2010年12月25日土曜日

エリック・カントナ大作戦

初日初回をめざしてル・シネマへ。
「エリックを探して」の、11:20の回を観るつもりだったが、回が増やされていた。
10:50が初回になっていた。

初日プレゼントを獲得(ビスケット)。

カントナのチャントは「いーつくしみふかーき わーがともイェスはー」の曲なんですね。
主人公のどら息子たち(二番目の妻の連れ子だが、二人ともニート路線まっしぐら)は、観ていて頭にくるけれど、後にはちょっと可愛くなってきた。
「Sweet Sixteen」の少年たちも親の目から見ればこうかな。

ケン・ローチも、アキ・カウリスマキと同様、優しい老人になってきたかなあ、という気がする。
初期の作品、それにちょっと前の「ナビゲーター」の震撼・戦慄も彼ならではでとっても好きだが、ハッピーエンディングでオーチニ・ハラショーです。
まあ、この方策、詰めが甘いとは思う。
決めの台詞で自分たちが誰だか明かしちゃっているし(ばればれだけど)。

カントナ大作戦において、「あんなもの」がどうなってあんなに大量に調達できるのかは謎だが(マンチェスター・ユナイテッドのオフィシャルショップとかか?)、やっていることは爽快ではあるが、最終解決になるのかという疑問も残る。
民事・刑事とも免責になならないだろう…。
(と、「ブレッド・アンド・ローズ」を観たときも思った。原始的なというか、野蛮なというか、ラッダイト運動の系譜を思わせる。)

イギリスの郵便局内の郵便の仕分け作業は、あんな風に手作業中心なのだろうか?というのも驚きだった。
主人公エリックはかつてはこの仕分け作業をダンスのステップでこなしていたという(が、心身とも不調に陥ると配達すべき郵便物を家の箪笥にしまいこむという、郵便局員にあるまじきことをしでかしている。
あの作業内容では、早晩OA化の波にさらされるのではないだろうか、と不安に駆られた。

レビュー詳細は「オデッサ・スタジオ」で。

その後、ロゴス・ギャラリーでチェブラーシカあれこれを観る。

衝撃のオレンジ・チェブ発見。
普通、「オレンジ・チェブ」というと、Чебурашка с апельсином(オレンジを手にしたチェブラーシカ)だが、このチェブはоранжевый Чебурашка(オレンジ色をしたチェブラーシカ)だ。

チェブ、来ていました。


こちらは、貴重な、ロマン・カチャーノフ監督の描いたスケッチ。

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