*ティペリア 提比里亜

*レバノン 黎巴嫩

*ナザレ 拿撒勒

*ベタニア 伯大尼

*イェルサレム 耶路撒冷

*イスラエル 以色列

*ファリサイ 法利賽

*サドカイ 撒都該

*ローマ 羅馬

*マグダラ 抹大拉


2022年1月3日月曜日

またまたフィンランドの展覧会に行く ザ・フィンランドデザイン展

2022年展覧会初めはザ・ミュージアムのザ・フィンランドデザイン展

会場に着いたのは2時半くらいだったかと思うが、観終わったら閉館時間になっていたので3時間くらいいたのかもしれない。


すっきりしたデザインを観てシンプルな暮らし、住まいに憧れるも、カタログやグッズを買い込む。我ながら矛盾している。

『ムーミン』の作者トーベ・ヤンソン、最近映画も公開もあったが(「TOVE/トーベ」)、画家としての彼女の一端が観られるのも嬉しい。彼女作のステンドグラス、ミュシャっぽい。弟ペル・ウロフ・ヤンソンの写真もあり、こちらも煌めいている。
オーロラや氷山、霜という寒冷な地域性のある題材も目立つ。タピオ・ヴィルッカラのガラス器「地衣類」シリーズはニョロニョロみたいだった。

買ったのはカタログ(分厚い)、ポストカード3点。それに同じ階の本屋さん「ナディッフモダン」ではアグネータ・フロックのカタログ、クリアファイル、ポストカードも買ってしまう。(フロックの展覧会には行っていないが。)





9月にはやはりザ・ミュージアムでフィンランドガラスのイッタラ展がある。
フィンランド建築は昨年11月にパナソニック汐留美術館で観た。
  ⇓

オデッサ海岸通り: サーリネンとフィンランドの美しい建築展:   4時半の予約だったがたっぷり観て気がつくと閉館の音楽が。1時間半食い入るように観てしまった。 新橋はパナソニック美術館のあるビルに着いたのが実は3時半で、同じビル内のパナソニックのショールームを自由見学させていただいた。キッチン・洗面所・バスルームとか、どんどん進んでいるんだ...