2013年2月24日日曜日

きっと

サッカーの才能は確かにあるわけで、それを無駄にしないようにね!

Российский футболист после тюрьмы остается играть в Чили

このマクシム・モロコエドフ選手は、ペテルブルグ出身で二部リーグのペトロトレストでプロデビュー、ディナモ・サンクト=ペテルブルグを経て、プスコフ-747でプレイしていたのですが、児童書の中に隠した6キログラムのコカインを国外に持ち出そうとしたのを逮捕されて3年間服役していたのですが、出所後チリの二部リーグのサンチャゴ・モルニング(モーニング)でプレイをすることになりました。

モロコエドフは昨年から更生プログラムの一環でこのクラブと契約してプレイしていた。
Осужденного в Чили футболиста из РФ взяли в местный клуб

このたび出所したことで、本来ならロシアへ強制送還されるところ、この行政処分が取り消され、チリでプレイを続けることができることになったというものだ。

彼は25歳。まだやり直せる、と信じたい。

ロシアの異端、異端のロシア

東洋文庫ミュージアムも、これで4回目の入館になる。
モリソン書庫の前の椅子に、今日の講師お二人がいらっしゃった。


今日のお題は「ロシアの正教、正教のロシア:頭でロシアはわからない心で親しむ歴史と文化」
 ↑
トゥルゲーネフなどがそういう言い方をしているので、「理性では理解しかねるロシア」というのを日本のロシア関係者はよく持ち出すが、それは別にロシアに限ったことではないと思うな。
日本だって他から見ればよくわからないという面が少なからずあるだろうし、イランだってレバノンだってそう。
簡単にわかったということにはならないのはもちろんなのだが、理解しえない異質の存在だという国や民族だ、みたいな扱いは、軽々にすべきではないだろう。
講師は3名で
1.井上まどか先生「正教会における祈り チェルノブイリとイコン」
2.下斗米伸夫先生「古儀式派とロシア政治:日露戦争からソ連崩壊まで」
3.亀山郁夫先生「」ロシア文学における正教と異端派」

この時間で3人のレクチャーというのは詰め込み過ぎというもので、それぞれの先生が話し足りない、時間がないと感じたのではないか。少なくとも、聞いている私は話がどんどん進んでしまって、聞き逃したのか先生が話をカットされたのかわからないままだった箇所も多かった。
帰りの電車の中でハンドアウトを見直してそういうことかと復習した部分もある。

ちょうど下斗米先生と亀山先生が正教徒のマイノリティーである«異端派»について取り上げたが、特に下斗米先生の古儀式派の政治との関わりについての指摘が新鮮だった。
何せ時間が押していたので、じっくり考える間もなくジャーナリスティックな話題を次々に提供されて刺戟的だったと感じたという面も否定できないのだが。
ロシア革命に古儀式派の影響がかくも指摘できるとは驚きだが、最初の衝撃から落ち着いてくると、「信心深いロシア」が「無神論のソ連」に豹変したかのような、教会爆破などのあの年代の暴風雨のような出来事も、なんだか合点がいくような気がする。
今まで異端として迫害されてきた古儀式派にしてみれば、帝政を支えた旧体制側=正教の「正統」ニーコン派はそれだけ憎たらしかっただろうと。古儀式派にとって、ニーコン派は敵でアンチキリストなのだ。(←宗教家の態度としては全く正しくない俗っぽい反応であるが。)

下斗米先生のお話によれば、ソヴィエトは古儀式派の集会が起源だそうだ。
スターリンが指摘するところでは「純ロシア現象」、グルジアにはもちろん、ポーランドにもウクライナにもなかった。
で、古儀式派は実はそんなに弱小集団ではなかったようで、国内産業の4~7割(特に繊維工業)を掌握していたり、革命家の中にもいらっしゃったり。
そうそう。ロシア革命を担った人たちはは無神論一色かと思ったら、求神論のベルジャーエフ、建神論のルナチャルスキーやゴーリキーがいる、という。
ルイコフ、カリーニン、シリャプニコフ、ノギン、ブルエビッチ、モロトフらが古儀式派系のボリシェヴィキ。
(その後も、グロムイコ、エリツィン、プーチン?)

そんな風にどんどん人名を挙げて古儀式派との繋がりを指摘され、またはビャトカ、ニージニーノヴゴロドと古儀式派拠点とされる地名を挙げ、何とか最後まで行き着いたというレクチャーだった。
まだまだ頭の中ではそういった知識が点在するのみで、確かな検証となって納得できるまでに至っていない。
もうすぐ刊行されるという先生の新著が楽しみだ。
特に、今日のお話では、キエフないしウクライナの位置づけがわからなかった。
先生は説明はある程度されていたのだが。

(他の先生については後ほど)

ディスカッションの最後の方は、亀山先生が私にとっては全く関心のない話題に持って行ってしまったので(だから「どうでもいい」に手を挙げた)、時間がもったいなかったな。
レスリングの問題の方がよかったのに。
イランとアメリカが抱擁している図、なんて、熱いものを感じずにはいられない。

2013年2月23日土曜日

祖国防衛の日

今年もお祝いを述べましょう。

с Днем защитника Отечества!

Открытка к празднику День защитника Отечества Красная звезда в золотой оправе, салюты над рекой, георгиевская ленточка, поздравление папе, дедушке, сыну
BEST-ANIMATION.RU - ЛУЧШИЕ АНИМАЦИИ, АНИМАЦИОННЫЕ КАРТИНКИ, ОТКРЫТКИ ИНТЕРНЕТА

ルビン・ゼニット・アンジと、ヨーロッパリーグ決勝トーナメントでロシア勢は揃って勝ちぬけることができた。
ゼニットは危ないところだった。
ホームで零封にしておいてよかったね。
今日はハルクが貴重なアウェイゴールを決めていてよかった。
ウクライナ勢は残念だった。バテも。

2月23日、祖国防衛の日というのは本来は軍人さんに感謝しましょうデーなのだが、非公式には男性一般をお祝いするというので、何となく日本のヴァレンタインデーみたいな日になっている。
3月8日の国際女性デーが、男性が女性に感謝して花束と共にプレゼントを贈る日としてソ連時代から定着しているのに対して、祖国防衛の日はそれに対抗してつくった新しい祝日だ。
男性なら誰でも祖国を防衛しているわけではないし(祖国とは何か、防衛とはどういうことなのか、についてなど様々な考え方もあることだし)、女性だって(女性こそ?)守っているのではないか、というような言説はあるにしても、この祝日の成り立ち自体が上記にあるように、「女性たちが3月8日に祝ってもらえるように、僕たちも祝って欲しい!」というものなので、思想的・政治的な問題には立ち入らないことにする。
祝われたいって言うなら祝ってさしあげましょう。
なお、3月8日を女性の日とするのはソ連が起源ではなく、5月1日のメーデーと同様にアメリカ起源である。

さて、このところ当ブログは「可愛いロシア」に重点が置かれつつあったが(サッカーネタ以外)、今日はちょっと「強面ロシア」「ミリタリーロシア」に触れてみよう。

マッチョな祝日=男のためのモスクワ・ガイド

2013年2月21日木曜日

さよなら魔法使い

さきにゲルマン監督の訃報について書いたが、今朝ニュースを読んで悲しんだのはこちらの訃報だった。

オトフリート・プロイスラー氏死去
代表作に「クラバート」「大どろぼうホッツェンプロッツ・シリーズ」「小さい魔女」など。


スロヴァン・リベレツのリベレツ出身ということだが、作品はかなりドイツっぽい、いかにもドイツなような気がする。 
(ただし、『クラバート』はソルブ起源だと聞いている。)

ホッツェンプロッツは本でも読んだが、人形劇で親しんだ。
(ひぽぽたあむの印象が強かったが、元はひとみ座のレパートリーなのか?)

『小さい魔女』も懐かしい。
これはいかにもドイツのお話だ。
NHKで人形劇が放映されたのは66年・84年・98年だそうだ。
(今朝ネットで調べた。)
「この話は知っている」と父に誇ってみせたのは84年の放映を観た時のことだったのだろう。

寡作監督は辛いよ

巨星堕つ。

В четверг, 21 февраля, на 75-м году жизни скончался выдающийся советский и российский кинорежиссер, сценарист и актер, народный артист Российской Федерации Алексей Герман-старший.

・Проверка на дорогах 道中の点検
・Двадцать дней без войны 戦争のない二十日間
・Мой друг Иван Лапшин 我が友イワン・ラプシン

・Хрусталёв, машину!  フルスタリョフ、車を!
「フルスタリョフ」の映画祭上映のとき、ゲルマン監督は来日したのだけれど、映画好きの友人に
ロシアの映画監督はカッコいい人が多いからって、ゲルマンだけは期待しない方がいいわよ。絶対Kocmaさん好みじゃないから」と釘を刺されていたのだった。

いや、私はゲルマン監督自身にがっかりはしなかった!
ミハルコフとかソクーロフみたいな、スタイリッシュな、というのだろうか、そういうのはないにしても。
それより、「フルスタリョフ」という作品にはかなりがっかりした。
それまでの3作品には感銘を受けていたのに!
特に「道中の点検」が好き。
私はコンサバなのだ。観ていて(聴いていて)とても不快に感じた。

最新作(のはずだった)Трудно быть богом 『神さまは辛い』の完成を待っていた。
寡作だったので、おそらくこれが生涯最後の作品になろうかとは感じていて、撮り終ってから編集の長さにも、ノルシュテイン的完全主義モードになってしまっているのだろうと思いつつ、早く観たいよ、原作者のストルガツキーさんも昨年末に亡くなってしまったじゃないか、と、思いが募っていた。

(息子が完成させるのだろうか?)

2013年2月20日水曜日

いつもの迷走?

ディナモ・モスクワが有望若手のパニュコフをヒムキにやってしまう。
戻ってくるのは今シーズンが終わる6月5日。

コムバロフの双子の時もそうだったが、いい子がいるなと思うと、他にやってしまう、ディナモの方針はいつも謎だ。

無論ココリンもいろいろと狙われていて噂が飛び交う。

Андрей Панюков арендован "Химками" у "Динамо".

2013年2月18日月曜日

チェリャビンスクの記憶

例の隕石のニュースを目にした時、チェリャビンスクって隕石が落ちやすい場所なんじゃないだろうかと一瞬思ってしまった。

なぜかはわからないが、かの地に隕石が落ちたことがあるような気がしたが、果たしてそうだったのだ。
「隕石が見つかるロシア6地域」より、「チェリャビンスク クナシャク隕石雨」を参照のこと。

しかし、チェリャビンスクという地名をなぜ知っていたのかというと、服部倫卓先生がご自身のブログで「チェリャビンスクならオレに任せろ」と詳しく書かれている中にあるように、チェリャビンスク州には軍事・原子力関係の施設がある秘密都市である「チェリャビンスク65」=オジョルスクがあり、そこは1957年及び1967年に「ウラルの核惨事」が起きた場所である、というのが記憶の隅に残っていたからだ。

10年の間に2回も大事故が起こっているのだ。
ソ連の秘密主義によるところが大きいのだろう。

それは10年前に読んだ『黒い瞳』(ファイナ・ブラゴダーロワ著佐伯靖子訳教育出版2002年刊)に描かれていたものだった。

今回の隕石落下は避けようのない自然現象であったと言えるが、核施設は今回ほんとうに大丈夫だったのだろうか?とかなんとか、いろいろ疑念を持ってしまうのだ。

あの試合の決着は

あの試合の決着は、まだついていなかったのか。
と今更ながら思う。

В суде Лозанны «Зенит» требует признать «Динамо» поражение со счетом 0:3

ロシアプレミアリーグ16節のディナモ対ゼニット戦で、アントン・シュニンがゼニットファンが投げ込んだと思われる爆竹によって耳や目に火傷を負わされたあの事件だ。
試合は中断の後、そのまま打ち切られ、観客の多数が拘束され、危険物を所持していた人の中でも若い女性が犯人であるかのような報道がされた。
試合はゼニットの判定負けとされ、且つゼニット、それに主催者のディナモとも無観客試合を科されることになったのだったが。
(無観客試合は既に行われている。)
- техническое поражение «Зениту» со счетом 0:3. 3-0でゼニットの負け
- Два домашних матча «Зениту» и один «Динамо», проведенных без зрителей.
ゼニットは2試合、ディナモは1試合のホームゲームを無観客で行うこと

しかし、この国内の機関での裁定では解決せずに、ローザンヌのスポーツ仲裁裁判所(国際オリンピック委員会設立の一審制の仲裁機関だが、日本語でも「裁判所」、ロシア語でもсудという)まで持ち込まれていたようだ。
ゼニットは、主催者が悪いのだとかいろいろ文句を言い、リーグ側に不満を述べ、新しいリーグを作ってやるんだとか息まいて見せたりもした。
(新リーグ構想に関してはCIS諸国の上位チームに声をかけ、この事件とは別方面からある程度話し合われてはきていた。)
で、ゼニットは、ローザンヌで上記処分の取消を主張した。

確かにディナモのホームゲームであって、爆竹や発煙筒を持ちこませたのはディナモ側の警備がなってなかったとは思うけれど、ゼニットのフーリガンたちには今までも問題行動がありすぎたから、全く同情はできない。厳しく対処すべきだと思う。

繰り返すが、シュニンは「何より無実の人が罰せられることがないように」と、述べている。
それは確かにそうなのだ。
でもクラブの責任は重い。二度とこんなことが起きないように対策を講じなければ。

2013年2月17日日曜日

捨てられない!ロシアチョコ包み紙の使い道

何度も書いて力説しているとおり、ロシアのチョコレートは可愛い。
味に関しては、一言で言って甘い。砂糖がいっぱい入っている甘さ。
(日本のチョコレートみたいなデリケートな甘さやふわっとした口触りは目指していない。でもアメリカのほど甘アマでもない。)
というわけで、正直言って日本のチョコの方が美味しいと思うが(まあ、私はこういうことに関してはナショナリストなので、ベルギーやオランダなどの有名ブランドチョコレートより明治の板チョコが好きだったりするのだが)、ロシアのチョコはパッケージが可愛い。

ショコラーシカもいい線いっているが、そういう「ヴァレンタインデー限定」みたいな、ハレのものでもなくて、普段使いに可愛いものなのがよろしい。

可愛くて捨てられず、ずっと手元にとっておいたのだが、母が近所に群生している四つ葉のクローバーなどで押し花・押し葉にして、それをパウチ加工して栞を作っているのみて、
「この可愛い包み紙でも同じようにして栞を作れる」
と思いついた。

日本のチョコレート菓子だとプラ袋詰めで個別包装もプラ素材だけれど、ロシアのチョコは包みは紙製なのだ。

作業手順は単純。
・包み紙をきれいに折って、並べて、パウチ加工する。
・適当な大きさに切る。
・四隅をコーナーカットパンチで丸くする。
・リボンを通す穴を開ける。
・リボンを通す
これで出来上がり。

最初に作った栞の数々
赤ずきんちゃんやリスは皆に配ってもう手元に残っていない。

これらはウクライナはハリコフのチョコ。
      包み紙は色鮮やかで美しい。

ペテルブルグの白クマ、ハリコフのリス、ウラジオストクのフワフワリス
リボンはロシア製ではなくて、その辺のものなので日本製だったり中国製なのかもしれない。
この栞は読書好きの友人たちに気前よく?配った。
結構喜んでもらえたのではないかと思う。
自分で使っていても便利だし。

この他にも、コースターにしたり、下敷きにしたものもある。

それからこれから作ってみようかと思っているのは、マグネットシールのリサイクル。
なぜか電話帳についてくる、某芸能人の顔が印刷された「水周りの修理は当社へ」というマグネットシールが何枚も溜まっているので、両面テープでリスちゃんやミーシャの包み紙を貼ってみたら可愛く再生できるのではないか?
(使い終わった図書カード(ピーターラビットなど)のリサイクルでは実験済み。)
難点は、マグネットシールを使う場所が、自宅では冷蔵庫と玄関のドアくらいしかないこと。
後は職場に持って行こうか?

その他にどんな使い道があるか、徐々に考えていこう。

2013年2月16日土曜日

いかがです?リスちゃんチョコと栞

ロシアにはリスの絵柄のチョコレートがいくつもあるようだ。
そして、リスちゃんチョコはナッツ入りというのがお約束。

私が最初に手にしたリスちゃんチョコは、ロシア語の授業でクラスメイトの誰かがお土産に持ってきた「お伽噺の瞬間」というものだったと記憶している。
その包み紙もたぶんとってあると思うが(ノートか教科書に挟んでるだろうか?)、リスが回し車(←っていうのか、今調べてみて初めて知った)の中にいる、ちょっとエキゾチックな絵だった。
「これが何でお伽噺なの?」
とクラスメイトの誰かが質問したら、ここは明確に覚えているのだが、Яさんというばりばり理系男子が即答したのだ。
「プーシキンの『サルタン王物語』ですよ」
ああ、そう言えば。
ではあるのだが、でも『サルタン王物語』でリスが出てくるのは、ほんとに冒頭の一瞬だけなのだ。
本筋には全く関係はない。
私にとってはプーシキンそのものよりも、リムスキー=コルサコフの音楽や、アニメーションで親しんできた『サルタン王物語』であったが、チョコレートの包み紙という形でも記憶に残ったのだった。

ナッツが好きだということもあって、ロシアでリスの絵のチョコを見つけるとすぐ買ってしまうのだが、
ロシアのチョコレートは包み紙が可愛いので、捨てられない。
だから、しおりとして愛用している。

今般、またまた素敵なリスチョコを見つけた。
ロシアのチョコだが、ロシアで、ではなくて、日本で。
リャビーナさんというお店が「フワフワりすちゃん」という名前で販売している。
実店舗は名古屋なのだが、ありがたいことにネットで注文することができる。

見つけたのは昨年末だったが、2月のプレゼント用に確保した。
贈る相手は大変読書好きの方なので、包み紙で作った栞もつけ、セットで贈ろうと思った。
(栞にする分のチョコは自分でいただいちゃうのだが。)

フワフワりすちゃんチョコ5つと、その包み紙のしおり(中央)
それに違うリスチョコの栞(奥)+@
 
 
ハリコフチャンカ工場(ウクライナ)の「ひょうきんリスちゃん」(右)と、ウラジオストク生まれの「フワフワりすちゃん」 (下)とクループスカヤ工場(ペテルブルグ)のホッキョクグマ(左)。


ほんとうなら、↓の上の方のクループスカヤ工場の「りすちゃん」栞を入れて、リス・シリーズで揃えたかったが、残念ながらこのクループスカヤのりすちゃん栞は既に皆あげてしまって手元に残っておらず、やや場違いながら同じクループスカヤ工場の「北極のミーシャ」の栞を加えた。



「フワフワりすちゃん」はウラジオストクの「沿海州のお菓子屋さん」工場製で、これは決して悪口ととって欲しくないのだが、包み方が他のロシアチョコと比べてもちょっと緩い。
可愛い包み紙だからそっときれいにはがそうとするわけだが、初めからちょっと切れていたりする。
クループスカヤの「リスちゃん」や「北極のミーシャ」はビニールのパッケージの中に個別包装されたチョコが入っている(モスクワの「赤い十月」製の「アリョーンカ」なんかもそうだ)ので、日本のお菓子のパッケージをあまり変わらないのに比べると、より素朴なロシアっぽさが残っていると評価したい。
(ハリコフチャンカの「ひょうきんリスちゃん」は他のチョコレートとの詰め合わせで円筒型のブラスチック容器に入っていた。)

後日談:栞で一番気に入られたのは「北極のミーシャ」だったようだ。
後日記2:フワフワりすちゃんの出生地をハバロフスクと書いていたのは間違いです。ウラジオストクと訂正しておきました。

ウラー、ウラー、ウラー

「人生、ブラボー」はカナダのフランス語圏の映画だった。
アイディアはなかなかで、面白い映画になる要素は大あり、ただ、慎ましく、大爆笑!ではなく、かなり物足りない感が残る。
カナダ人ながらサッカー好きの主人公は、贔屓のクラブのスター選手が身内と知って大喜び!
だけど、このネタはその場限りで、サッカーシーンも最初だけだった。
ウォズニアクという苗字からして有名テニス選手を思い起こさせ、ポーランド移民かとあたりをつけていると、前ローマ教皇(もうすぐ前々になるが)の写真が実家に飾ってあったり、テーブルにヴォトカの瓶が並んでいたり(それもスミルノフとかではなくてズブロフカなどなど)、遂にお父さんが「ワルシャワでは」と言うし。

黒田龍之助先生の新著が3月30日に出る予定。
『ぼくたちの外国語学部』三修社

2013年2月13日水曜日

作家とサッカーその4ヤロスラフ・ハシェク

ハシェクはハシェクでも、イヴァン・ハシェクさんではありません。

イヴァン・ハシェクさんは法曹一家に生まれた異色のサッカー選手でありました。
Приходится двородным братом Мартину Гашеку, тоже футболисту и партнёру по «Спарте», и Доминику Гашеку, который добился больших результатов в качестве хоккейного вратаря. Имеет двоих сыновей, Ивана и Павла, они тоже играют в футбол на профессиональном уровне.
従兄弟のマルチン・ハシェク、息子のイヴァンとパヴェルがサッカー選手、従兄弟のドミニクがアイスホッケーの選手と、スポーツ選手も輩出する家系のようだ。

作家のヤロスラフ・ハシェク(ご本人の書いたところによると「チェコ最大の作家ヤロスラフ・ハシェク」)は、これらのハシェクさんたちとは恐らく血縁関係にはない、と思う。
ご自分で「チェコ最大の作家」と標榜するのもまんざら嘘ではない、『兵士シュヴェイクの冒険』で有名な、あの破天荒の生涯を送ったハシェクであるが、これは『法の枠内における穏健なる進歩の党の政治的・社会的歴史』の第42章あたりから登場する、なぜかチェコ人とチェコ民族に大いに敬意を払っているハンガリー人たちによるサッカーについての言及を書き出してみる。

(ただ、『シュヴェイク』をお読みになった方ならよーくおわかりかと思うが、ハシェクの文体ときたら、大概が酔っ払いがぐだぐだ無駄話をしているような調子が止めどなく続くというものなので、抜き出して書いたところで、何が何やらわからん!と感じることでありましょう。是非この本を通して読まれることを切に願うものであります。)

「…チェコ人は軍人としてもすぐれていますが、負けたこともあります。まるで中風になったみたいだったのですが、それは悪賢いドイツ人のせいだったのです。チェコ人はドイツ人との決着をつける時機を、待っているのですね。それはそうとして、チェコ人は国会で一騒動起こすのが上手ですよね。それにサッカーでも相手を負かす術を心得ていますよ。ピルゼンはビールで有名です。」
「ピルゼンはドイツ語です。チェコではプルゼニと言うのです。」
(第42章「おおむね旅行記ならぬ、旅の初めの考察」より州知事ミクローシュ・ブチュタイ氏の発言)

「チェコとハンガリーは一つの民族なのですね。言葉こそ違いますが、すでに何年も友好的に交流している民族なのであります。チェコのサッカーチームはペシュトで試合をしておりますし、ハンガリーのサッカーチームもチェコの首都プラハで試合をしているのであります。コシュート万歳、チェコ万歳!」
(第43章「ハンガリー人とチェコ人」より群長イシュトヴーン・ヴァルゲ氏の発言)

この本が書かれた1911年当時、第一次世界大戦前で、チェコもハンガリーもオーストリア=ハンガリー帝国の一部だったが、既にサッカーチームがあって試合をしていたのか、ということがここから知ることができる。
ハンガリーは相当強かったかもしれない。
チェコの方は、おそらくドイツと同様にまず体操クラブが全国的に作られ、それを基盤に他のスポーツも発展していくという道を辿ったのではなかったか(うろ覚え)。
ヤロスラフ・ハシェクは無頼の作家で、ウ・カリハやらウ・フレクーだのビアホールで飲んだくれて記事を書きまくっていたようで、スポーツをやったり観たりしていたのかどうかというと、あんまりそういう印象はないのだけれど。
だから、具体的に贔屓のクラブがあったのかどうか。
あったとしても、今で言えばスパルタ・プラハみたいな一番人気のところではなかったのでは?
と、これはあくまで私の想像です。

『プラハ冗談党レポート 法の枠内における穏健なる進歩の党の政治的・社会的歴史』
栗栖継訳


ショコラーシカ@霞ヶ関駅

いろいろなところで「完売御礼」であった、chokolaшkaのリスとクマが、灯台下暗し、霞ヶ関駅(地裁高裁・外務省側)の季節限定売り場におはしますではないか!(13日15時過ぎ)

 なので、Suicaで「リスとクマを1匹ずつください」と買ってきました。
(その代わり、四角い箱のシーニィが完売でした。上の写真の右上にその旨の赤札が貼られている様子が見えます。官僚たちの好みはデパートにチョコの買い出しに行くお嬢さんたちとは違うのだ、きっと。)

 リスとクマのパッケージは思いのほか小さかった。
ギフトバッグはターニャ達やシーニィなどと違ってキノコ型です。

リス(ローフキィ)・ターニャ・クマ(ミーシャ)
 
先日、書いたけれど、男性の名前をつけて欲しくなかったなあ。


2013年2月12日火曜日

チョコレート発送完了

ショコラーシカと


あとはロシアのチョコレート。
男性にだけれど、実は包み紙が異様に可愛い、とてもガーリーなものなのだが、まあ許していただけるだろう。

こちらの画像は14日以降に。

お待たせしました。
ロシアチョコレートの画像です。

 


りすちゃんチョコでした。
 
補足記事は16日に。

これから観たいサッカー映画

横浜にサッカー映画を観に行った。
ヨコハマ・フットボール映画祭だ。
一番よかった(自分の身に引きつけて観てしまうのだった)、ドイツ女子アマチュアチームとイラン女子チームの試合開催に関するドキュメンタリー映画「フットボール・アンダーカバー」は、さきほど「オデッサ・スタジオ」に、簡単に感想を書いておいた。

その他は
「勝利への脱出」…シルベスター・スタローン主演、ペレとか有名選手が出演している、ディナモ・キエフの死の試合をアレンジしてドラマにした映画。ずっと前に観たきりだった。改めて観ると、やっぱりおもしろかった。けど、ペレが怪我して引っ込んで、後でまた出場するのは、当時のルールではありなの??
「ソカ・アフリカ」…アフリカからヨーロッパのクラブへの移籍を夢見る少年たちのドキュメンタリー。アフリカには殆ど関心を持っていなかったが、案の定の厳しい世界だった。が、いい人たちもいて、NGOを作って何とかしようとしているのにほっとする。
「ローカル・サッカー・クラブのヒーロー」…実はイタリアのサッカー映画を観るのは初めてなのではないだろうか?単純におもしろかったけれど、邦題が何とかならないか?冒頭から<何だかムッソリーニみたいだ>と思っていたら、ばっちりほんとにそれをネタにしていた!いいのかイタリア?(ドイツ映画ではヒトラーの真似ごとで笑いをとるなんて物議を醸すだろうに。)緩いラストだったが、これもよし。

各作品の上映後にミニ・トークがあったが、特におもしろいものはなかった。
どなたかが、これまで観たサッカー映画で印象的だったものとして、私が今まで観た中で最も感動しなかった部類に入る作品である「ベルンの奇蹟」を挙げていた。
アンケートにはリクエストコーナーみたいな項目があったが、そういうときにも「ベルンの奇蹟」は絶対に挙げないな。
(それなりにおもしろくて、観て損したとは思わなかったが、2度観ようとは思わない、というか、あんまり心に残るものがなかった。だから、「オデッサ・スタジオ」にも感想を書いていない。)
これから観たい作品、上映して欲しい作品。
筆頭は、未見のものでは«Матч»、観たものでは「エターナル」と「カップ・ファイナル」だろうか。
あと、オランダの「オールスターズ」とその続編。

「ユナイテッド ミュンヘンの悲劇」や「コッホ先生と僕らの革命」は悪くはないけれど今更観ようとは思わない。

2013年2月10日日曜日

いつも夢見るバラライカ

ラチョフの絵本などで、民族衣装を身に付けたウサギなどの小動物が手にしている様子が思い浮かべられますが、今日の東洋文庫での講座&コンサート「もっと北の国の音楽:魅惑のバラライカ」では、いろいろ新発見がありました。

左は森田先生がソ連時代に買ったというお土産用バラライカ。
左はマクシム先生が演奏されたもの?

講師は森田稔先生とマキシム・クリコフ先生。

クリコフ先生は、ペテルブルグの大学ではロシアの民族楽器オーケストラの指揮とバラライカを専攻、東京芸術大学では日本の伝統音楽を研究(博士号をとったのは尺八だけれど、三味線・お琴もものするとか)。さらに!小説も書くという、多芸な方。
コンサート後に伺ったのですが、2009年の留学生文学賞奨励賞を受賞されたその小説のタイトルは『再会』
マクシム先生は「ネット上で読むことができます」とおっしゃっていましたが、現在はKindleで購入して読むことになるようです。
『留学生文学賞 作品集 [Kindle版] 』
(↑の授賞式の場では、マキシム先生はバラライカは趣味にすぎないみたいなことをおっしゃっておおいに謙遜されているが、もちろん単なる趣味ではない!)

森田先生のレクチャーはユーラシアブックレットの『民族楽器バラライカ』をざっと解説するという形式をとり、文字通りかなり概説的なものでした。
そのブックレットをテキストに使うということが、残念ながらあまり周知されておらず、若干混乱(というか不満?)をもたらしてしまいました。
皮肉にも、予め配布されていたクリコフ先生のレジュメが、森田先生のお話を聴く上でかなり助けになりましたが、そうなるとクリコフ先生のレクチャーはその繰り返しになってしまわないかと危惧してしまいました。
しかし、クリコフ先生は上記のようなご自分の経歴を振り返りながら、森田先生のレクチャーの補足に留まらない、多くの気づきを与えて下さいました。

印象的だったのは、「民族衣装を着てロシア民謡を演じることには抵抗があった」という言葉です。
クリコフ先生が受けてきたソ連・ロシアの専門教育、アカデミックなバラライカの世界では、スーツを着て、クラシック音楽の編曲ないしバラライカのために作曲されたオリジナル作品(ソナタ、協奏曲など西欧音楽の様式であることが多いようだ)がレパートリーの7割以上を占め、弾きながら歌う«弾き歌い»は基本的にしない。
対して、本来的な民俗楽器としてのバラライカは、農民が歌って踊って遊ぶ時の伴奏で使われた、「美的ではない」「ラフな」楽器。
ロシア国内でのアカデミックな演奏形態と、国外で求められる«ロシア的イメージ»=民族衣装を着用してロシア民謡の編曲を演奏するという演奏形態との齟齬。
クリコフ先生は日本に留学して、外側からロシアの「アカデミック」バラライカの世界を眺めることで、「二つのバラライカの伝統がある」、ソ連時代に確立した民族音楽としてのバラライカとの本来の民族文化としてのバラライカがあることに気づかれた。そして西洋音楽たるクラシック音楽的であろうとするアカデミックな世界の感覚としては農村文化・民俗文化をいくらか低いもの(「美的ではない」)と捉え、抵抗を感じる、ということを認識し、それを率直に語ったのだと思います。

クリコフ先生は、数年前にお話ししたペテルブルグ出身の画商の青年を思い出させました。
日本語が堪能なこともそうだけれど、人当たりがよくて、思考が柔軟で、ロシアを外側から観ることができる客観性を持ち、多才であること。
そんなところに共通性を見出します。

この写真では実際より老けた感じになってしまった。
(スーツでも民族衣装でもない)
演奏後、おばさまたちに囲まれ、丁寧に質問に答えていました。
「バラライカはどこで習うことができるのか?」とか。

今では、クリコフ先生はロシア民族音楽アンサンブル“GARMOSHKA”で民族衣装を着て演奏されているそうです。
六本木の「ミンスクの台所」で毎週木曜日にライブをされています。

ところで、私のお隣に席をとった若い女性は、すぐ前に座っていらしたクリコフ先生とロシア語でぺらぺら会話しているのみならず、メモもロシア語でさらさら書いている。
なので、私はこの女性はクリコフ先生の芸大での教え子かしらと思い、すごいなーと感心していたのです。
その後、彼女はキルギスからの留学生だということがわかりました。(もちろん先生同様日本語堪能でした。)
いやはや、キルギスの方は、言われないと日本人との区別は全くつかないですね。
今回もほんとに日本人だと思い込んでいました。

作家とサッカーその3アルカージイ&ボリス・ストルガツキイ

復活?分身?逆行現象?
魔学士たちとともにオウムの謎を解く若きプログラマー、サーシャ。


 
 まさにサッカーの優勝杯争奪戦でぼくが決定的なシュートをゴールに蹴りこんだようなあんばいだった。彼らはとびかかるようにして寄ってくると、ぼくのほほを唾でべとべとにし、肩や首筋をたたき、ソファーの上に押し倒し、自分たちも倒れこんだ。
「天才だ!」エジクが叫んだ。
「たいした頭脳だ!」ローマンが声をはりあげる。
「てっきりおれたちの中でおまえさんだけは低能だと思っていたんだぞ!」礼儀知らずのコルネーエフがいった。

※文中のソファーは、転換機という魔法の道具です。

『月曜日は土曜日に始まる 若い科学者のための物語』深見弾訳

サッカーそのものではなくて、ゴールした時に選手たちがやるパフォーマンスを科学者(魔法使い)たちがやっている様子だけれど、「ほほを唾でべとべとにし」っていうのは、キスするからなんでしょうね。スラヴの男たちだなあ。

ストルガツキイ兄弟は、言わずもがなソ連SF界の巨匠。
贔屓のクラブは、おそらくショスタコーヴィチと同様にディナモ・レニングラードではないだろうか?
それとも体制的なディナモは好かなかっただろうか。
発電所のクラブだったらしいクラースナヤ=ザリャとか??

彼らの作品には、おそらくまだサッカーの記載は出てくるだろうと思われる。

2013年2月9日土曜日

ウファについて、ロシア一部リーグについて

いつのまにかウファに日本人選手が移籍していた。

Йосуке Сайто прибыл на просмотр в «Уфу»

斉藤陽介選手は、ウファの前にはラトヴィアのヴェンツピルスでプレイしていたそうだ。
ロシア語もたぶん話せるのだろう。

FKウファは、現在一部リーグ9位。
創立は2010年12月だけど、2009年創立の«Башинформсвязь-Динамо»を引き継いでいて、その«Башинформсвязь-Динамо»は «Динамо РБ»をベースにしている、とある。
選手たちの愛称が«Горожане»(ゴロジャネ:都市住民)とあるが、一瞬冗談かと思ってしまった。
今シーズンが始まるときに、「ロシア一部リーグ(2012-2013)のクラブ」で書いていた(けど、自分でも忘れていた)が、前シーズン二部リーグウラル・沿ヴォルガ地区2位だったけれど、一部リーグ所属のクラブのうち、ディナモ・ブリャンスクが撤退するに伴ってその代わりに、いわば棚ボタ昇格したクラブなのだ。
若い選手が多く、ロシア代表経験者はいなくて、ユースの代表ではGKのエヴゲニー・コボゼフ、MFアレクサンドル・ヴァシリエフ、MFユーリー・キリロフ(←この人はそこそこ知られている)。

ウファはロシアの沿ヴォルガ連邦管区バシコルトスタン共和国の首都。
沿ヴォルガ連邦管区でサマラ州に隣接しているバシコルトスタンだけど、ヴォルガ川流域ではなくて、南ウラル山脈の西麓。
寒い土地という印象が強かったけれど、シベリアではなく、ヨーロッパ側だったんだ。
「~スタン」だから、元々ムスリムのバシキール人の土地。(現在はロシア人の方が多い。)
あと、バシキールといったら、なんといっても蜂蜜が有名!!

歴史は浅いけれど、この冬の移籍情報ではちらちら名前が挙がっていたから、石油系の新興お金持ちクラブなのかもしれない。

一部リーグの現時点での順位表
※1,2位はプレミアリーグに昇格
※3,4位はプレミアリーグ13,14位と入替戦
※16~20位は二部リーグに降格
※本来20チーム。2012-2013シーズンは4チーム撤退し、1チーム(それがウファ)特例で昇格させて17チーム。
М  Клуб И В Н П Мячи Очки
1  ТОМЬ 21 15 4 2 42-22 49
2  УРАЛ 21 13 6 2 46-13 45

3  СКА-ЭНЕРГИЯ 21 9 9 3 24-16 36
4  НЕФТЕХИМИК 21 10 5 6 31-24 35

5  СИБИРЬ 21 9 5 7 24-22 32
6  БАЛТИКА 21 9 5 7 23-24 32
7  РОТОР 20 9 4 7 18-14 31
8  СПАРТАК-НАЛЬЧИК 20 9 4 7 17-20 31
9  УФА 21 8 7 6 22-22 31
10  ПЕТРОТРЕСТ 21 7 3 11 22-29 24
11  ЕНИСЕЙ 21 6 6 9 19-21 24
12  ТОРПЕДО М 20 4 8 8 22-29 20
13  ШИННИК 21 4 7 10 19-28 19
14  МЕТАЛЛУРГ-КУЗБАСС 21 5 3 13 11-26 18
15  САЛЮТ 20 4 6 10 13-22 18

16  ВОЛГАРЬ 20 3 9 8 14-24 18
17  ХИМКИ 21 4 5 12 16-27 17

それから、斉藤陽介選手については、本田・広山・松井といった、これまでロシアリーグでプレイした選手と同様、移籍が決まったその日までその存在を知らない選手だった(なぜか巻さんだけは知っていた)が、都立高校出身者だというので、俄然親しみが沸いてきた。
(と言っても都立目黒高校のことも、今まで知らなかった。私立の目黒高校はラグビーで知っていた。)
ピアノコンクールに出場したこともあるって、まあ!それじゃ高橋健一郎先生みたい?!
どんなレパートリーを持っているのだろう?

Шоколашка

吉祥寺のアトレでショコラーシカを売っている。
数回は素通りしたのだが、今日は遂に母が同僚(女性)へのプレゼントにといって人数分買うことにした。

なので、記念に写真を撮っておいた。

Таня
しおりによれば、「森の動物と遊ぶのが大好き ちょっぴりおてんばターニャ」
 
その動物っていうのがミーシャとローフキィ
ミーシャはもちろんクマ。
ローフキィは猫かと思ったら、よくみるとドングリを持っている、リスだったんですね。
二人(二匹?)ともプラトークを被りエプロンをして一見女の子のようだけれど、
ミーシャは普通ミハイルという男性名の略称。
ローフキィは「機敏な、器用な」という形容詞の男性形。
なので、雄熊と雄リスのはず…??
↓ 

しかし、これはどう考えても、男性へのプレゼントではなく、自分用かトモチョコであろう。
または「ご自宅用」(中身はお父さんにあげるけど、パッケージは自分がせしめる)。

ついでながら、チョコレートリストという片仮名書きの上にキリル文字で書かれているロシア語は
Список шоколадовとかСписок шоколадаとか、はたまたСписок шоколадокとか、生格を使いたくなるのだが、どうだろうか??

10日補遺
今日は東洋文庫に行った帰りに池袋の西武デパートに行って、7階の特設会場でショコラーシカのシーニイを買ってきた。トモチョコ用。

音楽都市散歩

「音楽都市散歩」は次の5つのシリーズになっているようだ。

音楽都市散歩「ウィーン」
音楽都市散歩「パリ」
音楽都市散歩「イタリア」
音楽都市散歩「スペイン」
音楽都市散歩「ロシア」

たぶん、この順番で放映されたのだろう。
ウィーンとパリは一つの都市だけれど、イタリア以下は1都市ではなくいくつかの都市(とは言えないような田園風景もある)の映像に音楽を流している。
「名曲アルバム」は一曲を5分でというものだが、こちらは数曲を30分で紹介している。

数年前にロシア編を視聴したのが始まりで、どれも楽しんでいる。
やはりロシア編がどの曲も馴染があって好きだ。
繰り返し聴いている。
エキゾチックな「イーゴリ公」の背景に流れる映像が、ペテルブルグのネフスキー大通りや運河だったりするのはちょっと合わないような気もするけれど。


続きは作られないのだろうか。
音楽大国のドイツ、あとチェコ、ハンガリー、ヨーロッパ以外でアメリカ、トルコあたりを希望する。

それと!
岩合光昭さんの「世界ネコ歩き」も、イスタンブール・イタリア・ギリシャとエーゲ海・地中海方面だけだったから、続編を是非。
もちろん日本猫多数出演の日本編も観たいけれど、絶対的にロシアを入れなければいけない。
エルミタージュはもちろんのこと。
ミールくんが可愛いのは言うまでもないが、ロシアのそのへんにいる猫たちも負けずに可愛いのだから。

2013年2月8日金曜日

ノルウェイ戦

早くも1点先攻。
マラジェッツ、ビビ!!

Россия U21

ОСНОВНОЙ СОСТАВ
1.Николай Заболотный (в)
2.Ибрагим Цаллагов (з)
3.Максим Жестоков (з)
4.Никита Чичерин (з)
5.Алексей Никитин (з)
6.Шота Бибилов (п)
7.Сергей Петров (п)
8.Александр Зотов (п)
9.Павел Яковлев (п)
10.Денис Черышев (п)
11.Максим Канунников (н)

ЗАПАСНОЙ СОСТАВ
12.Станислав Крицюк (в)
13.Андрей Семёнов (з)
14.Равиль Нетфуллин (п)
15.Юрий Кириллов (п)
16.Антон Соснин (п)
17.Никита Безлихотнов (п)

ТРЕНЕР

Николай Николаевич Писарев

Норвегия U21

ОСНОВНОЙ СОСТАВ
1.Арилд Эстбе (в)
3.Томас Рогне (з)
5.Йорген Скьелвик (з)
2.Мартин Линнес (п)
6.Йонас Свенссон (п)
7.Хармеет Сингх (п)
8.Йо Инге Бергет (п)
9.Валон Бериша (п)
18.Кристоффер Ларсен (п)
10.Маркус Педерсен (н)
14.Фредрик Семб Берге (н)

ЗАПАСНОЙ СОСТАВ
12.Эрьян Нюланд (в)
13.Стиан Ринстад (з)
15.Ивар Фуру (з)
11.Торгейр Борвен (п)
17.Эцаз Хуссейн (п)
19.Матс Дехли (п)
16.Мохаммед Кейта (н)

ТРЕНЕР

Тор Оле Скуллеруд

8’ ГООООООООЛ! Бибилов мощно пробил со штрафного, прошив "стенку" ударом по центру — а Эстбе поздно среагировал на удар и не смог выручить команду.

あらら、同点に。

Никита Безлихотнов はトルペド・モスクワの選手で、ツェスカへの移籍が噂されている(ФНКによれば)。

ヤコヴレフ、退場。
シャツを脱いで激怒して去って行った。
珍しい。
というかあるまじき態度というか。
交錯した後、相手の選手を蹴りつけていたからなあ。
ザーガの真似をするんじゃない!
28'
Яковлев получает красную карточку! Заплёл он ноги Берише, а потом ещё и толкаться с ним начал.
 
ドゥラック!

ほら、ノルウェイ2点目。
ザボロトヌィがひっくり返って悔しがっているが、まあ、嫌な時間帯にとられましたね。
これで前半終了。
よかったのはビビロフが点を取ったところまでで、あとはおおかた攻勢を受けていた前半でした。
皆、何だか精彩を欠く。
これで選手権本大会は大丈夫なのか、大いに心配になる。

観客席には偵察らしき人たちもいるのだけれど。

後半開始。
ザボロトヌィ→クリツュク

52分にチェルィシェフ(今日はあまりいいところなし)→ベズリホトノフ
62分にチチェリン→セミョーノフ

ビビがFKを取った。
しかし、夢をもう一度とはならない。
(先制点のFKはすばらしかった。)

カヌンニコフ→ベズリトノフ?ではなくてキリロフ

やっとシュートまで持ちこめたが…。

FK、ゴール隅を狙っていったが、キーパーに阻まれる。

ゾトフ→ネトフリン

セルゲイ・ペトロフのシュート!
セーヴされる。
まあ、やっとリズムは出てきた。
時間はもうあまりないけれど。

最後までゴールを狙ったけれど、あーあ。

全く、ヤコヴレフのあのあほな行為でピサレフさんの構想もぶち壊しになったことでしょう。
あれは何だったんだ?
今まであんな風にキレてしまう姿を観たことがなかったので、意外だった(とはいえ、ロシア代表の先輩たちには真似して欲しくない前例が山のようにいる)。
 
 
 

2013年2月7日木曜日

帰路

ミールくんを秋田県知事に届けにいらっしゃった駐日ロシア大使エヴゲニー・アファナシエフさんとその奥方は、東京に直帰したわけではございません。

「大使たってのご希望で」と記事にありますが、秋田犬保存会県南支部の会員の自宅に秋田犬を見学にいかれたのです。

「秋田犬飼ってみたい」 ロシア大使夫妻、触れ合う

犬も可愛いじゃないですか!

対アイスランド戦


ИСЛАНДИЯ 
Ханнес Халлдорсон 
Биркир Севарссон 
Ари Скуласон 
Хьялмар Йонссон 
Рагнар Сигурдссон 
Эмил Холлфредссон 
Биркир Бьярнасон 
Эйдур Гудйонсен 
Гилфи Сигурдссон 
Колбейн Сиггорссон 
Альфред Финнбогасон 
Запасные:
Гуннлейфур Гуннлейфссон 
Арнор Свейнн Адальстейнссон 
Холмар Эрн Эйолфссон 
Хельги Валур Даниэльссон 
Гудлаугур Пальссон 
Йоханн Гудмундссон 
Арнор Смарасон 





 
 РОССИЯ 
Игорь Акинфеев 
Александр Анюков 
Василий Березуцкий 
Сергей Игнашевич 
Андрей Ещенко 
Игорь Денисов 
Роман Широков 
Виктор Файзулин 
Владимир Быстров 
Юрий Жирков 
Александр Кержаков 
Запасные:
Владимир Габулов 
Сергей Рыжиков 
Алексей Березуцкий 
Кирилл Набабкин 
Денис Глушаков 
Дмитрий Комбаров 
Максим Григорьев 
Александр Рязанцев 
Александр Самедов 
Олег Иванов 
Олег Шатов
Алан Дзагоев 
Игорь Лебеденко
Фёдор Смолов 

ケルジ、ジーラ、暴走特急くんの前線、という珍しいスタイルだ。
あとファイズリンと。
ザゴエフはベンチスタート。
あんまり若者を試すつもりはないのか。
アイスランドの選手はみ~んな「~ソン」さんです。

アイスランド国歌は静かな曲調で、静かなまま途中の感じで終わった。
ロシア国歌、「技術的要因」でなかなか始まらない。

守備の方はアニュコフ、エーシェンコ、+ツェスカの人たち。

Вперед, Россия!!! 2013 год для сборной объявляется открытым!ПОЕХАЛИ!

ガゼータ・ルーによれば、スモロフがベンチ入りもしていない。

ケルジがファースト・シュート。
キーパー真正面、といういつものご様子だけど。

アイスランド、みんな~ソンかと思ったら、
22.Эйдур Гудйонсен
という選手がいた。エイドゥル・グジョンセン。
~センはデンマーク系あたりか。

お、デニソフがシュートをするも、左に外れる。

ブィストロフ→シロコフ!!!!!
前半に点が入ってよかった。

!!! Ну и всё-таки забивают наши футболисты "гол в раздевалку"! Снова справа разогнался сейчас Быстров, под передачу Файзулина, после чего от самой лицевой пасанул он чуть назад, на набегающего Широкова. Романа же исландцы в центре своей штрафной оставили совершенно одного, чем он и воспользовался, выстрелив в касание точно под Халлдорсоном!

アディショナルタイムは殆ど取らずハーフタイムに。

後半

イゴリョーク→ガブロフ
ケルジ→スモル いるじゃないか、ガゼータ・ルー情報はガセか。
ジーラ→ジーマ・コムバロフ
アニュコフ→シャトフ

ガブロフの野太い声が響きます。

ファイズリン→グルシャコフ

お、シャトフがゴール。
初得点かな。
ГОООООООООЛ! Широков получает мяч на линии штрафной и выполняет отличную разрезающую передачу вперёд. Шатов врывается в свободное пространство и в одно касание вколачивает мяч под перекладину!
出場したのも初めてだったかも知れない。

ブィストロフ、痛そう。泣き顔になっている。
「交代はザゴエフ?リャザンツェフ?」みたいなことを言われているぞ。
結局はナバプキンと交代。

スモルが何度かシュートしていますが。

最後はゴール前でボールを回し狙っていましたが、おしまい。
0-2でした。
サメドも出なかったなあ。
こういう試合の時、いつも「あと1点とって欲しかった。特にケルジに」と思うのであった。

ユースの試合(対ノルウェー戦)は7日?

2013年2月6日水曜日

快勝

とっても久しぶりにチーム・メッリの試合を観ている。
前半で2-0でリード、先ほどジャヴァド・ネクナムがお約束のようにPKを決め3点目、直後にもう1点は入って4-0.
ケイロスが「ヒロシ」に聞こえたりする。
ネコちゃん!
不思議なバウンドで5点目が入った。
こんなに点差がつくのは不思議だ。
レバノンもそうぼろぼろには見えないのだが。
ただ、いつものメッリのザル守備(失礼!)が目立たないということは、レバノンが決して調子よくはないのだろう。
公式戦で大勝したのは久しぶりなのではないか。
ほっとした。
ネコちゃんハットトリックだし。

2013年2月5日火曜日

著名なオデッサっ子

オデッサは先の大戦中、激戦が行われ、ソ連では最初に「英雄都市」として表彰された都市の一つで、モスクワのアレクサンドロフスキー公園にその碑が建立されている。

オデッサ郊外には抵抗運動に使われた地下坑道があって、現在は記念館になっている。

オデッサ生まれのスポーツジャーナリスト、エヴゲニー・ゴレリュクさんも、この「大祖国戦争」で「祖国のために戦い、ファシストを相手に戦って勲章を授与された」とある。

Юбилей Евгения Горелюка
4 февраля 2013
Сегодня известному спортивному журналисту Одессы, участнику Великой отечественной войны Евгению Александровичу ГОРЕЛЮКУ исполняется 90 лет.
Евгений Александрович — коренной одессит, с июня 1941-го по сентябрь 1945-го защищал Родину в сражениях с фашистами, был ранен, награжден орденами и медалями. Вернувшись в Одессу работал спортивным инструктором в Доме офицеров, почти 30 лет возглавлял ДЮСШ-4, стал спортивным журналистом.

1941年6月から1945年9月まで。
一般にドイツに勝ったとされている45年の5月9日よりずっと後まで、「祖国防衛」をしていたことになる。

昨日(2月4日)90歳のお誕生日だったとのこと。
Поздравляю Евгения Александровича с Днем рождения, желает юбиляру здоровья, сил и энергии!

2013年2月4日月曜日

待望のご対面

猫好きの知事さんは「猫ちゃんのストレスにならないように撮影は控えて」とおっしゃっているが、いよいよ秋田入りする明日には、きっと大騒ぎになるだろう。

こちらのロシアの子猫ちゃん(いや、大きいのかな?)はいい意味でお騒がせなのである。

秋田県知事、ロシアからのネコにメロメロ 「もう、猫ちゃんよりは先に死なれない」

Путинский кот, подаренный в Японию, полгода сидел в карантине

ロシアは猫好きにはいい国です。
基本、猫だらけなので。

ペテルブルグのサドーヴァヤ通りのコンビニのレジにおわします猫殿

エルミタージュの小さな守衛さん


逆に、猫嫌いの人にとっては「何でこんなところに猫がいるの?!」と耐えられなくなるかもしれません。

※補遺:名前は「ミール」(平和)になりました。
 これまで知事は「猫ちゃん」と言っていましたが、今後はミールくんと呼ぶでしょう。
Кота, подаренного Путиным японскому губернатору, назвали Мир

りっぱな猫ですね。
Мир — очень красивый кот.

Кот, которому 12 февраля исполняется год, был привезен в Японию в конце августа и провел в карантинной службе аэропорта Нарита около пяти месяцев, как того требуют японские правила ввоза животных из-за границы.
2月12日で1歳になります。

NHKには動画付きの記事がありました。
10月には体長40センチだったのが、もう50センチ!4キロ!

2月5日のロシアユース

割とクラブはいろいろばらけていますね。
ゼニットがいないか。

Вратари: Николай Заболотный («Ростов»), Cтанислав Крицюк («Брага» Португалия).
GK:ニコライ・ザボロトヌィ(ロストフ・ロストフ=ナ=ドヌ)、スタニスラフ・クリツュク(スポルティング・ブラガ(ポルトガル))
クリツュクは最近アカデミヤ・トリヤッティからスポルティング・ブラガに行きました。

Защитники: Максим Беляев («Ростов»), Максим Жестоков («Рубин»), Арсений Логашов («Анжи»), Алексей Никитин («Енисей»), Андрей Семенов ("Локомотив-2"), Ибрагим Цаллагов («Крылья Советов»), Никита Чичерин («Динамо» М), Георгий Щенников (ЦСКА).
DF:マクシム・ベリャエフ(ロストフ・ロストフ=ナ=ドヌ)、マクシム・ジェストコフ(ルビン・カザン※)、アルセニー・ロガショフ(アンジ・マハチカラ)、アレクセイ・ニキーチン(エニセイ・クラスノダール)、アンドレイ・セミョーノフ(ロコモチフ・モスクワ2)、イブラギム・ツァラゴフ(クルィリヤ=ソヴェートフ・サマラ)、ニキータ・チチェリン(ディナモ・モスクワ)、ゲオルギー・シチェンニコフ(ツェスカ・モスクワ)
※??なぜルビンと書いてあるのだ?モルドヴィヤ・サランスク→スポルティング・ブラガのはず。

Полузащитники: Никита Безлихотнов («Торпедо»), Шота Бибилов («Волга» НН), Александр Зотов («Томь»), Юрий Кириллов ("Уфа"), Равиль Нетфуллин (ЦСКА), Сергей Петров («Краснодар»), Антон Соснин («Кубань»).
MF:ニキータ・ベズリホトノフ(トルペド・モスクワ)、ショタ・ビビロフ(ヴォルガ・ニージニー=ノヴゴロド)アレクサンドル・ゾトフ(トミ・トムスク)、ユーリー・キリロフ(FKウファ)、ラヴィリ・ネトフリン(ツェスカ・モスクワ)、セルゲイ・ペトロフ(FKクラスノダール)、アントン・ソスニン(クバン・クラスノダール)

Нападающие: Максим Канунников («Амкар»), Денис Черышев ("Реал" Мадрид Испания), Павел Яковлев («Спартак» М).
FW:マクシム・カヌンニコフ(アムカル・ペルミ)、デニス・チェルリシェフ(レアル・マドリード(スペイン)、パーヴェル・ヤコヴレフ(スパルターク・モスクワ)

2013年2月3日日曜日

作家とサッカーその2カレル・チャペック

主人公は城の伯爵に雇われている家庭教師のオルガ。
オルガが教えている伯爵令嬢マリーは出来は悪く、意地悪だ。
オルガは孤立無援。
息子のオスヴァルトには家庭教師ケネディーがついている。
乗馬・狩猟などとともに、この若いイギリス人教師はサッカーも教えているらしい。
オズヴァルトが蹴ったサッカーボールがオルガの白いスカートに命中する。
落ち込んでいたオルガは叱ることすらできずにむせび泣いてしまう。
何ともやりきれないシーンだ。
一思いに辞めて工場にでも勤めることができたら…。
悶々と悩む一介の勤め人オルガの姿は、ユーモア作家チャペックには珍しく鬱々としていている。

『百年文庫56祈』収録の『城の人々』石川達夫訳より。
1918~1920年頃の作品。

何も何も小さきものは皆

私は一種のナショナリストである。

猫に関しては、旅ゆく先々で猫ウォッチングを重ね、ときに写真を撮っているが、(うちの猫が一番可愛いと思っているのは勿論だが、)種類の上で言えば、いわゆる日本猫が世界で最も可愛いと思っているし、一番好きだ。
犬も、柴犬とか甲斐犬とか、とにかく日本の犬がいい。
岩合さんの写真集でも「日本の猫」「日本の犬」のシリーズが好き。
猿もニホンザルがいいね。
リスも、タイワンリスやエゾリスより、体の小さいホンドリスがいいな。

さて、狼に関して言うと、残念ながらニホンオオカミはご承知の通りずっとずっと前に絶滅してしまっている。
それも標本も1個しか残っていないそうである。
1990年刊行の『狼 シベリアの牙王』を読んでいる。
ニホンオオカミに関して、大々的に狼狩りが行われたわけでもないのに、なぜ絶滅してしまったのかはよくわかっていないとのことだ。
明治期の日本の環境の激変、洋犬から来た病原菌流行といった外的な要素に加えて、ニホンオオカミが非常に原始的な、特殊な亜種だったことも響いたのかもしれない、とある。

日本の本土産の哺乳類は、比較的原始的な形質をしている。
小型なのもそのためである。(進化するにつれて同一系統のものは大型化することが多い。)

ということだそうだ。
ああ、そうだったのか。
だから本土の動物は小さくて可愛いのか。

狼は警戒心が強く、人を襲うことは滅多にない、というか皆無といってよいそうだ。
狼と犬は全くよく似ている。
尾が巻かずに、ふさふさで狐みたいにすーっと伸びている。

2013年2月2日土曜日

可愛いだけじゃだめかしら?男子編

ドロタ・ケンジェジャフスカの新作「明日の空の向こうに」を観に行った。
うーん、彼女の作品は映画祭上映も含めて3,4本観てきて、どれも打ちのめされるくらい感動してきていたので、今回の作品もとても期待していたのだが、正直言って期待していたよりも、という感じでちょっとがっかりした。

3人のストリートチルドレンが出てくるわけですよ。
11歳のチェチェン人のリャーパは、「アレクサンドラの旅」に登場し、ヴィシネフスカヤ演じるアレクサンドラに向かって「(ロシアはチェチェンを)いい加減に解放して」と言いつつもお見送りに従ってくれるイリヤスくんほど美少年ではなかったが、どちらかというとアンジからクルィリヤに来てくれたシャミーリ・ラヒヤロフ風の、あんまり濃くはないカフカース顔で、よかったし、お兄さんのヴァーシャも友情と弟を思う気持ちに揺れる優しさが滲み出ているようなすてきな少年だった。
でもねえ、監督が一目惚れしたというペーチャ役の子が「僕って可愛いでしょ?」と押しつけがましい感じで受け付けなかった。

ストーリーは(監督によれば2005年に実際に起こった事件を下敷きにしている)単純で、彼らストリートチルドレンがカリーニングラードからポーランドに越境するが、というもの。
「この道は母へと続く」ほどタフな場面はなく、田舎の美しい景色の中で3人が可愛く演じている。
彼らがどうしてそういう境遇なのかの説明は一切なく、だいたい彼らには国境を越えた後どうするのかという展望もないようで、一種の冒険物語であり、ロードムービー。
というだけで、何か足りないような気がする。

登場するのは皆演技経験のない人たちで、辛うじて芸能人といえるのは警察署長役の人がミュージシャン。
でも、このおじさんはよかった。

プログラムに掲載された監督のインタビューでは、「ホームレスの子どもはロシアにはたくさんいるが、幸運なことにポーランドでは問題になっていません」と発言しているけれど、ドロタさん、あなたの「僕のいない場所」は何だったの??

木洩れ日のラトヴィア、日本戦

2月6日は各地で国際親善試合が行われ、日本はなぜかラトヴィアと試合をすることになっています。
ラトヴィアの監督は、いつのまにかまたまたスタルコフさんになっているんですね。
ユーロ2004に出掛ける時に「行ってきま~す」とラトヴィア語であいさつしたのが、「スタルコフス、ラトヴィア語を話す!」というのが新聞の見出しになったとかいう、あのスタルコフさんです。
(ラトヴィア出身の名選手だった(但しロシア系)アンドレイ・スタルコフさんは、ラトヴィアではアンドレイス・スタルコフスさんになるようです)。

さて、スタルコフさんは対日本戦のメンバーを発表しました。
たぶんこの試合は観ないと思うけれど、ロシアリーグでプレイする選手もちょっといるので、チェックしておきましょう。

Старков назвал 21 кандидата на спарринг с Японией
この記事によれば、ラトヴィアと日本は過去に1回、2005年10月に対戦していて、2-2の引き分けだったそうです(←記憶にない)。

вратари — Андрис Ванин (Сьон, Швейцария), Павел Дорошев (Металлург Лиепая), Герман Малиньш (Сконто);
GK:アンドリス・ヴァニン(シオン、スイス)、パーヴェル・ドロシェフ(メタルルグ・リエパヤ)、ゲルマン・マリニシ(スコント・リガ

защитники — Оскар Клява (АЗАЛ, Азербайджан), Каспар Горкш (Рединг, Англия), Денис Иванов (Баку, Азербайджан), Наурис Булвитис (Спартак Юрмала), Виталий Максименко (Брайтон, Англия), Антон Куракин (Вентспилс), Ритварс Ругинс (Сконто);
DF:オスカル・クリャヴァ(アザル、アゼルバイジャン)、カスパル・ゴルクシ(レディング、イングランド)、デニス・イヴァノフ(バクー、アゼルバイジャン)、ナウリス・ブルヴィティス(スパルターク・ユルマラ)、ヴィタリー・マクシメンコ(ブライトン、イングランド)、アントン・クラキン(ヴェンツピルス)、リトヴァルス・ルギンス(スコント・リガ

полузащитники — Алексей Вишняков, Артур Зюзин (оба — Балтика, Россия), Олег Лайзан (Енисей, Россия), Александр Цауня (ЦСКА, Россия), Александр Фертов, Алан Синельников (оба — Сконто), Юрий Жигаев (Вентспилс), Владимир Камеш (Металлург Лиепая);
MF:アレクセイ・ヴィシニャコフ、アルトゥール・ジュジン(ともにバルチカ・カリーニングラード、ロシア)、オレグ・ライザン(エニセイ・クラスノヤルスク、ロシア)、アレクサンドル・ツァウニャ(ツェスカ・モスクワ、ロシア)、アレクサンドル・フェルトフ、アラン・シネリニコフ(ともにスコント・リガ)、ユーリー・ジガエフ(ヴェンツピルス)、ウラジーミル・カメシ(メタルルグ・リエパヤ

нападающие — Артем Руднев (Гамбург, Германия), Эдгар Гаурач (Торпедо Москва, Россия), Марис Верпаковскис (Баку, Азербайджан).
FW:アルチョム・ルドネフ(ハンブルグ、ドイツ)、エドガル・ガウラチ(トルペド・モスクワ、ロシア)、マリス・ヴェルパコフスキス(バクー、アゼルバイジャン)


スポルト・エクスプレスの記事
選手名が苗字だけ。
でも上にグルジア代表も載っています。

一番お馴染なのはツェスカのツァウニャでしょう。
それと、近いということがあるのでしょう、バルチカの選手が多いですね。
ロシア最西端、プレミアに昇格したら嫌がる人が確実にいそう。

2013年2月1日金曜日

冬休みの話題その6まだ確定にあらず

今回のサプライズはボケッティのスパルターク移籍でしょう。
31日は過ぎましたが、移籍の噂は消えず。

アラニヤ・ウラジカフカス
加入
レナン・ブレッサン(ベラルーシ) バテ・ボリソフ(ベラルーシ)→
オグネン・ヴラニエシ(ボスニア) FKクラスノダール→
ソスラン・ジャナエフ テレク・グローズヌィ→
ゲオルキ・チャントゥリヤ(グルジア) ヴィテス(オランダ)→
ジャスマニ・カンポス(ボリビア) ボリヴァル(ボリビア)→
ゲオルギー・ガブロフ アンジ・マハチカラ→
★ロドリフォ・セライヤ(エルサルバドル) アリヤンサ(エルサルバドル)→
ヴェリントン(ブラジル) フラメンゴ(ブラジル)→
移籍
カズベク・ゲテリエフ →カイラト(カザフスタン)
★ドミトリー・ゴルボフ →FKウファ
★ダヴィド・ギゴラエフ →所属なし
加入の可能性あり
カモ・オガネシャン(アルメニア) ピュニク・エレヴァン(アルメニア)→
マムカ・コバヒセ(グルジア) ゼスタフォニ(グルジア)→
★ドミトリー・チヒー ルチ=エネルギヤ・ウラジオストク→

アムカル・ペルミ
加入
ブラゴイ・ゲオルギエフ(ブルガリア) テレク・グローズヌィ→
マクシム・カヌンニコフ ゼニット・サンクト=ペテルブルグ→
★ニキータ・ブルミストロフ アンジ・マハチカラ→
移籍
★パーヴェル・イグナトヴィチ →ディナモ・モスクワ
加入の可能性あり
★マンスール・グイエ(セネガル) オルダバスィ(カザフスタン)→

アンジ・マハチカラ
加入
アンドレイ・エシェンコ ロコモチフ・モスクワ→
★ヴィリアン(ブラジル) シャフチョール・ドネツク(ウクライナ)→
移籍
ゲオルギー・ガブロフ →アラニヤ・ウラジカフカス
★ニキータ・ブルミストロフ →アムカル・ペルミ
★シャミーリ・ラヒヤロフ →クルィリヤ=ソヴェートフ・サマラ
★クリストファー・サムバ(コンゴ) →クイーンズ・パーク・レンジャーズ(イングランド)
加入の可能性あり
ニコラス・ガイタン(アルゼンチン) ベンフィカ(ポルトガル)→
★アドリアン・セントゥリオン(アルゼンチン) ラシン(アルゼンチン)→
★ニコラス・ロムベルツ(ベルギー) ゼニット・サンクト=ペテルブルグ→
※アンジは相変わらず大金を投じて大物を獲得しますが、去っていく選手も多く、入れ替わりが激しく、チームとしてのまとまりはどうなのでしょうか?特にラヒヤロフやガブロフは土地っ子として今までアンジを支えてきた選手がいなくなってしまうことに一種の寂しさを感じます。

ヴォルガ・ニージニー=ノヴゴロド
移籍
ウラジスラフ・ルィジコフ →ファケル・ヴォロネジ
メルスジン・アフメトヴィチ(ボスニア) 契約満了
★イリヤ・マクシモフ →クルィリヤ=ソヴェートフ・サマラ
加入の可能性あり
★ウラジスラフ・カリトヴィンツェフ(ウクライナ) ディナモ・キエフ(ウクライナ)→
★ロメオ・カステレン(オランダ) フリー
Свободный агентはБез клуба(所属なし)と違うのだろう。

ディナモ・モスクワ
加入
アレクサンドル・エプリャヌ(モルドヴァ) クルィリヤ=ソヴェートフ・サマラ→
★パーヴェル・イグナトヴィチ アムカル・ペルミ→
移籍
★アドリアン・ロポタン(ルーマニア) →ディナモ・ブカレスト(ルーマニア)
移籍先が決りました。
ズヴェズダン・ミシモヴィチ(ボスニア) →広州(中国)
Гуанчжоуは 「広州」かと思うのですが、正確なところは不明。
ゴルドン・シリデンフェリド(クロアチア) →PAOK(ギリシャ) 
★パーヴェル・ネハイチク(ベラルーシ) →バテ・ボリソフ(ベラルーシ)

ゼニット・サンクト=ペテルブルグ
移籍
マクシム・カヌンニコフ →アムカル・ペルミ
レナート・ヤンバエフ ロコモチフ・モスクワ
★ミカエル・ラムブ(デンマーク) ボーフム(ドイツ)
所属先が決まりました。
加入の可能性あり
ニコラス・オタメンディ(アルゼンチン) ポルト(ポルトガル)→
デニス・グルシャコフ ロコモチフ・モスクワ→
イニアツィオ・アバテ(イタリア) ミラン(イタリア)→
アンドレアス・グランクヴィスト(スウェーデン) ジェノア(イタリア)→
アレクサンドル・ココリン ディナモ・モスクワ→
★アナトリー・ティモシチュク(ウクライナ) バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)→
★フェデリコ・ファシオ(アルゼンチン) セビージャ(スペイン)→
★ミラン・ロディチ(セルビア) OFK(セルビア)→
★ルイシ・ネトゥ(ポルトガル) シエナ(イタリア)→

FKクラスノダール
加入
セルゲイ・ペトロフ クルィリヤ=ソヴェートフ・サマラ→
★イサエル(ブラジル) ナシオナル(ポルトガル)→
★アレクサンドル・フィリツォフ ロコモチフ・モスクワ→
移籍
ユーラ・モフシシャン(アルメニア) →スパルターク・モスクワ
オグネン・ヴラニエシ (ボスニア) →アラニヤ・ウラジカフカス
セルゲイ・キスリャク(ベラルーシ) →ルビン・カザン
★アレクサンドル・アミスラシヴィリ(グルジア) →クルィリヤ=ソヴェートフ・サマラ
サマラにいらっしゃることになりました。
アレクサンドル・エロヒン →エスカー=エネルギヤ・ハバロフスク
★フィズィル・アッパエフ →ロトル・ヴォルゴグラード
加入の可能性あり
ダニーロ・ネコ(ブラジル) アラニヤ・ウラジカフカス→
★エジン・ルステモヴィチ(ボスニア) 所属なし→
★アルトゥール・リャボコブィレンコ アムカル・ペルミ→

クルィリヤ=ソヴェートフ・サマラ
加入
★アレクサンドル・アミスラシヴィリ(グルジア) FKクラスノダール→
★レジナリ・ゴレ(ハイチ) スタンダール(ベルギー)→
スタニスラフ・ドラグン(ベラルーシ) ディナモ・ミンスク(ベラルーシ)
★イリヤ・マクシモフ ヴォルガ・ニージニー=ノヴゴロド→
弟のイヴァンも「加入の可能性あり」リストに挙がっています。
★シャミーリ・ラヒヤロフ アンジ・マハチカラ→
シャミーリは「サムエル」に該当するムスリムの男子名。ラヒヤロフはマハチカラ出身、アゼルバイジャンとの二重国籍者で、アゼルバイジャンユース代表歴あり。ちょっとかっとしやすいFWです。
★ベヌア・アングブヴァ(カメルーン) ロストフ・ロストフ=ナ=ドヌ
移籍
セルゲイ・ペトロフ →FKクラスノダール
アレクサンドル・エプリャヌ(モルドヴァ) →ディナモ・モスクワ
★パブロ・セバリオス(パラグアイ) →エメレク(エクアドル)
加入の可能性あり
アルチョム・フィドレル クバン・クラスノダール→
★ギヤ・グリガラヴァ(グルジア) ヴォルガ・ニージニー=ノヴゴロド→
★エミン・マフムドフ スパルターク・モスクワ→
★アントン・ザボロトヌィ ツェスカ・モスクワ→
★イヴァン・マクシモフ ヴォルガ・ニージニー=ノヴゴロド→
既に移籍が決定したイリヤ・マクシモフはイヴァンのお兄さん。

クバン・クラスノダール
加入
アントン・セクレト  ヴォルガリ・アストラハン→
移籍
スタニスラフ・ナマシコ(モルドヴァ) →マラヴァン(イラン)
アレクサンドル・プルドニコフ 契約満了
アントン・ロゴチイ 契約満了
ニコライ・ジリャエフ 契約満了
加入の可能性あり
フィリップ・センデロス(スイス) フルハム(イングランド)→
ニコラ・マクシモヴィチ(セルビア) ツルヴェナ=スヴェズダ(セルヴビア)→
★アイオデレ・アデレイエ(ナイジェリア) タヴリヤ・シンフェローポリ(ウクライナ)→
★フョードル・ディヤチェンコ ファケル・ヴォロネジ→

ロコモチフ・モスクワ
加入
ヴィタリー・デニソフ(ウズベキスタン) ドニエプル(ウクライナ)→
レナート・ヤンバエフ ゼニット・サンクト=ペテルブルグ→
移籍
アンドレイ・エシェンコ →アンジ・マハチカラ
マクシム・べリャエフ →ロストフ・ロストフ=ナ=ドヌ
★アレクサンドル・フィリツォフ →FKクラスノダール
★レト・ツィグレル(スイス) →フェネルバフチェ(トルコ)
加入の可能性あり
★イヴァン・ラキチチ(クロアチア) セビージャ(スペイン)→
カルロス・バッカ(コロンビア) ブリュージュ(ベルギー)→
★フィリプ・ヤンコヴィチ(セルビア) ツルヴェナ・ズヴェズダ(セルビア)→

モルドヴィヤ・サランスク
加入
★ミラン・ペレンディヤ(ルーマニア) オツェルル・ガラツィ(ルーマニア)→
★ダニエリ・オプリツァ(ルーマニア) ペトロルル(ルーマニア)→
★ウラジミル・ボージョヴィチ(モンテネグロ) ラピド・ブカレスト(ルーマニア)
うわあ、ルーマニア旋風!ところで、ウラジミル・ボージョヴィチ選手はロストフ監督のミオドラグ・ボージョヴィチさんとは年齢から言って親子や兄弟ではないようですが、それ以上のことはわかりません(たぶん他人同士)。
移籍
アレクサンドル・シムチェヴィチ(セルビア) →シャフチョール・カラガンダ(カザフスタン)
ロマン・コンツェダロフ →スパルターク・ナリチク
★マクシム・ジェストコフ ブラガ(ポルトガル)→

ロストフ・ロストフ=ナ=ドヌ
加入
マクシム・べリャエフ ロコモチフ・モスクワ→
移籍
アンリ・ハグバ 契約満了
ドラガン・ブラトニャク(ボスニア) →ハイドゥク(クロアチア)
デヴィド・ベントリ(イングランド) →トッテナム(イングランド)
★ベヌア・アングブヴァ(カメルーン) →クルィリヤ=ソヴェートフ・サマラ
加入の可能性あり
★ダンコ・ラゾヴィチ(セルビア) ゼニット・サンクト=ペテルブルグ→
ルビン・カザン
加入
セルゲイ・キスリャク(ベラルーシ) FKクラスノダール→
★ヤン・エム=ヴィラ(フランス) レンヌ(フランス)→
移籍
★カルロス・エドゥアルド(ブラジル) →フラメンゴ(ブラジル)
★サリヴァトーレ・ボケッティ(イタリア) →スパルターク・モスクワ
★ピョートル・ブィストロフ 契約終了
加入の可能性あり
アレクサンドル・ブハロフ ゼニット・サンクト=ペテルブルグ→
ルスラン・アブィショフ(アゼルバイジャン) ハザール=レンコラン(アゼルバイジャン)
★ファクンド・ロンカリヤ(アルゼンチン) フィオレンチーナ(イタリア)→

スパルターク・モスクワ
加入
マジド・ウォリス(ガーナ) ヘケン(スウェーデン)→
ユーラ・モフシシャン(アルメニア) FKクラスノダール→
★サリヴァトーレ・ボケッティ(イタリア) ルビン・カザン→
★マクシム・エルマコフ FKクラスノダール→
移籍
★デミ・デ・ゼウヴ(オランダ) →アンデルレヒト(ベルギー)
加入の可能性あり
デニス・グルシャコフ ロコモチフ・モスクワ→
アレクサンドル・リャザンツェフ ルビン・カザン→
イーゴリ・デニソフ ゼニット・サンクト=ペテルブルグ→
★ダヴィデ・アストリ(イタリア) カッリャリ(イタリア)→
★ロランドゥ(ポルトガル) ポルト(ポルトガル)→

テレク・グローズヌィ
加入
★ファクンド・ピリス(ウルグアイ) ナシオナル(ウルグアイ)→
移籍
ブラゴイ・ゲオルギエフ(ブルガリア) →アムカル・ペルミ
ソスラン・ジャナエフ →アラニヤ・ウラジカフカス
★ザウル・サダエフ →ベイタル(イスラエル)
★ジャブライル・カジエフ →ベイタル(イスラエル)

ツェスカ・モスクワ
加入
ヴァグネル・ラヴ(ブラジル) フラメンゴ(ブラジル)→
移籍
キム・インソ(韓国) 所属なし
★セミョーン・フョードロフ →ロコモチフ・モスクワ2
★アルチョム・ポポフ →ロコモチフ・モスクワ2
★セク・オリセ(ナイジェリア) →PAOK(ギリシア)
加入の可能性あり
マチアス・スアレス(アルゼンチン) アンデルレヒト(ベルギー)→
ニキータ・ベズリホントフ トルペド・モスクワ→
キリル・パンチェンコ モルドヴィヤ・サランスク→