2013年2月18日月曜日

あの試合の決着は

あの試合の決着は、まだついていなかったのか。
と今更ながら思う。

В суде Лозанны «Зенит» требует признать «Динамо» поражение со счетом 0:3

ロシアプレミアリーグ16節のディナモ対ゼニット戦で、アントン・シュニンがゼニットファンが投げ込んだと思われる爆竹によって耳や目に火傷を負わされたあの事件だ。
試合は中断の後、そのまま打ち切られ、観客の多数が拘束され、危険物を所持していた人の中でも若い女性が犯人であるかのような報道がされた。
試合はゼニットの判定負けとされ、且つゼニット、それに主催者のディナモとも無観客試合を科されることになったのだったが。
(無観客試合は既に行われている。)
- техническое поражение «Зениту» со счетом 0:3. 3-0でゼニットの負け
- Два домашних матча «Зениту» и один «Динамо», проведенных без зрителей.
ゼニットは2試合、ディナモは1試合のホームゲームを無観客で行うこと

しかし、この国内の機関での裁定では解決せずに、ローザンヌのスポーツ仲裁裁判所(国際オリンピック委員会設立の一審制の仲裁機関だが、日本語でも「裁判所」、ロシア語でもсудという)まで持ち込まれていたようだ。
ゼニットは、主催者が悪いのだとかいろいろ文句を言い、リーグ側に不満を述べ、新しいリーグを作ってやるんだとか息まいて見せたりもした。
(新リーグ構想に関してはCIS諸国の上位チームに声をかけ、この事件とは別方面からある程度話し合われてはきていた。)
で、ゼニットは、ローザンヌで上記処分の取消を主張した。

確かにディナモのホームゲームであって、爆竹や発煙筒を持ちこませたのはディナモ側の警備がなってなかったとは思うけれど、ゼニットのフーリガンたちには今までも問題行動がありすぎたから、全く同情はできない。厳しく対処すべきだと思う。

繰り返すが、シュニンは「何より無実の人が罰せられることがないように」と、述べている。
それは確かにそうなのだ。
でもクラブの責任は重い。二度とこんなことが起きないように対策を講じなければ。

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