クリスマス絵本を売るコーナーで、ぬいぐるみと絵本のセット販売がされていた。
ピーターラビットなどとともに、ぐるんぱがあった。
もちろんぐるんぱも好きだけれど、クリスマスというなら、ブランキーでしょう、やはり。
『くろうまブランキー』の本とぬいぐるみのセットこそ、あらまほしけれ。
「クリスマスに贈る本」でも筆頭に挙げたけれど、この本は大のお気に入り。
祖父が私にプレゼントしてくれた『くろうまブランキー』には、
「おじいさんより Kocmaちゃんへ 絵をありがとう」
と<献呈のことば>が入れてある。
(この「絵」というのは、「けむり」という題で、私が何色かのクレヨンでブラウン運動を描いた?作品であり、祖父はその後自著のイラストに使用していた。)
この絵本は、私の出会った最初の本の一つで、今まで何度読んだかわからない。
すっかり気に入って、保育園では自ら周囲(年長組の頃には私は最古参の園児になっていて、周りは「後輩」ばかりだった)に<読み聞かせ>をしていたほどだ。
『くろうまブランキー』に登場するのはさんたくろーす(と、なぜかひらがなで書かれている、ブランキーはかたかななのに)であって、神様は直接姿を現さない。
それでも、私は、もしかしたら、さんたくろーすはいなくても、神様の存在、というよりも神様の愛の存在をずっと確信してきた。
そういう風に、私にとっては人生を決定づける1冊になった。
(この本をプレゼントしてくれた祖父をはじめ、うちの家族は全然クリスチャンではないのに、不思議なことだ。)
今読みなおしてみても、やっぱり素敵な本だと思う。
ストーリーをつくりだしたフランスのフレネ学校の元児童たちに、日本に紹介する橋渡しをしたその先生に、再話の伊東三郎、そして絵の堀内誠一、出版社の福音館書店。
最初に読み聞かせてくれた祖父・祖母、その後繰り返し読んでくれた母と父、保育園の先生、私の拙い読み聞かせを聞いてくれた保育園の同級生たち、弟。
みなさんに感謝します。
ブランキー、もうすぐだよ。
もうすぐさんたくろーすが来るよ。
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