2011年7月31日日曜日

日曜の午後

ユーロスペースのソクーロフ特集。
全部観たことあるからなあ、と結局「エルミタージュ幻想」を今日観ただけ、に終わりそう。
今回はうとうともせず、全編しっかり観られた。
さすがにどこを撮っているのかもだいたいわかるようになったし。
でも、ソクーロフがこの映画で何を言いたかったかはよくわかりません!
「日陽はしづかに発酵し…」も、もう一回観たらいろいろ再発見があっただろうけれど、今となっては無理な日程(24日に観るべきだった)。

アップリンクの「100年のロシアPartⅡ」の上映予定作品が掲載されたチラシを、ユーロでピックアップ。
全部観たことあると判明。
「オデッサ・コスモス」に載せます。

トルコ映画「ミルク」
ここで終わるかああああああ。
何かソクーロフっぽいよ。
いつの間にか耐性ができている私。
制作順で「卵」→「ミルク」→「蜂蜜」だが、主人公ユスフの成長順に「蜂蜜」→「ミルク」(→「卵」予定)と観る。
「卵」を観ないと完結しないが、「蜂蜜」から「ミルク」がキャスト総入れ替えで住んでいる場所も変わっているし、実は繋がりが乏しいものなので、「ミルク」の中で???だったこと、あの人とはその後どうなる?と気になる点が「卵」の中で描かれているようには思えない。
主人公の書く詩がどんなものなのかは知りたい。

信じ難いことにもう8月だ。

ウズベクのブラジルへの道

В пятницу в Рио-де-Жанейро проходит жеребьевка отборочного турнира Чемпионата мира-2014.
金曜日リオデジャネイロで2014年ワールドカップ予選組み合わせ抽選会が行われた。

АЗИЯ. 3-й отборочный раунд.
アジア予選3回戦

Группа А: Китай, Иордания, Ирак, Сингапур
Группа В: Южная Корея, Кувейт, ОАЭ, Ливан
Группа С: Япония, Узбекистан, Сирия, КНДР
Группа D: Австралия, Саудовская Аравия, Оман, Таиланд
Группа Е: Иран, Катар, Бахрейн, Индонезия

Дальше борьбу продолжат только 2 команды-победительницы групп, тем самым формируя две группы по пять команд. Две команды-победительницы этих групп получат прямые путевки на чемпионат мира. Команды, занявшие 3-е место, оспорят это право вначале между собой, а потом с командой из КОНКАКАФ.
ウズベキスタンはグループC。
同組には日本、シリア、北朝鮮が入りました。

ウズベキスタンサッカー協会:まだ更新されていません。
イランはグループE。
カタール、バーレーン、インドネシアと同組です。
このところいつも西アジアの国と同じグループになることが多いように感じます。

2014年ワールドカップ予選組み合わせ

ポルトガルには大差で負けましたね。
2006年の予選の時。
「ワイルド・ワイルド・ビーチ」は、その試合の中継を浜辺で聴いているシーンがあり、案の定(私は結果を知っているので「案の定」と書いてしまう)暗ーーーい雰囲気に包まれてしまう。
勝った試合で映画を作ってちょうだい!「オフサイド・ガールズ」みたいに。
イスラエルはユーロ2008予選のとき、アウェイで負けたのでは?
パヴリュチェンコがイングランド戦で活躍し、何より最終戦でクロアチアがイングランドに快勝して、劇的に2位に滑り込めたのだけれど、イスラエル戦を落とした時には…ああ、思い出したくない!
 
Португалия, Израиль, Северная Ирландия, Азербайджан и Люксембург стали соперниками сборной России в отборочном турнире ЧМ-2014.

В пятницу в Рио-де-Жанейро прошла жеребьевка отборочного турнирна чемпионата мира-2014.

金曜日、リオデジャネイロで2014年ワールドカップ予選の組合せ抽選が行われた。

Сборная России попала в группу F и ее соперниками стали сборные Португалии, Израиля, Северной Ирландии, Азербайджана и Люксембурга.

ロシア代表はグループFで、同グループにはポルトガル、イスラエル、北アイルランド、アゼルバイジャン、ルクセンブルクが入った。

2011-07-31 00:02:37


Жеребьевка отборочного раунда чемпионата мира-2014. Европа.

 
В пятницу в Рио-де-Жанейро прошла жеребьевка отборочного турнира Чемпионата мира-2014.

ЕВРОПА.

Группа А: Хорватия, Сербии, Бельгия, Шотландия, Македония, Уэльс
Группа В: Италия, Дании, Чехия, Болгария, Армения, Мальта
Группа С: Германия, Швеции, Ирландия, Австрия, Фарерские острова, КазахстанГруппа D: Нидерланды, Турции, Венгрия, Румыния, Эстония, Андорра
Группа Е: Норвегия, Словении, Швейцария, Албания, Кипр, Исландия
Группа F: Португалия, Россия, Израиль, Сев. Ирландия, Азербайджан, Люксембург
Группа G: Греция, Словакии, Босния и Герцеговина, Литва, Латвия, Лихтенштейн
Группа H: Англия, Черногории, Украина, Польша, Молдавия, Сан-Марино
Группа I: Испания, Франции, Белоруссия, Грузия, Финляндия

9 победителей группа получат путевки на чемпионат мира. 8 команд, занявших второе место, сыграют матчи плей-офф за 4 оставшихся путевки.
2011-07-31 00:04:45

2011年7月30日土曜日

聞いている音楽

持ち歩いているiPodに入れているのは
*From Russia With Songs(ロシア語)
*Jukebox-Music in The Films of Aki Kaurismaki(英語・フィンランド語)
*No One Knows About Persian Cats(英語・ペルシャ語)
*Rebelove(チェコ語・英語)
*Нос「ゴーゴリの『鼻』を読む」(ロシア語)
*カルパチアのミューズたち(ルーマニア語)
*つかれた太陽(岸本力)(ロシア語)
*モスクワオペレッタ劇場(ロシア語)
*チェブラーシカ(「ヤー・チェブラーシカ」「誕生日の歌」「青い列車」等)(ロシア語)
*リピーティングで学ぶロシア語(ロシア語)

歌えるのは数少ない…。

最初はスメタナやリムスキー=コルサココフの曲も入れていたけれど、クラシックをiPodで聴くのはばかばかしい気がして止めました。

2011年7月29日金曜日

星たちに

「黄色い星の子供たち」

これまでフランスは、ユダヤ人迫害などはフランスを占領していたドイツがやったこと、フランス人はレジスタンスをしていたんだ、というスタンスだった。
が、勿論そういう人(レジスタンスをした人、それに協力した人)は少なからずいたのだけれど、そうではない人たちも普通にたくさんいたのだ、ということに正面から向き合うようになったのは、そう昔のことではない。

ユダヤ弾圧を子供の視点で描く映画。
フランスに限らず挙げていけば、
「コルチャック先生」「さよなら子供たち」「サンドイッチの年」「小さな赤いビー玉」「鯨の中のジョナ」「ふたりのトスカーナ」「僕を愛した二つの国 ヨーロッパ・ヨーロッパ」「リユニオン 再会」「灰の記憶」「縞模様のパジャマの少年」、酷い駄作だったが「ライフ・イズ・ビューティフル」等々。

これらと比べると、この映画の子どもたちは、個性が弱いというか印象が薄い。
あんまり悪ガキじゃなくて。
絶滅収容所、ガス室へと運ばれる列車の中に積み込まれるに際しても、子どものいたいけな可愛らしさを強調するという演出ではなかった。
でも、シモンくんがヴォロージャ・ブィストロフ風で好きでしたよ。

それでもこの映画は、「フランス人は、そんな中でもユダヤ人をかばったのですよ」とすごく強調したいようにも見えた。
何とか逃がそうとする人、アパート管理人の女性、情報を漏らす警官、水を恵み手紙を預かる消防士たち。
隣人たちの窮地に際し、良心を貫く人、我関せずの人、そして卑怯者。
その差はほんのちょっとなのだ。
思いやる勇気―ユダヤ人をホロコーストから救った人びと』によれば。

2011年7月28日木曜日

なぜ日本人はロシア文学を好むのか?

『ジャポニズムのロシア 知られざる日露文化関係史』

日本人でもこんなこと深く考えていないんじゃない?というようなことを真面目に研究していらっしゃる、若きロシア人日本文化研究者。
(1968年生まれ)
後半の仏教と神道の研究については、個人的にあまり関心が持てなかったので、ロシアにおけるジャポニズムについての考察、それに言い古されているテーマではあるが表題の「なぜ日本人はロシア文学を好むのか?」について、ロシア人はこんな風に観ているのか、といろいろ感心しながら読めた。

日本人が好むロシア文学者は
*イヴァン・トゥルゲーネフ
*レフ・トルストイ
*フョードル・ドストエフスキー
*アントン・チェーホフ
である。

で、まあトゥルゲーネフやレフ・トルストイやドストエフスキーについては、それなりに理由づけされていて、それが納得できるものかどうかはともかく、そうかそうかと読み流していったのだが、チェーホフに関しては
「筆者にはちょっと理解しにくい」
「日本人がなぜチェーホフが好きなのか?劇作を別にしては筆者には答えられない。」
と、相当突き放した、冷めた見解である。
結局この人自身がチェーホフを好きになれないから、チェーホフが好きな人のことを理解できないということではないかな、と私には解されるが。

おりしも『R25』という、いわば東スポを雑誌にしたような、今までも殆ど情報としては得るところの少なかったフリーペーパーを、今日霞が関の駅で入手(表紙にスパス・ナ・クラヴィかポクロフスキー大聖堂らしきものが描かれているのを見かけたので手に取った)。
「まるごと1冊ロシア連邦特集号」とのこと。

中身はそれなりに薄いです。
上述したとおり東スポっぽいフリーペーパーなので。
特にスポーツのところ(17-18ページ)とか。
全然「トリビア」じゃない7ページの「『罪と罰』『戦争と平和』etc.なぜロシア文学は長い作品ばかりなのか?」とか。
これにはすごくがっかりですね。
長い作品「ばかり」ではないことは、代表作として『かもめ』『初恋』などもそこに挙げられていることからわかるだろうに。
長い作品もあるし、中くらいのもあるし、短いのもある。
一ページにも満たない掌編もある。
それに長い作品があるのはロシア文学だけではなくてフランスもアメリカも日本も(埴谷雄高とかさ)そうでしょ。
米原万里説によれば「長編作家は醜男で短編作家はハンサム」。
(ロシアの作家ではないですが、スタンダールはすっごく不細工だったがゆえに、自作の中では美男主人公を登場させています。)
チェーホフ(短編作家)は、美男だったかどうかは現代の感覚と比較してもどうしようもないところがあるだろうけれど、かっこよくてモテモテだった。
それはそうだろう、と私も思う。
湯浅芳子は「チェーホフみたいな人じゃない限り」と憧れの基準をものすごく高いレベルにおいてしまっていたそうで。
それもわかる。
かっこいいというのは顔かたちのことではない。
言うことがまず、かっこよかったに違いない。
言うことだけがかっこいい、で終わってしまうと『ワーニャ伯父さん』のセレブリャコフ先生みたいになってしまうが、チェーホフは実行も伴う人であり、医療に教育活動にその身を捧げる人だったのだから。

日本の、特にクリスチャンはレフ・トルストイとドストエフスキーが大好きな人が多い。
というか、ロシア文学のイメージはそれしかないという人が殆ど。
そりゃ文句なく文豪だし、巨匠だし、すばらしい作品をありがとう、なのだけれど。

R25の28-29ページのブックレビューは、上記「トリビア」によるロシア文学作品の紹介が低レベルに終わっているのとうって変わって、わりとまとも。
*『巨匠とマルガリータ』
 そうだった。昨日だったか書いた「ヒロインがなかなか登場しないロシア小説」に、これも加えなきゃ。
 私が物心ついたころ、ロシア演劇と言えばブルガーコフ・ブルガーコフ・ブルガーコフという状態になっていて、子ども心に「ブルガーコフって何かおどろおどろしいのだろうか?」と想像をたくましくしていたのだけれど、読んでみたら割とくだらないダジャレや殆どナンセンスなギャグや未成年者を充分困惑させるようなエログロが混じっていて、いやーすばらしかったですね。ロシアの高校生ってこんなの読むの?!何とまあ…、でありました。好きです、ブルガーコフ。
一番好きなのはベゲモートが市電に無賃乗車するところ。
*『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』
 リッツァがすてきだ。彼女が幸せになってくれていてほっとする。
 男子同級生編を書かれる前に逝ってしまわれたのは残念でならない。
*『イワン・イリッチの死』
 レフ・ニコラエヴィチ、あなた、死んだことあったんですか?というくらい、迫真の臨死シーンが、『セヴァストーポリ』でも、『戦争と平和』でも、『アンナ・カレーニナ』でもあるのだけれど、死そのものが前面に出ていることで、これには参りましたというほかはないです。
*『幻のロシア絵本1920-30年代』
 ロシア絵本と言うよりソヴィエト絵本。ただ革命の熱気、アヴァンギャルドっていずれにしろ瞬間風速無限大なものなので、粛清の有無に関わらずそんなに長くは持たなかったのでは。
*『図説ロシアの歴史』
 極端から極端へ。ふり幅がいつも大きい、大きすぎるのがロシアなのです。
*『やってくれるね、ロシア人 不思議ワールドとのつきあい方』
 たくましいロシア人、たくましい亀山さん。おもろうてやがてかなしき。

なぜ日本人はロシア文学を好むのか?
さあね。
だいたい、ほんとに好んでいる?

昔の記憶 本郷赤門前

一番古い記憶のうちの一つだと思われるのが、本郷の祖父母を訪ねたときに、階段から滑り落ちたこと。
祖父母が住んでいたのは泉館(または泉屋)という、木造3階建ての共同住宅の2階、6畳一間の部屋。
階段から落ちて痛かったのだろうが、残っているのは痛さの記憶ではなく、塗ってもらった薬の匂い。
膏薬だったのだろう。でも匂いはメンソレータムみたいだった。
そのあとどこかに出掛けた。
珍しいことにタクシーに乗った。
(当時我が家は貧しかったので、タクシーに乗るなんて滅多にないことだった。私が階段から落ちたことで「どこか」へ行くのに時間が押し迫ってしまったのだろうか?)
タクシーの中はタクシー独特の匂い、それにメンソレータムみたいな塗られた薬の匂い。
変な匂いが充満して不快!…という記憶なのだ。

この泉館は、明治時代に建てられた古ーい「下宿屋」で、階段は昇り降りの際、ぎしぎし音をたてていた。
祖父との思い出はこの泉館でのものが殆ど(これについてはそのうち書くことがあるかもしれない)。
もうとっくの昔に取り壊された、という話だ。
数年前、ロシアのレース編み展が本郷のギャラリーで行われた際に、泉館があったであろう辺りを母が観たいと願うので訪ねてみたが、すでに2代くらい入れ替わっているのではないかと思うほど、すっかり変わっていて痕跡すらない。

泉館のような雰囲気を湛えた建物と言ったら、かの有名な本郷館しか残っていないのだ。

が。
その本郷館も、とうとう「歴史に幕」だそうだ。

本郷館:東大近くの下宿、歴史に幕 築106年、来月1日解体へ

6月に最後の住人が退去、8月1日(4日後!)から解体作業が始まってしまう。
保存を求める署名運動が展開され、日本建築家協会の支部も要望を区に出して、区も文化財指定を考えていたのだが、所有者の意向を翻すことはできなかったということなのだ。

国立駅の旧駅舎もそうだったけれど、「えーーー、取り壊し??どうして?保存して欲しい!」と、大変残念な思いがするわけです。
維持するのはそりゃ大変だろうけれど、区に寄贈あるいは区が買い取り→保存という形にはできなかったのか。

私の高祖父(祖父の祖父)の生家は、文化財登録されて市が管理してくれている。
叔祖母の話だと、文化財の保存にわりと熱心な土地柄なのが幸いしたからで、もし合併の時に隣の市に入っていたなら文化財指定されることもなく取り壊されちゃったかも、とか。

泉館:文京区本郷6-13 東大赤門前にありました。
文京区はノリノリだったように、記事からは読めるが…お金を出す気はなかったのか?

2011年7月27日水曜日

再びパーヴァ

さすがに最下位が続くとまずいとでも上の方の人たちが思ったのでしょうか。
クルィリヤは選手補強に乗り出し、特にこの2,3日でぱぱっと下三人様の署名にこぎつけました。

Огнен Короман  Сербия Црвена Звезда (Сербия)
Димитар Макриев  Болгария Ашдод (Израиль)
Виктор Генев Болгария Славия (Болгария)
Сергей Веремко  Беларусь Севастополь (Украина)

Роман Воробьев  Россия Краснодар (Краснодар)
Сергей Петров  Россия Зенит (Санкт-Петербург)
Павел Яковлев  Россия Спартак (Москва)

というわけで、パーヴェル・ヤコヴレフが再びスパルタークからローン移籍。
昨年は12試合で4ゴールだったかな。

セルビアと言えば

クストリッツァ。

あの「アンダーグラウンド」が15年ぶりに帰ってくる。
デジタルリマスター版。
9/24(土)- シアターN

やっぱりDVD入手不可なのか。

果たして「アンダーグラウンド」はクストリッツァの最高傑作だろうか?
まあね。
最高傑作だと思う。
「アンダーグラウンド」以降のクストリッツァでいえば確実に。

コメントなし

8月10日対セルビア戦にアドフォカートが呼んだ19人

вратари Игорь Акинфеев (ЦСКА), Вячеслав Малафеев ("Зенит"); защитники Александр Анюков ("Зенит"), Алексей Березуцкий, Василий Березуцкий, Сергей Игнашевич (все – ЦСКА), Юрий Жирков ("Челси", Англия), Роман Шишкин ("Локомотив"); полузащитники Динияр Билялетдинов ("Эвертон", Англия), Денис Глушаков, Дмитрий Торбинский (оба – "Локомотив"), Игорь Денисов, Константин Зырянов (оба – "Зенит"), Алан Дзагоев (ЦСКА), Игорь Семшов ("Динамо"); нападающие Андрей Аршавин ("Арсенал", Англия), Александр Кержаков ("Зенит"), Роман Павлюченко ("Тоттенхэм", Англия), Павел Погребняк ("Штутгарт", Германия).

頭使わない人だなあとつくづく。

2011年7月26日火曜日

ゼニットのオフィシャルショップ

①スポルチーヴナヤ駅:ペトロフスキー・スタジアム
10:00-20:00

②チョールナヤ・レーチカ駅
11:00-21:00

③ネフスキー・プロスペクト駅:
・ボリショイ=ゴスチヌィ=ドヴォール向かい、ネコの像のところのあれ。
10:00-22:00

④センナヤ・プローシャチ駅:
ТРК "ПИК"10:00-22:00
センナヤ広場駅近くの大きな商業施設(映画館やスポーツ・バーなんかも入っている)の3階。
売り場は小さいみたいだ。
http://www.tk-pik.ru/plan.html

⑤モスコフスカヤ駅:プルコヴォ空港1,2
プルコヴォ1 8:00-23:00
プルコヴォ2  8:00-21:00

空港の売店以外、朝はあんまり早くない。

2011年7月25日月曜日

99,100,101

おめでとう、セーニャ。
СЕМШОВ ОТКРЫЛ СЧЕТ ВТОРОЙ СОТНЕ ГОЛОВ.
Ну вот и юбилейчик. Игорь Семшов так много говорил о том, что хочет как можно скорее забить сто мячей в карьере, что нельзя его не поздравить с этим достижением.

苦労人セムショフ。
ロシアカップで得点し、それが通算99点目。
そして昨夜の第17節対ロストフ戦、11分に先制ゴール。
これが100号のメモリアルゴール。
おまけに76分にも2点目。101ゴール。
試合は0-2でディナモの勝ち。

カリャカは先のロシアカップで途中出場ながら2点とり、この試合は久々の先発、且つフル出場でしたが、得点はしませんでした。
あと2点…。

スポルト・エクスプレス紙認定クラブ100の面々
数字は左から、ロシア/ソ連リーグ戦・国内カップ戦・A代表戦・ヨーロッパカップ戦・国外リーグ及びカップ戦・通算。
1. Олег Веретенников Завершил карьеру  143 27 0 17 20 207
  オレグ・ヴェレチェンニコフ(引退)
2. Александр Кержаков Зенит  104 19 17 24 8 172
  アレクサンドル・ケルジャコフ(ゼニット)
3. Сергей Родионов Завершил карьеру  124 9 8 22 1 164
  セルゲイ・ロジオノフ(引退)
4. Александр Мостовой Завершил карьеру  34 9 13 25 82 163
  アレクサンドル・モストヴォイ(引退)
5. Роман Павлюченко Тоттенхэм Хотспур  83 7 19 18 34 161
  ロマン・パヴュリュチェンコ(トッテナム・ホットスパー)
6. Владимир Бесчастных Завершил карьеру  60 9 26 7 52 154
  ウラジーミル・ベシャスヌィフ(引退)
7. Дмитрий Лоськов Локомотив М  119 13 2 17 0 151
  ドミトリー・ロシコフ(ロコモチフ・モスクワ)
8. Федор Черенков Завершил карьеру  95 19 20 15 0 149
  フョードル・チェレンコフ(引退)
9. Андрей Тихонов Спартак М  98 15 1 18 13 145
  アンドレイ・チホノフ(スパルターク・モスクワ)
10 Юрий Гаврилов Завершил карьеру  97 13 15 18 2 145
   ユーリー・ガヴリロフ(引退)
11 Валерий Карпин Завершил карьеру  28 6 17 21 71 143
   ヴァレリー・カルピン(引退)
12 Дмитрий Кириченко Ростов  121 10 4 7 0 142
   ドミトリー・キリチェンコ(ロストフ)
13 Сергей Андреев Завершил карьеру  90 13 18 2 12 135
   セルゲイ・アンドレエフ(引退)
14 Сергей Семак Зенит  95 16 4 8 1 124
   セルゲイ・セマク(ゼニット・サンクト=ペテルブルグ)
15 Олег Саленко Завершил карьеру  31 17 6 7 60 121
   オレグ・サレンコ(引退)
16 Игорь Колыванов Завершил карьеру  42 5 15 7 51 120
   イーゴリ・コルィヴァノフ(引退)
17 Егор Титов Завершил карьеру  87 4 7 15 6 119
   エゴール・チトフ(引退)
18 Андрей Аршавин Арсенал  51 5 16 20 23 115
   アンドレイ・アルシャーヴィン(アーセナル)
19 Дмитрий Сычев Локомотив М  79 9 15 5 6 114
   ドミトリー・スィチョフ(ロコモチフ・モスクワ)
20 Олег Терехин Завершил карьеру  84 18 0 8 0 110
   オレグ・テレヒン(引退)
21 Александр Бородюк Завершил карьеру  67 15 5 5 15 107
   アレクサンドル・ボロジュク(引退)
22 Андрей Федьков Завершил карьеру  38 15 0 3 48 104
   アンドレイ・フェリコフ(引退)
23 Игорь Симутенков Завершил карьеру  44 7 9 5 38 103
   イーゴリ・シムチェンコフ(引退)
24 Валерий Есипов Завершил карьеру  88 13 0 1 1 103
   ヴァレリー・エシポフ(引退)
25 Игорь Семшов Динамо М  88 6 2 5 0 101
   イーゴリ・セムショフ(ディナモ・モスクワ)
26 Андрей Канчельскис Завершил карьеру  8 4 8 4 77 101
   アンドレイ・カンチェリスキス(引退)

Кандидаты в "клуб 100"
クラブ100候補生たち
Андрей Каряка Динамо М  67 9 6 2 14 98
  アンドレイ・カリャカ(ディナモ・モスクワ)
Павел Погребняк Штутгарт  41 6 7 21 17 92
  パーヴェル・ポブレブニャク(シュトゥットガルト)
Дмитрий Булыкин АДО Ден Хаг  40 6 7 10 27 90
  ドミトリー・ブルィキン(ADOデン=ハーグ)

3人ともがんばれ。

2011年7月24日日曜日

宝の山

数年前にラピュタ阿佐ヶ谷で上映したロシア共和国連邦の民話アニメーションシリーズ「宝の山」
ГОРА САМОЦВЕТОВ
あれはよかった!
昨夜のお食事の席で「あのシリーズをもっと観たい!」と話した。
パイロットスタジオの主導していた方が急死された、というショッキングな話も最近耳に入れていたが…。
チェブのプロデューサーの方:「でしょ?!あれ、いいでしょ!!買おうとしたんですよ」
…でも、あちらの言い値がものすごく高かったそうです。
さもありなん。
おばかなロシア資本主義社会。
適正な価格というものを知ってくださいよ。
法外な値をふっかけたら、結局売れず、儲けることもできないんだよね。
てなわけで、「宝の山」は未だロシア国内で持ち腐れ状態のようです。
残念無念。
50作くらいはできているそうです。
いつか、いつかは必ず。
長生きし待っていよう。

言うまでもなく、ロシアとの交渉はとても大変そうだ。
常に相手を騙そうとし、正当な反論をしても全く受け付けないアメリカよりはずっとまし!とその場にいた皆さんは口を揃えていたけれど。
誠意を尽くし、わかりあえれば、ロシアはよい連中なのだと。
最近のロシアカップ冠スポンサーのことはその場では口にしなかったけれど、ちょっと信じ難い。
信じたい気持は山々だけれど。

チェブの会

貴重なお話をうかがくことができたうえに、ごちそうまでしていただいた。
スパシーバ!



こちらはロシアの幼稚園児たちがつくったチェブラーシカとゲーナ。
通訳のKさんからチェブコレクターのFさんへ進呈されました。

お話については明日にでも(たぶん)。
おやすみなさい。

2011年7月23日土曜日

主にベラルーシ情報

小ネタいくつか。

★トミ・トムスクだけでなく、ルチ=エネルギヤ・ウラジオストクも日本のサッカー少年たちを招待
 ルチ=エネルギヤ96対アルビレックス新潟の親善試合が行われました。
 http://vladnews.ru/2011/07/21/46724.html
 なんで、из Ниигато (ニイガトから)なんだ?
 近いのですから、新潟という地名くらい覚えてください!ウラジオストクの記者の方

 http://sportprimorye.ru/prim_sport/print:page,1,11182-futbolisty-lucha-yenergiya-96-proigrali-yaponskim-sverstnikam-iz-niigato.html
 こちらは大丈夫。

 これは、新潟市とウラジオストクの姉妹都市締結20周年記念の交流行事です。
 新潟市から市長、市議会議長、経済界の面々(主に観光業)、それに少年サッカーチームのメンバーとそのトレーナー、約50人がウラジオストクを訪問しました。

 ウラジオストクからもサッカー少年が新潟にやってくるでしょうか?

★クルィリヤにベラルーシ人GKセルゲイ・ベレムコが加入
 昨シーズンウクライナリーグのFKセヴァストーポリ(一部降格)でプレイ。

★ゼニット公式より。
 新加入のドメニコ・クリシトがイタリア代表に選出、ユーリー・ジェヴノフとセルゲイ・コルニレンコがベラルーシ代表に選出。
 8月7日の親善試合。
イタリアはイタリア戦(@バーリ)、ベラルーシはブルガリア戦(@ミンスク)。
http://football.kulichki.net/rusnews/news.htm?152469
 ベラルーシ代表は他に誰が?
 

低開発の記憶・ロシア編

ヒロインがなかなか出てこない。
ナボコフの『ロリータ』がその典型だろうが、ゴンチャロフの『断崖』でも、ヴェーラが登場するのはストーリーも半ばにさしかかった頃。

それまでに主人公ボリス・ライスキーの情熱遍歴(←恋愛遍歴ではない)として、ナターリヤ、ソーフィア、マルフィンカ。
型にはまった筆致が長々と続く。

ライスキーがあほっぽくて笑える。
芸術家気どり。
ちょっぴり才能はあれど努力は嫌なので何事も中途半端で終わる。
そのくせ惹かれた女性を指導してあげたくなる。
あれですね、『低開発の記憶』。
でもゴンチャロフの地が出ているようで微笑ましくもあるんだ。
ライスキーが書いたという小説が冗長で実に面白くなくて、ここまですごいと笑えます。
『断崖』自体がそうなので、ゴンチャロフはむしろ開き直ってしまっているのですね。
潔くてよろしい。
登場人物は変人と言うのではなくて、ゴンチャロフの書き方が変。

あるいは訳がもはや時代にあっていないのかもしれません。
クラシカルで味がある、ともとれるのですが、タチヤーナ・マルコヴナが孫ヴェーラに辛い告白をし、赦しをこう場面、ヴェーラ曰く
「お祖母さん」…「あんたは私を赦してくれたのね、…だけど私がどんなにあんたを愛しているのか、分かってくれるの」云々。
(ここでヴェーラはタチヤーナ・マルコヴナに対してвыからтыに呼び方を変えるのであるが。)
しかし。

祖母に向かって孫が「あんた」はないでしょう。
ありえない。いくら親しくても。
ちなみこの井上訳では、タチヤーナ・マルコヴナ(祖母)はヴェーラ(孫)に対して「お前」と言う。
うちでは家族間(夫婦兄弟間)で「お前」は決して使わず、私自身両親や祖父母から「お前」と呼ばれたことはない(「あんた」もない)ので、タチヤーナ・マルコヴナの「お前」は違和感はあるのですが、家庭によっては親しみをこめて「お前」と呼ぶとのこと。
だからこれは仕方ないのでしょう。
それでも、言いませんよね、お祖母さんを「あんた」とは?
だいたい日本語では上の人に向かって二人称代名詞を使いませんね。

『断崖』、退屈だけどおもしろい。
でも、長ーい!(全5巻)
登場人物はだいたい型にはまっていて行動が予測できます。
落語か狂言を観ているような小説。
それにしては長いけれど。

ゴンチャロフはこの手の小説を長々と時々書いていたのでした。

古典

『38人の沈黙する目撃者 キティ・ジェノヴィーズ事件の真相』

社会心理学の教科書には必ず載っている教科書的な著作、だそうだ。
確かに聞いたことがあるようなエピソードだ。
法社会学?
もっと倫理的な領域か。
意外にコンパクト(序文が長い)。

これまでの人生を振り返ってみて、自分がリスクを冒さずに助けることができるのに、必死で助けを求めている人たちから逃げたことがなかったろうか?正直に自問すれば、あったと思う。

これが著者がこの著書をなした原点であった。
という、あっという間に読める本です。

2011年7月21日木曜日

チェルシー インチェレスーエッツァ アラーノム

チェルシーがアランに食指

Гатагов интересен Челси и Тоттенхэму:The People
(ガタゴフはチェルシーとトッテナムの関心を引いている)

«Челси» интересуется Аланом Гатаговым
(チェルシーはアラン・ガタゴフに関心を寄せている)

チェルシーのファンは「誰それ?」みたいな反応のようです。

http://allsport-news.com/news.php?readmore=19713
http://www.yu-sakh.ru/football/mainnews/-chelsi-interesuetsja-alanom-gatagovym.html
http://www.inoprosport.ru/football/8273-fany-chelsi-familiya-gatagov-skoree-podoshla-by-russkomu-kosmonavtu.html

世の中には「移籍ネタ」がとっても好きな人たちがいて、昨日までロシアプレミアリーグは一か月ほどのリーグ中断期間、つまり「夏休み」で、他のヨーロッパの多くのリーグも、5-6月にシーズンが終わって8月ごろシーズンが明ける、その合間にあって、そういう話題で盛り上がる時期ではあるのです。

ロシアリーグはそんなに大きな動きは見せていません。
(というか、私がそんなに関心を持っていない。)

サーカス、サーカス

初めてモスクワに行くことになった時、サーカスか民俗舞踊を観るプログラムがあると言われて、
「サーカスがいいです、サーカスが観たい!」
と主張。
「行ってみないと、どちらのチケットがとれるかわからないのですが」
と言われてもなお、
「サーカスが観たいです」
と言った覚えが。
(結局サーカスを観ることができた。)


幾度となく観たサーカス。
親に連れられて。
祖父母とともに。
アルバイト先の先輩が誘ってくれて。
友達と。
クラスメイトと。
ロシアでも観た(上のチケットと写真は1994年のモスクワで観たサーカス)。

さて、最近のボリショイサーカスはいわゆるご招待券。
結構いい席が割り当てられる。
今日も正面アリーナ席の一列目。
お隣はお子様たちだった。
今年はチェブラーシカが応援団長を辞任している?!
チェブの力を借りないでも、ミーシャとマーシャで集客できるようになったか。

あんまり可愛いと思えない、日本のボリショイサーカスの熊キャラ(ミーシャ&マーシャ)猫キャラ・犬キャラ・馬キャラですが、出演する動物たちは可愛いし賢いです。


馬キャラと犬キャラ

猫キャラ


ほんとに賢いのは一部なのかもしれなけど、ちゃんと出番まで座って待っているのからして偉いね。

今日は涼しかったので入場するまで代々木体育館前で待っている間(『断崖』を読んでいた)も、例年のようにくらくらするほど暑い!というのではなくて、助かりました。

昨年とプログラムにそうそう違いはなく、特に動物たちの技はほぼ一緒でした。

縄跳びアクトは、雰囲気レトロオデッサ。
昨年はユニホームっぽい衣装の男性もいましたが、今年はよりグランジ系の衣装に。
いいなあ、オデッサファンとしては。
でも、あくまでレトロオデッサです。
こんな感じで。


註:現在のオデッサボーイたちはずっとモダンです。

今でも、海岸で若者たちがこういう風に戯れていそうな感じは大いにありますが。
回転技をやっても帽子が脱げないのが不思議。
同じグループで、シーソー・アクロバット。
コサック風?の裾に美しい花模様のついた衣装(男性たち)。
跳んで回転して着地する人たちが脚光を浴びる。
でも大変なのは跳ばしたり受け止めたりする力技担当の人たちですよね。

特筆すべきはジャグラーのパーヴェル・ルジーロ。
初めて観るのでは?
全くはらはらさせることなく、簡単そうにさばいていた。
シンプルにボールだけ。
あんまり見事に落ち着いて演じているので、ずっと顔(ハンサムだった。フィギュアスケーターにいそうな雰囲気)を観ていてよさそうだったもの。
ボリショイのジャグラーは美男を選ぶことになっているのだろうか?
数年前のジャグラーは、母が「すごいイケメン!」と感心していた(観たのはプレ企画であり、舞台サーカスだったので、とても近い位置から観られたのだった。よって顔はばっちりと観ることができた。)が、そのときの人はどうみてもロシア人ではない、スラヴ人でもない、ヨーロッパ人でもないように見え、ブラジル?いや、マイケル・ジャクソンがものすごく白くなる前というか、…まあ確かにイケメンといえばイケメンなのであろうと。あのときは親孝行できてよかったとほっとした。
今回のパーヴェルさんはウクライナあたりでしょうかね。
是非来年以降もおいでください。

最後のジギトは、やっぱり最高!
コサック風に決めていることが多いけれど、昨年は珍しくロマっぽくやっていました。
今年のは最初の音楽がポーレシュカ・ポーレだったので(歌詞は違うようだった)、まさか赤軍モード?と思いきや、青い軍服姿で登場(女性の衣装はコサックだった)。
ああいう帽子を被っていて、何だかツェスカ・モスクワの選手にいそうな人たちが…。
アルドニンとかイグナとか。
ちょっとわかりにくいか。

疾走する馬たち、唸る鞭の音、アルドニンさんたちは「ヘーイ」「ヘーイ」と掛け声をかけながら、アクロバットを続けます。
発砲したり、剣の舞で火花を散らしたりしながら、最後はやっぱりコサックダンスでした。

恒例の写真撮影。
公演の前・休憩時間・公演後に、熊・犬・馬の前で1000円で記念撮影をするのですが、もし馬と一緒に写りたい方は、公演後に撮ることをお勧めします。
騎手たち(青の軍服を着た)は公演後にしか撮影の場に来てくれません。

トミ・トムスク、被災地の少年たちを招待

トミ・トムスクは、7月23日から2週間の予定で、東日本大震災で被災した地域の少年たち10人をクラブの施設に招待したと公式サイトで述べました。

http://fctomtomsk.ru/news/tom-primet-v-gosti-malenkih-futbolistov-iz-yaponii

トムスクにやってくるのは13歳から16歳までの「将来のサッカー選手たち」で、30日のトミ対テレクの試合観戦、合同練習、トムスク市内観光(観劇・植物園・プラネタリム・サウナ)、地元の少年たちとの交流としてシャシリク(バーベキュー)などが予定されているとのこと。

http://football.kulichki.net/rusnews/news.htm?152103

「キムナミルは韓国籍だけど日本から来たんだよね」
「彼を加えると、ちょうどフィールドにアジア人選手が11人だね」
というコメントの後に、
「何でたったの10人なの?」
という突っ込みも。

"Томь" пригласила в гости юных футболистов из Японии

トミ・トムスクが、日本からサッカー少年たちを招待した

Соккер.Ру // Россия. Премьер-Лига, Чемпионат России, Томь
16.06.2011, 11:35
Источник: ФК "Томь"
Редакция: Сойкин Евгений, Soccer.Ru

"Томь" пригласила в гости в Томск юных футболистов из Японии, из пострадавших в результате случившегося этой весной землетрясения районов, сообщает официальный сайт клуба.

トミ・トムスクは、今年の春に大震災の被害に遭った地域の日本のサッカー少年たちをトムスクに招待した、と公式サイトで発表した。

В течение двух недель десять мальчишек в возрасте от 13 до 16 лет будут жить и тренироваться на базе команды.

13歳以上16歳未満の10人の少年たちがトミのトレーニング施設にやってきて、2週間滞在しトレーニングする。

Кроме того, будущие футболисты посетят домашний матч "Томи".

そのほかに、これら将来のサッカー選手たちはトミのユースの試合に参加する。

http://www.soccer.ru/news/247800.shtml

2011年7月20日水曜日

カウナスの夏

という、サブタイトルで上演したこともありましたね。
劇団銅鑼の「センポ・スギハァラ」

「カウナスの夏」は、94年にリトアニア公演をして、演出の平石さんも当地でいろいろ見聞きし学んで、あれも盛り込まなきゃこれも加えたい、92年の初演舞台をかなり改変してつくったものだった。
このときの演出は、多分に難解なのと、ちょっと騒々しいのと、台詞に品がなかったので、私は初演の舞台の方が好きだったけれど。

2009年からのリニューアル作「再び夏へ」は、「なぜユダヤ人がリトアニアに逃げてきたのか」「どうすれば日本領事館が彼らにビザを発給できるのか」といったことに焦点が当てられているけれど、結局のところ、この作品が訴えているのは、
「そのとき、その場所で、あなたは良心を貫けるか?」
ということに尽きる。

紹介が遅くなってしまってすみません。
もう明日に迫っているのですが、「オデッサ・コスモス」に書きました。

カウナス郊外の収容所「第9要塞」

2011年7月19日火曜日

これですよ

そうそう、ロシアカップを観ていて、ハーフタイムにタイヤのコマーシャルをやっているのだけれど、アニメーションが何だかセンスなく、だいたいブリジストンって言わない、???
そして、試合中スタジアムのどこにもブリジストンの宣伝物が見えないようだけれど、???

そしたら、

冠スポンサー、ブリヂストン一転ピレリに ロシア杯
2011年7月19日18時52分朝日

じゃあ、あの趣味悪いコマーシャルはピレリってメーカーのだったのですね。

これだからなあ。
ロシアサッカー協会、印象悪ーい!
では済まないわけで。
契約を破棄された場合、どうなる?という詰めはしていたのでしょうか。
泣き寝入りはいけません。

2011年7月18日月曜日

記念日

カリャカが2得点し、その記事の訳をしておきたいのだけれど、とても眠い。
疲れて夕方うたた寝をしたのに、いまだ眠気がとれない。
一文だけ訳し終えたら、今日はもう諦めて素直に就寝しましょう。

Семшов и Каряка приблизились к отметке 100 голов за карьеру

観おさめ

暑くてたまらない日でしたので、門番猫は見当たりませんでした。

庭園美術館にはとてもお世話になりました。
最初に訪れたのはルネ・ラリック展だったでしょうか。

*ロシア・アヴァンギャルド展
-ポスター芸術に見る20世紀の視覚革命

2001年2月10日-4月1日

*ソニア・ドローネ展
2002年7月6日-9月8日

*シルクロードの装い-パリコレに花開いた遊牧民の美ー
2004年4月24日(土)-6月20日(日)

*幻のロシア絵本1920-30年代
2004年7月3日(土)-9月5日(日)
これは大傑作だった。宝物。

*舞台芸術の世界 ―ディアギレフのロシアバレエと舞台デザイン  
2007年7月26日(木)―9月17日(月・祝)

*国立エルミタージュ美術館所蔵
エカテリーナ2世の四大ディナーセット
ヨーロッパ磁器に見る宮廷晩餐会 

  2009年4月16日(木)-7月5日(日)

*ロトチェンコ+ステパーノワ ロシア構成主義のまなざし  
  2010年4月24日(土)-6月20日(日)



今回のエルミタージュのガラス製品展(「国立エルミタージュ美術館所蔵皇帝の愛したガラス展」)は、1階はヴェネツィアやドイツ、ボヘミアなどの外国の製品をエカチェリーナ二世やらマリヤ・フョードロヴナ等の大公妃らが買い集めたものが中心で、2階がロシアの国産ガラス製品。
豪華で、金やルビーに模したガラスの色が美しい。
エルミタージュで観たとしたら、他に圧倒されて素通りしたかもしれない。
日本語で丁寧に説明されているのもありがたい。

ただ、置かれている位置が低すぎて、屈まなければいけない個所が数多くあって、工夫がほしかった。

展示品は豪華だけれど、展覧会そのものはコンパクト。

庭園美術館は、この企画展のあと、建物そのものの公開(写真が撮れるのではないかな)する企画があって、11月から長期休館。
さよなら、庭園美術館。

民間に売却されるかもという噂もあって、再び会える日がくるのか心配ではあります。

よかったことと残念なこと、それでもよかった

まずは、なでしこ優勝、マラッツィ!


ロシアカップ1/16ファイナルの結果
Россия. Кубок, 1/16 финала
  
12:00  Луч-Энергия 1-0 Крылья Советов
13:00  Енисей 0-2 Локомотив
15:00  Урал 0-0 5-6 п.  Рубин
15:00  Металлург-Кузб. 0-1 Амкар
16:00  Истра 0-1 Спартак М
17:00  Металлург-Оскол 0-1 Томь
18:00  Шинник 0-1 Волга НН
18:00  Химки 2-3 Зенит
18:00  Мордовия 0-5 Динамо М
19:00  Торпедо Вл 3-0 Спартак Нч
19:00  Динамо Бр 3-1 Кубань 1
19:00  Волга Ул 0-3 Анжи
19:00  Волгарь-Газпром 1-0 ЦСКА
19:00  Жемчужина 1-2 Ростов
19:30  Нижний Новгород 0-2 Терек
20:00  Факел 2-0 Краснодар

プレミアリーグのクラブがいきなり敗退してしまうことも驚くことではないのです。
2年くらい前かしら?
リーグ優勝のルビンをはじめ、ばたばたと負けてしまうのに、呆れたものだったけれど。
今年は順当だった方では?

クルィリヤは延長の終了間際に失点。
ルビンはPKで辛くも逃げ切り。
ヴォルガリ=ガスプロムは88分に歓喜のゴール。
クバンは終盤に得点して、やった!と思いきやロスタイムにPKで同点にされ、延長戦で続けざまに失点。悪夢を観ているかのような敗退。
ナリチクは…ウラジーミルに完敗。
ゼニットも危なっかしかった。GK、ジェヴノフだものね。
ディナモは驚きの圧勝。
しかもカーリャが2点!
4点目と5点目だから、試合を決める得点ではなかったけれど、今シーズンここまで無得点だったのにいきなり1試合で2点、通算100得点にいよいよあと2点となって、今日はそれが嬉しい。
(ディナモでは試合に出さしてもらうことも稀になっていた。)
おめでとう、カーリャ!

これで9月21日に行われる1/8ファイナルの組み合わせは

8F1 Спартак М  -  Волга НН
8F2 Терек   -  Торпедо Вл
8F3 Зенит   -   Динамо Бр
8F4 Динамо М  -  Анжи
8F5 Волгарь-Газпром  -  Факел
8F6 Томь  -  Ростов
8F7 Рубин  -   Амкар
8F8 Локомотив М  -  Луч-Энергия

イランはマダガスカルに勝利。

クルィリヤに関しては残念なので、めでたさも中くらいなり…
いや、やはりカーリャのおかげで、そしてなでしこさんたちの快挙もあって嬉しい気持ちが強い。

97と98と99

カーリャが遂に決めた!
ロシアカップ1/16ファイナル対モルドヴィヤ・サランスク戦。
試合は一方的で、0-3になり、カーリャは77分にサメドフに代わって入りました。
すると、79分に!
79'
ГООООООЛЛЛЛ!!! Кураньи пробил издали и мяч рикошетом от Каряки влетел в сетку.

ありがとう、クラニー!

0-4.

これでカリャカは通算97点目のゴールとなりました。
クラブ100まであと3点。

72分に3点目を挙げたセムショフは99点目。

クラブ100に一番近いのはあと4点のカーリャだったはずなのに、いつのまにかセムショフが98点、ポグレブニャクが92点、ジーマ・ブルィキンが90点と、追い越されたり迫ってきていたりしたんですね。

リーグ戦でもこの調子でお願い。

と、書いていると、90+2分にこの試合2点目を挙げた。
90+2'
ГОООООЛ!!!
Каряка вышел один на один и легко расстрелял голкипера с одного метра.

うわあ、夢みたいだ。
通算98点目。
モルドヴィア、スパシーーーーーーバ!!!!

ディナモは0-5で勝ちました。

2011年7月17日日曜日

イランとマダガスカル

ノーマークだったな。
19:00から(日本時間1:00)イラン対マダガスカルの親善試合があるじゃないか。

・・・といううちに、スパルターク先制。
直前にもアジン・ノーリ!とアナウンスされた場面があったけど、オフサイドだったのか、点は入っていなかった。
今度こそは得点。
で、前半終了。
メタルルグ=クズバス0-1アムカル(90分現在)
ウラル0-0ルビン(90分現在・・・延長かな)

イランの試合はアザディ・スタジアムだ。

イランは1点とってリードしています。63分。
でも、観られるところがみつからず、しかたなくヴォルガリ=ガスプロムの試合を観ています。

ヴォルガリが89分に得点。
地元?のアナウンサーの声が裏返っています。

おめでとう、ヴォルガリ。
ディフェンディングチャンピオンを倒しました。
ナリチクはトルペド・ウラジーミルに0-3で負けているな。

イランは1-0で勝ったようです。

ルチとクルィリヤ

12:00(日本時間17:00)試合開始。
チャンネル2でやっている。
マイナーカードだからか、いつもより映像もスムーズでよろしい。

コヴァリョフさんの公式戦初戦、ということになるか。
GKはユルチェンコ。
頼むよ。

サヴィンのシュート。
序盤はルチが攻勢だった。
やっとシュートまで持って行けた。
ルチの人、久しぶりに観るけど、スウェーデンみたいですね。
ごつい人が多い。

セットプレイが続く。
ユルチェンコ大忙し。

アパースヌィ・マメーント!
スラヴノフからのパスがゴール前に。
ユルチェンコ、再び抑える。
(いつも、92の人よりユルチェンコを使ってほしいと思っているのだ。)
でも、ユルチェンコばかり観ているっていうのもなあ。

前半終了。
0-0
世界水泳の映像も割り込んでくるし、せわしい。

後半開始。

エニセイ対ロコモチフが13:00(日本時間18:00)キックオフ。
ロコは試合開始3分でもう得点。
イグナチエフ。

後半から、アレクサンドル・エリセエフに代わってデニス・コヴバ。
91年生まれの若人から79年生まれのベテランに。

アピャーチ アパースナ!
マラジェツ、ユーラ!

お、ロコに2点目。
マイコン。
羨ましい。

ペチニクが相手のファウルを誘いフリーキックを得、タラノフが蹴るも外れる。
(アリミロンにはイエローカード。)
一転、ピンチに。

ペチニク、ミドル!
左にそれたけど。

そうか、今スヴェジョフがいるんだ、ルチには。
モギレフスキーと交代。

きゃー、やめてー!な事態が。
なんとか凌ぐ。
ついていた。

「もう一人のセルゲイ・オフチンニコフ」が登場。
アレクサンドル・アルハゾフの代わってピッチへ。

ロスタイムに入ろうというところで、ガジンスキーに打たれる。
ユーラ、セーヴ。
ユーラ、今度もキャッチ。
ガジンスキーは左足を痛めた?

後半終了、0-0.

さて、延長に入ります。
クルィリヤはあまり交代していませんが、大丈夫でしょうか。

サヴィンのヘディング…セーヴされる。

アブドゥルファッタフが出てくるようだ。
ノヴィツキーと交代。

ボビョールが左サイドを駆け上がりセットプレイに持ち込む。
が、誰かが相手GKと交錯して、イエローが出た模様。
イエローはペチニク。

延長前半終了、以前0-0

ペチニク交代、お疲れ様。
イエローもらったからかな?
一人気をはいていましたが。
(サヴィンが目立たない。)
入ったのはポノマレンコ。

ハローシー・パース!
でしたが、フリーのソスニン、決められず。

あああああ、取られた!
ルチ、おめでとう!
プリクラースヌィゴール!
スラヴノフ、マラジェツ!

サヴィン!
今日はなんだかなあ。

セットプレイからソスニン。
彼も今日は…さっきのフリーで駄目だったのが全てだが。
あと15秒くらい。

この期に及んでイエローをいただく。

試合終了、ルチ勝利。
パズドラヴリャーユ!

2011年7月16日土曜日

女性、それとも男性、あるいは

ブリジストンが1/32ファイナルからロシアカップの冠スポンサーになったというニュースのタイトル
(ちなみにブリジストンをキリル文字表記するとБриджстоунになるそうですが、ロシア語の記事中でもラテン文字表記でBridgestoneなのですね。)

こちらでは
Bridgestone стала титульным спонсором Кубка России по футболу
と、ブリジストンは女性扱い。

想像ですが、
①Bridgestone の上位概念 компания (会社)が女性名詞だから。
②-e語尾なのでフランス語の女性名詞っぽく感じられるので。
女性名            男性名
Françoiseフランソワーズ<Françoisフランソワ
Gabrielleガブリエル<Gabrielガブリエル
Jeanneジャンヌ<Jeanジャン
というわけでの、女性名詞扱いなのであろうと。

しかし、こちらでは
Bridgestone стал титульным спонсором Кубка России
ブリジストンは男性です。
Бриджстоунと子音で終わるからなのか?

Всем клубам-участникам мероприятия вменяется в обязанность использование официального названия мероприятия – «Bridgestone– Кубок России по футболу».

今後、ロシアカップの正式名称は、「ブリジストン・ロシアカップ」と、あいなりました。

ロシアカップ1/32ファイナル試合開始時間

Россия. Кубок, 1/16 финала
ロシアカップ2011-20121/16ファイナル

一部リーグのクラブ及び二部からの勝ち上がりのクラブ(左)とプレミアリーグのクラブ(右)との対戦で、F1 FKイストラ対スパルターク・モスクワとF4のニージニー・ノヴゴロド対テレク以外は左、つまり下位リーグのクラブがホーム。
(ストレリツォフ・スタジアムは旧称トルペド・スタジアムで、厳密に言うと、スパルタークのホームスタジアムではありませんが。)

1/64ファイナルにおいて敗退してしまった一部のクラブはアラニヤ(2位)、カマーズ(5位)、シビリ(8位)、エスカー=エネルギヤ(11位)、トルペド・モスクワ(12位)、チェルノモーレツ・ノヴォロシイスク(16位)、ガゾヴィク(17位)です。
下位リーグからの勝ち上がりは、メタルルグ=クズバス・ノヴォクズネツク、FKイストラ、メタルルグ=オスコル・スタールィ・オスコル、ヴォルガ・ウリヤノフスク。

7/17(日)
12:00  Луч-Энергия Крылья Советов
Владивосток, стадион Динамо
F16 ルチ=エネルギヤ・ウラジオストク対クルィリヤ=ソヴェートフ・サマラ
ウラジオストク、ディナモ・スタジアム

13:00  Енисей  Локомотив 
Красноярск, стадион Центральный
F15 エニセイ・クラスノヤルスク対ロコモチフ・モスクワ
クラスノヤルスク、ツェントラーリヌィ・スタジアム

14:00  Металлург-Кузб.  Амкар 
Новокузнецк, стадион Металлург
F14 メタルルグ=クズバス・ノヴォクズネツク対アムカル・ペルミ
ノヴォクズネツク、メタルルグ・スタジアム

15:00  Урал  Рубин 
Екатеринбург, стадион Уралмаш
F13 ウラル・エカテリンブルグ対ルビン・カザン
エカテリンブルグ、ウラルマシュ・スタジアム

16:00  Истра  Спартак М 
Москва, стадион им. Э.А.Стрельцова
F1 FKイストラ対スパルターク・モスクワ
モスクワ、エドゥアルド・ストレリツォフ名称スタジアム

17:00  Металлург-Оскол  Томь 
Старый Оскол, стадион ПромАгро
スタールィ=オスコル、プロムアグロ・スタジアム
F11 メタルルグ=オスコル・スタールィ・オスコル対トミ・トムスク

18:00  Шинник  Волга НН 
Ярославль, стадион Шинник
F2 シンニク・ヤロスラーヴリ対ヴォルガーニージニー=ノヴゴロド
ヤロスラーヴリ、シンニク・スタジアム

18:00  Химки  Зенит 
Химки, стадион Арена-Химки
F5 FKヒムキ対ゼニット・サンクト=ペテルブルグ
ヒムキ、アレーナ=ヒムキ・スタジアム

18:00  Мордовия  Динамо М 
Саранск, стадион Старт
F7 モルドヴィヤ・サランスク対ディナモ・モスクワ
サランスク、スタルト・スタジアム

19:00  Торпедо Вл  Спартак Нч 
Владимир, стадион Торпедо
F3 トルペド・ウラジーミル対スパルターク・ナリチク
ウラジーミル、トルペド・スタジアム

19:00  Динамо Бр  Кубань 
Брянск, стадион Динамо
F6 ディナモ・ブリャンスク対クバン・クラスノダール
ブリャンスク、ディナモ・スタジアム

19:00  Волга Ул  Анжи 
Ульяновск, стадион Старт
F8 ヴォルガ・ウリヤノフスク対アンジ・マハチカラ
ウリヤノフスク、スタルト・スタジアム

19:00  Волгарь-Газпром  ЦСКА 
Астрахань, стадион Центральный
F9 ヴォルガリ=ガスプロム・アストラハン対ツェスカ・モスクワ
アストラハン、ツェントラーリヌィ・スタジアム

19:00  Жемчужина  Ростов 
Сочи, стадион Центральный
F12 ジェムチュジナ=ソチ対ロストフ・ロストフ=ナ=ドヌ
ソチ、ツェントラーリヌィ・スタジアム

19:30  Нижний Новгород  Терек 
Грозный, стадион Ахмат-Арена
F4 FKニージニー・ノヴゴロド対テレク・グローズヌィ
グローズヌィ、アフマト=アレーナ・スタジアム

20:00  Факел  Краснодар
Воронеж, стадион Центральный
F10 ファケル・ヴォロネジ対FKクラスノダール
ヴォロネジ、ツェントラーリヌィ・スタジアム

ツェントラーリヌィ(中央)スタジアムが多いですね。

ヴォルガ川沿岸の都市(ニージニイ・ノヴゴロド,カザン,サマラ,ヴォルゴグラード,ロストフ・ナ・ドヌ,アストラハン)をホームとするクラブが多いなあ、と、ふと思ったのは、先日の観光船沈没という惨事にあたり、明日の試合では哀悼の意が表されるかもしれないと考えたからです。

また、ブリジストンがロシアカップの冠スポンサーになったという発表がありました。
ベスト32戦以降の試合には、ブリヂストンロゴと「ブリヂストン・ロシアカップ」のイベントロゴが、ピッチ看板、ユニフォーム袖、チームベンチなど、スタジアムのざまざまなところに掲示される。

また、これらの試合のテレビ中継では、冠スポンサーとしてブリヂストンの名前がアナウンスされるのに加え、テレビコマーシャルも放映される。さらに、ブリヂストンロゴはロシアサッカー協会の公式ホームページにも掲載される。

ということだそうで。

さて、1/8ファイナルは9/21に行われます。
8F1 16F1の勝者対16F2の勝者
8F2 16F3の勝者対16F4の勝者
8F3 16F5の勝者対16F6の勝者
8F4 16F7の勝者対16F8の勝者
8F5 16F9の勝者対16F10の勝者
8F6 16F11の勝者対16F12の勝者
8F7 16F13の勝者対16F14の勝者
8F8 16F15の勝者対16F16の勝者

いろいろな関心

「12の椅子」に、「関心がある」「関心を持たせる」の文例のために、「ディナモ・モスクワがハノーファーのラウシュに関心」という、ソヴィエツキー・スポルトの記事の抄訳を載せました。

しかし、わざわざディナモに来ようと、ラウシュの方が望むとは思えない。
ヨーロッパリーグにも出場することだし、やはりハノーファーを出たくはないのではないか。
とまあ、あんまり真剣には考えていないのでした。

オデッサはマロニエの通り

『子犬を連れた奥さん』のS市は、サラトフのことだと思い込んでいたけれど、サマラ、シンビルスクの可能性もあるとのこと。
『曠野』で、エゴールシカが辿り着く港町はロストフ=ナ=ドヌ。
以上メモ書き。

昨夜のお食事会で、オデッサに行きたいと言っていたクラスメイトの、オデッサのイメージが「ポチョムキン」と「オデッサ・ファイル」に留まっていたので、少々驚きました。
(さすがに「ガンダム」とかは言いださなかったが。)
ミールにも通っていたという、とてもできる方なのです。
転勤が多く、都市の並木について、とても詳しい。

「戦艦ポチョムキン」はいわずとしれたエイゼンシュテインの名作。
昨日には、都立多摩図書館のミニシアターで上映されたそうです。
オデッサに行く前に、どなたか(著名な通訳者のKさんであったか)から
「ポチョムキンの階段をご覧になったら…きっとがっかりされますよ」
と聞かされていた、そのおかげか、階段を観てもがっかりはしませんでした。
ただ、埋め立てたのか、海からはかなり遠くなっているので、階段のさらに奥のオペラ劇場まで港に停泊している船からの砲撃はできなそうに見うけられます。

「オデッサ・ファイル」は、オデッサとはあんまり関係はありません。
なので、オデッサの人はたぶんあの小説と映画で迷惑したと感じているのではないかと危惧してしまいますが、逆手にとっての観光名所をつくるほど度量が広いわけでもなくて、ゆかりのものなんてかの地にはないのでは?今のところ。

オデッサの映画、というと、ウチョーソフ出演の「陽気な連中」、シャフナザーロフの「ジャズメン」、キーラ・ムラートヴァの「長い見送り」、オスタップ・ベンデルもの、おもしろいとは言い難いけれどアブラム・ロームの「未来への迷宮」…
でも、今ではオデッサ映画スタジオがよい作品を世に送り出しているとは言えないみたいで、残念だけれど。
(オデッサスタジオだけでなく、ウクライナの映画界全体がだが。)

それでも、オデッサの文学、オデッサの映画、オデッサの美術は、燦然と光を放っている。
(と私は思いたい。)

スポーツ都市とは全く言い難く、ユーロ2012の試合会場の候補からも早々に脱落し、ゆえにスタジアムの改修・新設もあとまわしにされてしまいました。

チェルノモーレツ・オデッサ、開幕戦は飾れなかった。
一部リーグ1位で昇格したFKアレクサンドリヤの方はヴォルスクラに0-1でアウェイの勝利を挙げて、明暗が分かれたのです。

今節。
昨日の試合では、ドニエプルがアレクセイ・アントーノフの2ゴールで初勝利。
コノプリャンカ・ゾズリャ・シャホフらが伸びてくれて、シャフチョール、ディナモを脅かすようになってくれることを望んでいます。
チェルノモーレツはカルパティ・リヴォフと。
17日18:00(モスクワ時間?)
ロシアカップの合間になるか。

Сегодня
17:00  Металлист  Заря 
18:00  Александрия  Динамо К 
20:00  Металлург Д  Шахтер Дн 
ドネツク対決。
20:00  Волынь  Таврия 
17 июля, воскресенье
18:00  Карпаты  Черноморец Од 
20:00  Оболонь  Ворскла 
20:30  Арсенал К  Ильичевец 

お疲れ様

学生に教えるとき。
社会人に教えるとき。
一番違うのは、(先生によれば)
「社会人は声が大きい。学生は小さい声で、読みの間違いや発音を治そうと思っても、どこを読んでいるのかわからないくらいぼそぼそした小さい声で、指摘の仕様がない」

そうだったのか。
確かに皆さん、無遠慮なほど声は大きい。
私も声だけは学生の時から(もっと前の生徒の時から)大きかったけどな。

別の先生の話でも、いまは昔よりも音声教材なんかが発達して、勉強しやすい環境のはず…だけれど、外国語(英語のことが多い)がよくできる学生の比率は昔とそんなに変わっていないということだ。

と、ロシア語の授業の後のお食事会での話題いろいろ。

2011年7月14日木曜日

声を聞く

元クラスメイトに電話して、久しぶりに声を聞く。
懐かしい。
今はなかなか会う機会が持てない。

さほさんには会えるかしら?
21日、六行会ホール。
1994年夏カウナス公演のポスター

「センポ・スギハァラ 再び夏へ」

2011年7月13日水曜日

トルブナヤの鳥の市場

アントン・チェーホフ『モスクワのトルゥブナヤ広場にて』
児島宏子訳
イリーナ・ザトゥロフスカヤ絵
未知谷のチェーホフ・コレクションの新作

В Москве на Трубной площади

モスクワのトルブナヤ広場。
「鳥の市場」
Птичий рынок
鳥だけではなく、犬・猫・兎・ハムスター・魚等々、要するにペットを売っている市場。
業者もいるし、「うちの猫が子猫を産んで…」という一般人もいます。

チェーホフの小説はともかく、訳者の児島さんがあとがきに書かれている、現在の鳥の市場(トルブナヤから移転している)を訪れた時の様子が、なんとも微笑ましくて笑ってしまった。
なんとそのときペット市場には灰色狼の仔がいたというのだ!
お連れ合いさんは真剣に日本に連れ帰ることを考え始めてしまう。
「税関では犬と言う。名前は白羊かハチ公。大きくなっても紳士さ。問題なし…」
…まったくもう!何が問題なしですか!
児島さんは必死で冷静に振り切る。
お二人ともお忙しいから、ただの犬だったとしても飼うのは大変ですよ。
犬は猫の100倍大変なんだから。

しかし、これを読んでわかった。
今まで一度鳥の市場に行って、犬や猫たちの大集合しているのを観たいと思っていたけど、いざ可愛い子に運命的に出会ったりしちゃうと、なんとも去りがたい思いに駆られて辛くてしかたなくなるんだな、ということに。

鳥の市場がトルブナヤから移転したのは約20年ほど前らしい。
映画「こねこ」で出てくるペット市は、たぶん移転後なのだろう。
でも、NHKテレビ講座の「僕の好きな犬」という歌のバックに流れていた映像は、たぶん旧鳥の市場、つまりトルブナヤ広場だろうと思う。
チェーホフのこの小説の雰囲気そのままだから。

「僕の好きな犬」、Любимый пёс
作詞作曲、そして歌っていたのはМихаил Муромовミハイル・ムロモフさんのようです。
探してみたけれど、動画は見つかりませんでした。

Ну, каких только нету на свете собак,
И пятнистых, и чёрных, и рыжих.
Я так часто встречал среди них  забияк,
Правда, добрые как-то мне ближе.
Правда, добрые как-то мне ближе.

пр:
Служебные, декоративые,
Охотничьи, сторожевые,
Какие вы всё-таки разные, разные!
Какие вы все мне родные.

Мне сестра подарила на праздник,
Шерстяной и забавный комочек.
На лапах и беленькой спинке его
Несколько серых точек,
Несколько серых точек.

Я не знаю, ты фокс или пудель, дружок.
Разве в этом сейчас вопрос?
Даже если простая дворняга,
Ты - мой самый любимый пёс,
Ты - мой самый любимый пёс.

пр:
Служебные и декоративные,
Охотничьи и сторожевые,
Какие вы все-таки разные, разные!
Какие вы все мне родные.

Свои и даже чужие.

最後は犬の種類の羅列です。

Таксы, ливретки, болонки и спиц,
ダックスフント、レトリヴァーまたはグレーハウンド?、プードル?(室内愛玩犬類)、スピッツ
Шнауцер, щицы и хин,
コッカースパニエル?、シツァ(不明)、狆
Сеттер, овчарка, бульдог и боксёр.
セッター、シェパード、ブルドック、ボクサー
Чау-чау и керри блу,
チャウチャウ、ケーリー=ブルー(コリー?)
Чау-чау и керри блу,
チャウチャウ、ケーリー・ブルー(繰り返し)
Басса и сеньернар,
バッサ(バセットハウンド?)、チワワ
Борзал и доберман,
ボルゾイ、ドーベルマン
Скотч и скай.
スコティッシュテリア、ヨークシャーテリア?

犬の種類に明るくないので、ロシア語から日本語に訳すのにすごく難儀します。
ロシア語の単語を元に、ウェブで画像検索して、「ああ、こういう犬か」と思っても、日本語ではどういうのかわかりません→ливретки, болонки,Шнауцер, щицы, Скотч и скай
犬好きの方、わかったら教えて!

2018年10月16日追記
動画見つかりました。
題名が”Про собак”(犬たちについて)になっていた。

2011年7月11日月曜日

公益の代表

フェルディナント・フォン=シーラッハ『犯罪』
作者は弁護士、それも刑事事件専門の弁護士であるらしい。
そして、バルドゥール・フォン=シーラッハという、ナチ党全国青少年最高指導者だった人物の孫とのことだ。

さらさらと読めてしまう。
と言っても、あんまり気持ちよくはなれない。
『犯罪』なのだから、当然だが。
犯罪の中でも、累犯窃盗とか詐欺とか、暴力的でないものなら、ユーモアですませられそうにも思えるけれど、この短編集で取り上げられている犯罪は圧倒的に殺人あるいは死体損壊。
後味悪ーい話も多く、うち一つには「タナタ氏」という日本人が登場。
しかもこの人、まともじゃない。何らかの犯罪集団に属している模様。
この作品(『タナタ氏の茶盌』)と、チンピラ二人が会計士風の謎の男に殺される(が正当防衛とされる)作品(『正当防衛』)が、グロくてやっぱり好きになれない。
でも、あとの作品は、踏み越えて罪を犯した人に何だか同情したくなってしまう、というのも多かった。

狂気について、やはり随分さらりと書いてしまっているので、どうなのよ、と言いたくなる。
…それでも、そこは普通、犯罪までいかないだろうに…。
明らかにおかしいのに、ある事件以降「足を洗って、…結婚しておとなしくなった」、『タナタ氏の茶盌』のマノリス(ギリシャ人なのに、フィンランド人になったと思い込んでいる)。
生き物を目にすると数字に見えてしまい、不吉な数字だと思い込んだ羊を惨殺する、『緑』のフィリップ。
事務の手違いによって一ところで長期間「監禁され」同じ仕事に従事することを強いられた挙句、棘と画鋲フェチになってしまった、『棘』の博物館員。
彼らは危ういところで最悪の事態は避けられていたのだったが。
しかし、『愛情』のパトリックには、周囲の救いの手が届かなかった。
ずっと前に読んだ、少年事件担当の弁護士の手記を思い出した。
ある少年の審判で付添人になったときのこと、調査官が「この少年については今回はこれ(住居侵入)で済んだけれど、これから周囲がきちんとサポートしていかないと大変なことになるかも」と言った。
弁護士はそのときその発言を聞き流してしまったのだけれど、何年も経ってから電車で向かいの人が広げていた新聞記事に、とある凶悪事件のニュースが載っていた。
住居侵入の手口から、彼だ、とその弁護士は直感し、面会を求めた…。

主に移民系の下層の人たちが、生きていくのには、殆ど犯罪に手を染めるしかないような状況なのには、ただただ溜息が。
それでも、「これからは生き方を変えなくきゃ」というカレとイリーナ。
それに、やっぱり最後の作品のミハルカ。
彼らを応援したくなる。

それと、犯罪者一家の中になぜか生まれてしまった天才児カリム。
兄を救うために、法廷中を煙に巻く、ミッション・インポッシブル!
さすがはフェニキア人の末裔だ!!
私はこの手の話が好きですね。

ドイツでは、検察のあり方が日本とだいぶ違うように感じた。
検察は「中立」であるべきとされる。
被告人(あるいは容疑者)に必ずしも対峙するものではないのだ。
だから、すっきりと容疑が晴れるわけでなくても釈放しなければならないし、「疑わしき」を起訴できなかったからといって彼の業績に傷がつくわけではない。
(無実の人を有罪としてしまった場合の咎の方がよほど重いのだろう。)
…もしかしたら、日本の検察も本来はこうなのかもしれないけれど。

2011年7月9日土曜日

唯一の弟子ゴンサレス

展覧会に行くのに一番いいのは、朝一か夜間開館日の夜だが、今日は都合上、映画→昼食→新国立美術館というコースだったので、3時近くになった。

まだむちゃくちゃな混み方ではないが、選べるカタログの表紙のうち、マネの「鉄道」×モネの「ヴェトゥイユの画家の庭」はすでに売り切れだった。
ミュージアムショップでは、出品作に登場する犬たちをモチーフにした刺繍シール、ピンバッジ、チャーム、マグネット、マスキングテープ、和手拭いのコーナーに大変心惹かれた。

ギュスターヴ・クールベ「ルー川の洞窟」
フリデリック・バシール「エギュ=モルトの城壁」「エドモン・メートル」「若い女性と牡丹」
 バシールは印象派のパトロン。
 自身も絵筆をとる。
 画風はマネ風。
 普仏戦争に従軍し、29歳で戦死。
マネは、「印象派以前」部門に展示されていた。
エヴァ・ゴンサレス「家庭教師と子ども」
 マネ唯一の公認の弟子。
 無論、モデルでもある。
 産褥後の感染症で亡くなっており(34歳)、作品数は少ないとのことだが、マネをずっと上品にした作風で、心惹かれる。

90点程と、数もちょうどよいくらい。
うち、日本初公開が約半分。
既視の作品(有名な作品ということになるが)である、マネやルノワール、モネはやはり見栄えがいい。
エッチング・リトグラフの作品群の大半が初公開なのだと思われる。
(マネの「シャボン玉を噴く少年」等傑作多)
アメリカのギャラリーだからというのもあろうが、メアリー・カサットの作品はかなり多かった。

ワシントン・ナショナル・「ギャラリー」というからには、ここ、絵画専門なのだろうか?

2011年7月8日金曜日

これからレッズを観る

3時間とちょっとあるんだけどね。
97年にNHK教育で放映していたもの。

すると2時過ぎて、ウクライナプレミアリーグ開幕戦は、1時からヴォルスクラ・ポルタヴァ対FKアレクサンドリヤ。
昨季はやたら好調だったヴァシリー・サチコさん。どうかな?
観たいけれど、「レッズ」が終わったら就寝します。
10日のチェルノモーレツのプレミア復帰戦も深夜だから観られないだろうな。
残念だけど。

2011年7月7日木曜日

中央アジアと中央アジア

ソ連時代、カザフは中央アジアではなかった。
というのは、何かの本で読んで知っていた。
なぜカザフだけ違うのかは知らないけど。

ソ連時代の中央アジアはСредняя Азия
ウズベク、トルクメン、タジク、キルギスの4カ国。

現在の中央アジアは5カ国。
カザフスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、タジキスタン、キルギス。
Центральная Азияという。

ソ連時代には、カザフはカザフであって中央アジアの枠組みには入らない、とされていたのか?
15あったソ連邦構成共和国の中で、唯一基幹民族の割合が過半数に達しなかったのがカザフである(ロシア人の割合がカザフ人と拮抗していた)。
そのせいもあってかアジアよりもヨーロッパ志向なのでしょうかね。
今ではAFCじゃなくて、UEFAだし。

5カ国の中で、タジキスタンを除く4カ国の基幹民族の言語はチュルク系。
タジク語のみペルシャ系。
ただし、宗教はシーア派ではない。
イランとは違う。
イランでは宗教的に、あるいは政治的に撮影許可が出ないような作品を、タジキスタンで撮るというのは、マフマルバフなんかがやっていた。

5カ国の中で、正式国名に「スタン」がつかないのはキルギス(КиргизияあるいはКыргы́зская Респу́блика)。
なぜ「スタン」をつけなかったのかは知らない。

今季のラジオ講座応用編で初めて「そうだったの?!」と、知ってちょっと役に立つ、かどうかはわからないけれど、ちょっと得したような気になることに出会った。
どちらも訳すと「中央のアジア」だけど、スレードニャヤ・アージヤとツェントラーリナヤ・アージヤと、別の言葉だったってこと。

これも観ときなさい! それでも生きる大人たちへ

先週末、トルコ映画「蜂蜜」を観に行き(大好きなイラン映画「友だちのうちはどこ?」を思い出させる作風だった、三部作のあと二つを観るのが楽しみでもあり、恐ろしくもある)、このところ西アジア映画に飢えていたので、「バビロンの陽光」の前売券もそこで買った。

「バビロンの陽光」は希少なイラク映画として話題になっていて、6月初旬から公開されていたから急がないとそろそろ終わってしまうはず。
今日観に行って正解だった。
明日・明後日の夜は予定があったのだし、9日からは10時台・12時台のみの上映になってしまい、15日で上映終了。
観にいけるのは結局今日しかなかったのだ。

クルド民族、抑圧と虐殺の過去と、戦乱の後の痛みを描くにしても、イラン映画とはやはり異なる色合いになる。
(この映画の監督さんは、イラク人であってクルド人ではないとのことだった。)
が、老女が我がままと言ってもいいくらい毅然としていること、子どもが愛くるしいの一言である点はイラン映画と同様。
マッチ棒が何本載るか?というくらいばしばしに分厚い睫毛の憂い顔のアーメッド(と書かれていたが、「ハメド」と聞こえた)。
集団墓地で親族の遺骸を探し回るシーンは、メラブ・ニニーゼのデビュー作「懺悔」を惹起させた。
イランと同様、かの地に平和と正義を。サラーム。
クルド虐殺に加担した元兵士を、最終的には「赦す」という祖母。
演じた女性も、現実に家族を失っており、演じることで痛みの追体験をすることになってしまった、そのうえでやはり「今はもう復讐を求めていない、赦すことでイラクが前に進むことになる」と言ったとのこと。
赦すという言葉の重みをずっしりと感じる。

これは読まなくては、とメモした本。
『キリスト教とホロコースト―教会はいかに加担し、いかに闘ったか』
予想通り、ドイツ編・フランス編から始まり、ポーランド編・リトアニア編、さらにロシア・ベラルーシ・ウクライナ編、中南東部ヨーロッパ(チェコ、スロヴァキア、ルーマニア)編等々今まで日本語ではなかなか目にすることのできなかったマイナーな地域研究の成果も得られそうだ。
欲を言うとユダヤ人抑圧に限定せず、ロマなどのさらなるマイノリティーに関しての言及があればと願うものだけれど。

そして、この本を読んだら、あの本を読み直すことになるだろう、と私は思いました。
2008年の寒中お見舞いに書いた、あの本。
『賛美歌にあった「君が代」』。
「教会がいかに加担し、いかに闘ったか」、日本において、アジアにおいて、それを問い続けずに、赦しはないだろう、と。

これ、読みなおすと、
「それでも生きる子供たちへ」、私が選ぶならこの7人
に、「木漏れ日の家で」の ドロタ・ケンジェジャフスカを選び、また「死者からの手紙」のロラン・ブィコフも登場させ、井上幸義先生の「ゴーゴリの『鼻』を読む」に触れるなど、妙に今年もリバイバル!という事柄を書いているのがなんだか不思議だ。

2011年7月6日水曜日

ウクライナスーパーカップ

シャフチョール・ドネツク対ディナモ・キエフ
22:00(モスクワ時間)。キエフ時間は+1時間。

さて、「期待の若手トップ30」も、ようやく29人目まで到達。
アルトゥール・ニグマトゥリン。
さまよえるGK.

2011年7月5日火曜日

その結果

7/17のロシアカップ1/16ファイナルは

16F1 FKイストラ対スパルターク・モスクワ
16F2 シンニク・ヤロスラーヴリ対ヴォルガーニージニー=ノヴゴロド
16F3 トルペド・ウラジーミル対スパルターク・ナリチク
16F4 FKニージニー・ノヴゴロド対テレク・グローズヌィ
16F5 FKヒムキ対ゼニット・サンクト=ペテルブルグ
16F6 ディナモ・ブリャンスク対クバン・クラスノダール
16F7 モルドヴィヤ・サランスク対ディナモ・モスクワ
16F8 ヴォルガ・ウリヤノスク対アンジ・マハチカラ
16F9 ヴォルガリ=ガスプロム・アストラハン対ツェスカ・モスクワ
16F10ファケル・ヴォロネジ対FKクラスノダール
16F11メタルルグ=オスコル・スタールィ・オスコル対トミ・トムスク
16F12 ジェムチュジナ=ソチ対ロストフ・ロストフ=ナ=ドヌ
16F13 ウラル・エカテリンブルグ対ルビン・カザン
16F14 メタルルグ=クズバス・ノヴォクズネツク対アムカル・ペルミ
16F15 エニセイ・クラスノヤルスク対ロコモチフ・モスクワ
16F16 ルチ=エネルギヤ・ウラジオストク対クルィリヤ=ソヴェートフ・サマラ
という組み合わせに。
クルィリヤ、ウラジオ遠征。

2011年7月4日月曜日

ウクライナプレミアリーグ第一節予定

8 июля «Ворскла» — ПФК «Александрия» 19:00
9 июля
«Ильичевец» — «Карпаты» 17:00
«Кривбасс» — «Волынь» 17:00
«Таврия» — «Заря» 19:00
10 июля
«Шахтер» — «Оболонь» 19:00
«Динамо» — «Металлист» 19:30
«ЧЕРНОМОРЕЦ» — «МЕТАЛЛУРГ» Д 21:00
11 июля
«Арсенал» — «Днепр» 19:00

チェルノモーレツの最近の試合
今はТыргу-Мурешというルーマニアのクラブと試合をしていて、0-0(前半終了時点)です。
今日はこの試合の前にФК «Граткорн»(オーストリア)と試合をして、2-0で勝ちました。
Контрольный матч: «Черноморец» — «Залаэгерсег» — 1:1
30 июня 2011
これはハンガリーのクラブ。
Контрольный матч: «Черноморец» — «Халадаш» — 1:0
29 июня 2011
これもハンガリーのクラブ。

※ Черноморец Од  1 : 0  Тыргу-Муреш

捨てられるGlobe

昨日の朝日新聞の別刷り記事「Globe」ですが、やっぱり新聞ホルダーに綴じられていませんでした。
折り込みチラシと一緒に紙リサイクル用の箱の中に入っているのを私が拾い上げました。

こんな風に、4月以来、捨てられてしまう率が多くなりました。
無理もないです。
だって、ほんとに折り込みチラシと一緒に入っているんだもの。
これ、何とかならないのでしょうか?
以前みたいに本紙の中に入っているなら捨てられることはなかったでしょうに。

特に今号はルパン三世のキャラクター、銭形警部が大きく載っている、とても新聞とは思えないような構成だったし。
(「インターポールとは何者か?」)

4月から始まった映画クロスビューも、あれを読んで観に行こうと思う人いるかな?と疑問に思います。
別にGlobeの紙面ではなくてよい(夕刊の文化欄で事足りる)、って感じです。
今回取り上げられた「蜂蜜」は、週末に観に行ってきていました。
レビューだけではなく、毎回でなくていいから、インタビューなんかあるといいんだけど。

「世界の書店から」は相変わらず愛読しています。

ロシアカップ2011-2012 1/32ファイナル

14:00 Радиан-Байкал  1 : 2  Луч-Энергия
ルチ=エネルギヤ勝ちました。
17日のクルィリヤの相手はルチ。

15:00  Енисей  1 : 0  СКА-Энергия
極東勢ではハバロフスクは敗退。
 
15:00  Металлург-Кузбасс  2 : 0  Челябинск
16:00 Сибирь  0 :1  Урал
延長戦の末、ウラルがシビリを破る。18:00  '  Волга Ул  - : -  Газовик Ор 
18:00 Волга Ул  1 : 1  Газовик Ор
  PK9:8
18:00  КАМАЗ  1 : 2  Мордовия 
18:30  Русичи  1 : 3  Торпедо Вл 
18:30  Текстильщик  0 : 1  Нижний Новгород 
18:30  Торпедо Арм  3 : 4  Жемчужина-Сочи 
18:30  Шинник  2 : 1  Балтика 
19:00  Алания  0 : 1  Волгарь-Газпром
19:00  Витязь  0 : 2  Химки 
19:00  Динамо Бр  2 : 0  Торпедо М 
19:00  Истра  2 : 1  Волга Тв 
19:00  Металлург-Оскол  1 : 1  Черноморец Н
  PK5:4

あともう1試合は明日。
補遺15:00  ФАЮР  1 : 2  Факел

7/17の1/16ファイナル
16F1 32F1の勝者対スパルターク・モスクワ
16F2 32F2の勝者対ヴォルガ・ニージニー=ノヴゴロド
16F3 32F3の勝者対スパルターク・ナリチク
16F4 32F4の勝者対テレク・グローズヌィ
16F5 32F5の勝者対ゼニット・サンクト=ペテルブルグ
16F6 32F6の勝者対クバン・クラスノダール
16F7 32F7の勝者対ディナモ・モスクワ
16F8 32F8の勝者対アンジ・マハチカラ
16F9 32F9の勝者対ツェスカ・モスクワ
16F10 32F10の勝者対FKクラスノダール
16F11 32F11の勝者対トミ・トムスク
16F12 32F12の勝者対ロストフ・ロストフ=ナ=ドヌ
16F13 ウラル・エカテリンブルグ対ルビン・カザン
16F14 メタルルグ=クズバス・ノヴォクズネツク対アムカル・ペルミ
16F15 エニセイ・クラスノヤルスク対ロコモチフ・モスクワ
16F16 ルチ=エネルギヤ・ウラジオストク対クルィリヤ=ソヴェートフ・サマラ

アラニヤが敗退したので、1/16ファイナルでの、今季決勝の再現は実現せず。

ロシアカップ2011-2012  明日は1/32ファイナル

ロシアカップは、2010-2011の決勝前に、2011-2012シーズンが始まっていて(4/22の1/512ファイナルから)、7/4(月),7/5(火)にはもう1/32ファイナルが行われ、一部リーグのクラブが登場します。

7/4(月)
32F1 FKイストラ対ヴォルガ・トヴェーリ(19:00)
32F2 シンニク・ヤロスラーヴリ対バルチカ・カリーニングラード(18:30)
32F3 ルシチ・オリョール対トルペド・ウラジーミル(18:30)
32F4 テスシチリシチク・イヴァノヴォ対FKニージニー・ノヴゴロド(18:30)
32F5 ヴィチャージ・ポドリスク対FKヒムキ(19:00)
32F6 ディナモ・ブリャンスク対トルペド・モスクワ(19:00)
32F7 カマーズ・ナーベレジュヌィエ=チェルヌィ対モルドヴィヤ・サランスク(18:00)
32F8 ヴォルガ・ウリヤノスク対ガゾヴィク・オレンブルグ(18:00)
32F9 アラニヤ・ウラジカフカス対ヴォルガリ=ガスプロム・アストラハン(19:00)
32F11 メタルルグ=オスコル・スタールィ=オスコル対チェルノモーレツ・ノヴォロシイスク(19:00)
32F12 トルペド・アルマヴィル対ジェムチュジナ=ソチ(18:30)
32F13 シビリ・ノヴォシビルスク対ウラル・エカテリンブルグ(16:00)
32F14 メタルルグ=クズバス・ノヴォクズネツク対FKチェリャビンスク(15:30)
32F15 エニセイ・クラスノヤルスク対エスカー=エネルギヤ・ハバロフスク(15:00)
32F16 ラジアン=バイカル・イルクーツク対ルチ=エネルギヤ・ウラジオストク(14:00)

7/5(火)
32F10 FAYURべスラン対ファケル・ヴォロネジ(15:00)

表記の時間はモスクワ時間(日本時間+5)です。

そして、1/16ファイナルでプレミアリーグのクラブが登場。
日程は7/17(日)。

16F1 32F1の勝者対スパルターク・モスクワ
16F2 32F2の勝者対ヴォルガ・ニージニー=ノヴゴロド
16F3 32F3の勝者対スパルターク・ナリチク
16F4 32F4の勝者対テレク・グローズヌィ
16F5 32F5の勝者対ゼニット・サンクト=ペテルブルグ
16F6 32F6の勝者対クバン・クラスノダール
16F7 32F7の勝者対ディナモ・モスクワ
16F8 32F8の勝者対アンジ・マハチカラ
16F9 32F9の勝者対ツェスカ・モスクワ
16F10 32F10の勝者対FKクラスノダール
16F11 32F11の勝者対トミ・トムスク
16F12 32F12の勝者対ロストフ・ロストフ=ナ=ドヌ
16F13 32F13の勝者対ルビン・カザン
16F14 32F14の勝者対アムカル・ペルミ
16F15 32F15の勝者対ロコモチフ・モスクワ
16F16 32F16の勝者対対クルィリヤ=ソヴェートフ・サマラ

というわけで、いきなり2010-2011シーズン決勝カードの再現になるかもしれません。
その次の1/8ファイナルは9/21(ということに今のところなっています。昨年みたいに先に4試合をやって残りを半年後に、なんていうわかりにくいことにはしないで欲しい)。

8F1 16F1の勝者対16F2の勝者
8F2 16F3の勝者対16F4の勝者
8F3 16F5の勝者対16F6の勝者
8F4 16F7の勝者対16F8の勝者
8F5 16F9の勝者対16F10の勝者
8F6 16F11の勝者対16F12の勝者
8F7 16F13の勝者対16F14の勝者
8F8 16F15の勝者対16F16の勝者

2011年7月3日日曜日

ソクーロフでも大丈夫?

アテネ・フランセの「ソビエト映画アーカイヴスペシャル」が終わったかと思ったら、「三大映画祭週間2011」でニニーゼが!
そしてその映画館ではチェルノブイリものも上映するようだ。

それからユーロでソクーロフ特集、アップリンクで「100年のロシアPart2」。
レオニード・マシーンの「赤い靴」もある。
ソクーロフは、タルコフスキーやドヴジェンコと並んで、私にとっては睡眠を誘う作風なので、紹介文に苦労した(同じようなものになった)、しかも16作品もあるし、どうにか書いて「オデッサ・コスモス」に。

そろそろ「期待の若手トップ30」の締めにかかりたいもの。
今季(2011-2012)に出てきたもっと新しい若手も追いたいので、早く区切りをつけたい。
30人の中には移籍したり状況が変化した選手も結構いるので、情報の更新をしておきたい。
最初の頃と最近とで、書き方も不統一なのも気になっている。
あと3人、アルトゥール・ニグマトゥリンとエヴゲニー・バシュキロフとアラン・ザゴエフ。
ザゴエフを除いてはほぼ訳はできているのだけど。
ザゴエフのは長文でよくわからないところがあって放置状態。
今さら感もふつふつと湧き起こる。
夏の短いお休みの間に、何とかけりをつけましょう。

必死のゲーム

『兵士はどうやってグラモフォンを修理するか』
287ページ以下
「神の足が去った場所でなんの試合が行われるか、キコはなんのために煙草を取っておくか、ハリウッドはどこにあるか、ミキマウスはどうやって答えることを学ぶか」

ボスニア・ヘルツェゴヴィナ領土防衛軍対セルビア軍、休戦中の試合について。

背番号9、「ヘディングの鬼」のキコことダニル・キチッチ。
司令官ディノ・サフィロヴィチ、通称ディノ・ゾフ。GK。
「おれは永遠に“赤い星”チームのファンだ」というメホ。デヤン・サヴィチェヴィチが着ていた背番号10のレプリカユニを取り出す。
206センチの巨体FW、ミキマウスことミラン・ジェヴリチ。キコの同級生。
セルビアの司令塔、ガヴロ。デシャン・ガヴロヴィチ・ガヴロ。戦死した弟の復讐のために、二度目にクラリネットを捨てた、元一部リーグ選手。
凄惨な試合。
ついに死者が出る。
それでもしまいには、セルビア側の兵士たちは司令官に反旗を翻し、いわゆる伝説的な「死の試合」の様相を示す、のではなく、それとは違った結末を迎える。

“赤い星”ベオグラード。
アンダーレヒト。
ディポルティーヴォ。
少々違和感ありの表記もあるけれど、これはボスニア出身の青年作家によるドイツ語文学。
言うまでもなく、自伝的な小説。
デイヴィッド・ベズモーズギス『ナターシャ』など、ユーゴスラヴィア紛争を契機に難民・移民となった作家たちの作品(いずれも自伝的な話だ)は何冊か読んできたけれど。
ああ、なるほどね。この手があったか。

美しい村は美しく燃える。
主人公の作ったリストは不完全なままであろう。
美しい子ども時代は美しく、つまり残酷に断ち切られる。

『兵士はどうやってグラモフォンを修理するか』

2011年7月2日土曜日

本を読もう

ユーラシアサロンに出かける前に作業をしていながら、アップ寸前にデータを消してしまうというショックを乗り越えて、オデッサ・コスモスに「書籍情報7月①」を載せました。

書籍情報、6月は一回しか書いていませんでした。
ラチョフとチュコフスキーの遺族が絵本の印税を震災被災者支援に、と申し出ている旨のご案内をしたのみでした。
貯めこんでいたので、解説はあまりせず、ただただ載せましたが、未知谷のチェーホフ・コレクションや群像社のアフマトヴァの評伝、CD付きのチェーホフ対訳本など、素敵なものがいっぱいです。

映画情報もこれから。

ロマノフさんたち

ユーラシアサロン『皇帝たちのサンクト・ペテルブルグ』
講師は宇多文雄先生。

例のごとく、ティータイムは美味しいお菓子(サンレモのアマレッティ=モルビディとジンジャークッキー)とハーブティー。杏の砂糖漬けもいただきました。
ユーラシアサロン担当の先生がイタリアで入手されたもので、ペテルブルグとはあまり関連はありませんが。




さて、私は昨年12月の「チェブラーシカ」(講師は佐藤千登勢先生)以来の参加でしたが、今回もクイズに挑戦!がありました。

クイズ前半(ロマノフ王朝関連)

1.次のロシア皇帝のうち、ロマノフ王朝に属さないのは誰でしょう。
A:アレクサンドル二世 B:エカテリーナ二世 C:イワン四世(雷帝) D:ピョートル一世

2.次のロシア皇帝のうち民族的にロシア人でないのは誰でしょう。
A:ピョートル一世 B:アレクサンドル一世 C:エカテリーナ二世 D:ニコライ二世

3.次の名前の中には、ロマノフ王朝皇帝の名前でなかったものが含まれています。それはどれですか。
A:パーヴェル B:ミハイル C:セルゲイ D:アレクセイ

4.正しくないのはどれですか。
A:ピョートルという名の皇帝は3人いた(つまり一世~三世)
B:アレクサンドルは二人いた
C:ニコライは二人いた
D:イワンは六人いた

5.存在しなかった女帝の名前はどれでしょう。
A:アンナ B:エリザヴェータ C:エカテリーナ D:マリア

なあんだ。
全部わかるわ。
(4.については質問した。ロマノフ王朝の皇帝だけだと、イワンは二人だけ、四世まではリューリク朝なので。でも「何世までいたのか」という趣旨だとのことだったので、迷うことはなかった。)
というわけで、前半部分は全問正解。

クイズ後半(ペテルブルグ関連)
1.ペテルブルグが建設された時期はいつですか。
A:16世紀初頭 B:17世紀初頭 C:18世紀初頭 D:19世紀初頭

2.ペテルブルグの土地が新都建設地として選ばれた理由に入っていなかったものはどれですか。
A:バルト海沿岸にある
B:ロシアの他の部分と水路でつながっている
C:スウェーデンの勢力範囲にある
D:モスクワとの間に整備された街道がある

3.ペテルブルグとほぼ同緯度ではない都市はどれですか。
A:ヘルシンキ B:アンカレジ C:グラスゴー D:オスロ

4.ペテルブルグおよび他の3都市と特色を共有していない都市はどれですか。
A:アムステルダム B:マドリード C:ブルッヘ(ブルージュ) D:ヴェネツィア

5.エルミタージュ博物館に関し、正しい説明はどれですか。
A:ペテルブルグ郊外にある
B:内部に劇場がある
C:全体が元の宮殿である
D:ピョートル大帝が建てた

こちらはイージーミスもあって5問中3問正解(1.と3.を間違えた)。
全体で10問中8問正解。
今回は次席でした。
その賞品は→これです。

カリーニングラード、旧名ケーニヒスベルクのペンダント。
ありがとうございます!
(ペテルブルグゆかりのお品ではなかったが。)

ユーラシアブックレットは、廉価で、しかし残念ながら基本モノクロなので、今回先生の名調子に聴き惚れながらいろいろな名所の写真(殆どは宇多先生撮影)をカラーで観られたのはよかった。
ヘリコプターでの空中撮影までなさって!
先生、フェリクス・ユースポフはほんとにあんなに美男だったのですか?
それから、ペテルブルグの観光案内本は意外と少ないってほんとうですか?
参考文献に挙げられていた中で、実質観光案内になるのは、宇多先生がペンネーム小町文雄のお名前で書かれた『サンクト・ペテルブルグ』(中公新書)、それにムラギルディンの『ロシア建築案内』だけれど、これはほんとうに重宝しますね。

トロワイヤの歴史小説はあんまり読破していません。
おもしろそうだけれど。

さて、次回のユーラシアサロンは何でしょう???

2011年7月1日金曜日

日本人なら

教科書(『リピーティングで学ぶロシア語』)本文への突っ込みシリーズです。
18課 どうどうめぐり

「日本人の男性は皆柔道をやっているの?」→「やっている人は多いけど、もちろん全員ではない」
「日本の女性は皆生け花をするっていうのはほんとう?」→「皆がやるわけじゃない」
つまり、「日本の伝統だからと言って、全員が嗜んでいるわけではない」という、至極当然な回答で、あまりおもしろくはありません。
この教科書では珍しくオチがありませんでした。

でも、この傾向は実際よくある話ですよね。
私の周囲では柔道やっている人は殆どいないのだが。
生け花は―いることはいるけど、多いとはいえない。

しかし、こちらもロシア人だというとバレエができそうとか思い込みがあるものですけどね。
実際、ロシア人、踊るのはかなり好きなので、合っているような。
少なくともソ連時代には学校でやっていたようで、ロシアの男性に「コサックダンスやって!」とせがむと、誰しもさっとその場でステップを踏み始めるのでした。
だいぶご年配の人がいきなり踊りだしたときには、そのままどうかなってしまわないかとはらはらしたものです。
こっちは即座に何か日本の舞ができるかと言われたら、大変怪しいというのに。

さて、あと日本人だから知っていて当然とばかりに近現代文学の話をふられるのも、私としては苦しいです。
何でロシア人って安部公房が好きなんだろう??
村上春樹なんて全然読んでいないし(読む気しない)。

高校時代の恩師に「宮本百合子を読んでいないのですか?」と呆れられたけれど、実態はそれだけで済まないのでした。
読んだと言えるのは、伊勢物語とか源氏物語とか枕草子とか、中世文学だとせいぜい平家物語くらい。
近世文学だともうついていけない。
今更、どうしようというのか。
今更…カルチャーサロンみたいなところの講義を受けに行く気にもならないけれど。

あと、詩心もないので、ロシアにしろ日本にしろ、そちらの方面も苦手。
(私の祖父は、某言語で詩集を出しているが、WEB上で時々目にすることがあって、しかもお褒めに与っていたりするのに、心から驚いてしまう。我が家ではさっぱり評価されていない。祖母は「若き日のマルクスの詩のごとく」と酷評していた。)
勿論詩を創作するなんてことはあり得ないし、鑑賞しようにも上手いのか下手なのかそのあたりもわからない。
ただ、万葉や古今・新古今など、調べがいいなあと頭にすーっと入ってくる歌はあります。
このへんの感性は、かなり若いうちに養成されてその後は発達が止まってしまうような気もします。
十代の初めあたりだと、かなり長いフレーズでも一回聴いただけで暗記できてしまう。
今は何度もリピーティングし、書いて書いて書いて、それでも次の週には忘れてしまう(←今の教科書)のに。
覚えられるときにいっぱい覚えておかなければいけなかったような、軽い後悔の念に駆られています。

武道や生け花をやらなかったことに対する後悔は、今のところしていませんけど。

マストロヤンニ

だめ男を演らせたら右に出る者なし。
いや、いるかな?
でも筆頭格であることは確か。

「ひまわり」「蜂の旅人」もいいのだけれど、ミハルコフの「黒い瞳」、最高。
今、VHSからDVDに変換中。
むかーしにTV朝日の深夜放送でやったのを録画していた。

アテネに観にゆく

ソビエト映画アーカイヴススペシャル、今日までだった。
まあ、ハズレはなかった。

好きだからもう一回!と観に行ったのは、やっぱり感動した。
ユーリー・カラの卒業制作「翌日戦争が始まった」。
結末を知っているのに、だからこそうるうる泣けてくる。
優等生のイスクラちゃん、文学少女のヴィーカちゃん。
総じて男性は大人も生徒もやや頼りなげ。
カラ監督、これはこんなによかったのに…ウクライナ映画祭で観たのはかなり微妙だった。
ウクライナでは、もう傑作は作れないのか?
(キーラ・ムラートヴァが一人気を吐いているが。)
「死者からの手紙」、今にしてほんとうに震撼とする映画。
「スタフ王の野蛮な狩り」、ただ陶然…。黒田龍之助先生、早く原作を訳して!

グベンコの2作品は観に行けず。


キエフさんへ。
こちらからはコメントを入れられないので、こちらに転送してあります。