島っていうのは、こっち見てもあっち見ても海が見えてしまうのですね。
慣れない光景に「おおっ」て思います。
(富山に行ったとき、いつもと反対の方に山があるので随分変な気持がしたものです。)
しかし、今回ゆっくり美術館を観ることを主眼に、だいぶ予定を削って、これだけだ!というプランにしたつもりだったのに、予想外のことが次々起きて細かく計画変更を余儀なくされたのでした。
1.バスは時刻表どおりには走らない。
夜行バスは、これまでの例では予定時刻よりも早く着くことが多かった(津和野、尾道、飯田等)ので、そんなものかと思っていた。
今回目的地までは直通でなく、乗り継ぎで行くことになったのだけれど、東京→三宮が15分遅れで到着となった。
あくまで間に合えば、と思っていた乗換時間6分の乗継便には当然間に合わなかった。
しかし、15分遅れたことで、次の便(1時間後)になり、ゆっくりチケットを買い、乗り場を確認し、お昼用のヨーグルトドリンクを買い(朝食は三宮までのバスの中で持ち込んだパンを食べたが、ちょっと多めだったので、残りを昼食用にすることにした。その足しにコンビニでヨーグルト飲料を買ってきた。)、待合室でフリーWifiが仕えたのでメールをチェックし、とかやって過ごした。
三宮までの夜行バス、そして三宮から目的地までの間、バスが遅れる、それも何十分という単位で遅れるということに、「ここは日本か?」という軽い衝撃を受けていたのですが、あともう一点、驚きというか不思議でならなかったことがあります。
それは「お手洗いに石鹸が置いていない」ということです。
バスの中やバスセンター、バスターミナルに、ウォシュレットがないのは仕方ないとして、石鹸類がないのは困りました。まさかと思いました。
おしゃれな○○ソープとかでなくていいのです、古典的な緑やピンクの液体でも十分なので、設置してほしいと切に望みます。
さて、最初の写真はこれ。
途中下車でも観たかった、猫の墨絵の美術館。
淡路市立中浜稔猫美術館
左側にある雲みたいなのはスメナリ(鯨)の背に乗って本土から淡路島に渡る猫(後述)。
にゃお。
1階にご近所の猫たちを描いた猫群像墨絵が可愛くて圧倒的。
墨絵には独特の迫力と味があっていいですね。
スパルターク・モスクワ対ルビン・カザン戦の墨絵を描かれた垂井ひろし氏も猫好きであるし、猫は墨絵と相性がよいのだ。
(垂井ひろしさんの墨絵パフォーマンスの記事)←この試合はホームのスパルタークが勝ちました。
墨絵で描かれた猫たち、墨のにじみが猫のふわっとした毛皮の様子を描くのにちょうどよいように思えますね。
自分でも描いてみたいという野望までむくむく湧き上がる始末。
2階にはこの地の伝説にちなむ淳仁天皇の飼っていたこまとチヨという猫の物語の墨絵が中心の展示されています。
ゆっくりじっくり鑑賞したかったのだけれど、本数の少ないバスを逃すと後が大変なので、後ろ髪をひかれつつ、ここ淡路市の東浦を後にしてタクシーに乗って、ちょっと離れたバス停へ(東浦インターチェンジのバス停は東浦バスターミナルからだいぶ離れた場所にある。)
東浦から高速バスで福良へ向かう中、パンとヨーグルトをいただきました。
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