2013年6月26日水曜日

ヤン、結婚式に参列?

ウクライナだろう。
結婚式に珍しいお客様。(乱入とも言う。)



お幸せに。

ウクライナは、私の知る限り猫まみれの国であるので、



 
上二枚オデッサ美術館。
明らかに職員待遇
 
下はキエフのアンドレイ坂
愛猫を膝にチェス観戦
 

教会の門前に猫が現われてもちっとも不思議ではない。

2013年6月25日火曜日

今年はラトヴィア

一か月近くにわたったEUフィルムデーズも明日で終わりだが、明日夜上映のイタリア映画「やがて来る者へ」は公開時に観ているので、私が観に行くのは今日でおしまい。

去年までの数年が京橋のフィルムセンターだったのに、今年は九段下のイタリア文化会館。
フィルムセンターになる前は、日仏会館・イタリア文化会館・スウェーデン大使館内ホール・ドイツ文化会館などを会場にしていたことがあったが、イタリア文化会館は大使館関連文化会館でも最も充実したホールなのではないか?
(プラネタリウムみたいなカナダ大使館内ホールもなかなか立派。)
ただ九段下の駅から坂を登ってちょっと歩くので、仕事帰りに行くのが辛い。
今年は英語字幕のみだったりすると、つい億劫になってパスした回もあった。

今回のEUフィルムデーズは会場のせいかどうかはわからないが、あまりイヴェントもゲストもなく、地味になった。
会場においてあるチラシも少なかった(というより、元から置いてあるらしきイタリア映画とオペラと留学案内のほかにあったのはアイルランド詩人の朗読の夕べだけだったような。)
EUの経済的苦境に関係して、文化行事の継続に苦戦しているということなのだろうか?

常連出品国の中でイギリスやギリシャがないというのも残念なことだった。
それとバルト諸国は他の国と比較してちょっとレベルが低いというのがいつもの偽わざる感想だったのだが、今回もリトアニアとエストニアに関しては引き続き感じたことだ。
エストニア、アニメは確かにいいんだけどそれしかないのか?!他にないからかき集めたという印象。
リトアニアはまず日本語字幕くらいつけてくださいよ(途中ひどく眠くなる)。
他にもブルガリア・ルーマニア・スロヴァキアが日本語字幕なしだったが、日本で上映する、しかも「EUと日本の市民交流の促進を目的」としているわけだから、日本語字幕をつけた作品を出品すべきだと思う。
(でも、実は真剣に交流促進を願っているわけではないのではないか?とここ数年感じる。積極的な広報はしていないし。)

ラトヴィアのスポ根映画(バスケットボール)はなかなかよかった。いや、今年のEUフィルムデーズの中で一番良かった。数年前の「バトル・オブ・リガ」の監督だそうだが、あれより格段によかった(いや、あれもコメディーと割り切ればそれなりに好意的な見方もできるらしいが、コメディーになりきれていないし、たぶん監督はまじめに愛国調に撮ったのだと思う)。
で、無理やり「オデッサ・スタジオ」に載せた(サッカー殆ど関係ないけど)ところ、思いがけずアクセスが伸びていますね。「アララトスタジアムでアザディを叫ぶ」が一段落したところで。

最初に観たポーランドのドキュメンタリー映画は結構えぐかった。
特に焼身抗議の方。そんな抗議を決行したのに、式典が滞りなく行われてしまっていたということに驚愕してしまう。周囲の反応のなさに。それを淡々と語る目撃者たちに。
アイルランドもドキュメンタリー2本だった。「ニュー・ボーイ」悪ガキ達が可愛かった。

チェコは今更なぜ古い映画を持ってきたのだろうか?
チェコ映画祭で観ていたかもしれないけれど印象には残っていない作品だった(いや、観ていなかったのかも)。
いずれにしろ、解説抜きではなかなか伝わりにくい難解な作品だったのではないだろうか?
タイトルの「新しい毎朝をありがとう」って、讃美歌の歌詞だったんですね。

クロアチアは久々のボスニア内戦ものだったが、これまでに力作が多いだけに「…で?」という感じの落ちで、ただ戦闘だけをやっていたって感じ。工夫が欲しい。人物描写も曖昧だし、訴えるものが弱い、というよりない。

というわけで、今年の佳作はラトヴィア。
フランスとオランダはまあ普通。

挫折させないシリーズ

憲法の本が多少売れているそうです。
大学時代に学んだいろいろな法典は改正されたり解釈が変わったり、判例変更されたりして、そのときの教科書は記念にとってはあるけれど、使い物にならなくなっている。
でも憲法はね、まだ現役。
それでも、昨今の情勢に合わせて新しい本は読んでおく方がいいのだろう。

例えば『Constitution Girls 日本国憲法』は?
これはなかなか萌え色が強いが。

同じ画家(著者)による第二東京弁護士会仲裁センターの弁護士甲斐開(かい・ひらく)のリーフレットが行きつけの本屋さんの店頭にあった。
同僚に言わせれば進研ゼミのチャレンジ先生だが、私は国際語学社の「あなただけの~語家庭教師」シリーズの韓国語家庭教師ジョンフン先生に似ていると思う。

これ、よく行く書店の語学コーナーにで~んと平積みになっているシリーズ本で、どれにも「○○って呼んでくれ。挫折させない。こればボクの誓いさ」と書いてあり・・・あとはご自分でご覧下さい。

英語家庭教師:ケヴィン(+ジャック)
韓国語家庭教師:ジョンフン
中国語家庭教師:小龍(シャオロン)←カンフー風
ドイツ語家庭教師:パウル
イタリア語家庭教師:マルコ
ブラジル・ポルトガル語家庭教師:ジョアン
スペイン語家庭教師:ホセ←この人だけ「って気やすく呼んでくれ」と念が入っている。
フランス語家庭教師:ピエール

CD付き、書き込み式で、説明も口語調というのが特徴のようです。

現在刊行されているのでシリーズは終わりみたいで、「サーシャって呼んでくれ」や「ホンザって呼んでくれ」とかはたまた「ミカって呼んでくれ」(フィンランド語)「ハッサンって呼んでくれ」(アラビア語)「レザって呼んでくれ」(ペルシャ語)はないみたいです。
白水社や大学書林じゃないもんね。

でも、根本的なことを言うと、表紙にこんなイケメン風のイラストがあると持ち歩くのに気が引けるし、私は先生のことは「って気やすく呼んでくれ」というのは嫌なのです。
TVロシア語講座で生徒役の女性が貝澤先生のことを先生と呼ばないのも、毎回不愉快になるもの。

黒田龍之助先生のことも、ちゃんとロシア名+父称で呼んでいましたよ。
間違っても愛称のДракончикなんて言いませんよ。
(ロシア人からはそう呼ばれているそうですが、私にとっては先生なのでそんなこと言いません。)

7月14日のロシアプレミアリーグ開幕までの日程

7月7日 ロシア一部リーグ開幕
第1節のカード
・モルドヴィヤ・サランスク(プレミア15位)対スパルターク・ナリチク(3位)
・ペトロトレスト・サンクト=ペテルブルグ(12位)対アルセナール・トゥーラ(二部中央地区優勝)
・シビリ・ノヴォシビルスク(8位)対トルペド・モスクワ(14位)
・エニセイ・クラスノヤルスク(10位)対ロトル・ヴォルゴグラード(9位)
・エスカー=エネルギヤ・ハバロフスク(4位)対サリュート・ベルゴロド(13位)
・ガゾヴィク・オレンブルグ(二部ウラル=ヴォルガ地区優勝)対ルチ=エネルギヤ・ウラジオストク(二部東地区優勝)
・シンニク・ヤロスラーヴリ(11位)対バルチカ・カリーニングラード(5位)
・ヒミク・ジェルジンスク(二部西地区優勝)対メタルルグ=クズバス・ノヴォクズネツク(15位)
クズバスが一部リーグ撤退し、二部リーグに行ってしまったのでこの試合は中止になりました!(6月30日記)
・FKウファ(6位)対アラニヤ・ウラジカフカス(プレミア16位)
・アングシト・ナズラン(二部南地区優勝)対ネフテヒミク・ニジネカムスク(7位)
※ナズランはイングーシ共和国
※FKウファの斉藤陽介選手は、22日のトルペド・モスクワ戦、23日のスパルターク・モスクワ戦に出場しています(得点はなし)ので、恐らくこのまま2013-2014シーズンをウファで迎えることになるのでしょう。

同日 ロシア二部リーグ開幕
西・中央・南・ウラル=ヴォルガ・東の5つの地区
西地区(15クラブ)
・ヒムキ
・ロコモチフ・モスクワ2
・ゼニット・サンクト=ペテルブルグ2
(以下省略)

中央地区(16クラブ)
・ファケル・ヴォロネジ
・スパルターク・モスクワ2
(以下省略)

南地区(18クラブ)
・チェルノモーレツ・ノヴォロシイスク
・テレク・グローズヌィ2
・FKクラスノダール2
(以下省略)

ウラル・ヴォルガ地区(12クラブ)
・FKチュメニ
・ルビン・カザン2
・カマーズ・ナーベレジュヌィエ=チェレヌィ
(以下省略)

東地区(9クラブ)
・FKチタ
・シビリ・ノヴォロシイスク2
(以下省略)

※チーム名末尾に「2」と入っている、スパルターク2・ロコモチフ2・ゼニット2・ルビン2・テレク2はプレミアリーグのファームで、今季から新設されたチームです(シビリ2もありますが、シビリのトップチームは一部リーグ)。これらのクラブはプレミアリーグのトップチーム>二部リーグのファームチーム>リザーブリーグのリザーブチームの3体制となります。
同じモスクワでもスパルターク2は中央地区で、ロコモチフ2は西地区になるのですね。
というのと、リザーブチームと違って設置が義務ではない(非常に推奨はされているようです)ので、ディナモやツェスカなどは今季の設置を見送ったようです。

※2012-2013シーズンの最後にスパルターク・モスクワのリザーブチームの試合に出場してプロデビューを果たし、優勝も経験した篠塚一平選手も、今季はスパルターク2のメンバーとして二部リーグの試合に出場することになりそうです。

7月13日(土)スーパーカップ
ツェスカ・モスクワ対ゼニット・サンクト=ペテルブルグ

7月13日(土)~ ロシア一部リーグ第2節
・モルドヴィヤ・サランスク対ペトロトレスト・サンクト=ペテルブルグ
・アラニヤ・ウラジカフカス対アングシト・ナズラン
・メタルルグ=クズバス・ノヴォクズネツク対FKウファ
・バルチカ・カリーニングラード対ヒミク・ジェルジンスク
・ルチ=エネルギヤ・ウラジオヴォストーク対シンニク・ヤロスラーヴリ
・サリュート・ベルゴロド対ガゾヴィク・オレンブルグ
・ロトル・ヴォルゴグラード対エスカー=エネルギヤ・ハバロフスク
・トルペド・モスクワ対エニセイ・クラスノヤルスク
・アルセナール・トゥーラ対シビリ・ノヴォシビリスク
・スパルターク・ナリチク対ネフテヒミク

7月14日(日)プレミアリーグ開幕
第1節(14日~17日)
具体的な日時は決まっていませんが、ルビンはEL予選が18日にあるため、14日に試合をするだろうと思われます。

・アムカル・ペルミ対トミ・トムスク
・アンジ・マハチカラ対ロコモチフ・モスクワ
・ディナモ・モスクワ対ヴォルガ・ニージニー=ノヴゴロド
・クルィリヤ=ソヴェートフ・サマラ対スパルターク・モスクワ
・クバン・クラスノダール対ルビンカザン
・FKクラスノダール対ゼニット・サンクト=ペテルブルグ
・ウラル・エカテリンブルグ対ツェスカ・モスクワ
・ロストフ・ロストフ=ナ=ドヌ対テレク・グローズヌィ

→日程決まりました。こちらです。

7月18、25日 EL予選2回戦
・ヤゴディナ(セルビア) vs ルビン・カザン(ロシア)

実は久しぶりにチェルノモーレツもELに出るのです!
・チェルノモーレツ・オデッサ(ウクライナ) vs テウタ(アルバニア)/ダチヤ・キシニョフ(モルドヴァ)の勝者

2013年6月23日日曜日

スルツキーさん出番ですよ

この写真の猫が木登り猫なのか?
猫は降りられないところまで登ってしまうことが時々あるのです。

シベリア 木登り猫、餓死せずにすむ: The Voice of Russia

2013年6月22日土曜日

美しいスポーツマンたち

そろそろ練習試合の季節だけれど、まだ敢えて観ない。

ちょうど1年くらい前に「ビューティー・アラウンド・コム」というサイトに書かれたものを読む、というより観る。
「最も美しいスポーツマンたちトップ20」
サッカー選手がもっといるかと思ったらそうでもなかった。20,18,2の3人のみ。
アイスホッケーが最多か?
「私的リスト」みたいで、基準はよくわからない。現役ではない人たちもいるし。

20イーゴリ・アキンフェーエフ(ツェスカ・モスクワ)。
マフィアのスーツみたいなのを着ています。

19フョードル・エメリヤーネンコ
サンボ、柔道などをやっている所謂格闘家

18ドミトリー・スィチョフ(ディナモ・ミンスク)
ロコモチフのユニ着用、髭面。

17マラト・サフィン
「有名なロシアのテニス選手」って、いきなりサフィンです。まだ現役?

16コンスタンチン・バルリン
アイスホッケー。

15アリベルコ・デムチェンコ
リュージュ。ソチと書かれたユニ着用。

14イリヤ・コヴァリチュク
アイスホッケー

13カパナゼ・ゴデルジ
カラチスト、つまり空手の人。出生地が書かれていない。

12イリヤ・カルペンコ
この人も空手家。

11イリヤ・シハルリゼ
フィギュアスケーター。相方はエレーナ・ベレジナ。写真は一人でスーツ姿。

10エヴゲニー・クズネツォフ
アイスホッケー。

9アントン・ゴロツツコフ
体操。

8ニキータ・ロビンツェフ
水泳。髪型がおもしろい。

7アレクサンドル・ポポフ
水泳。年長さん。暴漢に刺されたこともあったっけ。

6ロマン・コストマロフ
アイスダンス。相方はタチヤナ・ナフカ。さわやか白シャツとジーンズ姿だが、ポーズが微妙。

5アレクセイ・モロゾフ
アイスホッケー。

4アレクセイ・ネモフ
懐かしい!体操。まだソ連の頃の体操が強かった頃の人。

3アレクセイ・ヤグディン
アレクセイ続き。フィギュアスケート。

2アレクサンドル・ケルジャコフ(ゼニット・サンクト=ペテルブルグ)
いい写真。濃い顔の印象が強いけれど、これはさわやか好青年に見える。

1ドミトリー・ノソフ
柔道家。






2013年6月19日水曜日

ロシア方面の猫ネタ(猛猫編)

ライライガー!

ライオン(лев)の雄と虎(тигр/тигрица)の雌のハーフがライガー(лигр/лигрица)。
ライオンの雄とライガーの雌(生殖能力を持つのは稀?)の子どもがライライガー(лилигр/лилигрица)。

ノヴォシビルスクの動物園のライオンのセームとライガーのジータの子どもたち。

2013年6月18日火曜日

対韓国戦

はい、では散々挑発されていた韓国戦です。

アラビア語?ジッダンとか言っているんだけど。
実況が激しくて、余計どきどきする。
で、メッリの面々は全然攻めない。
スロースターター?

ウズベクは先制されちゃったようだ。
イランもウズベクも勝たなきゃだめだよ。

淡々と前半が終わった。
アディショナルタイム殆どなし。

ハーフタイムになってCMだが、ペプシのコマーシャル。
ヤッラーと言っているし、アラビア語だね。
露出の多い服を着た人が出ているから、やっぱりアルジャジーラかなんかか?

しかし、イブラヒモヴィチ、リーグアン…フランスと関係の深いレバノンの放送局かも?
あーあ。アラビア語がすらすら読めたらなあ。
(瞬時にはすごく短いフレーズしか読みとれない。)

よくあるように(最近も観たような)、後半立ち上がりでの失点はだめだよ。

ウラーウラーウラー!
マラジェツ、ゴーチャネジハド!2試合連続ゴール!
中継のアナウンサー大興奮!でも当然許す。
キャリミ云々、カビールジッタン!とかなんとか。

ウラーウラー、ウズベク同点。

???ガーンバオーサカ?

ウズベク2点目だ。

あーアラビア語、凄いテンション。
凌いでいるんだけどね。
ほんとに辛くも。

で、3点目?!

時間稼ぎしないでね。
さっさと終わった方がいいわ。

アディショナルタイム4分もか。

ウズベク4点目?!行け行け。

勝った―!!!!!!
ウラー!!!!!!!
マラッツィ!
なんだかレバノンありがとう。

で、ウズベク5点目!

しかし。
1点足りなかった。
というより、1失点が余計だった。
ああ。
というよりも!
イランがあと1点とればよかったんじゃないの!
シュート1本しか打たないでさあ。
恨むよ。

Iran qualify for World Cup after defeating South Korea

「イランが韓国に勝利」という見出しが欲しかったのだが、「イラン・韓国、ワールドカップ出場決定」というのしかみつからない。
Иран и Южная Корея вышли на чемпионат мира-2014

メド猫ちゃん(子猫)

ロシアの猫ネタというと、最近はクロネコではなかったが、運送業を営む猫が話題になっていたが、もっと健全なもので。

犬派のプーチンさん、猫派の秋田県知事に押されがちだったが、れっきとした猫派のメドヴェージェフさん。
現在の飼い猫もやんごとなきお姿だ。

メドヴェージェフ首相の子猫に貰い手殺到: The Voice of Russia

むちゃくちゃ可愛い!きゃー!って感じ。

メドさんは以前ハロネンさん(ムーミンママこと前フィンランド首相)に猫をあげたことがある。
 
(上段の、メルケルさんの右がハロネンさんです)
 
補遺:ハロネンさんの猫の名前はメッギというそうです。
Tarja Halonen@TarjaHalonen6月21日
Hauskaa jussia toivottavat Tarja, Pena ja Meggi.←これ。ペナは旦那の名前。
 

2013年6月16日日曜日

改革派と強硬派への失望

ハサンという名前の人がイランの大統領になったのは初めてではないか?

初代:アボルハサン・バニーサドル 1980年2月4日~1981年6月22日
2代:モハンマド・アリー・ラジャーイー 1981年8月2日~1981年8月30日(暗殺)
3代:アリー・ハーメネイー(現最高指導者) 1期目1981年10月13日~1985年8月16日、2期目1985年8月16日~1989年8月3日
4代:ハーシェミー・ラフサンジャーニー 1期目1989年8月3日~1993年8月3日、2期目1993年8月3日~1997年8月2日
2009年の選挙でアフマディネジャドさんに敗れ、今回の選挙は事前審査で失格。
5代:モハンマド・ハータミー 1期目1997年8月2日~2001年8月8日、2期目2001年8月8日~2005年8月3日
6代:マフムード・アフマディーネジャード 1期目2005年8月3日~2009年8月3日、2期目2009年8月3日~2013年8月3日任期満了

На президентских выборах в Иране победил реформист Роухани
На президентских выборах в Иране победил представитель иранских реформистских кругов Хассан Роухани, сообщает Reuters .
ハサン・ロウハニさんは過半数の票を獲得し、決選投票にはならず、ストレートで当選。
このまま不測の事態が起こらなければ、8月に大統領就任予定だ。

核問題の交渉者として国際的な知名度は高い、保守穏健派。
無論改革派ではない。
理系の非聖職者でポピュリストだったアフマディネジャドさんから、ターバンを巻いた聖職者のロウハニさんへ。
3代くらい前の路線に戻ったという感じか。

ハータミーさんの2期での改革が進まなかったこと(この時代、アメリカ大統領が不幸にも聞く耳を持たないキリスト教原理主義者のジョージ・W・ブッシュであり、ハータミーさんの唱えた「文明の対話」はなわれなかった)は大きな失望を生み、アフマディネジャドさんの強硬路線にも閉塞感を覚えたことから、「保守穏健」に落ち着いた、といったところ。

アフマディネジャドさんは、サッカーファンで応援はしていたけれど、有効な強化策をバックアップしたとは言えない。
むしろイランサッカーのマネジメント力は酷く落ちていると言わざるを得ない。
ロウハニさんはサッカー好きかどうかわからないけれど、彼のようなネゴジエーターがサッカー界にも出てきて欲しい。

アジア最終予選の最終戦にあたって、相手国の監督からいろいろ挑発を受けているが、そんなのに乗ってはいけないからね。

Чой Канг Хи: "Я хочу победить Иран"
«Если говорить по правде, мне больше всего не нравится Иран (чем Узбекистан). Надеюсь, что Узбекистан выйдет в ЧМ»
この記事はウズベクサッカーのサイトなのだが、ウズベクの人はこれを読んで何を思う?

試合前のあれこれは煽りなんだからいちいち反応していてはいけないよ、ケイロスさん。
ネコさんもあまりしゃべらない方がいい。
試合に集中しよう。

ただ、今からこうだと、韓国との試合がフェアに行われるのだろうかと大いに疑問を感じる。
で、そういうときに現在のイランのサッカー協会は頼りにならないのだ。

という意味ではロウハニさん歓迎。




2013年6月14日金曜日

ポスト・アザディ

今日はイラン大統領選挙の投票日。
なので、大半の国民は「それどころじゃない」のではないかと思われるが、韓国戦に向けて波立っている。

ペルシャンフットボール・コムを見たら、いきなり«超アジア顔»アップで驚いた。
韓国の監督さんなのね。
これが結構失礼なことをのたまっているのだ。
South Korea coach ‘humiliated Iranians’

それに対してケイロスさんが反駁。
Queiroz: Choi must apologize or resign
“Choi is a disgrace to South Korean football and he has insulted Iran.”

私はケイロスさんのことはあんまり信頼していなかったのだが、ここは頑張って欲しい。
ほんとに。
勝って決めて欲しい。
ちなみに、ケイロスさんはポルトガル人だ。

2013年6月12日水曜日

アザディ

始まる。

さっきのウズベクは残念だった。

さて、チーム・メッリだが、攻める時は攻めるが、笊守備は変わらず。危なっかしい。
早い時間帯に先制したいが。

最後の一押しが…

引き分けじゃだめ、勝て勝て勝て勝ってよ!

もはや「早い時間帯」ではないが、やっと先制。
個人技で抜き去る!
9番ムハンマド=レザ・ハラバトリ。

後半開始。
2点目!
アザディ、歓喜。
ネコちゃん、個人技でかわすかわすで、左隅に。
次いで3点目。レザ・ゴチャンネハド。
ほっとした。

素敵なロングシュート。ネコちゃんの2点目。
4-0.
ネコはイランに戻って髪を短くしてから印象がだいぶ違うなあ。

終わった。
お疲れ様。
最終戦は韓国だ。
勝ってね。

2013年6月8日土曜日

ごめんねナリチク

このところいくつも試合があって、アルトゥール・スモリヤニノフ君が彼の愛するスパルタークのことその他についてコメントしていたり、一部リーグ最終節で都立校出身の斉藤選手の決勝ゴールがベストゴールに選ばれたり、でもこの一週間はと言うと、総体としてあんまり芳しくない結果だったと言えようか。
昨日今日と、U21そしてフル代表とも1-0で負けてしまったし。
同日あるいは連日で試合があるときは、揃って勝つことは滅多になく、大抵どちらかが勝つともう片方は勝てないということが多い。でも揃って負けることも割と珍しい。
予選の連勝記録も無失点記録も途絶えた。
しかし、予想に反して暴走特急君ことブィストロフが頑張っていた(オフサイドだったが)。
熱くなりすぎなかったのもよろしい。成長したね。
相手のクリスチアノ・ロナルドは、代表ではなかなか良さを発揮できないタイプなのだろうか。
いずれにしろ、その昔大敗したポルトガル相手によくやったね、と早くも甘い評価をしてしまう。
もちろん引き分けに持ち込めれば御の字だったけれど。
2試合少ない段階で勝ち点2差なのだから、北アイルランドやイスラエルに取りこぼさないように、次からが正念場だ。

それに、前向きに、ひたすら前向きに考えてみれば、一番勝たなければいけない試合、取り返しがつかなくなるかもしれないという試合には無事勝つことができたのだから、すごく感謝しなければ。
つまりそれはまず、クルィリヤとロストフがやっていた入替戦。
それにアジア予選でカタールと対戦したイランの試合。

入替戦の第2戦は3日月曜日。
当然観ることはできなかった。
ナリチク相手に大勝した(終盤に追い上げられたけど)。
やっとこれでシーズンが終わった。
でも次のシーズンもやっぱりはらはらどきどきなのだろう。
急に強くはなりはしないのだから。
クルィリヤもヴォルガも。

まとめ
クルィリヤ:ほんとうにぎりぎり踏みとどまった。でもこれで良しとする。入替戦なしで残留して欲しいけど。
ヴォルガ:まあ、よかったんじゃないの?こんなところ。やっぱりはらはらさせてくれた。
ディナモ:ELには行きたかった。最初の躓きがなければ…と悔やまれる。あと最後の方の大暴れのお馬鹿っぷりがなんとも。
ゼニット:何だか歯車がくるってぎくしゃくしてしまった。若手の成長がないのが不安だ。
ウファ:棚ボタ昇格にしては上出来すぎるくらいのできではないだろうか?
トルペド:実は結構危なかった。プレミアで再び、と信じているから。
チェルノモーレツ:正直予想以上だった。カップ戦に出られるとは思っていなかったので。オデッサ生まれの若手にやはり肩入れしてしまう。遠くから見守ろう。

2013年6月6日木曜日

作家とサッカーその8フェルディナント・フォン・シーラッハ

その8でよかった?
今、話題の『コリーニ事件』である。

簡単。
簡潔。
117ページ、大物弁護士で公訴参加代理人(平たく言うと被害者側の代理人)のマッティンガーが大規模な誕生パーティーの場面である。

 客のなかにはライネンの知った顔もいた。数人の俳優、テレビの女性ニュースキャスター、サッカー選手、有名なヘアデザイナー、二日前に拘置所から仮釈放されたばかりの銀行頭取。

これだけ。
この本は史実にある程度基づいたフィクションであり、実在の政治家・司令官・法曹(検察官・法務官僚)が、多くは実名で出てくるが、マッティンガーの華やかな社交ぶりを示すために描かれる、現代の有名人については固有名詞を一切(実名・仮名とも)出していない。
(書き遅れたが、ライネンはこの小説の主人公、新米弁護士で、コリーニ事件の国選弁護人となる。)

シーラッハは、観たところ、サッカーを始めスポーツにはあまり関心を払っていない。
ドイツ、歴史、そしてサッカーについては、数年前に現代書館から刊行された好著(かなり読みにくいけれど)を参照していただくとして、チーム名とかちらっとでも出てくると、親しみやすさがぐっと増したと思うのだが。

ラストが予想通りシュリンク落ちなのも、もう一工夫が欲しかったことろ。
結局この作品は、171ページから181ページの10ページに、シーラッハが書きたかったこと(告発といってもよいだろう)が集約されていて、前後はそのためのものだ。
実際、この小説が出版されて数カ月後に、当該法律を含めた再検討委員会が作られたと、補遺及び訳者あとがきにある。
その意味でこの作品は«政策形成»文学である。

あと、やっぱりシーラッハ、ところどころ描写がグロいので要注意だ。

さて、そこで終わってしまうのも何なので、小説の中では単に「サッカー選手」としか記述されなかった、著名法曹誕生パーティー来訪者を想像してみる。
現役選手ではないが、ドイツサッカー界随一の大物、ベッケンバウアーはこういう場にはお似合いだ。かの現代書館本を読むとつくづくそう思える。
シュヴァインシュタイガーやメルテザッカー、ノイアーは…。
エジルやクローゼはいようはずがない(と信じたい)。
勿論、贔屓の選手がその場にいたってそのことで責めたりしないよ。ちょっとショックだろうけど。
«首相の息子»や今度移籍するらしいコッカーは?
想像すると気が重くなるのでやっぱりやめておく。

それと、ネタバレしないようにはしたつもりで、わかりにくくなっている点はご容赦を。
読んでね。





とりあえず、ウラー!

ひとまず、昨日の試合は辛勝した。
次はレバノン戦で、うまくしたら、ここでグループ首位に立てるかも。
(韓国・ウズベク戦の結果による。)
最終戦はアウェイの韓国戦。
2戦2勝を願う。

2013年6月5日水曜日

2013年6月2日日曜日

九段下・水天宮・三越前

と移動し、三越日本橋本店で岩合さんの「ねこ歩き」を観てきた。


日本各地の猫
トルコの猫
イタリアの猫
ギリシャの猫
モロッコの猫
アメリカの猫
キューバの猫

NHKの「ねこ歩き」ではこの他に台湾編があったはず。

やっぱり岩合さんにはエルミタージュをはじめ、ロシアに猫を撮りに行ってほしいな。
腹ばいになって猫になりきり撮っている彼を見たら、さしものロシア人たちも驚くだろうけれど。

 
エルミタージュの番猫
 
ポクロフの猫 

これもポクロフの猫

ウラジーミルの猫 

これも。
 
ペテルブルグ、サドーヴァヤ通りのコンビニのレジの番猫



2013年6月1日土曜日

絶望しない

イラン大統領選は6月14日。
アフマディネジャドさんは2期務めたため、3選禁止で、今回は出馬しない。
ハメネイさんと確執が噂され、辞めた後どうかならないか心配だ。

毎日新聞の国際面に、シリン・エバディさんのインタビュー記事が載っていた。
この間にイランからは著名人がたくさん国外に出てしまっている。
ミュージシャンとか映画監督とか。
ネクーナムは戻っていったけれど。
シリン・エバディさんも、今は国外にいて、インタビューもベルファストで行われたものだ。
曰く、憲法上、(選挙で選ばれたのではない)最高指導者が、(まがりなりにも選挙で国民に選ばれた)大統領より権限を持ち、「誰がなっても政策に変化は期待できないし、同じことだ」と無力感が広がっている。

無力感。
何度聞かされただろう。
いや、絶望したくはない。
イランの人たちだって、そのはずだ。
あなたたちは、自分自身で自分たちの国をよくしていく力があるはずだ。

シリン・エバディさんは、日本の政令指定都市首長の発言を非難する声明の5人連名のトップ。
ノーベル平和賞受賞者の女性5名は
シリン・エバディさん(イラン・2003年受賞 人権派弁護士)
マイレッド・コリガン=マグワイアさん(北アイルランド・1976年 北アイルランドを発端に現在はイスラエル・パレスチナを中心とした平和活動家)
リゴベルタ・メンチュウさん(グアテマラ・1992年受賞 先住民族についてを中心とした人権活動家)
ジョディ・ウィリアムズさん(アメリカ・1997年受賞 対人地雷除去キャンペーンを中心とした平和活動家)
リーマ・ボウイーさん(リベリア・2011年受賞 内戦を原因とした心的外傷治療を行ってきた平和活動家)

ジョディ・ウィリアムズさんについては、同じ国際面に、殺人ロボット兵器禁止キャンペーン推進の記事で登場している。