2022年1月12日水曜日

岩波ホールの思い出

 岩波ホール閉館の知らせを受け、勿論とても残念なのだけど、最近の空席具合を見ると…、ミニシアターの中でも観客の年齢層は特別に高いから新型コロナ感染を恐れて常連さんたちが見に来るのを控えちゃったんだろうなあ、そして新しい観客層を開拓しようにも、今どき珍しい自由席制でオンラインチケットなしだし、何もかも老朽化しているから、何だか納得してしまっている。

最初に岩波ホールにやって来たのは1979年だったようだ。

「木靴の樹」

親友(というか、同性の友人でとても憧れていたので彼女と言ってもいいようなきがする)が、どうも私のことを”岩波ホール作品が好きそう”と思ったらしくて一緒に観に行こうと誘ってくれた。デートよろしく二人で観に行った。眠ったりはしなかったが、堪能するには二人共幼過ぎたと思う。結末が理不尽でやるせなくて二人で呆然とした…。

次に訪れたのが1989年の「三人姉妹」で10年も空白期間が生じている。この時以降ほぼ一人で観に行っているが、この作品もええ~!チェーホフがなぜこうなる???だった。

以下、私が岩波で観た作品(初上映岩波だが別の場所で観た作品、一般公開の場が岩波だがそれ以前に映画祭等で観て岩波では観なかった作品は含まない。)

1979

木靴の樹


1989

三人姉妹


1990

サラーム・ボンベイ ! 


1991

コルチャック先生


1994

苺とチョコレート


1995

ムアンとリット

青空がぼくの家

私は20歳

田園詩

青い山

若き作曲家の旅


1997

ヴィルコの娘たち


2000

パン・タデウシュ物語


2001

今日から始まる 


2002

この素晴らしき世界 

落穂拾い


2004

わが故郷の歌 


2005

亀も空を飛ぶ 

ベアテの贈りもの


2006

家の鍵 

死者の書


2007

サラエボの花 


2008

懺悔 

 待ちに待って四半世紀。遂に観られた!そしたらメラブ・ニニーゼのデビュー作だったのね。初々しいメラブ。

シロタ家の20世紀


2009

カティンの森 

ポー川のひかり

嗚呼 満蒙開拓団

シリアの花嫁 


2010 ほんの数年前観たような気がするが…

セラフィーヌの庭 

パリ20区,僕たちのクラス 

コロンブス 永遠の海

ノン、あるいは支配の空しい栄光

抵抗 死刑囚の手記より

海の沈黙 デジタルリマスター版


2011

やがて来たる者へ

遙かなるふるさと 旅順・大連

木洩れ日の家で 

サラエボ,希望の街角


2012

最初の人間

菖蒲

イラン式料理本

ジョルダーニ家の人々  

キリマンジャロの雪 

オレンジと太陽

世界の夜明けから夕暮れまで[全5篇]

汽車はふたたび故郷へ 

 このあたりももう10年経つとは。


2013

少女は自転車にのって

ハンナ・アーレント


2014

幸せのありか

ローマの教室で〜我らの佳き日々〜

大いなる沈黙へ—グランド・シャルトルーズ修道院

他人の手紙

ワレサ 連帯の男

家族の灯り


2015

放浪の画家ピロスマニ

光のノスタルジア

真珠のボタン 

パプーシャの黒い瞳 


2016

皆さま、ごきげんよう

みかんの丘

とうもろこしの島

緑はよみがえる


2017

女の一生

残像

娘よ






2018

葡萄畑に帰ろう

少年スサ

ダンサー

微笑んで

他人の家

デデの愛

私のお祖母さん

スヴァネティの塩

ケトとコテ

大いなる緑の谷

少女デドゥナ

メイダン 世界のへそ

ヒブラ村

告白

陽の当たる町

ブラインド・デート

あぶない母さん

放浪の画家 ピロスマニ

映像

西暦2015年

モアナ 南海の歓喜

懺悔

希望の樹

祈り

ゲッベルスと私

マルクス・エンゲルス




馬を放つ

花咲くころ




2019

リンドグレーン

田園の守り人たち

ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス

12か月の未来図

こどもしょくどう

ナポリの隣人

エセルとアーネスト-ふたりの物語

少女は夜明けに夢をみる




2020

シリアにて




2021

ブータン 山の教室

ペトルーニャに祝福を

大地と白い雲

 


夢のアンデス


2022

ユダヤ人の私

 最近行った(今年の映画初め)


これからグルジア映画特集!
フリーパス購入済み


リニューアルオープン、無理なんだろうか?
再上映して欲しい作品が山盛りなのだが。

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