2010年12月31日金曜日

ケルジがMVP

だいぶ前にあったことだけれど、書き忘れていたと思う。

ロシアサッカー協会による2010年の各賞発表
2010-12-18 21:08:53
http://football.kulichki.net/rusnews/news.htm?122554

Кержаков назван РФС лучшим футболистом года в России.
今年のロシア最優秀選手はケルジャコフ

得点王:ヴェリトン
最優秀GK:イーゴリ・アキンフェーエフ
最優秀新人賞:セルゲイ・パルシヴリュク
最優秀審判(男子):アレクセイ・ニコラエフ
最優秀審判(女子):アナスタスタシヤ・プストヴォイトヴァ
MVP(ビーチサッカー):ユーリー・ゴルチンスキー
MVP(女子):タチヤナ・スコトニコヴァ

最優秀外国人選手:ダニー
最優秀監督:ルチャノ・スパレッティ
最有益選手:アレクサンドル・アニュコフ
最優秀クラブ:ゼニット
年間MVP:アレクサンドル・ケルジャコフ

サッカー界今年(2010年)の出来事

順不同。思いつきで書いているだけなので。

★クルィリヤ・ソヴェートフなんとか残留
 最下位予想もされていた苦しいシーズンでした。

★チェルノモーレツ・オデッサプレミアリーグを去る
 あと1点足りなかった…。悲しい。
 オデッサのいないウクライナプレミアなんて、と今シーズンはさっぱり見なくなってしまいました。

★でも、ザリャのロマン・エメリヤノフには期待
 92年生まれのロシア期待の星は
*アレクサンドル・メルケル(ロシア国籍未取得)
*エミン・マフムドフ
*マゴメト・オズダエフ
 と、エスニック系が多くなりそうな中で、今のところほぼ唯一のスラヴ系か?

★巻さんがアムカル移籍
 日本人選手のロシアのクラブへの移籍がなぜか相次ぎました。
 巻さん以外の選手は、実を言うと失礼ながら知らない人でした(と言っても殆ど知らない人なんだけど)ので、巻さんをタイトルにしました。
 巻さんは出場機会に恵まれませんでした。
が、クラブがペルミ市内の養護施設に訪問した際には、なぜだか巻さんが選手たちの中でも子どもたちにとっての人気ナンバー1だったそうです。
 施設の子どもたちに何かエキゾチックな印象を与えたのでしょうか??
 アムカル公式「アムカル選手ら子ども時代に帰る」参照。
 彼らの記憶の中に、幸福な子ども時代の思い出として刻まれたことでしょう。(と信じたい。)

★FKモスクワがプレミア撤退、アムカルも自主降格発表

★アンドレイ・カリャカ通算100ゴールまであと4つ
 今季は2ゴールのみでした。次期には是非達成を!
 しかし。

★どうなるサトゥールン
 昨夜の報道によれば、モスクワ州がサトゥールン・ラメンスコエへの資金提供打ち切りを決定、サトゥールンは新たにスポンサーを探さないとならなくなりました。
 プレミア残留を(成績上は)決めたのは、最終節までもつれこんだクルィリヤやアムカルよりもずっと早かったのですが、危ないという噂はかねてからのものであり、FKモスクワ・アムカルに続いて…ということになりかねません。
 カリャカやキリチェンコらがどうなってしまうのか、大変心配な状況です。
 もちろん、巻さんのことも案じていますが。
 他のクラブにしても、シーズンが始まるまで予断を許さない…。

★ロシアとイランとの親善試合が決まる

★アルメニア代表、快進撃
 代表選手の平均年齢が若い!

★イズヴェスチヤの「今年の国内ニュース」にサッカー関連が2項目ランクイン
 「モスクワマネージ広場でのスパルタークファン追悼を発端とする若者たちの騒乱」と「2018年ワールドカップのロシア開催決定」です。
 ランキングではフーリガン>ワールドカップ開催のようです。

★2018年ワールドカップ開催プロモーションビデオ「サーシャ」が大人気
 アルチョムとマクシムのシュピネフ兄弟(スパルターク・モスクワのジュニアチームに所属)
 動画:http://www.sovsport.ru/video/gallery-item/2375
 2010年現在9歳、8年後でも17歳の双子くんたち。

日本のサッカー界では
★エスパルス監督にゴトビさん
 これにつきます。
 長谷川健太さんの次は大榎さんあたりかと思っていました。
 イランの選手が来るといいなあ。

2011年が良い年になりますように。
エスパルス、元旦に優勝をめざせ!

カーリャの次シーズン

アムカル以前から噂が絶えなかったサトゥールンだが…。

Правительство Московской области ликвидирует "Сатурн"
モスクワ州がサトゥールンの経営から手を引くと決定。
(スポルト・エクスプレス)

新スポンサーを探さねばならぬが、厳しいねえ。
毎年超低空飛行のスタートで、徐々に調子を上げ、何とか残留を決めているという不人気クラブだもんね。
勝手なことを言うが、こういうクラブもあって欲しいのだ。
全然人気クラブになる要素のないクラブ。
だけど、元スター選手を引き取ってくれ、一花も二花も咲かせてくれる。
(ロシコフ、キリチェンコ、そしてカリャカ等。オノプコさんもいたことがある。)
貴重な存在だ。
儲からないだろうけど。

クルィリヤが経営難でカリャカがクラブを去らねばならなくなった時には、ベンフィカが拾ってくれたのだけど、今回もしそんなことになったら、今季は2ゴールしか挙げていないカリャカはどうなる…。
古巣クルィリヤに戻ってくれれば一番嬉しいけれど、クルィリヤにそんな余裕があるとも思えず。

でもカーリャ。
何としてもあと4ゴールは来季で達成してほしい。

スポルト・エクスプレスの記事

2010年12月30日木曜日

横浜美術館

今日は父のお墓参りに。
昨日が誕生日だったので、弟は昨日1人で行ったのだけど、母と私は前述したように「チェブラーシカ」を観に行ったので、お墓参りは今日ということになりました。


今年は命日(直後)と誕生日翌日と2回しか来られなかった。
母はいわゆる秋のお彼岸の時にも行ったというので3回。
父は来方が少ないと腹を立てているだろうか。
入院している時も、私に向かって、母のお見舞いが少ないと文句を言っていたのだ。
ほぼ毎日行っていたのに。

 その足で、私は横浜に向かいました。
会期は明日まで。

みなとみらい駅を出たところ。


さすがにチケット売り場は混んでいました。
ロッカーは空きがなく、総合案内の係の人に預けました。
だけど、コートを着たまま鑑賞している人が多かった。
それは暑いと思うけど…。
大混雑なのに。

↑の絵「エトワール」のところは特に人の群れが・・・。
案外小さな作品で、それはもう可愛らしい。
この絵はパステルだし、バレリーナや裸婦の絵はパステル、ドガと言えばパステルという印象が強かったのですが、油絵も、そして彫塑の作品も、それにデッサンや習作も、バランス良く展示されていました。
ドガは、テーマも作風もわかりやすく親しみやすく、美術界のチャイコフスキーという趣きでしょうか。
(法学部出身だし。)

視力が弱くなるにつれて、油彩→パステル→彫塑・写真と手段を変えながら、死の直前まで創造を続けていたということは、今回初めて知りました。


こちらは今夏エルミタージュで観た「踊り子」です。

さて、横浜美術館では3月からはプーシキン美術館展をやりますよ。
但し、フランス絵画ですけどね。
ルノワールとかアングルとか。
「オデッサ・コスモス」を参照のこと。

帰りはみなとみらい駅ではなく、横浜駅まで歩いてみました。
歩けることは歩けるけれど、あんまりお薦めではないですね。
日産のビルを突っ切ったりします。
そごうの地下を通りぬけ、まだまだ歩き、東横線の横浜駅までは相当あります。
シュウマイを買って帰りました。

チェブラーシカ2010

年賀状書きが終わった!
まだ投函していないけど。

さて、御用納めが28日にあり、なんとか仕事が終わり、お休みに入った。
手抜きの年賀状を印刷し、一言は手書きで…これが大変なんですよね。

29日は六本木に「チェブラーシカ」ロシア語版を観に出かけました。
初日に新宿に日本語版を観に行っていた母と二人で行ったのですが、母の感想は
「こんな話だったの?!私、この間は眠っていたのかしら?」
ともかく、ロシア語版の方が、むしろ眠気は起こさなかったらしい。
ちゃんと起きて観ていられたとのことです。
「プラウダって、ほんとうという意味だったのね」
そうだよ。
「あと、ウラーって言ってたよね」
言ってたね。

日本(と韓国)が作ったチェブラーシカは、オリジナルよりもきびきびした動き。
それがアジアン・テイストなのでしょうか。
カチャーノフのあの独特の間がよかった、というオールドファンにとっては「むむむ!」という印象を与えるでしょうが、真摯な姿勢で、なるべく雰囲気を継承するようにつくったのではないでしょうか。
オリジナルを超えたとはいえないまでも。

疑問だったのは、奇術師のおじいさんは尋ね人の名前や年齢など具体的なことをどうして言わないのか?ということ。
シャパクリャークは結構悪者扱いでしたね。
敵だったり味方だったり、峰不二子みたいな魅力をもっと出してほしかったな。

ただ、すごっくガラガラで、そのせいか上映は1/6までだそうです。
観る予定の方は急ぎましょう。

2010年12月26日日曜日

さらに10枚

主にポクローフスキー大聖堂の写真を10枚、アルバムに追加。


この手の絵が描かれた改修中の塀はよく見かけた。
ポクロフスキー大聖堂横の商店街の様子。
オデッサにもあったな。

2010年12月25日土曜日

エリック・カントナ大作戦

初日初回をめざしてル・シネマへ。
「エリックを探して」の、11:20の回を観るつもりだったが、回が増やされていた。
10:50が初回になっていた。

初日プレゼントを獲得(ビスケット)。

カントナのチャントは「いーつくしみふかーき わーがともイェスはー」の曲なんですね。
主人公のどら息子たち(二番目の妻の連れ子だが、二人ともニート路線まっしぐら)は、観ていて頭にくるけれど、後にはちょっと可愛くなってきた。
「Sweet Sixteen」の少年たちも親の目から見ればこうかな。

ケン・ローチも、アキ・カウリスマキと同様、優しい老人になってきたかなあ、という気がする。
初期の作品、それにちょっと前の「ナビゲーター」の震撼・戦慄も彼ならではでとっても好きだが、ハッピーエンディングでオーチニ・ハラショーです。
まあ、この方策、詰めが甘いとは思う。
決めの台詞で自分たちが誰だか明かしちゃっているし(ばればれだけど)。

カントナ大作戦において、「あんなもの」がどうなってあんなに大量に調達できるのかは謎だが(マンチェスター・ユナイテッドのオフィシャルショップとかか?)、やっていることは爽快ではあるが、最終解決になるのかという疑問も残る。
民事・刑事とも免責になならないだろう…。
(と、「ブレッド・アンド・ローズ」を観たときも思った。原始的なというか、野蛮なというか、ラッダイト運動の系譜を思わせる。)

イギリスの郵便局内の郵便の仕分け作業は、あんな風に手作業中心なのだろうか?というのも驚きだった。
主人公エリックはかつてはこの仕分け作業をダンスのステップでこなしていたという(が、心身とも不調に陥ると配達すべき郵便物を家の箪笥にしまいこむという、郵便局員にあるまじきことをしでかしている。
あの作業内容では、早晩OA化の波にさらされるのではないだろうか、と不安に駆られた。

レビュー詳細は「オデッサ・スタジオ」で。

その後、ロゴス・ギャラリーでチェブラーシカあれこれを観る。

衝撃のオレンジ・チェブ発見。
普通、「オレンジ・チェブ」というと、Чебурашка с апельсином(オレンジを手にしたチェブラーシカ)だが、このチェブはоранжевый Чебурашка(オレンジ色をしたチェブラーシカ)だ。

チェブ、来ていました。


こちらは、貴重な、ロマン・カチャーノフ監督の描いたスケッチ。

天には栄光、地には平和

いと高きところには栄光、神にあれ
地には平和、御心に適う人にあれ

Слава в вышних Богу,
И на земле мир,
В человеках благоволение.

御心に適わないかもしれない人にも平和を。

昨日、仕事で丸ノ内線に乗って霞ヶ関に向かっていたら、知り合いのご夫婦が隣の車両に座っているのが見えた。
男性の方の、とてもおしゃれな帽子に見覚えがあったのだ。
やはりあのご夫妻だ。

というので、私は昨日特別大荷物だったのだが、キャリーバッグを引きつつ、隣に移動。

三菱一号館美術館にカンディンスキー展を観に行くところだったとのこと。
私も行かなければ。
たぶんお正月休みに。

今日はケン・ローチとチェブラーシカで渋谷に行く。

モスクワアルバム突如再開

夏の旅行のアルバムの「2010年モスクワクレムリン周辺」に11枚追加。
ルビャンカやら、スパースカヤ塔やら、ポクローフスキー大寺院やら。


2010年12月24日金曜日

Тихая ночь, дивная ночь

Тихая ночь, дивная ночь,
Дремлет всё, лишь не спит
В благоговетии Святая Чета
Чудным Младенцем полны их сердца.
Радость в душе их горит,
Радость в душе их горит.

 「小さなモスクワ」を観に行った恵比寿ガーデンプレイスのクリスマスツリー

 
 毎度おなじみですが、上智大学のプレゼピオ(スペイン大使館から贈られたもの)


チェブラーシカとゲーナのクリスマス

私が好きなクリスマスの讃美歌
曲がいいと思う。
ただし、歌うのはとても難しい。


一番の歌詞
♪ああベツレヘムよ などかひとり
 星のみ匂いて ふかく眠る…♪
が好き。
讃美歌21だと、歌詞が変わってしまったが、私はコンサバなので、以前の歌詞が好き。

その三「天なる神には
二番の歌詞
♪今なおみつかい つばさをのべ
 疲れしこの世を おお守り
 かなしむ都に なやむ鄙に
 慰めあたうる 歌をうたう♪
これもやはり従来の歌詞が好き。

それから、讃美歌でない、クリスマス関連の曲では、
リムスキキー=コルサコフの「降誕祭前夜」
チャイコフスキーの「くるみ割り人形」&「小さな靴」
ですね!

静かなクリスマス・イヴがよいのですが、今晩は「トレパーク」で。
よいクリスマスを!


ツェスカ・モスクワの2011-2012スケジュール

ツェスカ・モスクワの公式サイトに載っていた、12月21日付のニュース記事

1-й тур - «Амкар» (д)アムカル・ペルミ(ホーム)
2-й тур - «Томь» (д)トミ・トムスク(ホーム)
3-й тур - «Анжи» (г)アンジ・マハチカラ(アウェイ)
4-й тур - «Крылья Советов» (г)クルィリヤ=ソヴェートフ・サマラ(アウェイ)
5-й тур - «Спартак» М (д)スパルターク・モスクワ(ホーム)
6-й тур - «Кубань» (д)クバン・クラスノダール(ホーム)
7-й тур - «Волга» (г)ヴォルガ・ニージニー=ノヴゴロド(アウェイ)
8-й тур - «Сатурн» (г)サトゥールン・ラメンスコエ(アウェイ)
9-й тур - «Зенит» (д)ゼニット・サンクト=ペテルブルグ(ホーム)
10-й тур - «Терек» (д)テレク・グローズヌィ(ホーム)(ホーム)
11-й тур - «Рубин» (г)ルビン・カザン(アウェイ)
12-й тур - «Ростов» (г)ロストフ・ロストフ=ナ=ドヌ
13-й тур - «Спартак» Нч (д)スパルターク・ナリチク(ホーム)
14-й тур - «Динамо» (г)ディナモ・モスクワ(アウェイ)
15-й тур - «Локомотив» (г)ロコモチフ・モスクワ(アウェイ)

Игры первого тура состоятся 12 и 13 марта 2011 года.
開幕は2011年3月12日及び13日。
さしあたり、前半戦15節までのスケジュール。

前半が3月-5月、後半が9-11月。
で、上位クラブ同士と下位クラブ同士で順位決定のためのプレーオフを2011年の3-5月に行う。
というのが概要のようです。

Первым соперником ПФК ЦСКА, как и в прошлом сезоне, станет пермский «Амкар», с которым армейцы сыграют на своем поле.

第一節、ツェスカは昨シーズンと同様、アムカル・ペルミ戦をホームで行う。

…あーん、そのアムカル・ペルミが…。

2010年12月23日木曜日

生きていきましょうよ!

生きていかなければ……。生きていかなければねえ……。

もうじき冬が来て、雪が積もるだろうけど、あたし働くわ、働くわ。
                              『三人姉妹』より

ペルミには私はまだ行ったことがないのですが、チェーホフの『三人姉妹』の舞台になった町と言われています。
訪れた人は「ぜひ再訪したい」と思う、趣のある都市だとのこと。
でもモスクワからは結構離れていて、飛躍的な経済発展が望めそうではありません。

2018年のワールドカップでも、現時点でロシア側が開催として想定している都市候補(12-13都市)からも、外れています。

アムカルが降格するとなると、代わりにプレミアに挙がるのは、今シーズン最終節で15位になってアムカル、それに我が贔屓のクルィリヤを交えた残留争いに敗れたアラニヤ・ウラジカフカス―ということには、FKモスクワの前例から言っておそらくならずに、一部リーグ3位だったFKニージニー・ノヴゴロドが昇格になるのではないかな。

でも、アラニヤは以前トップリーグにいたことがあって(実は優勝したこともあるのだ!)、急遽代理で昇格といっても、大丈夫とされたのでしょう。
が、FKニージニー・ノヴゴロドは初めてのトップリーグでしょ?
しかも、一部2位だったヴォルガと同じ都市のクラブ。
ニージニー・ノヴゴロドは、その都市の規模からすれば、今までプレミアにクラブがないことが不自然だった。
にしても、一気に2つというのは多すぎな。

悩ましい。

それより、アムカル。
3年前の序盤戦で、ルビンと首位争いをしていた当時の印象が強いので、昨年・今年となんだかぐだぐだなチームになっていったけれど、
「まだ地力を出していない、いつか甦るだろう」
と思い続けていた。

巻さんの移籍は謎だった。
まあ、がんばって欲しいとは思った(心から思っていた)。
しかし結局、最悪の印象を与えてしまっただろうか、ロシアのプレミアリーグは。
例えばニージニー・ノヴゴロドがアムカルの選手をひきとるということは大いに考えられる。
でも、巻さんはどうだろう。
個人的には、まだロシアリーグで観たいけれど。

わたしたちの生活はまだおしまいじゃないわ。
生きていきましょうよ!
・・・・・・
もう少ししたら、なんのためにわたしたちが生きているのか、なんのために苦しんでいるのか、わかるような気がするわ。

それがわかったら、それがわかったらね!

買い物

高島屋にケーキを買いに行ったが、BABBIにはロールケーキが売っていなかった。
三越アルコットに行かないといけなかったか。
エール・エレの苺ロールにした。
ささやかだな。

それと、クグロフを買おうかなあ。

くろうまブランキー

クリスマス絵本を売るコーナーで、ぬいぐるみと絵本のセット販売がされていた。
ピーターラビットなどとともに、ぐるんぱがあった。
もちろんぐるんぱも好きだけれど、クリスマスというなら、ブランキーでしょう、やはり。
『くろうまブランキー』の本とぬいぐるみのセットこそ、あらまほしけれ。

「クリスマスに贈る本」でも筆頭に挙げたけれど、この本は大のお気に入り。

祖父が私にプレゼントしてくれた『くろうまブランキー』には、
「おじいさんより Kocmaちゃんへ 絵をありがとう」
と<献呈のことば>が入れてある。

(この「絵」というのは、「けむり」という題で、私が何色かのクレヨンでブラウン運動を描いた?作品であり、祖父はその後自著のイラストに使用していた。)

この絵本は、私の出会った最初の本の一つで、今まで何度読んだかわからない。
すっかり気に入って、保育園では自ら周囲(年長組の頃には私は最古参の園児になっていて、周りは「後輩」ばかりだった)に<読み聞かせ>をしていたほどだ。

『くろうまブランキー』に登場するのはさんたくろーす(と、なぜかひらがなで書かれている、ブランキーはかたかななのに)であって、神様は直接姿を現さない。
それでも、私は、もしかしたら、さんたくろーすはいなくても、神様の存在、というよりも神様の愛の存在をずっと確信してきた。
そういう風に、私にとっては人生を決定づける1冊になった。
(この本をプレゼントしてくれた祖父をはじめ、うちの家族は全然クリスチャンではないのに、不思議なことだ。)

今読みなおしてみても、やっぱり素敵な本だと思う。
ストーリーをつくりだしたフランスのフレネ学校の元児童たちに、日本に紹介する橋渡しをしたその先生に、再話の伊東三郎、そして絵の堀内誠一、出版社の福音館書店。
最初に読み聞かせてくれた祖父・祖母、その後繰り返し読んでくれた母と父、保育園の先生、私の拙い読み聞かせを聞いてくれた保育園の同級生たち、弟。
みなさんに感謝します。

ブランキー、もうすぐだよ。
もうすぐさんたくろーすが来るよ。


2010年12月22日水曜日

世界を知りたい! リスト

これもWindows Liveのリストからのお引っ越し記事です。

1.
著者: 
ISBN: 
 

6.
著者: 
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7.
著者: 
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2010年12月21日火曜日

公開希望映画

Windows Liveのリストからのお引っ越し記事です。

1.

2.

3.

4.
 

2010年12月19日日曜日

読書メモ

『クリスマス ペーパー・クラフト』アトリエ アスカ 山崎種之 聖文舎1988年刊
一頁目のおりがみリースをつくってみたが、その他は結構面倒そうなので断念。

『池澤夏樹個人編集世界文学全集 短篇コレクションⅡ』河出書房新社
2番目に置かれている、ジュゼッペ・トマージ・ディ・ランペドゥーサの『リゲーア』がよかった。
『波と暮らして』みたいな感じ。

さよならミンスク

実は知らない間に、ベラルーシリーグのFKミンスクに日本人選手が移籍していました。
BATEボリソフに注目してばかりで、2位以下のクラブのことは全然知らなかった。
FKミンスクは今シーズン3位でした(EL出場権獲得)。

Хидетоши Вакуи
和久井秀俊

 2003年には新潟に所属していて、その後シンガポールとか中欧のクラブを転々としてきたようです。
FKミンスクとは2010年9月に契約、ベラルーシリーグデビューは10月16日対トルペド・ジョジノ戦。
http://goals.by/football/news/17707
72分からの途中出場。
彼の感想は
「ベラルーシのスタジアムは随分と観客が少ないように見えますね」

そして、お寿司屋さんでインタビュー。
http://goals.by/football/articles/17484
「カミカゼ」と名付けられた盛り合わせを注文。
「日本では奥さんが家計を握っていますよね」
「なぜ日本では自殺者が多いのですか?」
「なぜ日本人は中国人が好きではないのですか?」
などと、サッカーから離れた、ちょっと答えにくいようなことも聞かれています。

結局、彼は2試合に出場、2得点で今シーズンを終えました。
これはFKミンスクの主力選手であるАндрей Разинアンドレイ・ラジン及びЕвгений Лошанковエヴゲニー・ロシャンコフが負傷した時の交代出場でした。

契約は12月1日まででしたが、更新はされず、ミンスクを去ることになりました。
Руководство и тренерский штаб поблагодарили японца за проделанную работу и пожелали Хидетоши дальнейших успехов в футбольной карьере.
FKミンスクスタッフ一同は和久井選手の働きに感謝し、彼のこれからのサッカーのキャリアにおけるさらなる成功を祈って送り出しました、とのこと。
http://champ.by/2010/12/02/vakui-xidetoshi-pokidaet-minsk/
ご自身のサイト・ブログでは依然FKミンスク所属となっています。

2010年12月18日土曜日

今年の映画ベスト10

所属している映画サークルで、今日は紙を配られ、
「今年観た映画のベスト10を書いて」
と言われた。
そう言えば毎年やっていたんだっけ。忘れていた。

ベスト10と言っても、邦画5本・洋画5本の枠が書かれていて、単純によかったのを10本挙げるというわけではないのだ。

その場で思い出せたのは
◇邦画
「アイ・コンタクト」
「BOX」
◇洋画
「第九中隊」
「一部屋半、または祖国への感傷旅行」
「カティンの森」
「ペルシャ猫を誰も知らない」
「ジャズメン」
だったが、他にもあったはず。

*「つばさ」ラリーサ・シェピチコ監督1966年
*「ホームレス・ワールドカップ」
*「ルドandクルシ」
*「セラフィーヌの庭」マルタン・ポロヴォスト監督2008年フランス・ベルギー・ドイツ
*「瞳の奥の秘密」El secreto de ojos ファア=ホセ・カンパネラ監督2009年スペイン・アルゼンチン
*「中継基地」 "Перегон"アレクサンドル・ロゴシュキン監督2006年ロシア
*「がんばれかめさん」 "Внимание,черепаха"ロラン・ブィコフ監督1970年ソ連
*「別れ」"Прощание"エレム・クリモフ監督1982年ソ連
*「六号室」«ПАЛАТА №6»カレン・シャフナザーロフ監督2009年
 
このあたりもよかった。
まだあるけれど。
 
まだ、今年制作の「チェブラーシカ」や「エリックを探して」を観に行くつもりだ。
 

ファースト・コンタクト

Windows Liveのリストからのお引っ越し記事です。

最初のきっかけは何だったかというもの。ほんの思いつきです。

ファースト・チェーホフ~くり色の犬
アルスから1958年に発行された「日本児童文庫・チェホフの本」(樹下節訳)。
母から受け継いだ(母は祖父からもらった)本。最初に出会ったチェーホフの本。子ども向けに表題作(カシタンカ)「ワーニカ」「少年」「ひろ野~旅のできごと」等

炎628
最初に観た「ソ連映画」(アニメーション以外)。
しかし、よくこれでソ連映画を嫌いにならなかったなあ。しかも男の子と二人で行ったのだけど、デートには全く不向きです。でも、観るべき映画ではありました。

木靴の樹
誘われて観に行った最初の映画。相手はすごく背伸びをしたものだと今にして思う。退屈そうにしていました。私のことをなぜか<岩波映画が好きなタイプ>だと思ったようですが・・・(ただのサッカー好きだったのに)。でも、この映画はとてもよかったです。

車輪の下
教科書以外で初めて読んだ、いわゆる「世界文学」。このあとしばらくヘルマン・ヘッセにはまっていた。

くるみ割り人形
家にあったレコードは殆どうちの親の所属していた劇団の公演した劇のサントラだったのだが(今ならDVDとかなのだろうが、レコードだったというのが時代を感じさせる)、そんな中にあったクラシックミュージックのレコードがなぜかチャイコフスキーの「くるみ割り人形」だった。生で聴いたり(バレエ組曲として)観たり(バレエ)したのはずっと後のことだけど、この曲がかかると懐かしさを禁じえない。
引っ越し前はこちら(2010年3月を過ぎると消えてしまいます)

チェブラーシカはサッカーロシア代表を応援できるか

2004年のアテネオリンピックから、ロシア選手団公式マスコットを務めるチェブラーシカ。
ロシアの選手が表彰台に上がるときに手にしていたりしますね。

また、フィギュアスケートでは、ロシアの選手ではなくても、キスアンドクライでチェブラーシカのぬいぐるみを抱えています(ジョニー・ウィアーや安藤美姫など)。

ロマン・カチャーノフが製作したパペットアニメーション中にはサッカーをするシーンはたぶんなかったと思うし、スポーツ一般の場面すら殆どありません。
第2話の「ピオネールに入りたい」で遊び場のない子どもたちがちょっと危ない行為をしていたり、第3話の「シャパクリャーク」でキャンプをしたり川遊びをしていたり、といったシーンがあるくらいです。

にもかかわらず、私はチェブラーシカにオリンピックだけではなくてサッカーロシア代表の公式マスコットにもなって欲しいとかねがね切望しているのです。

アキンフェーエフやイグナシェーヴィチはともかく、スィチョフやパヴリュチェンコやジルコフやザゴエフ…とチェブラーシカ、似合うでしょ!!
すっごくお似合いでしょう?!
ココリンもソスニンもエメリヤノフだってチェブラーシカと並んでいたら、きっととても素敵だと思います。
ましてや2018年ワールドカッププロモーションに登場する「サーシャ」と称する(←どうしてこういうのかはよくわからない)双子のアルチョム&マクシム
歴代の天才子役の面々と同様に可愛いなと思うけど、チェブと一緒にいてほしい。

しかし、実のところ、チェブラーシカがサッカーロシア代表を応援するのは結構大変そうなのです。
現ドイツ国籍のアレクサンドル・メルケルのロシア代表に対する“むずかしい愛”の方がまだハードルが低いかもしれません。

ロシアのオリンピック選手団のスポーツウェアを製造し、チェブラーシカを応援マスコットにしたのはボスコスポーツという会社なのですが、原作者のウスペンスキーや原画制作者のシュワルツマンが抗議したり提訴したりと版権を巡ってさまざまな争いが発生したのです。
(が、その後何とか和解して、チェブラーシカは無事にロシア選手団を応援することができています。)

チェブラーシカの著作権を巡る騒動は、どうもウスペンスキーさんとシュワルツマンさんに絡む話のようで、カチャーノフ監督のご遺族はさして関わっていないのかしらね。

サッカーとなるとまたこれが別問題。
ユニフォームを手掛けているのもボスコじゃないだろうし。
FIFAやUEFAやロシアサッカー連盟もうるさそう。
係争を一からやり直すことになるのだろうか。
どうぞ無事にチェブがサッカーロシア代表を応援できますように。

ちなみに、チェブラーシカ、ゲーナ、シャパクリャーク、ラリースカの記念碑は、ラメンスコエにあります(定礎2005年)。
ラメンスコエです!
アンドレイ・カリャカやドミトリー・キリチェンコ所属のサトゥールン・ラメンスコエのあるところ。
だから、チェブラーシカがプレミアリーグのどこを応援するかと言ったら、サトゥールンをおいて他にはないでしょう。
今度サトゥールン・スタジアムに応援に来てね。
カリャカが通算100ゴールを早く達成できるように、応援してね、チェブ。
(実際にはロシアでは日本ほど頻繁にはチェブラーシカの着ぐるみは登場していないようです)

2010年12月16日木曜日

ナホートカ、ナホートカ、サーシェンカ!!!

『ブルガーコフ作品集』文化科学高等研究院2010年10月刊を読み進めています。
前述しましたが、『偽善者たちのカバラ』は、ベリャコーヴィチ演出の「モリエール」が思い出されてとても懐かしかった!
モワロン役の若い男優(名前を失念)がなかなかよかった。

そしてさらに読んでいくと、『巨匠とマルガリータ 初期稿より(断片)』になる。
P197ですよ、サーシャ!
「ほほう……」ていねいかつ愛想よくベルリオーズが言った。「これはこれは、お目にかかれて光栄ですが―さだめし、あなたは冶金学がご専門では?」
「ちがいま―す。」ドイツ人は首を横に振った。「ワタシは白魔術がセンモンなのです。」
ふたりの作家はベンチに座ったり立ったりを繰り返していたが、ドイツ人は立ったままだった。
「なんとチタンの専門家がすべてをメチャメチャにしたものですから、それで。」ドイツ人は語り続けた。[……]
丸ノ内線の中で読んでいて、「さあしゃあああああ、チタンよ、チタンがロシア文学の中に出てきたわよ!」と叫びたくなる衝動を、私はようやくのところで抑制したのでした。

しかし、『M&M』に出てくるとは。
サーシャの希求していた、非鉄金属の出てくるロシア文学。
意外と大物だったな。
20世紀最大の、とよく形容される、ブルガーコフの遺作にして代表作。
でも、これまで読んだ『M&M』にもこの箇所あったのだろうか?
それとも初期稿だからか?

非鉄金属とロシア文学をこよなく愛するサーシャ(黒田龍之助先生の新著『ロシア語の余白』)に贈る、非鉄金属ロシア文学アンソロジー。

デビューはしたけど

4つあるブログどれも、アクセスが多いのは圧倒的にアレクサンドル・メルケル関連なのです。

私はミランのファンでも何でもないし、選手としてのメルケルのことはよく知らない。
でも日本語情報がまだ稀少で、「両親がロシア人」等怪しげな情報もとびかっているので、わかるかぎり正しておきましょう。

というわけで、13日付リア・ノーヴォスチにインタビュー記事が載ったので、「12の椅子」でその告知記事をささっと訳したものを無理やりアップしました。

インタビュー記事(長い)は、前段にメルケルのお父さんヴァシリーさんのお話があります。
メルケル自身よりも筋の通った話をしているので、徐々に訳して行こうと思います。

それにしても、思いがけずメルケル特集になっている今日この頃。

2010年12月15日水曜日

今年最後のランキング

FIFAのランキングが発表になりました。
ロシアは先月と変わらず13位でした。
イタリア(14位)よりは上だけど。

13位ロシア(13位)
34位ウクライナ(36位)
38位ベラルーシ(40位)
55位リトアニア(46位)
60位アルメニア(59位)
66位イラン(66位)
73位グルジア(78位)
78位ラトヴィア(73位)
82位エストニア(74位)
84位モルドヴァ(84位)
98位アゼルバイジャン(90位)
109位ウズベキスタン(106位)
135位トルクメニスタン(134位)
138位カザフスタン(137位)
145位タジキスタン(149位)
174位キルギス(176位)

巨匠

『ミハイル・ブルガーコフ作品集』
文化科学高等研究院刊行2010年

変わった版型で、字体もなんだか変わっていて(中国語みたい?)、でも貴重な、愛しい本。

まず、巻末の年譜が異様に詳細でよい!
(きょうだい1人1人について詳しく言及している。固有名詞の原語表記がありがたい。)

ポップアップになっている、キエフの「ブルガーコフの家博物館」ガイドブック
自伝的な作品『白衛軍』の舞台となった家です

『ビオメハニカ』は初めて読んだけど、あら、ブルガーコフって他人のことは言うわね。
『偽善者たちのカバラ』は、私のブルガーコフ=ファースト・コンタクト。
ベリャコーヴィチ演出、劇団東演の公演「モリエール」を、シアターサンモールで観たのは、1997年のこと。
衝撃だった。
演劇観を根底から覆すような舞台だった。
とはいえ、だいぶご無沙汰していて、話はかなり忘れていた。
もう一度観たい、是非とも観たい。
再演してほしい。

2010年12月12日日曜日

ザーガ、ホンダのこと、どう思っているの?

Алан Дзагоев: «Родным домом я по-прежнему считаю Беслан»
アラン・ザゴエフ「僕にとって懐かしい家はまず何よりベスランです」
2010.10.01 ツェスカ・インフォより
カテリナ・キリリチェヴァさんとマリヤ・コマンドナヤさんという美女二人にインタビューされたツェスカ・モスクワの10番アラン・ザゴエフ。
マリヤさんはかなり遠慮なく突っ込んだ質問をしています。

去年の年末の交通事故、最近引っ越した新しいマンション、新車購入のことなどなど、いろいろなことが話題にのぼっています。
結構長いインタビューです。

それで、いつもながら、ザゴエフの話はよくわからない。
というか、インタビュアーの言っていることもわかりにくいので、結局当世の若者言葉が苦手ということになろうか。

マリヤさんはザゴエフに向かって親しげにты(君、あんた)で話しかけ、
「ポジション被っているの、本田でしょ?スタメンで出られないことがあるのをどう思っているのよ?」
と尋ねます。

さて、これに対してザゴエフは何て答えるのか??

…と気になる場面となりますが、マリヤさんはさらに質問を重ねます。

-Как вы с Хондой уживаетесь?
-Общаешься с ним?
「本田にはどんな風に接しているの?」
「彼とは仲良くしているの?」

ここはマリヤさん、вы(丁寧に「あなた」、もしくは複数で「君たち、あなたたち」)を使っているのです。
マリヤさんは今までザゴエフに対し、ты(君、あんた)で話しているのですから、ザゴエフ個人の態度を聴いているのではありません、
このвыは二人称複数の意味なのでしょう。
「あなたたちツェスカのメンバー、本田と友達づきあいしているの?」
と尋ねていることになります。
傍目から見てそんな風に気になるくらい、浮いているんでしょうか、あの金髪選手は…?
うーむ、確かに試合中に彼だけ抱擁の輪に入っていないなと思うシーンがあったりしたのは事実ですが、そのときは気のせいだと思うことにしたんだけどね。

さて、ザゴエフは何て答えるでしょうか?

…と気になる場面となりますが、マリヤさんはまだまだ続けて質問を連ねます。

「本田って、ほんとにロシア語話さないわよね」

なので、ザーガは答えます。
「僕も英語は下手だから」

続きは後ほど。
実は上に書いたように、意味不明なところがあるのです。
会話体は難解だわ。


※本田というのは、今年の一月にツェスカ・モスクワに移籍してきた本田圭佑という選手のことです。
ツェスカの選手がゴールした時に1人抱擁の輪に加わらなかったりすることがあるのが、ツェスカのファンからすると、やっぱり観ていて気になりますかね。

3年契約

10 декабря 2010 года Антон официально стал игроком «Крыльев Советов» и заключил с клубом трёхлетний контракт.

アントンは、2010年12月10日、正式にクルィリヤ=ソヴェートフの選手となって、クラブと3年契約を結んだ。

ゼニットからのローン移籍だったアントン・ソスニン。
晴れてクルィリヤに完全移籍。

"Зенит" официально подтвердил продажу Хохлова и Соснина в "Крылья Советов".

ФК "Зенит" и ФК "Крылья Советов" подписали трансферный договор, согласно которому Антон Соснин и Александр Хохлов с января 2011 года становятся игроками самарского клуба, сообщает сайт питерцев.
2010-12-11 10:52:40

それはよかった。
(確かにゼニットでは試合に出られることはなかなかないと思われるので。)
ホフロフも来るんだ。

それを祝して、「12の椅子」に「期待の若手選手トップ30④」として、アントン・ソスニンの部分の訳と文法解説を載せました。
結構やりがいのあるものでした。
動詞「生まれる」の命令形の仮定形なんか、ありなのか?!と思いましたよ。

この記事が指摘するように、ソスニンが10年早く生まれていたら1980年生まれということで、1981年生まれのアルシ、1982年生まれのケルジあたりと同世代になるわけだ。
ロシアの期待の若手の筆頭格だったケル・アル(+「小さなジーマ」スィチ)も、一世代下の選手が台頭し始めているという。
なんとも、時の流れを感じるなあ。

とはいえ、デンハーグでは「大きいジーマ」ブルィキンが昨夜も得点。
まだまだがんばります。

サーシャの愛について

一晩経って気がついたのだけれど、サーシャの愛 "Сашина любовь"は、イワン・ブーニンの"Митина любовь"『ミーチャの恋』のパロディーなのであった。

ロシア非鉄金属文学愛。

映画では、例えば。
「ボリシェヴィキ国におけるウェスト氏の異常な冒険」
「ミス・メンド」(原作「メス・メンド」)
科学者(マッド・サイエンティスト)を狙った悪者とそれを守る人たちのどたばたコメディー。
お約束。
でも科学者が非鉄金属学者だったかどうか。

あるいは、メタリスト・ハリコフとかメタルルグ・ザポロージエが登場する小説とか。

2010年12月11日土曜日

Сашина любовь(サーシャの愛)

黒田龍之助先生に教わって、今でも印象に残っていることは、もちろんたくさんあるのだが、イントネーションのレッスン(というか特訓)を受けていた時、
「ロシア語の平叙文のイントネーションは難しいのだけど、それはなかなか上手くできているよ。疑問文もいいよ。あとは感嘆文がちょっと平板。感動しているように聞こえないから、恥ずかしがらずにめりはりつけてね」
と言われたこと。

とか、いろいろ思い出す。
新作『ロシア語の余白』を読んでいると。

ロシア語を勉強し始めようとしている人に向くかどうかはわからないけれど、ひととおりロシア語文法を勉強して、ロシア語の映画や演劇を観るのが好きで、趣味でロシア語のサイトを眺めるのが好きという、私みたいな道楽者には、とっても楽しい一冊だ。
アンドレイくんやコースチャくんも登場。

今すぐ、Ыろはに集まって、
「『12の椅子』にはキューバ映画もあるんですよ、しかも巨匠アレアが監督しているんですよ。キューバのオスタップ・ベンデル、ラストで草野球に入るんですけど」
「授業でангличанинの格変化を習った時には、こんな変化、実際使うんだろうか?と思ったものでしたけど、サッカー記事を眺めていると、この-анин型の単語、山ほど出てくるんですね。だいたいроссиянинが頻出語だし、今アルメニアとも同グループだし」
とかおしゃべりしたくなった。

中でも、非鉄金属文学を希求するサーシャくんが愛おしい。
(「非鉄」ってアルミニウムやチタンのことを指すのか。「<鉄>(鉄道オタク)ではない人」)のことを言うのかと、本気で思っていた。)
黒田先生、今回のタイトル、がんばって物主形容詞使ってみましたけど、間違っていませんか?
脚韻が揃わなくて、あんまり満足できませんでした…。
うーん、ソヴィエト初期のSF小説でありませんかね、非鉄金属文学。
探してみます、サーシャくんのために。

『ロシア語の余白』現代書館から12月8日発売

現代書館、『モスクワの孤独』に続いて、今年は当たり年じゃないかな。

付け足し:
「サーシャの非鉄金属愛」、つまり「~に対する愛」という場合、к+与格(~への)だと、今日初めて知った。
人だけでなくлюбовь к родине「祖国愛」なども同様。
なので、Сашина любовь к цветным металлам
非鉄金属がцветные металлыなのも、当然ながら今調べて知った。

2010年12月10日金曜日

デビューを祝して

我ながら甘い。

ほんとは「12の椅子」の次のお題は、「ロシア代表期待の若手トップ30」から、ココリンかヤコヴレフにするつもりだった。

しかし、昨日の(日本時間では早朝4時くらいからだったらしい)CL(ヨーロッパチャンピオンズリーグ)のグループリーグ最終戦で、ミラン対アヤックスの試合において、76分にロビーニョに代わってアレクサンドル・メルケルがピッチに登場。
つまりは、ミランのトップチームの試合にデビューしたのでした。

試合は0-2で負け。

が、やはりデビュー記念ということで、おめでとう。
「12の椅子」はメルケルの記事を探して、訳して載せました。

《русский немец》という言葉はなかなか訳し辛い。
またまたヴォルガ・ドイツ人の説明になっている。
詳細は『東方のドイツ人たちー二つの世紀を生きたドイツ人たちの証言集』をご覧ください。

いずれにしても、アレクサンドル・メルケルの両親が「ロシア人」であるという記載がウェブ上で散見されるのですが、それはどこから出てきた情報なのでしょう?
少なくともメルケル自身はそういう発言はしていないようなのだけど…。
でも、ドイツでは「ロシア人」もしくは「ロシアがかったドイツ人」よばわりされているのだろうか。
ドイツ語がわからないから、ドイツのマスメディアの言うことをチェックしていないので、それは何とも言えない。
(イタリア語も知らないし。)

2010年12月9日木曜日

ポーランド未だ滅びず?

私の認識では、ポーランドは映画大国なのだ。
少なくとも、日本のインテリたちにはポーランド映画は人気があるのだと認識している。
だからポーランド映画祭ともなると、ついつい行かなきゃという気分になる。

しかしこの時期にやるとは。
6本の作品のうち、観られるのは今日上映の「小さなモスクワ」《Malá Moskva》だけ。

何て言うかさあ…、惜しい作品だった。
おもしろそうな要素はふんだんに込められているのだけれど。
誰かもう少し才能のある人にリメイクしてもらったらよさそうだ。

いや、ビミョーな作品になってしまった一番の要因は、愛人役のポーランド男の魅力のなさに尽きるかもしれない。
なぜだろう?
ポーランドって、サッカー界を見る限り、決して醜男ばかりなわけではないのだが、というか結構ハンサム君もいるはずなのだが、映画界は恐ろしく不毛の土地なんだよなあ。
子役は可愛いし、おじさん・おじいさんになってくると魅力が出てくるのに、肝心のお年頃の男性がだめなんですね~。
(もしかするとポーランドだけじゃなくてチェコもだけど。)

ちょこっと検索したら、最初に見つけたのがセルビア語のサイト、次がチェコ語のサイトだったりするので、スラヴ圏ではそれなりに公開されたか、DVD販売がされたか、いずれにしろ各国で公の目には触れたらしい。
68年のポーランド、レグニツァというソ連軍の基地のある町での、ソ連軍人の妻(歌手??)とポーランド軍楽隊の青年とのメロドラマ。
台詞の9割はロシア語だ。
(恵比寿ガーデンプレイスのポーランド映画祭の掲示には、「ポーランド語、但し『小さなモスクワ』のみ一部ロシア語」と書いてあったが、一部ではなく殆どロシア語であった。)
ポーランド語はヴェーラの歌の場面と、もしかしたら教会の幼児洗礼の場面くらいだ。

そう言えば、誰が字幕を作ったの???
すごかった。
少し日本語のできるポーランド人なの?
ほんと、日本人とは思えない傑作ぶりだったな。
女性が平気で男言葉だし(見事に男女が逆転していて、大林監督の「転校生」的雰囲気が味わえる)、それでなくても会話が妙に固い言葉だし、尋問の場面でКГБらしき人がいきなり「~なの?」とか言い出すし、失笑続きだった。

チェコ語のサイトによれば、ジャンルは「ドラマ・歴史・ロマンス」とあり、まあそうなんですけどね…。
チェコの68年物には傑作が多いし、これももう少しでそうなったかもしれない、惜しいんだよな。

人妻に横恋慕する若い男が、傍目から見ると全く魅力なく、そんな輩に恋に陥る必然性が感じられないのに~という展開、『アンナ・カレーニナ』なんですよ。
それがラノヴォイ(←ソ連映画「アンナ・カレーニナ」でヴロンスキー役を演じた俳優です)みたく、外見だけでも「カッコいい~!」というなら、まだ許せるのだが(一応は納得できるのだが)、Lesław Żurekっていうこの俳優はただの垂れ目がちなあまり演技力もない人なので、ただの嫌な男にしか見えず、徹頭徹尾釈然としない思いのままだった。
案の定老け役も似合っていなかった。
カレーニン、もとい夫(ドミトリー・ウリヤーノフ)のユーラの方がいい男だったぞ、ずっと。
(サヤトはもっと好みだが。)
あと、КГБの人は「12」で陪審員役やっていたりもしたが、「フェアウェル」ではこういう役やっていたでしょ。

それと疑問だったのは、

*67-8年のポーランドが舞台の割には、女性、特にヒロインのヴェーラがお洒落すぎる。
歌手なのかもしれないが、髪が縦ロールでっせ!
全体にカトリーヌ・ドヌーヴ風。
一介のソ連軍人の妻で、どうして?というほど小ぎれいでシックであった。

*隣人のアルメニア人夫妻は、なぜ子どもにカトリックの洗礼を受けさせるのか?
そりゃ、ソ連当局でなくとも納得いかないでしょう!疑問でしょう!
死期が迫っているならともかく、緊急避難的な意味合い以外で、違うセクトの洗礼を受けようとは、思えないんだけどな。
やっぱりアルメニアに帰ってからアルメニア教会の洗礼を受けることを、親なら選ぶでしょ、いくらなんでもカトリックはないだろ、と思う。

*こんなにロシア語ばっかりの映画を作って、ポーランドでの反響はどうだったのだろう?
(ロシア語部分はポーランド語の字幕がついていたが、字幕を読むまでもなくわかる部分も多いのだろう)
と思う反面、ロシア男性からポーランド男性が女性を奪う話であり、しかも(アン・カレ同様)女性は罰せられるかのように命を失うのに、男性はのうのうと生き延びる、という点で、ポーランドはロシアに対して意趣返ししているのかもしれません。

あ、ネタバレごめんね。
一般公開するとは思えないんで。

でも、繰り返すけれど、もう少しですごくいい作品になったかも、というものです。
惜しい!!
たぶん、オブロンスキーっぽい人物を登場させたら、もっとすてきになると思われる。

「小さなモスクワ」《Malá Moskva》関連サイト(チェコ語)
ヴァルデマル・クシステク監督2008年

2010年12月6日月曜日

黒田龍之助先生の著書

こちらもWindows Liveのブログのリストからのお引っ越しです。
と、『ロシア語の余白』発売記念。

2011年12月27日追加

『初級ロシア語文法』
三修社2012124日刊行予定3360ISBN978-4-384-05677-8


ぼくたちの英語
著者: 黒田 龍之助
ISBN: 4384096453
ドラゴン・クロダ、ならぬ黒田先生が英語の先生(ロシア語ではない!)をなさっていた明治大学時代の集大成?!

世界の言語入門 (講談社現代新書 1959)
著者: 黒田 龍之助
ISBN: 406287959X
世界の90言語を2ページずつで紹介。
その言葉が話されている国の記載がちょっと雑な印象(アラビア語の場合、たった3国しか挙げられていない)なのが残念。
地図は巻頭に載っているけれどあまり詳しくありません。
しかしわくわくしながら楽しめる本です。

語学はやり直せる! (角川oneテーマ21 (B-106))
著者: 黒田 龍之助
ISBN: 4047101265
はーい、黒田先生。ロシア語もアラビア語も、とにかくあきらめずに楽しくやります。
私にとっては道楽ですから。

ロシア語へのパスポート
著者: 中島 由美
ISBN: 4560016291
絵が可愛くて(特に猫の夫婦の)、楽しくお勉強という感じです。
辞書の『パスポート』とセットでどうぞ!

にぎやかな外国語の世界 [地球のカタチ]
著者: 黒田 龍之助
ISBN: 4560031711
せっかくだから表紙が可愛かったらよかったのに。
シリーズ企画だから仕方ないのかしら?

ポケットいっぱいの外国語
著者: 黒田 龍之助
ISBN: 4062141957
タイトルはチャペックか、恩師の千野栄一先生のご著書からいただいたのでは?
黒田先生が明治大学で英語を教えていらした頃に書かれた文章が多いです。
先生の英語の授業、覗いてみたかった!

ニューエクスプレスロシア語
著者: 黒田 龍之助
ISBN: 456000627X
私は桑野先生のエクスプレスで勉強して、結構愛着があります。
黒田先生のニューエクスプレスは会話にストーリー性があって(しかもラヴストーリー)おもしろいです。

ロシア語のしくみ
著者: 黒田 龍之助
ISBN: 4560006261

ロシア語のかたち
著者: 黒田 龍之助
ISBN: 4560006229

はじめての言語学 (講談社現代新書)
著者: 黒田 龍之助
ISBN: 4061497014

世界のことば100語辞典 ヨーロッパ編
ISBN: 4385151997
黒田先生の一言
「著者が選ぶ最後の一単語、ヨーロッパ編ではアルコール飲料の名前を選んでいる人が多いけど(注:黒田先生もウクライナ語で「ホリールカ(火酒)」である!)、アジア編ではそれが一人もいないんだよねえ。」
そんなものでしょうか??

その他の外国語―役に立たない語学のはなし
著者: 黒田 龍之助
ISBN: 4768468926
東欧中華必勝法を読むべし!
イタリアに近いスロヴェニア辺りは麺類に外れが少ない、というお話も伺ったような。

外国語の水曜日―学習法としての言語学入門
著者: 黒田 龍之助
ISBN: 4768467849
フィンランド語のアンドレイくんや日本語ぺらぺらのトルコ人セルゲイくんが一躍有名になった名著。

羊皮紙に眠る文字たち―スラヴ言語文化入門
著者: 黒田 龍之助
ISBN: 4768467431
黒田先生の一般向けのデビュー作。
「何ていうタイトルですか?」
「当ててごらん、「よ」で始まるよ」
「酔いどれスラヴ語史!」
「酔っ払いのスラヴ語指南!」
「違います!あなたたち、どういう教え子ですか?!」
などという会話がなされたということは絶対にありません!

ウクライナ語基礎1500語
著者: 黒田龍之助
ISBN: 4475011132
これが先生のデビュー作ではなかったかしら。

ベラルーシ語基礎1500語
著者: 黒田龍之助
ISBN: 4475011175
リンク先の画像の黄ばみ具合がいいですね。
基礎1500語には結構ソヴィエト時代がかったもの(集団農場「ゴルゴース」とか)があって、観ている分には楽しい。

久々に

「12の椅子」に、「期待の若手トップ30」の記事から、サトゥールンのヴィタリー・チリュシュキンと、クルィリヤ=ソヴェートフのイブラギム・ツァルラゴフの部分の訳と文法解説を載せました。

ツァルラゴフは「ツァラゴフ」という表記にした方がいいだろうか。

あとどうしようか。
次は誰にしようか。
考え中。

2010年12月5日日曜日

世界最速!2018年ワールドカップロシア代表予想

いや、今から予想したって、全く意味はないでしょう。
と思うが、ソヴィエツキー・スポルトに予想記事が載っていたので。

2018年の代表ー誰がワールドカップに?
自国開催のワールドカップで我らの国のためにプレイするのは誰だろうか?

1.イーゴリ・アキンフェーエフ(ツェスカ・モスクワ)
2010年現在:24歳
2018年:32歳

う~む、どうなんでしょう?GKは最も経験が財産になるポジションではあり、30過ぎてもまだまだやれる、ことはやれるでしょうけれど。
私はもっと若手が出てきていて欲しい。
でも、ロシアの人たちの意見は「代表の主将になっているのはアキンフェーエフだとう」というものです。
2018年には、アルシャーヴィンは37歳、セマクは42歳。
ネット上の意見ということもあって、皆さん結構勝手なことを。
「オノプコ」とか。

2.ゲオルギー・シチェンニコフ(ツェスカ・モスクワ)
2010年現在:19歳
2018年:27歳

3.-4.アルチョムとマクシムのシュピネフ兄弟(スパルターク・モスクワ)
2010年現在:9歳
2018年:17歳

★えー、双子のこの子たち、そんなに凄いんですか?!
見たところ…普通に可愛いけど。
こちらに動画が。
8年後でも17歳。
それでワールドカップ出場だったら、ペレじゃないですか!!
しかし、ロシアって双子選手が多いような。
ベレズツキー(ヴァシリーとアレクセイ)、コムバロフ(キリルとドミトリー)、ポグレブニャク(キリルとニコライ、シュトゥットガルトのパーヴェルの弟たち、1993年生まれ、先日アムカルのリザーブに入団)

5.セルゲイ・パルシヴリュク(スパルターク・モスクワ)
2010年現在:21歳
2018年:29歳

6.パーヴェル・ママエフ(ツェスカ・モスクワ)
2010年現在:22歳
2018年:30歳

7.パーヴェル・ヤコヴレフ(スパルターク・モスクワ)
2010年現在:19歳
2018年:27歳

★クルィリヤ=ソヴェートフを救った若者。ありがとう。

8.アレクサンドル・サペタ(サトゥールン・ラメンスコエ)
2010年現在:21歳
2018年:29歳

9.アラン・ザゴエフ(ツェスカ・モスクワ)
2010年現在:20歳
2018年:28歳

10アルチョム・ジューバ(スパルターク・モスクワ)
2010年現在:22歳
2018年:30歳

11フョードル・スモロフ(ディナモ・モスクワ)
2010年現在:20歳
2018年:28歳

スパルタークとツェスカばっかりじゃないの。
ゼニット、ルビンにも有望な選手はいると思う。

2010年12月4日土曜日

クリスマスに贈る本

引っ越し前のWindowsLiveのブログに書いていた「クリスマスに贈る本」です。
わけのわからない(日本語サービスではない)変なブログに移行することで、ブログ本体は保存できるのですが、リスト部分は移行できないということで、テキストをこちらに移しておきます。

クリスマスにプレゼントするといいかなあ、という本のリストです。

 くろうまブランキー (こどものとも傑作集 (17))
著者: 伊東 三郎
ISBN: 4834001237
 物語はフランスのフレネ学校の児童達の共同製作で、エスペランティストだったフレネの先生を通じてこの話を知った伊東三郎が再話したもの。
実に泣かせるストーリーだ。これを小学生たちが考えだすとは…。
岩波新書の『エスペラントの父ザメンホフ』等エスペランティストとして知られる伊東は子どもの問題にも非常に関心を寄せていました(『児童問題』で、「子どもは保護される客体であるのみならず、権利の主体なのだ」と、執筆当時としては画期的なことを述べている)が、彼が生涯で関わった絵本は実はこの一冊のみ。それだけに渾身の一冊と言えます。
後に著名な画家・デザイナーとなる堀内誠一の絵本デビュー作でもあります。
『ぐるんぱ』などの絵も素敵だが、パウル・クレーのようなこの絵本はまた格別。
原画展で目の当たりにしたとき、ただただ去りがたい思いに駆られたのでした。

 少年たち (チェーホフ・コレクション)
著者: アントン・チェーホフ
訳者:児島宏子
絵:エカテリーナ タバーフ
ISBN: 4896421787
未知谷のチェーホフ・コレクションはどれも宝物になる。絵を描いたタバーフは世界的アニメーター、ノルシュテインンの愛娘。
ヨールカ(樅の木)に飾り付けしている絵のカードが欲しいなあ。

 ロシア民話 動物たちの冬ごもり (ロシア民話)
著者: アレクセイ・トルストイ他
訳者:河葉田たか子
絵:フィリップ キイー
ISBN: 4888889279
 動物に関するロシア民話を集めてあります。
ペテルブルクで訳者の留学仲間だったというフィリップ・キイーさんの絵はちょっと地味ながら上品でいい(表紙の画像が出ないのは残念です)。

 ロシアのクリスマス物語
著者: イワン・セルゲーエヴィチ シメリョフ 他
訳者:田辺佐保子
ISBN: 4905821762
シメリョフ、テフィ、ブーニン、ゾシチェンコ、ナボコフ、チョールヌイ、ドストエフスキイ、ソログープ、グリーン、クプリーン、チェーホフ、ワグネル、レスコフ、と錚々たる顔ぶれのクリスマス物語集。
アレクサンドル・ベヌアの絵の表紙がおしゃれ。
CD付きも販売されているけれど、表紙のデザインはCDなしの方が好き。

 僕の永遠の友だち
著者: アレクサンドル ヴァイツェホフスキー
訳者:樫本真奈美
ISBN: 4875655657
天に召された友人に思いを馳せつつ・・・。

 てぶくろ―ウクライナ民話 (世界傑作絵本シリーズ―ロシアの絵本)
著者: エウゲーニー・M・ラチョフ
訳者:うちだりさこ
ISBN: 4834000508
これは定番中の定番かなあ。

 てぶくろ [ウクライナ民話/ラチョーフ・シリーズ (1)]
著者: エヴゲーニイ・ラチョーフ
訳者:田中潔
ISBN: 4944237723
上の『てぶくろ』の同画家によるリメイク。
リメイクというと大抵はオリジナルより評判が悪いものだが、これは稀有な例外で、あっさりして上品な味わいのある素敵な絵本に仕上がっていて、これもまたよし、との評価を受けています。

 ちいさなろば (こどものとも傑作集)
著者: ルース・エインワース
訳者:石井桃子
絵:酒井 信義
ISBN: 4834018938
サンタさんをお手伝いするろばのお話。
『くろうまブランキー』に似ているかも。

 クリスマスの子犬 (文研ブックランド)
著者: R.G. イントレイター
訳者:若林千鶴
ISBN: 4580816021
これぞクリスマス精神!
絵が少々残念。

この他にお薦めの本があったら教えてください。
(別にクリスマスそのものでなくてもよくて、クリスマスにプレゼントするのによさそうな本、ということで。)

正式決定

ロシアとイランの親善試合は、2月9日にアブダビで行われるとのこと。
イラン側からも発表がありました。

ロシアの方は、イランをユーロ2012予選で対戦するアルメニアと仮想してのスパークリングパートナー選びなのでしょうね。

イランにとっては、ロシアは対戦相手としてどういう意味があるんだろう?

チェブ・ミッション完了

ユーラシア・サロン第5回は待望のチェブラーシカ!
講師は佐藤千登勢先生。


チェブがいっぱい。

チェブマト
三番目のマトがシャパクリャークには見えないが…。


さて、今回のお菓子は…フォークでは食べにくかった。

お皿の上に置いているのはチェブラーシカクイズ。
この時点では全問正解でした。
最終的には9問中8問正解で、なんと「首席」として、先生から賞品をいただくことに。

実は、おととい佐藤先生のファンの方(元生徒さん)から、先生へのプレゼントをお預かりしていました。
それは無事お届けすることができて、使命を果たせました。

でも、自分自身は先生へのプレゼントは何もお持ちしなかったのです。
(気が効かなくてすみません。)
それなのに、却って先生からプレゼントがあるとは・・・。

チェブラーシカクイズ
(基本的には三択ですが、自分の答えと正解しか覚えていない部分もあり、佐藤先生が出されたクイズそのものの再現ではありません、ごめんなさい)

1.チェブラーシカの好きな食べ物は何ですか?
A.りんご
B.オレンジ
C.バナナ
(これを書いている先から(問題を言う前から!)、母も正解を言っていた。)

2.チェブラーシカの手の指は何本ですか?
A.3本
B.4本
C.5本
(これも母、正解。「昨日数えたところだった」)

3.原作者のウスペンスキーさんがチェブラーシカを生み出すヒントになったのは、一つは大きな(大きすぎる)オーバーを着た女の子が歩いてはぱったり倒れてしまう様子を観たこと、そしてもう一つは?
A.大きな目のふくろう
B.大きな耳のうさぎ
C.大きな目のカメレオン

4.シャパクリャークが皆の邪魔をして足を滑らせようとして使ったものは何ですか?
A.バナナの皮
B.財布
C.スイカの皮

5.ワニのゲーナが得意な楽器は何ですか?
A.ヴァイオリン
B.ガルモーシカ
C.ハーモニカ

6.ゲーナの誕生日にチェブラーシカが贈ったものは何ですか?
A.ヘリコプターの模型
B.映画のチケット
C.アイスクリーム

7.チェブラーシカの誕生日は何月何日ですか?
A.11月1日
B.8月20日
C.10月26日

8.ゲーナが川に潜ったとき(3話)、水の揺らぎを表すのに使ったものは何ですか?
A.鏡
B.ガラス
C.水

9.チェブラーシカのコレクターを「チェブラー」と言いますが、次のうちチェブラーは誰?
A.市川海老蔵
B.安藤美姫
C.ジョニー・ウィアー

結構難しいですよね?
不正解だったのは第8問です。

正解は、
1.B.オレンジ
2.B.4本
 3本だと「早く人間になりたい!」の妖怪人間じゃない。
3.C.カメレオン
 大きなオーバーの女の子は、作家フェリクス・カモフの姪ごさんだったそうです。
滅多に使われない「チェブラーフヌッツァ」(ばったり倒れる)という動詞から、「チェブラーシカ」という名前を考え付いたのも、フェリクス・カモフということになります。
4.C.スイカの皮
5.B.ガルモーシカ
6.A.ヘリコプター
7.B.8月20日
8.B.ガラス
9.B.安藤美姫とC.ジョニー・ウィアー
 私はフィギュアスケートについてはファンでも何でもなく、あまり知識はないのですが、ウィアーがロシア好きだという話は佐藤先生自身から以前に教わりました。

2010年12月3日金曜日

ザーガ28歳

ロシア、2018年ワールドカップ開催決定。

2022年は西アジアでというのはいいけれど、ほんとはイランがよかったなあ。
立候補すればよかったのに~!

2010年12月2日木曜日

あなたのおかげで

ザゴエフ、シチェンニコフとツェスカの選手が続いたロシアプレミアの最優秀若手選手でしたが、今シーズンはツェスカの選手はノミネートされていません。
ФНКの最優秀若手選手には、パーヴェル・ヤコヴレフが選ばれました。
なんとクルィリヤからの選出ですよ!
マラジェッツ、パーシャ!

ヤコヴレフはローン移籍でスパルタク・モスクワからクルィリヤに来て、短い間でしたが大活躍してくれました(4得点)。
さっさとスパルタークに帰るそうですが、どうもありがとう。
クルィリヤが降格しないで済んだのは、はっきり言ってあなたのおかげです!

そのヤコヴレフが10位にランクインしている「期待の若手選手トップ30」の、各選手のデータを一応は入れ終わりました。
でも、入力し始めたのがまだシーズンが終わっていない時期で、今シーズンの成績はシーズン終了後にまとめようと思っていたため、何試合出て何得点かみたいな数字は一切載せていません。

90年以降の生まれのロシアの選手をリストアップしています(ロシア国籍を持たないメルケルも入っているけど)。

90年生まれ(13人):ブルラク、ポメルコ、カムボロフ(1月1日生まれでリストの中で最年長)、シュマイロフ、アブドゥルファッタフ、ツァルラゴフ、チリュシュキン、キリルロフ、ゾトフ、ソスニン、スモロフ、チェルィシェフ、ザゴエフ

91年生まれ(11人):ストリャレンコ、スヴェジョフ、ピリエフ、ニグマトゥリン、バシュキロフ、シャトフ、ヤコヴレフ、ココリン、カヌンニコフ、シチェンニコフ、ガタゴフ

92年生まれ(5人):エメリヤノフ、マフムドフ、カユモフ、オズダエフ、メルケル

93年生まれ(1人):コズロフ

2010年12月1日水曜日

英語のレニエ

「約束の葡萄畑」を観に行く。
もちろんジェレミー・レニエを観たいがためである。

ワイン造りに励む農夫(後に醸造所管理人も)の役で、初っ端から女を追いかけまわし、ベッドシーンが多く、ストーリーも何じゃこれ?!な映画だったが、ブルゴーニュ地方の話だと言うのに、レニエもギャスパー・ウリエルも、英語の台詞なのが違和感あり!
レニエの妻役の人(ケイシャ・キャッスル=ヒューズ)は一人浮いていたなあ。
愛人(ヴェラ・ファーミガ)の方はまあまあだったが。
(後でプログラムを観たところ、ウクライナ・カトリック信徒の家系のアメリカ人女優である。「縞模様のパジャマの少年」にも出演していたとのこと。)

レニエ、「ジェヴォーダンの獣」以来の老け役だったが、かなり似合っていた。
で、今回もかなりアブノーマルなキャラクターだったが、たまにはごく普通の人を演じてほしいなあ。

次回作は「しあわせの雨傘」らしい。

2010年11月29日月曜日

夢の対決

これがワールドカップ本大会での対戦だと、どちらを応援するかむちゃくちゃ悩ましい問題になるのですが、幸いなことに親善試合です。

Иран покупает сборную России
Сборная России сыграет товарищеский матч с командой Ирана
ロシア代表がイラン代表と親善試合

2010年11月28日日曜日

最終節

ロシアプレミアリーグの最終節。
クルィリヤは勝てば残留。
引き分けだと他の試合次第。
しかし優勝を決めたゼニットが相手。
怖くて見ていられないので、最初はサトゥールン対アラニヤを観ていた(前半)。

しかし、なぜかフルスクリーンにならず、みにくいので、今はロコモチフ対ルビンを観ている。

フペリョート、クルィリヤ!
カリャカ、古巣のために決めてくれ!

※カーリャは決めませんでしたが、クルィリヤは残留決定。
一安心。よかった。
これで2010年のシーズンは終わりました。
カップ戦は関係ないので。

行ったらやっていた

そういうわけで、ユーラシア・サロン『シベリア鉄道』で出されるピロシキ目当てで?三軒茶屋の昭和女子大学に行ったのですが、サロンに向かう前に、あら?こんなものが。



トルストイ没後100年記念 ナターリヤ・トルスタヤ絵画展

ナターリヤさん及びその作品には2008年の春、ロシア大使館でのレセプション、銀座のギャラリーでの作品展でお目にかかっていましたが、こちらの会場では今年の新作も数点あり、またウラジーミル・トルストイさん編集・藤沼貴先生監修のトルストイ博物館(@ヤースナヤ・ポリャーナ)の本などもあって、小規模ながらも充実したものでした。

本が欲しい。
『ヤースナヤ・ポリャーナに佇むL.N.トルストイの屋敷博物館』
ヤースナヤ・ポリャーナ出版社
2010年6月1日刊

日本語であれだけ充実した本は貴重だ。
ヤースナヤ・ポリャーナでは販売されているのだろう。
行きたいなあ。

行ったらいただいた

鉄ではないのだが、実はどちらかというと、寝台車の旅は苦手なのだが(一泊が限度だ)、行ってきたユーラシア・サロン『シベリア鉄道』。

実はこれが目当てだった。


ピロシキです!
挽肉入り。

著者及び経験者のお話によれば、実際にシベリア鉄道に乗って、駅売りなどで入手するピロシキはキャベツ入りが多いとのこと。

今回は机の配置が4人ずつ向かい合わせになっていて、休憩時に話はしやすかった。
でも、机によっては写真が見辛かったかもしれません。

参加者にはその道の大家らしい「先生」が数人。
物流関係の専門的なことにも話が及んでいました。

ピロシキは普通においしかった。
三宿の「サモワール」からのお取り寄せとのこと。
加えて小さなチョコレート菓子を何度も薦められ、そのたびに「はい」と言って受け取り、結局全部いただき、おいしかったが、カロリーが…。

来週は佐藤千登勢先生の『チェブラーシカ』です!

2010年11月26日金曜日

アンドレイ王子

Webアルバム、モスクワ編は、最初の10枚の後、続いていないですね。
今週はたぶんこれまで。

音楽之友社から出た『プロコフィエフ 自伝/随筆集』を読みました。
1964年12月刊行の『プロコフィエフ 自伝 評論』(園部四郎・西牟田久夫訳)の新訳版とのこと。

旧版を読んでみたい衝動に駆られた。
新訳(田代薫)はよくなっているのかどうかわからない。
ベルギー在住の演奏家で、プロコフィエフの本の訳者としてふさわしいとは思えないが、どうしてこの人になったのだろう…。

巻末の作品目録中、オペラ『戦争と平和』の初演データの配役に
「L.ペトロフ(アンドレイ王子)」
とあるんですよ。
アンドレイ王子?!
『戦争と平和』に王子が出てくるか??
訳をした人、小説を読んでいないし、オペラを観てもいないようだ。
たぶん英訳本でプリンスとか書いてあったんだろうけど、アンドレイを王子だと思ってあのオペラを観ていたら、結構な勘違いだと思う。

ロシアの夕刊紙"Вечерная Москва"の訳と思われる箇所が、「ヴェシェルナヤ・モスクワ」だったり、「夕刊モスクワ」だったり、と、訳語の不統一が散見されるところから、もしかしたら下訳をした人が複数いたりするのかもしれません。
しかし、教育人民委員のルナチャルスキーが「ルナシャルスキー」になっていたり、と、どうもчの字を「シャ」行で表記する傾向があって、気になりました。
上記の"Вечерная Москва"も、普通は「ヴェチェルナヤ・モスクワ」になろうかと。

あと、歴史用語にも相当疎いです、この人。
特にロシア革命~内戦期の記述(80ページ)で、
「シベリアを列車で横切ることがどれだけ危険だったかがわかったのは、それから長いこと経ってからだった。あるときわたしたちはチェコスロヴァキア軍隊の貨物車に長いこと移動を阻止された。やっとチェコスロヴァキアを通過することが許されるとすぐに、わたしたちの背後で国境門が閉まった。」
これを読んで、自分でわけわからなくなっていないかと思いました。
シベリアを通っているのに、なぜチェコスロヴァキアか?と疑問に思わないのだろうか。
(どうでもいいのだろうか)
白衛軍、もしくは白軍のことも、「白ロシア軍隊」とか誤解を招きかねないような訳語になっていました。

…こういうところにこそ、註をつければいいのに。

加えて、「原注」が誰の手によるものなのかが明らかにされていないけれど、なんか結構価値観の加わった記述です。
プロコフィエフ財団によるもの?

かなり重箱の隅をつつくような指摘になってしまいましたが、プロコフィエフの作品はちゃんとチェックしてよ、という思いが強いです。
「アンドレイ王子」にショック!

『プロコフィエフ 自伝/随筆集』
『プロコフィエフ 自伝 評論』

プロコフィエフの伝記なら、これが一押しです。
子ども向け。
『プロコフィエフ―音楽はだれのために? (作曲家の物語シリーズ)』

2010年11月24日水曜日

期待の若手選手トップ30

ТОП-30 самых перспективных российских игроков до 1990 г.р.
「将来が最も嘱望される1990年以降生まれのロシアの選手トップ30」
という記事がありまして。

パート1(2010年8月12日付)が30位-16位。
パート2(2010年9月2日付)が15位-1位。

これを「12の椅子」での文法解説・和訳のテキストに使おうかと、一瞬思ったのですが、読んでみると、あんまりふさわしくないのでした。

というのは、記事を読んだだけではわけがわからない、という記述が多いのです。
選手名・所属・生年月日・ポジションはデータとして最低欲しいところで、加えて今シーズンの成績とかこれまでの来歴とか出身地とかその他の情報も、と行きたいところですが、生年月日はリスト上の誰のも載っていないし、あんまり親切な記事じゃない。

リストとしては有用だと思うので、あとは自分で調べます。
気になった選手の部分を「12の椅子」に載せる、という方式にしようかと考えています。

というと、「掘り出し物」の選手じゃなくて、ある程度名の知れた選手に偏る可能性大ですけど。

30. Александр Столяренко(ЦСКА).
  アレクサンドル・ストリャレンコ(ツェスカ・モスクワ)
  1991年1月18日生まれ、ノヴォシビルスク州ズドヴィンスク出身。MF(背番号46)。父称アレクサンドロヴィチ。

29. Виктор Свежов(Динамо М./Томь).
  ヴィクトル・スヴェジョフ(ディナモ・モスクワ/トミ・トムスク)
  1991年5月17日生まれ、モスクワ州クラスノゴルスク出身、MF(背番号75)。父称ウラジミロヴィチ。

28. Тарас Бурлак(Локомотив).
   タラス・ブルラク(ロコモチフ・モスクワ)※
※2009年よりヴォルガ・ニージニー=ノヴゴロドにローン移籍中
  1990年2月22日生まれ、沿海州ウラジオストク出身、DF(背番号99)。父称アレクサンドロヴィチ。

27. Сергей Емельянов(Шахтёр Украина).
  セルゲイ・エメリヤノフ(シャフチョール・ドネツク(ウクライナ)と、書いてあるのだが、
  セルゲイではなく、Роман Емельяновロマン・エメリヤノフではないだろうか?!
チェルシーのサッカーアカデミーに通ったという経歴も一致するし。
だとすると、現在シャフチョールからザリャ・ルガンスク(ウクライナ)にローン移籍中です。
  1992年5月8日生まれ、ニジェゴロツカヤ州パヴロヴォ出身、MF(背番号15)、父称パーヴロヴィチ。
  拙ブログ並びに引っ越し前のブログでも時々取り上げた、某富豪のお気に入りと噂されている若者。

26. Алексей Померко(Амкар).
  アレクセイ・ポメルコ(アムカル・ペルミ)
  1990年5月3日生まれ、ゴロドヴィコフスク出身、MF(背番号11)、父称セルゲエヴィチ。トルペド・モスクワ→アムカル・ペルミ

25. Руслан Камболов(Локомотив).
  ルスラン・カムボロフ(ロコモチフ・モスクワ)
      1990年1月1日生まれ、北オセチア・アラニア共和国ウラジカフカス出身、DF(背番号44)、父称アレクサンドロヴィチ。

24. Максим Шумайлов(Амкар/Тюмень).
  マクシム・シュマイロフ(アムカル・ペルミ/FKチュメニ)
  1990年5月2日生まれ、GK(背番号31)、父称アレクセエヴィチ。
  黒髪で、…タイプかも…。

23. Эмин Махмудов(Сатурн).
  エミン・マフムドフ(サトゥールン・ラメンスコエ)
  1992年4月27日生まれ、アゼルバイジャン共和国サアトリンスキー地区クラスノセリスコエ出身、MF(背番号67)、父称ジャブライル=オグルィ(Джабраил огры)。

22. Басель Абдулфаттах(Зенит).
      バセリ・アブドゥルファッタフ(ゼニット・サンクト=ペテルブルグ)
  1990年3月6日生まれ、シリア系ロシア人。DF(背番号47)、父称マンスール(Мансур)。

21. Ибрагим Цаллагов(Крылья Советов).
  イブラギム・ツァルラゴフ(クルィリヤ=ソヴェートフ・サマラ)
  1990年12月12日生まれ、オセチア人、MF(背番号47番)、父称ユーリエヴィチ。

20. Виталий Чилюшкин(Сатурн).
  ヴィターリー・チリュシュキン(サトゥールン・ラメンスコエ)
  1990年1月21日生まれ、モスクワ州オレホヴォ=ズエフスキー地区カバノヴォ村(Кабаново,Орехово-Зуевский район Московская область)出身、GK(背番号33)、父称セルゲエヴィチ。
  正GKのキンスキーの怪我、代役レブロフが一発レッドの退場で、急遽プレミアデビューとなったゼニット戦では緊張のあまりぴりぴりしている様子がいかにも健気でしたが、その次のロコモチフ戦で何とチームの今季初勝利に大貢献の無失点!
179㎝の身長は決して恵まれたものではありませんが、ベテランの多かったサトゥールンの、それこそ期待の星です!!
参照:今週のデビュタント

19. Юрий Кириллов(Динамо М./Алания).
  ユーリー・キリルロフ(ディナモ・モスクワ/アムカル・ペルミ)
  1990年1月19日生まれ、ウファ出身、MF(背番号42)、父称ヴャチェスラヴォヴィチ。
  ヒムキ→ディナモ→ローン移籍でアムカル。

18. Ника Пилиев(ЦСКА/Амкар).
  ニカ・ピリエフ(ツェスカ・モスクワ/アムカル・ペルミ)
  1991年3月21日生まれ、トビリシ(グルジア)出身のオセチア人、7歳の時に家族とソチに移住。
  MF(背番号70)、父称コンスタンチノヴィチ。
  ロコモチフ・モスクワ→ツェスカ・モスクワ→ローン移籍でアムカル・ペルミ。

17. Артур Нигматуллин(ЦСКА).
  アルトゥール・ニグマトゥリン(ツェスカ・モスクワ)
  1991年5月17日生まれ、GK(背番号77)、父称エドゥアルドヴィチ。
  時折疑問が投げかけられるが、同姓の元ロシア代表GKとは親戚ではないようだ。タタール人にはよくある苗字みたい。
  なぜかドーピングに引っかかって、半年間くらい出場停止になっていたように思う。

16. Дмитрий Каюмов(Спартак М.).
  ドミトリー・カユモフ(スパルターク・モスクワ)
  1992年5月11日生まれ、MF(背番号37)、父称イゴレヴィチ。

15. Евгений Башкиров(Зенит).
  エヴゲニー・バシュキロフ(ゼニット・サンクト=ペテルブルグ)
  1991年7月6日生まれ、MF(背番号69)、父称オレゴヴィチ

14. Магомед Оздоев (Локомотив).
   マゴメト・オズダエフ(ロコモチフ・モスクワ)
  1992年11月5日生まれ、グローズヌィ出身、MF(背番号27)、父称ムスタフィエヴィチ、チェチェン人(イングーシ人という情報もあり)。
  アングシュト・ナズラニ→テレクD→ディナモ・キエフD(ウクライナ)→ロコモチフ・モスクワ
  ディナモ・キエフからロコモチフにはショーミンさん絡みだったらしい。

13. Олег Шатов (Урал).
  オレグ・シャトフ(ウラル・エカテリンブルグ)
  1991年7月29日、ニージニー・タギル出身、MF(背番号27)、父称アレクサンドロヴィチ。
  
12. Александр Зотов (Спартак М.).
  アレクサンドル・ゾトフ(スパルターク・モスクワ)
  1990年8月27日生まれ、ハカシヤ共和国アクシス(シベリア)出身、MF(背番号20)、父称ウラジミロヴィチ。

11. Антон Соснин (Зенит).
     アントン・ソスニン(ゼニット・サンクト=ペテルブルグ※)
  1990年1月27日生まれ、MF(背番号53)、父称ヴァシリエヴィチ。
  ※現クルィリヤ=ソヴェートフ・サマラ所属
     ※2010年12月10日付でクルィリヤに正式に移籍

10. Павел Яковлев(Спартак М.).
  パーヴェル・ヤコヴレフ(スパルターク・モスクワ)※
  1991年4月7日生まれ、モスクワ州リュベルツィ出身、MF/FW(背番号91)、父称ウラジーミロヴィチ。
  ※現クルィリヤ=ソヴェートフ・サマラ(2010年8月20日よりローン移籍)
  クルィリヤに移籍してから4ゴール。この子のおかげでクルィリヤは降格しないで済んだ、とも言える。孝行息子だが、「養子」なので、スパルタークに帰りたいそうだ。あ、そう。
  ※2010年12月1日記:ФНКの今シーズン最優秀若手選手に選ばれました。おめでとう!

9. Фёдор Смолов(Динамо М./Фейенорд Голландия).
  フョードル・スモロフ(ディナモ・モスクワ/フェイエノールト(オランダ))
  1990年2月9日生まれ、サラトフ出身、FW(背番号24)、父称ミハイロヴィチ。
  ディナモ・モスクワ→フェイエノールト(オランダ)へローン移籍。
  2008年グラナトキン・メモリアルトーナメントに出場し、大会得点王となる。
  2009年夏にはレアル・マドリードが関心を示す。
  現在オランダのフェイエノールトにローン移籍中。
  ※2010年12月、期間満了でディナモに帰還。

8.   Александр Кокорин(Динамо М.).
  アレクサンドル・ココリン(ディナモ・モスクワ)
  ニックネームは「ココラ」、結構アイドルです。
  1991年3月19日生まれ、ヴォロネジ出身、FW(背番号99)、父称アレクサンドロヴィチ。
  ユースではロコモチフ所属だったが、2008年ディナモ・キエフに移籍。17歳でプレミアデビュー(サトゥールン戦であった)。

7.   Максим Канунников(Зенит).
  マクシム・カヌンニコフ(ゼニット・サンクト=ペテルブルグ)
  1991年7月14日生まれ、ニージニー・タギール出身、FW(背番号99)、父称セルゲエヴィチ。

6.   Георгий Щенников(ЦСКА).
  ゲオルギー・シチェンニコフ(ツェスカ・モスクワ)
  1991年4月27日生まれ、モスクワ出身、DF(背番号42)、父称ミハイロヴィチ。
  父親のミハイルさんは競歩のスポーツマスター。1996年オリンピックの銀メダリスト。
  DFの若手は貴重!ロシア代表の未来がその肩にかかっているよ!!
  2009年ロシアプレミアの最優秀若手選手。

5.   Александр Козлов(Спартак М.).
  アレクサンドル・コズロフ(スパルターク・モスクワ)
  このリストの選手でも最も若い、1993年3月19日生まれ、モスクワ出身、FW(背番号49)、父称セルゲエヴィチ。
  2010年4月25日対スパルターク・ナリチク戦でロシアプレミアデビュー。

4.   Александр Меркель(Милан Италия).
  アレクサンドル・メルケル(ミラン(イタリア))
  このリストで唯一ロシア国籍を持っていない選手。
  1992年2月22日生まれ、アルマ・アタ(カザフスタン)出身、MF(背番号52)、父称ヴァシリエヴィチ。
  「ソヴィエト在住ドイツ人」の家庭に生まれ、6歳の時に家族とともにシュトゥットガルトに移住し、ドイツ国籍取得、これまではドイツのユース代表で活躍。
  16歳の時にアレクサンドル・フレブのエージェントの助けを得てミランに加入。
  ロシア代表入りの希望を表明している。
  ミランでは今シーズン未だトップリーグでの出場機会はないものの、CLの選手リストには載っているので、今後カップ戦では登場してくるかもしれない。  

3.   Денис Черышев(Реал Испания).
  デニス・チェルィシェフ(レアル・マドリード(スペイン))
  1990年12月26日生まれ、ニージニー・ノヴゴロド出身、FWまたはMF(中央・左)、父称ドミトリエヴィチ。
  父親はロシアの有名なサッカー選手であるドミトリー・チェルィシェフ。
  6歳の時にスポルティング・ヒホンの下部組織に入り、その後ブルゴス、レアル・マドリードのそれへと移った。

2.   Алан Гатагов(Локомотив).
  アラン・ガタゴフ(ロコモチフ・モスクワ)
  1991年1月23日生まれ、北オセチアのウラジカフカス出身、MF(背番号81)、父称マラトヴィチ。
  弟ソスランもロコモチフの選手。

1.   Алан Дзагоев(ЦСКА).
  アラン・ザゴエフ(ツェスカ・モスクワ)
  1990年6月17日生まれ、北オセチアのベスラン出身。MF(背番号10)、父称エリズバロヴィチ。
  2008年のロシアプレミアの最優秀若手選手。  

このうちザゴエフ、エメリヤノフ、ストリャレンコはユーリー・コノプリョフ名称サッカー・アカデミーというサッカースクールの出身です。
HPによれば、FKトリヤッティとFKアカデミアと、二つのユースクラブを擁するらしい。
キリルロフもウィキペディアにはアカデミア出身と書いてあるので、HPの「我らがスター」欄には、可哀想に挙げられていなかったけれど、コノプリョフ出身ということになりそうです。

2010年11月23日火曜日

アホイ!絵本原画と人形劇

千葉市美術館まで、とにかく遠い!
駅(JR千葉駅)からもちょっとあります。
が、モノレールは高いし、モノレールの駅だって間近と言うわけでもないので、千葉駅から歩きました。
但し、モノレールの駅まで上がって行って、定期券売り場で、展覧会の前売り券を買ってから。

千葉駅前にはこんなものが↑
一緒に行った母が紙吹雪が落ちてないかチェックしていましたが、さすがにきれいに片づけられていました。
さすがマリーンズファン。

千葉駅前の掲示板にありました。
が、そんなに宣伝はされていなくて、ひっそりしていました。
モノレールの駅の売り場にはポスターもチラシも案内も何もなく、ほんとに売っているのかな?という雰囲気でした。

さて、駅前通りをてくてく歩き、思ったよりずっと小さかった公園の傍らを通り、まだまだ歩いて「広小路交差点」まで来て、曲がって中央市役所・千葉市美術館前にやってきました。

開館15周年記念
世界の絵本がやってきた
ブラティスラヴァ世界絵本原画展チェコの人形劇展


隔年開催で野間コンクールと入れ替わりに開かれている、ブラティスラヴァの世界絵本原画コンクールの入賞作品の原画。
2009年はスペインのタシエスさんがグランプリでした。
暗い色調で力強い輪郭を持つ絵。
はっきり言うと不気味で、一見子ども向けではないかも。
戦争反対を訴えているという。

金のリンゴ賞
ベラルーシのパーヴェル・タタールニコフさん『アーサー王物語』とロシアのボリス・ザビローヒンさん『ロシアの昔話集』はゴージャスで、これまた子ども向けには思えない。
というか、豪華で誰が買うのか?という気もする。
絵は結構好き。
図録に本自体が掲載されていないのが残念。
(展覧会の会場には展示してあります。)
『アーサー王物語』は何故英語本なのだ??

スロヴァキア勢健闘とのことだったが、特に私が気に入ったのはマルチナ・マトロヴィチョヴァーさんの『トレーシーの虎』。
ウィリアム・サロヤン原作。
うーん、こういう子ども向けのものも書いていたのか、サロヤン。

日本作家の作品はなぜか猫多し。
あべ弘士さんの『ねこのおいしゃさん』
ささめやゆきさん『だんまり』
高畠純さん『どうするどうするあなのなか』

人形劇の方は、展示がシンプルすぎて工夫が足りないように思えました。
チェコの人形って、ヤン・シュヴァンクマイエルの作品にもよく登場するけれど、まともに無気味ですよね。
可愛くない。
のが圧倒的。
そういう糸操り人形が単にずらずら吊るされて展示されています。
頭部に棒がついているだけの、本当に単純な作りの操り人形もあります。

家庭用の人形劇場セット。
自分で手作りしましょうタイプのものやら、緞帳や背景を取り換えられたり、上下の照明付きのものやら、なかなか面白い。
これ、あちらではほんとうに一家に一つ(以上)あるものなんです。
キエフの洞窟修道院の敷地内にあった演劇博物館にも、こういうもの(もっと大きい)がありました。

かつて、黒田龍之助先生は「ああいう人形が家の中にあったら、私は嬉しくないです」とおっしゃっていて、確かに瀬名先生が絵本に描くようなキャラとは全然違うわけだけど、うちには普通にこういうのあったなー。
ズデニェック・ポドフルスキーの人形だったら。
スペイブルとフルヴィーネクの糸操りは、ごく小さいものを、母の同僚の方からチェコのおみやげにいただいていたのに、子どものことだから私と弟はさんざん乱暴に扱って、手の部分が伸びきってしまっています。
ごめんね、お二人。
展覧会場にあったのはかなり大きいサイズのものでした。

イジー・トルンカの人形は、伝統的なチェコの人形と比べると、すごく可愛らしい。
一つ一つアニメーション作品が思い浮かんで懐かしい。
そして川本喜八郎先生。
先生はやはりポヤルとともに、トルンカの正統な筋だ、と感じます。

最後の体験コーナーには、やはり操演のプロが常時いてほしかったな。
千葉には立派な人形劇俳優がたくさんいるんだから。

ミュージアムショップはあまり充実していません。
というか、この展覧会自体、商売っ気は全くありません。
展示された原画の絵本もあんまり売っていませんし、絵はがきは全くありません。
図録も上述したように、絵本自体の写真が載っていないので寂しいです。

展示数はまあ普通ですが、じっくり観ていくと、そのうち時間がなくなり(何せ遠くから来ているので)、人形劇映像上映(40-50分)が観られませんでした。
だから大変だけど、また行こうかなあ。
(二回観に行くなら、実は年会費払って会員になった方がお得。)
会期は12/5(日)までだから、苦しい・・・。

巡回する来年のうらわ美術館でも同じ映像を上映するのだろうか???

野間コンクールでは、大挙応募して、必ず入賞するイランからは、今回は入選作はなかったようで、ファルシド・シャフィエイさんの『お砂糖でできた人形』の絵本の展示があっただけでした。
表紙を観ただけですが、よさそうでした。
既視感はありますが。

中東欧備忘録1

以前、紙媒体で旧ソ連圏関係の書籍・演劇・映画情報を出していた頃、みやこうせいさん(ルーマニアやモルドヴァのことを「我が国」とおっしゃる)に、
「ソ連圏だけですか?東欧圏は?」
と聞かれた(というか要求された?)のだけど、うーーーーーーっ!
ソ連圏だけでも十分大変なんですよ、というのが正直な感想です。
もちろんできれば書きたいんだけど。

あと、実質的に「利益相反」になる場合も少なくないし、ですね。
(それは旧ソ連圏内でもそうなのだが。)

そんなわけで、中東欧まで手は伸ばせませんが、自分用の備忘録です。

『ボヘミアの不思議キャビネット』
マリー・ルツコスキ著東京創元社
ファンタジー。16世紀プラハ。

『それでも人生は美しい 物理学者のいた街4』
太田浩一著東京大学出版会
↑はエトヴェシュ(ハンガリー)を扱った章に出てくる。
言わずと知れた映画「太陽の雫」の台詞だ。
原爆製作にかかわったシラードなども。

『わたしは英国王に給仕した』
ボフミル・フラバル著河出書房新社
主人公、やっぱり祖国の裏切り者なのであって、あんまり好きになれないなあ。
『あまりにも騒がしい孤独』の方が好き。
映画の方も、「スイート・スイート・ビレッジ」「厳重に監視された列車」とセットのBOX販売だったから持っているけど、必ずしもお薦めではない。

サーシャ・リューシャ・ユーラ・コースチャ

このところ、「孝行息子」や「首相の息子と呼ばれて」へのアクセスが多いなあと思っていたら、ミランの期待の若手(らしい)アレクサンドル・メルケルくん、ドイツU19代表で試合に出てゴールを決めたらしいです。

去年のスポルト・エクスプレスのインタビューでは、「もうドイツ代表には出ない」と言っていたのですが、いまだロシア国籍も取得できておらず(ソヴィエツキー・スポルト2010/11/2の記事による)、先行き見えないから不安なんだろうなあ…。

かのソヴィエツキー・スポルトの記事「アレクサンドル・メルケル(ミランMF)『夢見るロシア代表でのプレイ」には、メルケルのような旧ソ連圏出身でドイツに移住したサッカー選手たちが何人か挙げられています。

*アンドレアス・ヴォルフ(ニュルンベルク) 28歳・センターバック・8試合2得点
*ユーリー・ユット(ニュルンベルク) 24歳・攻撃的MF・9試合0得点
*コンスタンチン・ラウシュ(ハノーヴァー) 20歳・レフトバック・9試合2得点
*アレクサンドル・メルケル(ミラン) 18歳・MF(中央)・今シーズントップリーグでのプレイはなし。
うち、ヴォルフについては、簡単なインタビュー記事がついています。
「許可があれば(ロシア代表でのプレイを)考えてみるだろう」

また、ユーリー・ユットについては、カザフスタン・サッカーのサイトにインタビューがありました。
http://www.sports.kz/news.php?type=main&id=0000005942&st=10
カザフスタンのカラガンダ出身。

ヴォルフはタジキスタン出身で、ドイツ移住前から親にドイツ語を習っていて、今ではロシア語は忘れてしまった、そのうち娘(1歳半)の方がロシア語が上手くなるだろう、と言い、しかしそれでもロシア代表のお誘いがあったら考えてもいい、という反応です。

同じクラブで4歳年下のユットは、ロシア語は勿論話せるけど、ドイツ語で話す方が楽、ヴォルフともドイツ語で話すし(ヴォルフがロシア語を苦手としているので当然と言えば当然ですが)、という感じです。

ラウシュについてのインタビュー記事はまだ見つけていませんが、当然のようにドイツU代表に出ています。
彼はシベリアのトミ州コジェヴニコヴォ出身。

メルケルは「ドイツじゃなくてロシア!」とこだわっていますが、他の人たちはそれぞれ事情や心意気は異なります。
彼らの心境について、ぼちぼち「12の椅子」で訳すかも知れません。

というのは、「アレクサンドル・メルケルの両親はロシア人」という情報がどこかに流れていて、おそらくそれは正しくないものだからです。
メルケルの親はやはりヴォルガ・ドイツ人だと思う。

ソヴィエツキー・スポルト:http://www.sovsport.ru/gazeta/article-item/416728
スポルト・エクスプレス:http://football.sport-express.ru/reviews/2222/

2010年11月21日日曜日

運命の30節へ

サヴィンのゴールを守り切って勝ったんだけど、他も勝っちゃったからなあ。
"КРЫЛЬЯ СОВЕТОВ" ОСТАЮТСЯ В ОПАСНОЙ ЗОНЕ.

頼むよ、アウェイでゼニット戦だけど。
あちらは既に優勝を決めている。
カップ戦が残っているから、お手柔らかにといきたいところ。
とにかく勝て!
勝てばいいのだ。
というか、勝たないとだめ!

11/28(日)14:00(日本時間20:00)
ディナモ・モスクワ対 スパルターク・モスクワ
テレク・グローズヌィ対シビリ・ノヴォシビルスク
ロコモチフ・モスクワ対ルビン・カザン
サトゥールン・ラメンスコエ対アラニヤ・ウラジカフカス
カーリャ、お願い。
クルィリヤを助けて!!!

トミ・トムスク対ロストフ・ロストフ=ナ=ドヌ
ゼニット・サンクト=ペテルブルグ対クルィリヤ=ソヴェートフ・サマラ
スパルターク・ナリチク対アンジ・マハチカラ
ナリチク、フペリョート!!!!
アムカル・ペルミ対ツェスカ・モスクワ
応援したような、したくないような、アムカル。

8月23日

ウェブアルバムがようやく8月23日のモスクワに入りました。
この日はモスクワ観光でした。
赤の広場やらクレムリンやら。
そして午後はセルギエフ・ポサードへ。

この日、川本喜八郎先生が亡くなっていたことは、帰国後すぐに母から知らされました。
諸葛亮孔明の没した日でもあるとのこと。

父を失った後も、同居していたわけではないので、比較的すぐに日常に戻った(ような気がしていた)。
けれど、川本先生が旅立たれてしまって、今度こそほんとうに、父を永久に失った気がする…。

昨日は川本先生を偲ぶ会が行われました。
父の写真とともに、出席し、川本先生を偲びました。

『三国志』『新・平家物語』の人形たちと

諸葛亮孔明

関羽

劉備玄徳

張飛(と劉備)
新・平家物語の人形たち


人形たちのご挨拶(三国志名場面集の操演がありました)

諸葛亮孔明(操演は中国の劇団の方です)

曹操



こちらはお持ち帰りのお品。
北陸製菓のライチゼリーのおまけのフィギュアだそうです。
曹操と呂布。

「空に太陽や月があるように、川本先生の人形がこの世に存在しているのが自然だったのだけれど、それはとっても凄いことだったのだ。」(不正確な引用)
と、ある方が書かれていましたが、同感です。

ありがとうございました。