懐かしいなあ。
新聞広告に山内進先生の『北の十字軍』が出ていた。
かつて講談社選書メチエで出ていたのだが、このたび学術文庫入りしたものが刊行されたのだ。
メチエで出たのは1997年だったのか。
エイゼンシュテインの映画「アレクサンドル・ネフスキー」に言及した導入部もおもしろかったが、その後の部分も、法制史の点からかなりおもしろく読めた、と記憶している。
…でも、具体的にどんなことに感心して読んだのかは覚えていないというのが残念なところ。
でも10年以上前だしね。
これを機会に読み返そう。
この本はサントリー学芸賞受賞作だったんですねえ。
昨年は現代書館の『モスクワの孤独』が受賞。
これは大傑作だった。必読書です!!
『北の十字軍』、この本は、私にとってもう一つ重要な出会いのかけ橋となった。
山内先生を講師として、映画「アレクサンドル・ネフスキー」を読み解く…みたいなテーマでのレクチャーがあることを知って、エイゼンシュテイン・シネクラブの例会に参加した。
シネクラブの存在は、それ以前から何となく知っていたのだが、確かボリス・バルネットの「ノヴゴロドの人々」の上映とか、他でなかなかやらなそうな企画をしていて、興味を持っていたものの、ちょっと敷居が高く感じられていたこのシネクラブ。
思い切って参加したのが、この『北の十字軍』のときが初めてだった、というわけで。
以後シネクラブには足繁く通うようになったのだった。
「アレクサンドル・ネフスキー」、難しいこと抜きにして、好きな映画だ。
音楽もいいし。
運動会の追っかけっこみたいな戦闘場面も好き。
そうそう、アレクサンドルと言えば、アレクサンドル・メルケルくん、昨日の(今朝の)対チェゼーナ戦ではフル出場したらしい。
特に得点やアシストはしていないけれど、初のフル出場。
馴染んできているとみていいのかしら。
サーシャ、マラジェッツ!
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