2011年1月30日日曜日

僕はコッカー、ペリメニが大好き

とあるウクライナのサイトに載っていた、ラウシュのインタビュー記事。
http://football.sport.ua/news/115838

以下抄訳(且つかなり大胆に意訳もしています)。

今、ロシアサッカー界で最もホットな話題となっている「ルースキー・ニェーメツ(ロシア・ドイツ人)」で、ミランのブロンド、アレクサンドル・メルケルやニュルンベルクのキャプテンであるアンドレアス・ヴォルフはロシア代表への愛を明らかにしてきた(その愛は今のところ報われていないが)。
一方、ハノーファーの新星、20歳のMFコンスタンチン・ラウシュはこれまでコメントを控えてきた。
(といって、無理に言わせているようでもあるのですが。「ロシア代表入りの希望がある」って。)
ラウシュは恐らくルースキー・ニェーメツの中で最も成功した選手だ。
ハノーファーはブンデスリーガで3位(今は5位に後退してしまいましたが)、ラウシュ自身は19試合に出場。ブンデスでレギュラーを確保している。

-DFだったけれど、今シーズン開幕2試合で2得点でしたね。
「今までのポジションはレフトバックでしたが、現監督にサイドハーフに移されたんです。こっちの方が何となくやりやすいですよ。ユースでもハーフバックとして使われていましたし。」
「2得点3アシストはまあまあですけど、もっと取りたいです」
「センターハーフ、インサイドの経験もあります」

-コンスタンチン・ラウシュ選手の最大のセールス・ポイントは?
「パスやシュートにおいてクレバーなプレイと結構スピードもあること。それに決して諦めないこと。」

-ハノーファーは現在3位ですが、CL出場も照準に入ってきているのでは?
「ハノーヴァーの町ではかなり話題になっていて、目標としてはいるけれど、ヨーロッパ(カップ戦)のことを考えるのはまだ早いと思います」

『よくおじいさんとオビ川に釣りに行った』

-クラブの仲間たちは、あなたがシベリア生まれだということを?
「ええ、皆知っていますよ、僕がシベリャーク(シベリアっ子)だってことを」
「氷点下になると殆どの奴らが文句を言い出す。だから僕は奴らに言ってやるんです、『おい、皆、これが寒いんだって?僕が生まれたところだと、マイナス30℃だって当たり前なんだぜ!』奴らはそれにいろいろ文句を言い返すけど。」

-シベリヤ絡みのあだ名をつけられているのでは?
「コンスタンチンっていう名前は、皆にとって長ったらしいらしくて、短くコッカーって呼ばれています。
僕をそう呼んだのは、最初のクラスのある友達なんです。
コッカーっていうのは、コッカー・スパニエルからきているんです。
僕はああいう犬を思わせるってさ」(笑)
(うーむ、ラウシュくん、似ていますかね?まあ、私見ではドイツ人ってなんか犬っぽい感じはしないでもないけど。)

-なぜコースチャ(ロシア語でのコンスタンチンの最も一般的な略称)は根づかなかったのでしょうね?
「僕をそう呼んでいるのは両親かロシアの友人たちだけです。
ドイツ人たちにはコッカーと呼ばれています」

-あなたはシベリアのコジェヴニスコヴォ村で生まれました。そこは人口8000人程です。そしてヨーロッパで成功することができた。正にハリウッドストーリーですね。
「僕はよくそのことを考えてみます。たぶん僕はとても運が良かったのです。僕はチャンスをものにすることができたけれど、それはシベリアに住んでいる人には夢見ることさえできないことだったのです。
5歳のときに僕の家族はドイツに移住して、僕は優秀なトレーナーの下でサッカーをする可能性を持つことができました。僕はなんて幸運だったでしょう!」

-移住するまで、あなたはスキーとスケートばかりの生活をしていたのですか?
「僕の両親が言うには、僕は2歳でもうよくボール遊びをしていて、3-4歳のときには近所中でボールを追っていたそうです。僕は記憶にないんですけど。」

-故郷のコジェヴニスコヴォでの一番の思い出は?
「おじいさんと弟(あるいは兄さん)とオビ川に魚釣りに行ったことです。
釣りにはほんとによく行きましたよ!あと、オビ川で橇やスケートをしたこと。」

-ドイツでも釣りはしているんでしょう?
「確かにドイツでも祖父と兄とで釣りに出掛けることはありますが、出かけられることは少なくなりました。兄には仕事が、僕にはトレーニングがあって。だから休暇のときにね。

-最後にロシアに行ったのはいつですか?
「13歳の時、コジェヴニスコヴォに行きました。また魚釣りをしました。最高だったな。」

-誰か肉親がまだトムスク州に残っているのですか?
「誰かはいるんだろうけれど、近しい人たちはみんなハノーファー近辺かベルリンに住んでいます。」
(まだ続きます。ペリメニの話がまだ出てこない。)

僕の心はロシアを選ぶ

アレクサンドル・メルケル、アンドレアス・ヴォルフに続いて、90年生まれの「ルースキー・ニェーメツ」、ハノーファー96のDFコンスタンチン・ラウシュも、ロシア代表入りの希望を表明!

ということになるのだろうか。
なんか無理やり言わせているようなきもするけど。

ハノーファーはブンデスの中でそれほど強豪とは言い難いクラブだった。
けれど、今シーズンは現時点でドルトムントが首位に立っているなど波乱が生じていて、ハノーファーも3位になっている。
ラウシュは、そのハノーファーでレギュラー。
大概フル出場していると言っていいのかな。

この1/29のスポルト・エクスプレスのラウシュのインタビュー記事の訳を「12の椅子」に。

DFだっていうのは貴重だな。
ロシアの守備陣はなかなか良い若い選手がでてきていないから。
(ツェスカのシチェンニコフくらいか。)
カザフ生まれのメルケルとは違って、生まれたのはシベリアなのでロシアの出生証明書を持っている。

コースチャ・ラウシュくん、「カニェーシュナ(もちろん)」が口癖なのか何度も言う。
私の力量不足ゆえ、和訳のヴァリエーションが少なくて単調になってしまう。
それに、最初の方は、苦手の仮定法過去のオンパレードだ!
ここにも「бы」、そこにも「бы」。
「もし代表に呼ばれたら」「ワールドカップに出られたら」…。

コースチャ、ガイダイ監督の「ダイヤモンドの腕」のファンだそうで、好感持てる。
普通好きな映画だったら、「アバター」とか、最近のアメリカ映画とか挙げそうじゃないですか。

ロシア代表候補たち、ドイツの地で次に注目されるのはヴィリー・エフセーエフ…。
エフセーエフはカザフ生まれ。
ドイツとカザフスタンの二重国籍。

ラウシュはドイツ国籍を取得した時に、ロシア国籍を喪失していて、二重国籍にはなっていない。
ロシアの出生証明書があるので、ロシア国籍を回復するのは困難ではないでしょう。
でもそのとき、原則ドイツ国籍は返上することになる。
だから悩み、迷うのですよね。

2011年1月29日土曜日

カフカース

カリャカ自身は「ロシアのプレミアリーグのいくつかからは話がある」と言っていた。
カリャカは、サトゥールンに対しては、かなり嫌な思いをして袂を分かつことになったので、私も「もうどうでもいい」という気分。
ただ、
サトゥールン所属選手の行く先が早く決まってほしい。
特にカリャカの。

去年のシーズン中に古巣ロコモチフに移籍できたロシコフはほんとに運がよかったね。

現時点でわかっていること。
*エミン・マフムドフ(スパルターク・モスクワ)
*ルスラン・ナフシェフ(ロコモチフ・モスクワ)
*アレクサンドル・サペタ(ディナモ・モスクワ)
それに今日の報道で
*ドミトリー・キリチェンコ(ロストフ・ロストフ=ナ=ドヌ)

ДМИТРИЙ КИРИЧЕНКО: ОТ "РОСТСЕЛЬМАША" ДО "РОСТОВА".
ドミトリー・キリチェンコ、ロストセリマシュ(工場名)からロストフまで
オヤジギャクなのか?いまいちわからない見出しですが、ともかく、キーリャはロストフ行きが決まりました。

噂話段階なのが
*ピョートル・ネモフ(ルビン・カザン、ヴォルガ・ニージニー=ノヴゴロド)
*アレクセイ・イヴァノフ(トミ・トムスク)
*アンドレイ・カリャカ(アンジ・マハチカラ)
*ベヌア・アングブヴァ(カメルーン)(アンジ・マハチカラ)
*アレクセイ・イヴァノフ(ヴォルガ・ニージニー=ノヴゴロド)

えー、というか、うーむ、というか。
アンジか、カーリャ。
カフカースか。
"Анжи" хочет видеть в своих ряда Андрея Каряку.
ガジ・ガジエフさん繋がりか。
やっぱり私はクルィリヤに帰ってきてほしい。

チリュシュキンはシビリ・ノヴォシビルスクという話だ。
プレミアで観たいけどな。

ロストフ・ロストフ=ナ=ドヌ

キーリャことドミトリー・キリチェンコはロストフ・ロストフ=ナ=ドヌへ。
Кириченко подписал контракт с "Ростовом".

よかったね。
カーリャ、それにキンスキーの移籍先が早く決まってほしい。
ヴォロビヨフもまだだろうか。

2011年1月28日金曜日

寝台特急黄色い矢

あまり読書が進んでいない。
ようやくペレーヴィンの『寝台特急黄色い矢』を読む。
でも、ペレーヴィンだから感動はしなかった。
『恐怖の兜』よりはよかったけど、全て後味は悪かった。
この人、ロシアでは珍しく、猫が嫌いなんだろうなあ。
(ほんとに、猫好きは読まない方がいいよ。)

2011年1月27日木曜日

サトゥーラとの別れ

ロシアサッカー速報サイトФНКのロシアプレミアリーグクラブ一覧や移籍情報などから、サトゥールンの名前が消えた。

先日サトゥールンは改めて公式にプレミア撤退を表明したから、それに基づいての措置なのでしょう。

カリャカはというと、日曜日に「明日ロシアサッカー連盟の紛議仲裁委員会(←仮訳:定訳があるかもしれないが、「係争調停議会」みたいな単語です)に、クラブとの契約破棄とフリーエージェント請求の申立をする」と述べ、たぶん24日に申し立てをしたのでしょう。
「ロシアプレミアリーグのいくつかのクラブから誘いはある」と言っているので、しかも、24日以前の段階でそう言っているので、サトゥールンの代わりに昇格が決まったFKクラスノダールではない複数のプレミアのクラブなのだと思われ…クルィリヤに復帰してくれるのが一番嬉しいのだけど。
あんまり応援していない、あのクラブとかかのクラブとかじゃなければいいなとか、思ってしまうけれど、なるようにしかならない。
決まるまで、心配な日が続く。

カリャカ以外にも。キンスキー、キリチェンコら、比較的年齢が高く、年俸も高い選手は、まだあまり次の所属が決まっていない。

「プラシャイ サトゥールン(さらばサトゥールン)」という写真特集。
カーリャが若手に交じってプレイしている写真がトップにあって、じーんときた。
「サトゥールンとは、文明的に別れることが叶わなかった」とインタビューで言ったカーリャ。
でも、それでも、仲間とこんな形で別れるのは辛いね。

2011年1月24日月曜日

北の十字軍

懐かしいなあ。
新聞広告に山内進先生の『北の十字軍』が出ていた。

かつて講談社選書メチエで出ていたのだが、このたび学術文庫入りしたものが刊行されたのだ。
メチエで出たのは1997年だったのか。
エイゼンシュテインの映画「アレクサンドル・ネフスキー」に言及した導入部もおもしろかったが、その後の部分も、法制史の点からかなりおもしろく読めた、と記憶している。
…でも、具体的にどんなことに感心して読んだのかは覚えていないというのが残念なところ。
でも10年以上前だしね。
これを機会に読み返そう。
この本はサントリー学芸賞受賞作だったんですねえ。
昨年は現代書館の『モスクワの孤独』が受賞。
これは大傑作だった。必読書です!!

『北の十字軍』、この本は、私にとってもう一つ重要な出会いのかけ橋となった。
山内先生を講師として、映画「アレクサンドル・ネフスキー」を読み解く…みたいなテーマでのレクチャーがあることを知って、エイゼンシュテイン・シネクラブの例会に参加した。
シネクラブの存在は、それ以前から何となく知っていたのだが、確かボリス・バルネットの「ノヴゴロドの人々」の上映とか、他でなかなかやらなそうな企画をしていて、興味を持っていたものの、ちょっと敷居が高く感じられていたこのシネクラブ。
思い切って参加したのが、この『北の十字軍』のときが初めてだった、というわけで。

以後シネクラブには足繁く通うようになったのだった。

「アレクサンドル・ネフスキー」、難しいこと抜きにして、好きな映画だ。
音楽もいいし。
運動会の追っかけっこみたいな戦闘場面も好き。

そうそう、アレクサンドルと言えば、アレクサンドル・メルケルくん、昨日の(今朝の)対チェゼーナ戦ではフル出場したらしい。
特に得点やアシストはしていないけれど、初のフル出場。
馴染んできているとみていいのかしら。
サーシャ、マラジェッツ!

2011年1月23日日曜日

終了

チーム・メッリ敗退。
アジア・カップ終了。
まだウズベクが残っているけれど、優勝はしそうにないし。

soccer.ruの19日の記事に「Русские немцы」という長いのがあって、ロシアの国籍法(2006年改正)にも触れながらドイツ系選手の代表入りの可能性について述べています。
勉強になりそうなので読んでみましょう。

2011年1月21日金曜日

パズドラヴリャーユ、サーシェンカ!

Российско-немецкий полузащитник Александр Меркель забил свой первый гол за основной состав "Милан".

アレクサンドル・メルケルくん初ゴール。
1点目がイブラヒモヴィチで、メルケルは2点目です。
3点目のロビーニョのゴールではアシスト。
コッパイタリア対バーリ戦。



Гол Меркеля помог "Милану" выйти в 1/4 Кубка Италии

09:22:49 01.21.2011

2011年1月20日木曜日

冬眠したい

いろいろあるけれど、なかなか書けない。

・「トロワ・ゼロ サッカー狂時代」を観てきたので、「12の椅子」の記事を書きなおした。
まあ、楽しめた。ジダンだのチュラムだの、懐かしいわい。
それだけでなく、いろいろレトロだ。

・アップリンクで「さしさわりのある映画特集」
ソクーロフの「ボヴァリー夫人」があるので、「オデッサ・コスモス」に書かねばならないが、それは週末にでも。
その他にも観たいのが日程が…厳しい。
布川事件の「ショージとタカオ」。
この間「BOX」(←これは袴田事件)を観にクレオに行った時、ご本人のお話を伺い、
「布川事件も映画が出来ちゃったんですよー「ショージとタカオ」っていうんです」
とおっしゃっていたので、是非観たいなと思っていた。
ここでは1回限りの上映だが、春に公開されるとのことだ(3/19-新宿K’sシネマ)。

「コミュニストがSEXがお上手?」も見逃していました。
しかし3回ともレイトショーの時間帯。悩む。

あと、アップリンクは3月後半「100年のロシア」特集上映をするとのこと。
なんでアテネ・フランセと同じ時期に!
怒るぞ。
てなわけで、「オデッサ・コスモス」ネタは結構あるのだけれど、週末にやります。

サッカーネタ。
アジアカップでイランが首位通過確定なのかよくわからなかったのだが、2勝した段階で首位通過だったのだ。
勝ち点が並んだ場合、UEFAと同じく直接対決の結果が来るようで、イラン>イラクなので、グループ最終戦のUAE戦の結果を待たずして、首位確定だったのだ。
なので、UAE戦は主力を休ませ余裕の試合ぶり。
で、3-0だった模様。
深夜なので、観戦ははなから諦めました。
結局3勝して、次は韓国と。
準々決勝で韓国と当たるのは5連続とのこと。
この前の親善試合ではアウェイで何十年かぶりに勝ち、苦手意識は払しょくできていると思う。
フペリョーーーーート!

あと、アドフォカートさんが「ルースキー・ニェーメツ(直訳するとロシア-ドイツ人)」※をロシア代表に招集することを考慮しているという話をオランダ紙にしたことが、ロシアのスポーツニュースでも話題になっていますよ。
「ルースキー・ニェーメツ。最近ロシアのサッカーファンの間で話題になっているこの言葉は・・・・」
みたいな感じで。
この辺も時間が空いたら訳してみたい。
※具体的に名前を挙げているのは、アレクサンドル・メルケル、コンスタンチン・ラウシュ、アンドレアス・ヴォルフの3人。

でも、昨日も今日も疲れたので、冬眠したいです。
ではお休みなさい。

2011年1月16日日曜日

おいしいお菓子

ある人からいただいたお菓子がとってもおいしかったので、メモしておきます。

ホテル西洋銀座のスイーツ詰め合わせらしく、箱にはディアマン・パレオレザン・フルーツマシュマロの三つが入っていた。
ディアマン、おいしかった。
一番最初に食べつくした。
フルーツマシュマロも、今まで食してきたマシュマロの中で一番おいしかった。
ヴァレンタインデーの候補にしようかと、HPを見てみたけれど、オンラインショップのお品の中にはなかったな、フルーツマシュマロ以外は。
お店に行かないと手に入らないのか。
近いうちに偵察に行くとしましょう。

かていらん

と入力すると、「勝てイラン」になるのは、私のPCもイランが大好きだからだろうか。

内容はあまりよくなかったけれど、連勝してとにもかくにも勝ち抜けできた。

期待の星アンサリファルド、いったんゴールが取り消され、カードまで貰って、それでも冷静さを失わず、きれいに決めることができた。
偉い。(あれがロシアの選手だったら、ブチ切れ→退場+PK献上となりかねない。)

ラハマティは、毎度お疲れ様。
イランのキーパーは大変なんだよねー。
一番目立つポジションだよねー。

CIS杯では、ロシアユース代表で、アラン・ガタゴフが2点目を決めている。
試合は2-2、いや勝ち越したか。

ディナモ・キエフ、ブドニョコルは黒星スタート。

2011年1月15日土曜日

弁護士と首相

今日からCISカップが始まる。
日数の割に試合数が多いので、早い時間帯からどんどんあります。
第一試合がモスクワ時間11:00キックオフだから、日本時間で17:00か。

さて、その前に「12の椅子」では、またまたサーシャ・メルケル関連をアップしようとしています。
サーシャの記事をグーグルの自動翻訳にかけると、いちいち「アレクサンドル・メルケル首相が」とやってくれるんで、なんだか涙ぐましいです。
勿論アドフォカート監督はその度に「ディック弁護士は」ですよ。

今回は集合数詞が登場です。

2011年1月14日金曜日

アルトゥールくんが観られそうだ

「太陽に灼かれて」は、とってもとっても好きな映画だったので、続編なんか作ってほしくなかった。
あれが完璧な終わり方だと思ったのに。

しかし、マルーシャ役がインゲボルガ・ダプコウナイテではなくなるとはいえ、メンシコフやミハルコフ、ミハルコフの娘のナージャ(ナージャ・ミハルコフ表記はやめてくれ)など、主要キャストは引き続き出演して、且つ今度はなんと!アルトゥール・スモリヤニノフくんが出演する!!!
というわけで、文句言いながら初日に観に行くんだろうなあ、私。

「戦場のナージャ」、銀座シネパトス。
金曜がレディースデイのところ。
…じゃなかった、それはシネスイッチ。
シネパトスはガード下みたいに地下鉄の音が響くところだな。
シャンテとかル・シネマで上映しないのかな…?
(「太陽に灼かれて」はシャンテだったと思う。)
しかもタイトルも間違えていた。
「戦場のナージャ」ではなく「戦火のナージャ」でした!

「太陽に灼かれて」もこの機会に上映してよ!
(続編と矛盾してしまうわけだが…)

2011年1月13日木曜日

今年最初のランキング

イランと旧ソ連構成国のFIFAランキング。
()内は前月順位。

13位ロシア(13位)
34位ウクライナ(34位)
37位ベラルーシ(38位)
55位リトアニア(55位)
60位アルメニア(60位)
65位イラン(66位)
72位グルジア(73位)
76位ラトヴィア(78位)
84位モルドヴァ(84位)
86位エストニア(82位)
97位アゼルバイジャン(98位)
108位ウズベキスタン(109位)
133位トルクメニスタン(135位)
137位カザフスタン(138位)
143位タジキスタン(145位)
175位キルギス(174位)

2011年1月10日月曜日

メルケル、パルマへ?

18-летний полузащитник "Милана" Александр Меркель в ближайшие дни может быть отдан в аренду в "Парму" до окончания текущего сезона, сообщает Gazzetta dello Sport.

ミランはアレクサンドル・メルケルを今シーズン末までパルマへローン移籍させるかもしれない。
だそうです。
イタリア紙のガゼッタ・デロ・スポルトがどういうメディアなのか(例:東スポみたいとか)は全然知らないので、信憑性があるのやらないのやら。

"Милан" собирается отдать Меркеля в аренду в "Парму"

時代を遡る

「ТЫСЯЧЕЛЕТНЯЯ ВЕСНА 2007 года」に書いていたサッカー記事の部分を、「回顧編」として「12の椅子」に載せました。
これ以降(2007年秋以降)のものはWindowsLiveの「Kocmoc Kocmaのスペース」にアップしていますが、2006年あたりのものがまだですね。

しかしそれは置いといて、「期待の若手トップ30」の続きをやろうと思います。
そろそろ、あの子にしようかな…。

燕三条にマイスプーン

ず-----っと前、黒田龍之助先生の授業で
В Тулу со своим самоваром не ездит.
(トゥーラに自分のサモワールを持っては行かない。)
ということわざが出て来た時のこと。
トゥーラは冶金の町でサモワール(とプリャーニク)の産地で有名、という話になりました。
「日本で言えば、そうですねえ…」
と先生がちょっと考え込んでいると、クラスメイトのリューダさんが間髪いれずに
「燕か三条に金物…、だから燕三条にマイスプーンではどうですか?」
語調もいいし、決まったね!という感じでした。

リューダさん(というのは彼女が自らつけたロシア名で、最初にソ連を訪れた時の通訳がリュドミーラさんという方だったので、自分のロシア名にすることにしたのだとおっしゃっていました)は黒田先生のクラスの最古参=大幹部、とっても上品な女性で、日本語訳のときの言葉づかいも我々下々の者とは一線を画したやんごとなきもので、私などからは憧れの的でした。
でもこのときの素早い反応は、いつものリューダさんらしくはなく、どちらかというとギャグ量産のコースチャくんが憑依したかのようだった!

『ロシア語ことわざ60選』
船木裕著東洋書店2010年刊

掲載されていることわざ(見出し)は次のとおり。

1, Тище едещь, дальше будешь.
2, На вкус на цвет товарища.
3, Что город, то норов,что деревня, то обычай.
  Что ни город, то норов, что ни деревня, то обычай.
4, Не всё коту малесница.
  Не всё коту малесница бывает и великий пост.
5, Первый блин комом.
  Первый блин всенда комом.
6, Аппетит приходит во время еды.
7, Лучше поздно, чем никогда.
8, Кто не работает, тот не ест.
9, Каждый по-своему с сма сходит.
10 Там хорошо, где нас нет.
11 Москва слезам не верит.
12 Язык мой – враг мой.
13 Без труда не вынешь рыбку из пруда.
14 Волков бояться в лес неходить.
   Медвадя бояться в лес неходить.
15 Хороша верёвка длинная, а речь короткая.
16 И на нашей улице будет праздник.
17 Наделала синица, а море не зажгла.
18 На всякого мудреца довольно простоты.
19 Что написано пером, того не вырубишь топором.
20 На бедного Макара все шишики валятся.
21 Голод не тётка, пирожка не подсунет.
22 Снегу тного и хлеба много.
23 Не в свои сани садись.
24 Всё хорошо, что хорошо кончается.
25 Не в свои сани садись.
26 Вот тебе, бабушка, и Юрьев день.
27 Промедление смерти подобно.
28 Бодливой корове бог рог не даёт.
29 Соловья баснями не кормят.
30 Обжёгся на молоке и дует на воду.
31 Послать волка стеречь овец.
32 Сытый голодного не разумеет.
33 Любовь не картошка, не выбросишь из окошка.
34 Не имей сто рублей, а имей мто друзей.
35 Век живи, век учись.
36 Понедельник наченается в субботу.
37 Даровому коню в зубы не смотрят.
38 Коси, коса, пока, роса: поса полой – и мы домой.
39 Рыбак рыбака видит издалека.
40 Делу время, потехе час.
41 По одёжке встречают, по уму провожают.
42 В гостях хорошо, а дома лучше.
43 Незваный гость хуже татарина.
   Не вовретя гость хуже татарина.
44 Первая рюмка – колом, друкая – соколом, а третья мелкими пташечками.
45 Работа не волк, в лес не убежит.
46 Молодо – зелено, погулять велено.
47 Либо рыбку съесть, либо ни мель сесть.
48 Взялся за гуж, не говори что не дюж.
49 На будущую осень, лет через восемь.
50 Нахальство – второе счастье.
51 Не было бы счастья, да несыастье помогло.
52 Бог дурака, поваля, кормит.
53 В Тулу со своим самоваром не ездит.
54 Сухая ложка рот дерёт.
55 На нет и суда нет.
56 На кота широко, а на собаку узко.
57 Слышал звон, дане знаешь, где он.
58 Куда иголока, туда и нитка.
59 Человека узнкешь, когда с ним пуд соли съешь.
60 От хлеса-соли не отказывается.

トゥーラのことわざは53番目にありました。
リューダさんのことを懐かしく思い出しました。

しかし、60選では「知らないことわざが多いなあ」と思いました。
半分くらいは知らないかも。
一方で、私が好きな

Язык до Киева доведёт.
Кататься любишь, люби саначки возить.
が見出し語として載っていませんでした。

掲載は頻度順とも思えず、アルファベット順でもなく、よくわかりません。
順不同?
索引もアルファベット順のものはなく、ちょっと探しづらい。
60個しかないのでまあしかたないけど(載っているものは探せても、ないものを「ない」と確認するのには不親切、見出し語でなく本文のみに出てくることわざについての索引はない)。

項目ごとには、意味・文法解説・ヴァリアント・同義の他国のことわざ・ロシア文学などへの引用例などが書かれています。
フォームに則って書かれているわけではありません。
少々物足りない気はするけれど、このページ数でこの値段でと考えると、それはないものねだりになるかもしれません。
巻末に参考文献がいろいろ載っているので、読み進めて行くとよさそうです。

あともう一つ思い出深いことわざは、
5, Первый блин комом.
です。

FKモスクワの監督になったオレグ・ブロヒンさんが、初戦の対ルチ=エネルギヤ・ウラジオストクとの試合に引き分けた時のガゼータ・ルーの見出しが

Первый Блохин комом


であったことが思い出されます。
FKモスクワ、あな懐かし。
ブロヒン、初戦を飾れず

2011年1月9日日曜日

レント(受難節)~復活祭(パスハ)に贈る本

Windows Liveからのお引っ越し記事。
クリスマスシーズンが終わったばかりで、復活祭にはおろか灰の水曜日もまださきだけれど…。
この期間はなぜだかブック・オブ・ザ・イヤーに当たる時期なのですが、季節的に感性がいつになくとぎすまされてくるからなのかもしれません。クリスマスほどメジャーではないけれど大切な、レントとイースターのときには大切な人に大切な本を贈りたいもの。

著者アントン・チェーホフ著中村喜和訳ドミトリー・テーレホフ絵
ISBN: 4896422414
復活大祭までの一週間、思わぬ出世した副主教の前に懐かしい母親の姿。思い起こす過去の日々。チェーホフ最晩年の大傑作。

著者: アントン・チェーホフ著児島宏子訳ユーリー・リブハーベル絵
ISBN: 4896421493
ストーリーとしては「五月待つ花橘の香をかげば」なのだが、村の橇山での恋の囁きはきっとマースレニッツァの頃のこと。その後受難節に入っても、人は甘やかな思い出を決して忘れないもの。

著者: アントン・チェーホフ著児島宏子訳イリーナ・ザトゥロフスカヤ絵
ISBN: 4896421434
神学生が恐らくはほんの軽い気持ちで、ペトロの裏切りと慙愧の念を口にすると、純朴な未亡人とその娘は何か心当たりがあってか涙を流す。その光景に、神学生ははるかな時空を超えた確かな繋がり(それこそ歴史というもの)を感じる。この瞬間、この神学生はある種の変容を遂げ、言ってみれば「生まれ変わった」のではないだろうか?という気がして、レントの時期には必ず読みたくなり、人にも薦めたくなる、チェーホフの短編。

著者: ミハイル・ブルガーコフ法木綾子訳
ISBN: 4905821479
1920年代~30年代のとある年、受難週の水曜日、モスクワのパトリアルシエ池での悪魔ヴォランドの登場から幕を開ける、20世紀文学の最高峰。劇中劇ならぬ小説中小説で語られるのは過ぎ越しの祭り前夜のエルサレム、イエス処刑の際のポンテオ・ピラトの苦悩。ロシアの高校生の一番人気小説だというのが、私の感想は「ませガキらめ!」おどろおどろしい先入観を持っていたのだけれど、読んでみるとかなり笑えます。

著者ミハイル・ブルガーコフ法木綾子訳
ISBN: 4905821487
タガンカ、ユーゴ=ザーパド等、ロシアの人気劇団の、必須レパートリーでもあります。故アヴィーロフのヴォランドは「この人、この役を演じるために生まれてきたんだ!」と思えるほどだった・・・。

著者ニコスカザンザキス
ISBN: 4770409192

著者ニコスカザンザギス
ISBN: 4770409206

スタリコフが代表デビューか

トミ・トムスクのエヴゲニー・スタリコフが、1月22日の対チリの親善試合のためにアメリカ代表に召集されました。

日本語のサイトだとスタリコフの国籍はロシアとなっているものが多いようで、二重国籍なのかなと一瞬思いましたが、そうでもないようです。
普通にアメリカ国籍みたい。

スタリコフは1988年11月17日オデッサ生まれの22歳。
6歳の時に両親とともに渡米、そこでサッカースクールに入り、ロシア語のウィキペディアによると2007-2009年にはアメリカのСтэтсон Хэттерс(ステットン・ヘッテルス?)に所属していたようですが、ガゼータ・ルーの選手リストの記載によれば、彼自身が
В клубах MLS не выступал(MSLのクラブには入らなかった)
と語っているので、プロチームではないのでしょうか。

2009年にゼニットに入り、その年はリザーブチームで24試合6ゴールと優勝に貢献。
今年セルゲイ・コルニレンコと交換でトミ・トムスクにローン移籍し、9試合で1得点(←スパルターク・ナリチク戦)。
2011年にトミに完全移籍。

代表歴はこれまでなく、初招集です。

ネット上では概ね
「アメリカ代表での成功を祈る!」
みたいなコメントがつけられているようです。
Ребята ,знаете такого футболиста Александра Меркеля?
Если нет ?
「ねえ、アレクサンドル・メルケルを知ってる?カザフスタン生まれのドイツ人だけど、ロシア代表入りを希望しているんだよ」
なんていうものありますが。

頑張れオデッサっ子!

Нападающий "Томи" вызван в сборную США
№87 Евгений Стариков нападающий Гражданство: США
Стариков, Евгений Валерьевич(ロシア語版ウィキペディア)

追記:
2009年時点で「まもなくロシア国籍を取る予定」と述べており、
Полузащитник молодежного состава «Зенита» Евгений Стариков: «Скоро получу российский паспорт»
またウクライナ国籍もとろうかと考えていたようです。
Евгений Стариков: а я в Россию, домой хотел…

2011年1月8日土曜日

セプテンバー11、私が選ぶならこの11人

映画「11'09''01 - September 11」に寄せて。
2003年お正月に書いたもの(に少々手を加えています)。

連覇ならずのグラナトキン・メモリアル

1月3日
グループA
イタリア0-3ラトヴィア
ロシア3-3フィンランド

グループB
アゼルバイジャン1-1ウクライナ
中国1-2ベラルーシ

ディフェンディングチャンピオンのロシアは監督がドミトリー・アレニチェフ。
フィンランド側2人退場の荒れた試合。
スパルターク・モスクワのコズロフが主将で、この試合で得点してベストプレイヤーになっています。
(コズロフは「期待の若手トップ30」リストに最年少で挙げられている93年組期待の星。)

1月5日
グループA
フィンランド3-0イタリア
ラトヴィア0-6ロシア

グループB
ウクライナ0-2中国
ベラルーシ0-0アゼルバイジャン

コズロフがこの試合でも得点。
というか、6点は取り過ぎなのでは?

1月7日
グループA
フィンランド0-0ラトヴィア
ロシア0-2イタリア

グループB
中国3-0アゼルバイジャン
ウクライナ3-0ベラルーシ

案の定というか。
ロシアは一つ年下の最下位イタリアを舐めてかかったようです。
零封負けでグループ2位に転落。
連覇ならず。
9日には3位決定戦へ。
グループBでは前日までの首位ベラルーシがウクライナに完敗し、グループ3位に沈みました。

9日の順位決定戦は
*7位決定戦 イタリア対アゼルバイジャン
*5位決定戦 ラトヴィア対ベラルーシ
*3位決定戦 ロシア対ウクライナ
*決勝 フィンランド対中国

グラナトキン・メモリアル2011
アレクサンドル・コズロフ

2011年1月7日金曜日

CISカップがもうすぐだ

ロシアサッカーオフ期間なので、うっかりしていたら、3日からグラナトキン・メモリアルは始まっていました。
1993年生まれの選手たちの8カ国対抗(イタリアは94年生まれの選手たちをよこしている)。
3・5・7・9日と奇数日に試合があります。
22回大会ですが、今まで殆どロシアが優勝しています。
去年もロシアが優勝。
でも今年はフィンランドに引き分けというスタートです。

それから、15日からはCISカップです。

独立国家共同体及びバルト諸国チャンピオンカップ。
つまり、アゼルバイジャン・アルメニア・ウクライナ・ウズベキスタン・エストニア・カザフスタン・キルギス・タジキスタン・トルクメニスタン・ベラルーシ・モルドヴァ・ラトヴィア・リトアニア・ロシアの14カ国のリーグチャンピオンに、グルジアの代わりのどこか(フィンランドとかセルビアとか)、ロシア若手で16チーム。
これを4グループに分けてリーグ戦、それから各グループ上位2チームで決勝トーナメント。
この時期ゆえ屋内会場・人工芝。
トップ選手に怪我されたら困ると、リーグ優勝しても出場辞退するクラブもあり、各チームとも若手中心になる傾向。
優勝目指してがんばるのは中央アジアのクラブだったりします。
去年はルビンが優勝でしたが。

さて、各国のリーグ優勝クラブは、
*アゼルバイジャン(秋冬制) インテル・バクー
*アルメニア (春秋制) ピュニク・エレヴァン 
*ウクライナ(秋冬制) シャフチョール・ドネツク
*ウズベキスタン(春秋制) ブニョドコル・タシケント
*エストニア(春秋制) フローラ・タリン
*カザフスタン(春秋制) トボル・コスタナイ
*キルギス(春秋制) ネフチ・コチコル=アタ
*タジキスタン(春秋制) イスチクロル・ドゥシャンベ
*トルクメニスタン(春秋制)  バルカン・バルカナバト
*ベラルーシ(春秋制) BATEボリソフ
*モルドヴァ(秋冬制) シェリフ・ティラスポリ
*ラトヴィア(春秋制) スコント・リガ
*リトアニア(春秋制) エクラナス・パネヴェジース
*ロシア(春秋制) ゼニット・サンクト=ペテルブルグ
でありました。

CISカップに出場するのは
№ Группа А
1  ИНТЕР (Азербайджан)インテル・バクー(アゼルバイジャン)
2  ИСКРА-СТАЛЬ (Молдова)イスクラ=スターリ・ルィブニツァ(モルドヴァ)*
3  ИСТИКЛОЛ (Таджикистан)イスチクロル・ドゥシャンベ(タジキスタン)
4  НЕФТЧИ (Киргизия)ネフチ・コチコル=アタ(キルギス)
 
№ Группа В
1  ТОБОЛ (Казахстан)トボル・コスタナイ(カザフスタン)
2  СКОНТО (Латвия)スコント・リガ(ラトヴィア)
3  МИКА (Армения)ミカ・アシュタルク(アルメニア)*
4  БУНЕДКОР (Узбекистан) ブニョドコル・タシケント
 
№ Группа С
1  ЗЕНИТ (Россия)ゼニット・サンクト=ペテルブルグ
2  НЕБИТЧИ (Туркменистан)ネビッチ・バルカナバド(トルクメニスタン)
3  ШАХТЕР (Беларусь)シャフチョール・ソリゴルスク(ベラルーシ)*
4  ФЛОРА (Эстония)フローラ・タリン(エストニア)
 
№ Группа D
1  Молодежная сборная Россииロシアユース代表
2  ДИНАМО (Киев, Украина)ディナモ・キエフ(ウクライナ)*
3  ХИК (Финляндия)HJKヘルシンキ(フィンランド)
4  ЭКРАНАС (Литва)エクラナス・パネヴェジース

*がチャンピオンではない代替出場チーム。
リーグ戦2位で繰り上げ出場というわけですが、ミカは4位。

父子鷹

クルィリヤ=ソヴェートフ・サマラは、スパルターク・ナリチクからアレクサンドル・ホフロフを獲得しています。
アレクサンドル・ホフロフは、ナリチクではゼニットからのローンで今年1試合出場していました。
父称がヴァレリエヴィチでディナモのドミトリー・ホフロフと同じ。13歳違いの弟?
そして、昨日。

"Крылья Советов" отправятся на первый сбор 10 января. На просмотре - сын Дмитрия Хохлова.
クルィリヤ=ソヴェートフは1月10日トップチームを発表。
テスト生にはドミトリー・ホフロフの息子。

えー!
「ホーホル」ことあのディナモのキャプテンのドミトリー・ホフロフの息子さん…って、サッカー選手になるほど大きかったの?

Другим потенциальным новичком волжан является 17-летний полузащитник Игорь Хохлов - сын известного футболиста Дмитрия Хохлова, выступавший в минувшем сезоне за столичную "Нику". Как известно, отец игрока принял решение завершить свою футбольную карьеру, но семейство Хохловых может быть по-прежнему представлено в премьер-лиге.

ほお、17歳か。
родился: 14.12.1993
рост: 186 см
вес: 77 кг
1993年12月14日生まれ
186センチ77キロ

というと、18歳の時に授かった息子さんなのね、イーゴリ君は。
イーゴリくんはニカ・モスクワでプレイしてきていた、パパのキャプテン・ジーマは選手引退を決意…えー!!
しかしホフロフ家はプレミア・リーグで引き続きプレイする可能性がある。
35歳でしょう、ジーマ、まだ引退しないでよ。
父子対決すればいいじゃない。

http://football.kulichki.net/rusnews/news.htm?124552

ダエイ二世

の異名をとる(風貌が似ている)、カリミ・アンサリファルドは、ボルシア・ドルトムントと交渉しているらしい。

イラン期待のFW。
ちょっと老け顔なので(と思う)20歳と聞いてびっくり。

2011年1月5日水曜日

ようこそ

今年の映画初めは「君を想って海をゆく」。
サッカー映画というよりは水泳映画なのですが、オデッサ・スタジオにレビューめいたものを書きました。

いい映画ですよ。
フランスの難民政策を問うものですが、説明過多ではなく、ダルデンヌ兄弟作品のようにじっくり描いていく作風で。

まあ少々疑問が残らないではなかったけれど。
2008年2月13日、と映画の冒頭に字幕が出て、ラストはマンチェスター・ユナイテッド対オリンピック・リオンの試合中継で、クリスティアーノ・ロナルドが決勝点をとるところ。
これは2008年3月4日、ヨーロッパチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第2試合。
わずか3週間のあいだのできごとだということになる。
いずれにしても冬。
気候がよい頃ならなあ…。
ビラル役の子は、サッカーにしても水泳にしても、さほど秀でた感じの体つきをしていないうえ、3週間しかないのに(いくらコーチが良かったとしても)、ドーバー海峡を泳いでいくとは、あまりに無謀である、あまりにも。
だけど、それをやってしまうのが西アジアの純情である。

よくわからなかったのは、ビラルの友人のゾラン。
髭を生やしてビラルよりは年上らしい。
ビラルとクルド語で会話しているようなのだが、二人でシモンに車に乗せてもらう時に彼は
「スパシーバ」
って言うんですよね。
なぜだ?!
(その後もう一度「スパス…」という場面があった)
スラヴ諸語は基本的な言葉は割合似ているのだけれど、「ありがとう」に相当する言葉では、たいがいが「感謝します」という意味の言葉なのに対し、ロシア語だけ「神があなたをお救いくださいますように」からきた「スパシーバ」というあまり他と似ていない言葉を使っている。
ゾラン、ここで何故にロシア語を??
シモンの家ではトロフィーに異様に関心を示し…。
謎すぎる存在です。

年賀状にお答えして3

3.「Globe」を楽しみにしている?
朝日新聞は自宅ではとっていなくて、職場で読んでいます。
月曜日にお昼休みに、書評欄(日曜掲載)と、横書きの「Globe」(月曜掲載・月2回)を読んでいます。

Globeは読んでおもしろいけれど、ぱらぱらめくってああ、あったな、という感じで読んでいます。
結構量があるから、関心のあるものだけ、拾い読みしています。
第1回の特集「北極争奪」から読んでいます。
第27号 日米最高裁、少数意見が社会を変える
第50号 死刑の世界地図
など、つい熱心に読んでしまう。
「世界の書店から」は一番とっつきやすく、これに関してはほんとうに「楽しみにしている」と言えるのです。
なかでも、
第39回 夏の3都市特集 その2モスクワ 「大祖国戦争」とロシアの女たち
はよかった。
『原爆の子』ロシア語版をいただいた直後でもあり、モスクワで翻訳出版会が行われたと言う情報を得ることができ、嬉しく思いました。
[第44回] アメリカ兵士から届いた手紙
に記載のあったエストニア系フィンランド人女性作家による『粛清(仮題)』については、さきほど「オデッサ・コスモス」に記しました。
読んでみたいなあと思っていたところ、大手出版社から翻訳が刊行されるとか。
(書きかけ)

2011年1月4日火曜日

お答えします2

2.黒澤明監督の「デルス・ウザーラ」は観たことある?

数年前に観ました。
フィルムセンターだったか、草月ホールだったか。
アテネ・フランセではなかったと思います。
有楽町か浜離宮かの朝日ホールだったような気もしてきた。

黒澤監督の作品の中でも(なんていうほど観ていないのですが)屈指の、といってよい素晴らしい映画だと思います。
映画を観ていると、主人公よりデルスの方がずっと偉いと感じるのに、デルスはとっても謙虚で主人公をたてていますよね。
デルスの描き方はオリエンタリズムの影響か、理想化されたものになっていたように思います。
アルセーニエフの原作『森の人デルス・ウザラー』(←こちらの方が正しいアクセント)も読みました。

昨年の「黒澤明監督生誕100周年記念映画祭」は全然観に行けず、助監督だった方が来日していたとのことだけれど、イヴェントにも行かれず。
http://www.jpf.go.jp/jfsc/member/event/1012.html
この方が書かれた本の邦訳が出てほしいですね。

赤い星

クレムリンと赤の広場の写真10枚。

ミーニンとポジャルスキー像



スパースカヤ塔の赤い星

2011年1月3日月曜日

お答えしていきます

私の年賀状は、29-31日に投函したので、まだ届いていないと思います。
いただいたお年賀状に書かれていたことに、こちらでお答えしていきます。

1.NHK「人形劇・三国志」は入手できるか?(YMさん)

前述の通り、高額ですが、NHKエンタープライズファミリー倶楽部等に注文できます。
在庫はあります。
でも、Amazonの方が若干安いみたい。
探せばレンタルもあるのでは?

実は、私はツタヤとかレンタルは利用したことがないのです。
CDもDVDも。
本は図書館を大いに利用するのですが、CD・DVDの気に入ったものは買って手元に置いておく派です。
映画に関しては、「主義」ってほどじゃないけど、TVやPCの画面ではなく、スクリーンで観ます。

それで、ボーナスで「平家物語」と「三国志」はまとめて買ったのですが、全く高いですね!!
これでは売れないだろう、よほどのマニアでなければ。

あと、「レッドクリフ」は、私はトニー・レオン、母は金城さんのファンなので、前後篇とも初日に観に行きましたよ。
→と言いつつ、母は「曹操の人がカッコいい、大人の魅力!」とか言っていた。
なんだか後編はサッカー映画っぽくなっていて苦笑しましたが。


(書きかけ)

2011年1月2日日曜日

2010年MVP(続き)

この間、ロシアの各賞受賞者を挙げたので、旧ソ連圏のMVPをわかる限り書いておきます。
各賞がわかる国もありますが、面倒なのでMVPだけ。

*キルギス アザマト・バイマトフ(ドルドイ)
*タジキスタン ユスフ・ラビエフ(イスチクロル・ドゥシャンベ)
*カザフスタン ヌルボル・ジュマスカリエフ(タボル)
*エストニア コンスタンチン・ヴァシリエフ(ナフタ)(スロヴェニア)
*ラトヴィア カスパル・ゴルクシュ(クインーズ・パーク・レインジャーズ)(イングランドチャンピオンシップ)
*アゼルバイジャン ラシャド・サディホフ
*アルメニア カルレン・ムクルトチャン
*モルドヴァ アレクサンドル・エプリャヌ(ディナモ・モスクワ(ロシア))
*ベラルーシ ユーリー・ジェヴノフ(ゼニット・サンクト=ペテルブルグ(ロシア))
*ウクライナ エヴゲニー・コノプリャンカ(ドニエプル・ドニエプロペトロフスク)
やはりロシアやウクライナのクラブの人しか知りません。
(下3人ということです)
ジェヴノフはちょっと疑問。
べラルーシ、他にいなかったのか?
BATEの選手とか。
アルメニアはシャフチョールのムヒタリャンかと思ったのにな。

皆さんおめでとう。

写真入り

「Socceor Kingコラム」の「新世代タレントFILE」の№6として「アレクサンデル・メルケル」が載っていました。
当ブログでは「アレクサンドル・メルケル」ですが、ドイツだと「アレクサンデル」なの?(アレクサンダーじゃないか??)
結構大きな写真入りです。

この間、ロシアU-19の元監督のスモリヤニノフさん(アルトゥールくんと関係はおそらくないであろう)が、メルケル側と話し合った結果をスポーツ・ルーに載せていました。
まだ埒が明かない。
ロシアサッカー協会は「ロシア国籍がなければロシア代表にはなれません」
法律上、ロシア国籍を取得すると現国籍(ドイツ)を喪失することになります。
メルケル側は、「そこを何とか、二重国籍を認めて(前例はあるから)」
ここで膠着状態になっている模様。

メルケルくん、いよいよ人生の岐路ですか。
ドイツ国籍を捨てて念願のロシア代表入りするか。
夢を諦めてドイツ国籍のままで、そのままドイツ代表を選ぶか。

どちらにしても、応援はするよ。
まずはミランでの活躍を祈ります。
試合を観ることはあんまりないだろうけれど。

「新世代タレントFILE№6 アレクサンデル・メルケル」

青騎士

展覧会初めは三菱一号館美術館の「カンディンスキーと青騎士」展。

東京駅丸の内口から歩いたのだが、あの辺の道、右翼の街宣車でいっぱいでした。
舗道にはその筋の人が群れていて、お年を召した人はビルの1階に入って暖を取っていました。
皇居の方で恒例行事があるからなのでしょう。

さて、入るのは馬場先通りに面した入口です。
2日の10:00の日時指定券を買っていたからです。


こちらは丸の内ブリックスクエアの一角。

ブリックスクエア側の入り口(こちらからは入らなかった)

ミュンヘンのレンバッハ美術館所蔵の青騎士の人たちの作品展示なので、カンディンスキーと言ってもあのいかにもいかにもな抽象画(解説がないと何を描いたのかさっぱりわからない、みたいな)ではなくて、具象→抽象移行期のなかなかおもしろいものでした。

また、ヤウレンスキー、ヴェレフキンなどロシア出身の芸術家、マルク、マッケらドイツ人の芸術家と深く交わり共鳴しつつ、それぞれが新しい芸術を創造していた様に、胸が熱くなります。
特にドイツ人側のマルク、マッケは第一次世界大戦によってほんとうに若くして戦死してしまうのが、なんとも「勿体ない」ことです。
彼らよりも年上だったカンディンスキーは、彼らの戦死をどんな思いで受け止めたのでしょうか。

マッケは、写真では繊細そうな美青年。
「遊歩道」や「帽子店」などの絵はマリー・ローランサン風です。
ロベール・ドローネーに影響を受けたと説明にあったけれど、むしろソフィヤ・ドローネーに親和性を感じます。

ミュンターとヴェレフキンの二人の女性は、ヴェレフキン像を描いていて、それぞれなかなかに趣きがあってよい絵です。
(なのに、ミュージアムショップにこの絵の葉書はなかった…どころか、彼女たちの絵は一枚も絵葉書になっていなかった。なぜだろう?ちょっと差別的なものを感じてしまう。)

カンディンスキーの飼い猫、ヴァスケはカメラ目線で、ねこ!という顔立ち。
カンディンスキーに抱かれる手つき足つき顔つきが普通の猫っぽい。
月並みだがとっても可愛い。
猫好き必見。

これらの作品が観られるのは、戦火の中でも地下室等で作品を守り通し、その後レンバッハに寄贈したミュンター、このドイツ人女性のおかげ。
仲間同士の書簡も保存していたのです。

カンディンスキーは彼女と出会った時には既に結婚していて(宗教上離婚できなかったとある)、第一次大戦時にドイツを去らねばならなくなって、その後ロシアでニーナ・アンドレーフスカヤを結婚してしまう(最初の妻は既に亡くなっていたのか?)。
彼女に対してカンディンスキーは結局誠実ではなかった、ということになってしまうが、それでもミュンターは作品を守り続けてくれた。
ありがたいことですね。

カンディンスキーは、オデッサ所縁の画家でもあり、オデッサ美術館にも所蔵がありました。
あの色彩の氾濫は、ロシアというよりオデッサのイメージだ、という感じです。

カンディンスキーは、『青騎士』にみられるように、画家であったばかりでなく、理論家でもあったのですが、この展覧会では、カンディンスキーはや青騎士の理論的な面については丁寧な説明は特にされていません。
そこが若干物足りなかった点。

新年早々で、館内もいい具合に空いていて、じっくり時間をかけて観て回りましたが、まだまだ立ち去りがたい気持ちに駆られました。
レンバッハ改修終了のおりには、現地に行って観てくるのもよいかもしれませんね…(←夢)

2011年1月1日土曜日

元日から頑張りすぎかもしれない

がんばって「オデッサ・コスモス」に演劇情報をたくさん書きました。
ホルストメールは可哀想なんだよな。
観たいけど。

エスパルスはだめでした。
いったんは追いついたものの、セットプレイからまたも失点。
さらばACL。

あなたは駆け巡る

エスパルス、攻め込まれてばかりだ。
苦しいなあ。

さて、冬のボーナスで、今更ながら川本喜八郎先生の・・・

おお、エスパルス、チャーンス!
岡崎、チャンスだ!
ヨンセン・・・。

川本先生の「人形劇・三国志全集」と「人形劇スペクタクル新平家物語」のDVDのセットを買い揃えました。
平家が全5巻セット、三国志の方は(4800円+税)*17巻。
全部で130,095円です!
送料は無料。
クレジットカード払い。

ああああ、先制されたよ。
(舌打ち)

平家の方はどこかにVHSで録画したものがあるはずだけど、三国志の頃はビデオがなかったので買っとかないといけなかった。

母がNHKに問い合わせたら、NHKエンタープライズファミリー倶楽部に電話をするように言われ、電話をしたら在庫があったので、24日に注文したら27日に届きました(ゆうパックだった)。

そういうわけで、人形劇三国志は、買おうと思えばNHKエンタープライズファミリー倶楽部で購入可能です。
凄く高いけれど。
レンタルも探せばあるんじゃないかな。

年末から「平家」を3話ずつ観ています。
1993-1995年放映なので、だいぶ忘れていました。
清盛のお母さんのキャラクターがこんなだったとは。
世間で言われているところのレフ・トルストイ夫人のソフィアみたいな描かれ方だ。
清盛の青年時代から始まっているので、忠盛と無名の「最愛の女御」との

 雲居よりただもりきたる月なればおぼろげにては言はじとぞ思ふ

のエピソード(「鱸」の巻)の放映はなかったんですね。
好きだったんだけどな。

前半終了。
0-1で負けています。

新年明けまして

おめでとうございます
今年もよろしくお願いします


「新年おめでとう!/新しい幸せにおめでとう!カチャーノフ

問題山積のまま、年が改まってしまった。
昨日になってロシアで買ったりもらったりしたカレンダーを探してみたら、12月始まりのもあったのです。
あー、ちょっと損した。
ペテルブルクのドーム・クニーギで買った「サッカーボールを持った猫」(3カ月物)・観光名所(夏の庭園←自分では行っていない)のポップアップ式(3カ月物)。
プーシキンの家博物館で買った2年物の小さいもの(「ツァールスコエ・セロー」と「ペテルゴフ」)。
どれかは職場に持って行きましょう。

佐藤千登勢先生にいただいたチェブラーシカのカレンダーも居間に飾りました。

それから今日はエスパルスの応援をします(TV観戦)。

ブログの引っ越し作業を進めます。
WindowsLiveから、最初サッカー映画レビューの部分をBloggerに持ってきて「オデッサ・スタジオ」にしたのが9月。
それからWindowsLiveがサービス終了するという通知が来て。
従来の「Kocmoc Kocmaのスペース・ダーチャ」をここ「オデッサ海岸通り」に移行させることにしました(10月から)。
旧ソ連文化情報の「Kocmoc Kocmaのスペース」は「オデッサ・コスモス」に。
以前紙媒体でやっていたロシアサッカー記事の訳と文法解説は「12の椅子」に。