2015年8月31日月曜日

ようやくお休み⑧千畳敷(の麓)

大塚国際美術館を出て、タクシーも検討したけれど、やはりまた朝来た道を(大変だった!)引き返して大鳴門橋まで戻ってきました。今度は15分くらいだったでしょうか。

南流の大潮17:10までは少し時間があるので、千畳敷展望台に登って渦潮が始まるのを観ていたいと思った(当初からそういう予定だった)のですが、

渦潮はもう少し現れていました

同行者が頑なに拒み(上に登るのはもう嫌だという)、麓で待っているので一人で登ってくるようにと言われたのです。
確かに橋から美術館まで往復で歩かせて疲れさせてしまったし、車椅子とはいえ美術館の中もよく動いたことだし、わがまま言えません。
で、私はと言うと、○○は高いところに登りたがるという、その○○でして、

段々があると登りたくなり、近づいて天井を撮った聖テオドール聖堂@大塚国際美術館



展望台には行きたかった!
けれど、渦の道入り口から展望台への道沿いに何件かの売店が並んだ先に広場があって、見ると上ではなく下へと降りる階段が見えたのです。
降りていくと海岸まで行けそう。
と思ったので、一人で行ってみることにしました。
ちょっと怪しそうな道で怖くもあり、通行禁止と書いてあったら即引き返すつもりで。

ちょっと降りたところにはかつて売店か飲食店だった様子を伺わせる建物があり、さらに下に降りるには草木深しといったところに道が続いています…海に降りれそうなのに、誰もいない。怖いな。
でも降りる。

 

近くで観られてなかなかいいじゃないかと思うが、
とにかく誰もいない
 



 
 太平洋側から瀬戸内海側へ海水が川のようにせせらいでいきます。
 

なぜか、ほんとに誰一人いなかったのですが、水に近づきすぎないようにすれば、危険ということはなさそう。行ってみる価値はあったと思います。
再び階段を登ると汗だくになりましたが。

ようやくお休み⑦大塚国際美術館

鳴門公園口のバス停から大塚国際美術館までの徒歩の道、これは大変だったのです。
事前に大変だ、という話は聞かされていたのですが(同行者が病み上がりなので)、美術館のサイトにあった案内に従ってそろそろと、左手の眼下に広がる海には目をくれる余裕もなく、ふうふう言っている同行者を励ましながら、20分程でしょうか、歩きました。

そこで美術館1階の入り口に到着。
入ろうと思ったら、開館時間の9時半にちょっとだけ早く着いていた!
あんなに難儀したので(汗だくになっている)、もうとうに開いているかと思った!
それでも館内には入れていただき洗面所へ。
車椅子を借りる予約をしていたので、名乗り、地下3階の総合受付にも連絡していただきました。
9時半になるとエレベーターで地下3階へ。
そこで車椅子をお借りしました。
(ロッカーはやはり地下3階。)

数年前に来館した時には、大塚アートくんが顔診断などをしてくれていたのですが、なんと今年の7月12日をもってご隠退!
オーイ、オーイ、オーイ!Ой,ой,ой!
以前やってもらった顔診断
何度もしてもらったら、そのたびに違ったのだが…。適当?
「モナ・リザ」!!!とか、モネの「ラ・ジャポネーズ」とか、これ、マネの「フォリー=ベルジェールのバー」とか、あたりさわりなく(たぶん目鼻立ちはっきり系の)名画を選んでいました。
 
さて、同行者には何が特に観たいという希望がなかったので、車椅子をがんがん押して自前の解説で地下3階は特急で駆け抜けました。
(最初のシスティーナ礼拝堂でガイドさんの解説(団体向け?ご一緒にどうぞと言われた)を聴いていたけれど、途中で抜けました。)


地下2階も同様に手早く車椅子移動。
周囲の人は概ね気遣って優しく譲ってくださいます。感謝。
2階分を観て回ったところで、ちょうどお昼近くになったので、モネの睡蓮の池を眺めながら、カフェでミックスサンド(ボンカレーじゃない)をいただきました。

睡蓮の池は、以前の来館時は秋だったので、こんな感じでしたが、


今回はばっちり花が咲き乱れ(モネっぽい感じは薄いが)、
 





赤とんぼまでいました。


閉館時間近く、4時くらいまでかかるかと思っていましたが、2時半過ぎには一通り観たつもりになり(やはり一部見逃した箇所はあった、残念)、地下3階に戻ってきました。

売店も以前とは売っているものが違い(当然)、この前友人に買って行ったパラパラ漫画がなくなっていた(ムンクの「叫び」とあと一つ思い出せないが)ので、何を買うのか相当迷い(無理して買わなくても、とは思うけれど、せっかく来たから何か買いたい)、同行者がコレクション気味のクリアファイルを買い上げて終了。

新しく入ったゴッホのひまわりのです。

いい青ですね。
 

えー、上の2枚は2010年夏にエルミタージュで撮った本物のレンブラントの絵「ダナエ」と「放蕩息子の帰還」です。(「放蕩息子」はいつもそこだけ人だかりがしていますので、人の頭が。)
 
下は大塚国際美術館に展示されているレプリカです。



今回のと前回の。
どちらも同じ絵を重複して撮っているというのが多い。好みは変わらない。
 
さすがに本物の迫力の再現までは期待できないですが~レンブラントの絵は最初にエルミタージュに行って目の当たりにしたときは言うまでもなく感激で言葉にならなったものですが、レプリカを観てそういう感動ははっきりいってありませんでした~心置きなく近づいて写真が撮れて嬉しいな。
 
 
レーピン、クラムスコイ、レヴィタン
 
アイヴァゾフスキー!
 
あと、好きってわけじゃないが思わず撮ったのは開閉する絵
ヒエロニムス・ボス(奇人)の「快楽の園」
閉まっている

開き始める

開いた状態



「アララトの聖母」で取り上げられたアーシル・ゴーキーの
絵は、ミロみたいだなあ。
 
「出会い」というこの絵も悪ガキもといお坊ちゃまがたが集まって何を企んでいる?と想像が膨らみ楽しいです。画家はフランス名マリー・バシュキルツェフ、ロシア名マリヤ・コンスタンチノヴナ・バシュキルツェヴァという女性画家
 
 
 
今回は名画上の美男美女コンテストをやっていました。(名画と言うのは映画のことではなく、館内にある絵画のことでございます、もちろん)
 
現段階での集計は
 


美男の1位には顔を見せていない男性が。
いやいや、いくら相手の女性が彼の顔をみて幸せそうな顔をしているからって、美男かどうかわからんだろう!
それにこれ、シール貼り方式なので、一人で何票も入れてもよさそうだし、かなりいい加減ですね。
私も清き一票(一票ずつです)を入れてきたけどね。

※前回来館時の記事はこちら


やっとお休み⑥そして、四国

宿泊した休暇村は、景色はよく、海ほたるや天体の観測もでき、食事(バイキング)もまあまあ、それにフリーWifiが使え、上々。
強いて言えば、部屋に内風呂がないというのがあるけれど、病身で露天風呂に行くのをしぶっていた同行者も何とか説得して入浴できたし(行ってよかったと言われた)。

朝は徳島へ向かう高速バスに淡路島南インターチェンジから乗り込むのに間に合うように、840発で車で送っていただいたのでした。
その前、チェックアウトの際に、
・大塚国際美術館の前売り券を購入(宿泊代はカード払いだが、このチケット代は現金払い)
・降車する鳴門公園口バス停から美術館までの道を教わる。(結構ある。いただいたネット検索の案内では11分となっているが、それは絶対に無理。)
・ゆうパックで不要になった荷物を送る。箱は前の晩にロビー横のお土産屋さんでいただいた。送料は510円→これは翌日(つまり帰宅した当日)には届いた。ハラショー!

送迎車の方は、これから大塚国際美術館に向かうと言うと、「こちらに宿泊される方の最近の定番コースですね」とおっしゃる。
(その割にはこの時間帯にそっちに向かうこの車に送っていただくのは私達しかいなかったが。皆さん車なのだろうか?)
ついでに「あそこの美術館には行ったことないけど、レストランのメニューにはボンカレーとポカリスエットがあるって話ですけどね~」と冗談をおっしゃっていました。
いやはや。どうだったかしらねえ。ボンカレーの方は可能性あるかも。

淡路島南インターチェンジのバス停で降ろしていただき、バスを待っていると、同じくバス待ちをしている女性から「バスは時間通りには来ないかも」と話しかけてきました。が、バスは時刻通りにやってきて乗り込みました。バス停は一つだけ、時間は6分ほどです。
さらば淡路島、プリヴェト四国。


大鳴門橋渡ります。 





鳴門公園口のバス停で降りると、橋の下付近では、10:50大潮の北流渦潮が始まっていました。
 

いざ、大塚国際美術館への山道小路!

2015年8月30日日曜日

やっとお休み⑤日の入り・日の出

丘の上の休暇村南淡路、日の入りも日の出もばっちり見ることが出来ます。
と言いますか、時間もそれに間に合ったのは幸いでした。

日の入り(19:00)


朝目覚めたのがいつもより遅い5:13だったので、「うわー、しまった。寝坊で日の出を逃した!」と思って、傷心しながら露天風呂に向かったら、あ、今日が昇る!
そうか、西日本だから日の出が遅いんだ!

で、連続写真を撮ってしまいました。

5:40

5:45
一旦部屋にカメラを取りに行ったのでした。
 
5:58 

5:58

5:58

5:59

5:59
 
5:59

6:00

6:00

6:00

6:01

6:01

6:03

6:27
朝風呂の後

6:28
 
日の出の時間の西の空と海は



と、いうわけで、間に合ってよかった。