岩波ホール閉館の知らせを受け、勿論とても残念なのだけど、最近の空席具合を見ると…、ミニシアターの中でも観客の年齢層は特別に高いから新型コロナ感染を恐れて常連さんたちが見に来るのを控えちゃったんだろうなあ、そして新しい観客層を開拓しようにも、今どき珍しい自由席制でオンラインチケットなしだし、何もかも老朽化しているから、何だか納得してしまっている。
最初に岩波ホールにやって来たのは1979年だったようだ。
「木靴の樹」
親友(というか、同性の友人でとても憧れていたので彼女と言ってもいいようなきがする)が、どうも私のことを”岩波ホール作品が好きそう”と思ったらしくて一緒に観に行こうと誘ってくれた。デートよろしく二人で観に行った。眠ったりはしなかったが、堪能するには二人共幼過ぎたと思う。結末が理不尽でやるせなくて二人で呆然とした…。
次に訪れたのが1989年の「三人姉妹」で10年も空白期間が生じている。この時以降ほぼ一人で観に行っているが、この作品もええ~!チェーホフがなぜこうなる???だった。
以下、私が岩波で観た作品(初上映岩波だが別の場所で観た作品、一般公開の場が岩波だがそれ以前に映画祭等で観て岩波では観なかった作品は含まない。)
1979
木靴の樹
1989
三人姉妹
1990
サラーム・ボンベイ !
1991
コルチャック先生
1994
苺とチョコレート
1995
ムアンとリット
青空がぼくの家
私は20歳
田園詩
青い山
若き作曲家の旅
1997
ヴィルコの娘たち
2000
パン・タデウシュ物語
2001
今日から始まる
2002
この素晴らしき世界
落穂拾い
2004
わが故郷の歌
2005
亀も空を飛ぶ
ベアテの贈りもの
2006
家の鍵
死者の書
2007
サラエボの花
2008
懺悔
待ちに待って四半世紀。遂に観られた!そしたらメラブ・ニニーゼのデビュー作だったのね。初々しいメラブ。
シロタ家の20世紀
2009
カティンの森
ポー川のひかり
嗚呼 満蒙開拓団
シリアの花嫁
2010 ほんの数年前観たような気がするが…
セラフィーヌの庭
パリ20区,僕たちのクラス
コロンブス 永遠の海
ノン、あるいは支配の空しい栄光
抵抗 死刑囚の手記より
海の沈黙 デジタルリマスター版
2011
やがて来たる者へ
遙かなるふるさと 旅順・大連
木洩れ日の家で
サラエボ,希望の街角
2012
最初の人間
菖蒲
イラン式料理本
ジョルダーニ家の人々
キリマンジャロの雪
オレンジと太陽
世界の夜明けから夕暮れまで[全5篇]
汽車はふたたび故郷へ
このあたりももう10年経つとは。
2013
少女は自転車にのって
ハンナ・アーレント
2014
幸せのありか
ローマの教室で〜我らの佳き日々〜
大いなる沈黙へ—グランド・シャルトルーズ修道院
他人の手紙
ワレサ 連帯の男
家族の灯り
2015
放浪の画家ピロスマニ
光のノスタルジア
真珠のボタン
パプーシャの黒い瞳
2016
皆さま、ごきげんよう
みかんの丘
とうもろこしの島
緑はよみがえる
2017
女の一生
残像
娘よ
2018
葡萄畑に帰ろう
少年スサ
ダンサー
微笑んで
他人の家
デデの愛
私のお祖母さん
スヴァネティの塩
ケトとコテ
大いなる緑の谷
少女デドゥナ
メイダン 世界のへそ
ヒブラ村
告白
陽の当たる町
ブラインド・デート
あぶない母さん
放浪の画家 ピロスマニ
映像
西暦2015年
モアナ 南海の歓喜
懺悔
希望の樹
祈り
ゲッベルスと私
マルクス・エンゲルス
馬を放つ
花咲くころ
2019
リンドグレーン
田園の守り人たち
ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス
12か月の未来図
こどもしょくどう
ナポリの隣人
エセルとアーネスト-ふたりの物語
少女は夜明けに夢をみる
2020
シリアにて
2021
ブータン 山の教室
ペトルーニャに祝福を
大地と白い雲
夢のアンデス
2022
ユダヤ人の私
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