2011年1月30日日曜日

僕はコッカー、ペリメニが大好き

とあるウクライナのサイトに載っていた、ラウシュのインタビュー記事。
http://football.sport.ua/news/115838

以下抄訳(且つかなり大胆に意訳もしています)。

今、ロシアサッカー界で最もホットな話題となっている「ルースキー・ニェーメツ(ロシア・ドイツ人)」で、ミランのブロンド、アレクサンドル・メルケルやニュルンベルクのキャプテンであるアンドレアス・ヴォルフはロシア代表への愛を明らかにしてきた(その愛は今のところ報われていないが)。
一方、ハノーファーの新星、20歳のMFコンスタンチン・ラウシュはこれまでコメントを控えてきた。
(といって、無理に言わせているようでもあるのですが。「ロシア代表入りの希望がある」って。)
ラウシュは恐らくルースキー・ニェーメツの中で最も成功した選手だ。
ハノーファーはブンデスリーガで3位(今は5位に後退してしまいましたが)、ラウシュ自身は19試合に出場。ブンデスでレギュラーを確保している。

-DFだったけれど、今シーズン開幕2試合で2得点でしたね。
「今までのポジションはレフトバックでしたが、現監督にサイドハーフに移されたんです。こっちの方が何となくやりやすいですよ。ユースでもハーフバックとして使われていましたし。」
「2得点3アシストはまあまあですけど、もっと取りたいです」
「センターハーフ、インサイドの経験もあります」

-コンスタンチン・ラウシュ選手の最大のセールス・ポイントは?
「パスやシュートにおいてクレバーなプレイと結構スピードもあること。それに決して諦めないこと。」

-ハノーファーは現在3位ですが、CL出場も照準に入ってきているのでは?
「ハノーヴァーの町ではかなり話題になっていて、目標としてはいるけれど、ヨーロッパ(カップ戦)のことを考えるのはまだ早いと思います」

『よくおじいさんとオビ川に釣りに行った』

-クラブの仲間たちは、あなたがシベリア生まれだということを?
「ええ、皆知っていますよ、僕がシベリャーク(シベリアっ子)だってことを」
「氷点下になると殆どの奴らが文句を言い出す。だから僕は奴らに言ってやるんです、『おい、皆、これが寒いんだって?僕が生まれたところだと、マイナス30℃だって当たり前なんだぜ!』奴らはそれにいろいろ文句を言い返すけど。」

-シベリヤ絡みのあだ名をつけられているのでは?
「コンスタンチンっていう名前は、皆にとって長ったらしいらしくて、短くコッカーって呼ばれています。
僕をそう呼んだのは、最初のクラスのある友達なんです。
コッカーっていうのは、コッカー・スパニエルからきているんです。
僕はああいう犬を思わせるってさ」(笑)
(うーむ、ラウシュくん、似ていますかね?まあ、私見ではドイツ人ってなんか犬っぽい感じはしないでもないけど。)

-なぜコースチャ(ロシア語でのコンスタンチンの最も一般的な略称)は根づかなかったのでしょうね?
「僕をそう呼んでいるのは両親かロシアの友人たちだけです。
ドイツ人たちにはコッカーと呼ばれています」

-あなたはシベリアのコジェヴニスコヴォ村で生まれました。そこは人口8000人程です。そしてヨーロッパで成功することができた。正にハリウッドストーリーですね。
「僕はよくそのことを考えてみます。たぶん僕はとても運が良かったのです。僕はチャンスをものにすることができたけれど、それはシベリアに住んでいる人には夢見ることさえできないことだったのです。
5歳のときに僕の家族はドイツに移住して、僕は優秀なトレーナーの下でサッカーをする可能性を持つことができました。僕はなんて幸運だったでしょう!」

-移住するまで、あなたはスキーとスケートばかりの生活をしていたのですか?
「僕の両親が言うには、僕は2歳でもうよくボール遊びをしていて、3-4歳のときには近所中でボールを追っていたそうです。僕は記憶にないんですけど。」

-故郷のコジェヴニスコヴォでの一番の思い出は?
「おじいさんと弟(あるいは兄さん)とオビ川に魚釣りに行ったことです。
釣りにはほんとによく行きましたよ!あと、オビ川で橇やスケートをしたこと。」

-ドイツでも釣りはしているんでしょう?
「確かにドイツでも祖父と兄とで釣りに出掛けることはありますが、出かけられることは少なくなりました。兄には仕事が、僕にはトレーニングがあって。だから休暇のときにね。

-最後にロシアに行ったのはいつですか?
「13歳の時、コジェヴニスコヴォに行きました。また魚釣りをしました。最高だったな。」

-誰か肉親がまだトムスク州に残っているのですか?
「誰かはいるんだろうけれど、近しい人たちはみんなハノーファー近辺かベルリンに住んでいます。」
(まだ続きます。ペリメニの話がまだ出てこない。)

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