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2026年4月23日木曜日

録画メモ:最近のロシアSF映画「フリー・フォール~絶体絶命」

「 フリー・フォール~絶体絶命」

2026年4月6日録画。最近のロシア映画、SFの範疇かな。でもファンタスチカと呼べるほど幻想的ではない。なんか身も蓋もないラストだった。

同じディスクに録画したのは

*ザ・プロファイラー「ピョートル大帝」2022年2月3日録画

*日本のチカラ「鶴」ヒロシマから旧ソ連の反戦歌 2026年2月27日録画

西本智実さん出演するんだけど、ダゲスタンの言い伝えを元にした厭戦の詩が改変されていて腑抜けた内容になっていた。あれで伝わるのだろうか???「自分もやがて戦死して、鶴になって渡る」というイメージは残さないとな、と思うが。

*展覧会の絵(アニメ版)


2026年3月23日月曜日

「白痴」の舞台

 ドストエフスキー原作の『白痴』、映画で言えばソ連のもの、黒澤明のもの、ワイダ監督(玉三郎が二役)などなどあるが、舞台作品で言えば、東中野のKAZEで観た、ナスターシャの結婚式場面で外に出て、馬車で一回りしてくる、その際真夏に毛皮のコートでかなり暑そうだったとか、そこからまた座席に戻るときに結婚披露宴場面になっていて観客にもお酒が振舞われ、ヴォトカをいただいた、という、ラドゥ・スタンカ劇場の「白痴」が如何にも印象深くて。(これは2002年9月1日)

しかし、どうやら2014年4月11日にシアターχで東京ノーヴイ・レパートリーシアターの「白痴」も観ていたらしい。チケットが残っていたから「らしい」じゃなくて観たんだ。

脚色がトフストノーゴフ、舞台美術がアクショーノフ、監修が加賀乙彦、声の出演が永井一郎、とあるのだが、舞台自体の記憶が全然残っていない。


2026年2月19日木曜日

録画メモ:レッドシルク

 WOWOW ロシアと中国の合作映画

「ノンストップスパイアクション映画」というのだろうな。

ラストは・・・予想を裏切らなかった。

2026年2月2日月曜日

「プーシキンは何を預言したのか?」 ロシア語映画特別上映会「預言者 アレクサンドル・プーシキン物語」

 沼野充義先生のプレトーク付きロシア語映画特別上映会、上映作品は昨今のロシア映画「預言者 アレクサンドル・プーシキン物語」


ミュージカル映画という触れ込みであったが、ソ連映画の時代のように大真面目で本格的な文芸ものというわけでなく、確かに歌ってはいたものの、想像していたようなはっちゃけたところはそんなになくて、割と普通だったな。

何だろう。リツェイ時代の破天荒な問題児風プーシキンは観て楽しい。お目付け役のベンケンドルフや得体のしれない嫌らしさ満開のニコライ一世ら曲者の脇役が魅せた。




でも、ナターリヤが登場する辺りから面白さが半減していったように思う。
つまらないとまでは言えないけれど。何が起こるかわくわくさせるものはなかった。
音楽もチャイコフスキーを多用して、そんなに新鮮さは感じなかったな。
音楽の意外性や現代性で言えば、「ミス・マルクス」や「チャイコフスキーの妻」の方が・・・。

そうは言っても、さすがロシア一番人気の文豪の生涯を描く作品をロシアが作ったというだけあって、どこを取っても美しく、良い映画だった。


2026年1月29日木曜日

大好き、武蔵野市民文化会館のチラシ

 ぱっと見、「それでいつの公演なの?」と思うが、読んで観て楽しい。


重力完全無視!


2026年1月27日火曜日

思い出のコンサート⑦

 2001年2月3日セルゲイ・コスティリョフ&いたはしみづきヴァイオリンコンサート@王子ホール

王子ホールは好きなホール。

若手二人のヴァイオリンコンサートは、ロシアの結核の子どもたちへの支援チャリティーコンサートだった。コスティリョフはデビューCDの売り上げを全額結核の子どもたちに寄附するとのことだった。

プログラムの後半、チャイコフスキーの「なつかしい土地の思い出」の予定が「タイスの瞑想曲」に変更になったのは残念だったが(チャイコフスキーが好きなので)、最後のグラズノフのコンツェルトにうたれた。恥ずかしながら、それまでグラズノフを意識して聴いたことがなかったが、マースレニッツァのようにうきうきした気分になれた。この時以来グラズノフの名を聴くたび、このときのこの曲を聴いて幸せな心地になったのを思い出し、グラズノフが大好きになった。

アンコールはラフマニノフのロマンス。

2026年1月20日火曜日

思い出のコンサート③

1997年8月27日東京国際フォーラムホールC

アストル・ピアソラ没後5周年 ピアソラとシンフォニック・タンゴの夕べ


ロシア語のクラスメイトと行った。

金平茂紀さんがいらっしゃっていて、友人は彼のファンなので喜んでいた。


そうじゃない!!!

金平さんがいらっしゃったのは、本場アルゼンチンの方たちが演奏した上記のコンサートではなくて、ギドン・クレーメルと共演してピアソラに再び光をあてた、ロシアのグループ、タンゴ・ピアソラータだった!場所が同じ東京国際フォーラムホールCだから、勘違い。

タンゴ・ピアソラータのことは、金平さん、ニュース23だったっけ?TBSの23時からのニュース番組でも筑紫さん相手に熱弁をふるって紹介していたから(モスクワ駐在の頃聴きに行っていらしたのだ)こちらに現れたのは何も不思議ではないのだけど、それでもやっぱり「お、金平さんだ」と友人はわくわくしていたのだ。

このころは、ほんとにピアソラブームで、『アストル・ピアソラ 闘うタンゴ』が刊行され、今は亡き愛すべきミニシアター(チラシの映画解説が絶品だった)パルコ調布キネマではピアソラ関連映画特集として(正確には「アストル・ピアソラとギドン・クレーメル」)ソラナス監督の「ラテンアメリカ光と影の詩」「無伴奏シャコンヌ」を上映したのだった。調布に映画を観に行ったのは「僕を愛した二つの国」で、このときは行っていない。「光と影の詩」を観たのはどこでだったろうか?懐かしく、またどこかで巡り会いたい映画だ。

クレーメルのピアソラは、この年のクリスマスプレゼントにCD「ピアソラへのオマージュ」をもらって、解説はちょっとおかしいなと思いつつ(←「太陽に疲れて」)何度も聴いたものだった。


2026年1月16日金曜日

思い出の舞台①モスクワ・シアター・オペラ


「鼻」だけチケットがなかったが、3つのプログラム全部観た!

オペラ、こんなに楽しいの~~~??!!という発見。

オペラ界のユーゴザーパドたるモスクワ・シアター・オペラであった。

演劇性が強い。

しかしモチャーロフさんをはじめ歌唱力も抜群。

また来日公演して欲しいものだなあ。

1997年11月16日「ドン・ジョヴァンニ」

同11月29日「鼻」

同11月30日「劇場支配人」「賭博師」「ラヨーク」

特に、「鼻」と「ラヨーク」!

それまで苦手だったショスタコーヴィチが大好きになった。

あと、色紙にサインをいただいているのだけれど、どなたのなのか判読不明。

Спасибоだけは読める。

思い出のコンサート①

 終活。

昔々に行った、美術展・お芝居・映画・コンサートなどの紙類の処分しているのだが、「こんなのに行った???」とさっぱり覚えていないものもあれば、強烈な印象を残しているものもあるし、そう言えばねえと思い出すものもある。

(1)

鎌倉芸術館小ホールにロシア語クラスのクラスメイトと行った、オクサナ・ヤブロンスカヤのピアノリサイタル。

1997年4月9日(日)、聴いている最中に私はその日あった選挙の投票に行っていなかったことを思い出し、断腸の思いで途中で会場を後にした。

申し訳なかった・・・。

(2)




1996年10月23日ドミトリー・リス指揮のウラル・フィル。

カンチェリの「悲しみ色の祖国」に撃たれた。まるでミハルコフの映画の一場面が目の前に広がるような・・・

と後々記憶していたのだが、この日のプログラムに「悲しみ色の祖国」はなく、カンチェリの曲では交響曲第7番「エピローグ」となっている。(他にはシューマン交響的練習曲作品13より第9変奏および終曲~チャイコフスキー編曲・日本初演、山田耕筰交響詩「神風」、ラフマニノフ交響曲第3番)。

「悲しみ色の祖国」だと思い出していたのは「エピローグ」だったの?

(その後ラフマニノフを聴いたのは確か。)

「悲しみ色の祖国」は、翌日のプログラムにあり、この日の公演は後にNHK-FMで放送してそれを録音して聴いているので、記憶が入り混じってしまったのだろうか。

リスとは、その後有楽町で再会した。


2025年11月16日日曜日

あの絵にあの曲『名曲が語る名画』

 

名曲に結び付いた絵でまず想起するのは「展覧会の絵」でムソルグスキーに追悼されたヴィクトル・ハルトマンの絵画で、この本にも勿論掲載されている。絵を知っていて曲を知らないものもあれば逆もある。意外性のある組み合わせだったのが「禿山の一夜」に項で紹介されたのが洗礼者ヨハネを描く、ロシアとは全く別世界の西洋絵画的なボッティチェリらの作品。まあ、しかしこういう企画だと、聞きながら読めるような(自分でいちいち検索するのではなくて)附属の音源が欲しくなる。無精なので。それと、「画家マティス」はあの人だと思っていた。

ヴィクトル・ハルトマン→ヴィクトル・ガルトマン に訂正しておく。


7 モーツァルト:オペラ『魔笛』&マルク・シャガール『魔笛』
13 ショパン『革命のエチュード』&マルチン・ザレスキ『ワルシャワ武器庫の略奪』、ユリウシュ・コサック『オストロウェンカの戦い』、オラーヌ・ヴェルネ『ポーランドのプロメテウス』
27 スメタナ『我が祖国』&ムハ『故郷のスラヴ人~トゥラン人の鞭とゴート族の剣の間で』『グリュンワルトの戦闘の後~北スラヴ人の団結』
39 シェーンベルク『3つのピアノ小品』&ワシリー・カンディンスキー『印象Ⅲ(コンサート)』
40 ラフマニノフ『死の島』&アルノルト・ベックリン『死の島Ⅰ』『死の島Ⅱ』
41 スクリャービン『プロメテー火の詩』&ルーベンス『縛られたプロメテウス』、ジョルダーノ『縛られたプロメテウス』、フューガー『火を盗んだプロメテウス』、ブロッホ『ヘラクレスによって解放されるプロメテウス』
42 ストラヴィンスキー『火の鳥』&マルク・シャガール『火の鳥』舞台装置
48 プロコフィエフ『ロメオとジュリエット』&ブラウン『ロミオとジュリエット』、ライト『ロミオとジュリエット』、クリムト『ロミオとジュリエットの死』
49 マルク・シャガール『14の楽曲』&チャイコフスキー『白鳥の湖』、ストラヴィンスキー『火の鳥』

そういえば、「世界の美術館めぐり日本編」は東京の美術館ばかりだな。


2025年6月17日火曜日

録画メモ:私のちいさなお葬式

 1.私のちいさなお葬式/Карп отмороженный

2.ファイアー・ブレイク~炎の大救出←すでに録画してあったらしい。記憶にないが。

3.名探偵のお弁当~ドストエフスキー『罪と罰』


2025年6月16日月曜日

録画メモ:チャイコフスキーの妻


WOWOWで放映していたものを録画。
映画は去年観たのでパンフレットあり。

セレブレンニコフの映画はどれも妄想が広がっていく系統だが、これや「インフル」とかより、やっぱりあれが観たいよ。放映して欲しい・・・。”Лето”

で、これは同性愛者チャイコフスキーのカムフラージュ婚?の相手、アントニーナを取りあげたドラマだが、必ずしも史実のとおりではない(セレブレンニコフなので妄想入り)。
しかし、チャイ様の妻だ、絶対別れないと主張していたアントニーナも、弁護士との間に3人子どもをもうけていたとは(育てていないが)、パンフレットを読んで知った。結局何だったんだ??

前衛的なダンスシーンが意外とおもしろい。

 

2024年10月31日木曜日

今年のお薦めクリスマス本候補①『雪の花』

 今年のお薦め、といっても新刊ではない(2018年刊)なので、店頭ではなかなか手にするのはむずかしいかもしれないのだが。


ナルニア国の『ハリネズミと金貨』原画展に行った時に、原画展をすぐ出たところの本棚に一冊だけ置いてあって(原画展の画家オリシヴァングの絵ではなくて、同じ作者のコズロフの作品ということで置いてあった)、ここでもハリネズミさんが主人公で、熊の坊やも登場する。(この二匹はノルシュテインの『霧の中のハリネズミ』と同一キャラクターであろう、ただ、『金貨』ではハリネズミはご年配者であるが…)。
より一途な友情に溢れた世界で、ひと頃のイラン映画の子ども~青年のようで、胸震える。
で、一冊しかないその本を、買おうと思ったのだが、同じく原画展を観ていたご年配の女性が傍らに来て手に取りたそうにしていたので、なんとなく譲ってしまった。彼女は甲府から上京、必ず寄ることにしているナルニア国に来る前に、腰の痛みを労わろうと4階のカフェで一休みしてからようやく9階まで辿り着いたのだと、店員さんに話しかけていた。そして、この本を含めそのあたりの絵本をごっそりレジに持って行って、お買い上げになった。店員さんは「大丈夫ですか?」と気遣っていた。
彼女が立ち去った後に、あの本はあれで最後だったのですかと聞いたら、やはりそうだった。残念ではあるが、遠くからやってきた彼女が手に入れられてよかったのだと思う。
Amazon等ではまだ手に入るようであるし。

ノルシュテインやオリシヴァングとはまた違った風合いのファジェエヴァの絵もすばらしい。


2024年10月11日金曜日

録画メモ:ブリッジ・オブ・ヘル~独ソポーランド戦線

*ブリッジ・オブ・ヘル~独ソポーランド戦線

2015年製作のロシアの戦争映画。(しかし、WOWOW上のジャンルが「アクション/冒険・歴史劇/時代劇/西部劇」←西部劇)

未見。

録画メモ:ロシア関連ドキュメンタリー

 *ロシア 小さき人々の記録 2016年4月23日録画

スヴェトラーナ・アレクシェーヴィチについてのドキュメンタリー

初回放送は2000年11月4日とのこと。随分前なんだ。

*“プーチンの戦争”あらがう女性たち ロシア・銃後の社会で何が

動員兵の妻や母らのネットワーク「プーチ・ダモイ」のこと。奈倉有里先生が解説。



2024年10月8日火曜日

録画メモ:ペルシャ・レッスン/父は憶えている

 *ペルシャ・レッスン

タイトルからは内容をすっかり忘れていた(ショックだ)。

製作国はロシア・ドイツ・ベラルーシとある。

シャフナザーロフのソ連時代の作品に、中央アジア方面の発掘現場から始まる”いけてない青春もの”があったが、主人公はペルシャ語を学ぶんだよね。タジクだけじゃなく、シルクロード一帯の研究のために。

そういうのは現実感を持てるけれど、この映画のペルシャ語の扱いはその点ちょっとなあという気がしてあまり入り込めなかった。私自身は未だにペルシャ語を学ぶ覚悟ができていない。


*父は憶えている

「ブランコ」や「ベシュケンピール」「あの娘と自転車に乗って」の頃はかなり好きだったのだけれど、最近の彼は変人の老人を描くようになってちょっとなあ・・・という感じ。この作品も敢えて映画館で見る気にはなれず、WOWOWの放映を録画した。



2024年10月6日日曜日

録画メモ:ロシア関連ドキュメンタリーいろいろ

 *姉に会いたい ラトビア 再会の旅路 未見

*インサイド・ロシア 国民の“声”はいま 観たかもしれないがあまり覚えていない

*ロシアを捨てたロシア人たち 

アルトゥール・スモリヤニノフくんを思わせるタイトルで心痛む。しかし、「捕虜となった夫を追い、祖国を捨てウクライナで生きる覚悟をした女性」については、再会した夫が終始暗い顔で全然喜んでいなくて感謝もしていないようで、家族崩壊しそうだなと感じる。戦争に踏み切ったロシアがいたたまれなくなって国外脱出というモンゴル行き、あるいはアルゼンチン行の人たちはともかく、間違いなく”利敵行為”をしている(ロシア政府、またはロシアの普通の人たちからすると要するに”裏切者”にあたる)前述の捕虜の妻とかウクライナで活動している人たちに関しては、ああそれじゃあロシアにはいられないし未来永劫ロシアには戻らないのだろうなという感じであまり同情心は湧かなかった。繰り返すが、捕虜夫はあずかり知らぬところで妻がそういう動きをして彼自身故郷・肉親と引き裂かれてしまった動揺が隠しがたく、重く悲しい。今後の人生が・・・。スモリヤニノフくんは・・・「ウクライナのために戦うだろう」と言っていたよな。もう二度とモスクワの舞台には戻らないのかしらん。

*ジェナの世界 ロシア “恐怖”と闘うアーティスト

ロシアの所謂反体制アートに関しては、反体制というだけで西側には評価されがちなのかもしれず、有名なプシーなんちゃらとかヴォイナとか私は大嫌いなのだが、ジェナ氏もまああんまり近寄りたくはない類のアーティストだと思った。ペテルブルクのあの反戦パフォーマンスのお方を取りあげて欲しい。とはいえ外国メディアに変な風に取り上げられない方がいいのかもしれないけれど。

*鎮魂 香月泰男のシベリア・シリーズ


2024年5月23日木曜日

録画メモ:コンパートメント№6/EO

 昨年2023年のベスト「コンパートメント№6」

WOWOW5/20録画、残り40分ほど。

                         

ロシアの人はこの時代(1990年代)は貧窮と大混乱で思い出したくないだろうけれど、なんとも懐かしい香りで”古き良き時代”に思えてしまう作品。

観た当時のSNS

インスタ

インスタ2

この監督の「オリ・マキの人生で最も幸せな日」も大好き。

(早稲田松竹で再見したときパンフレットを重複して買ってしまった。)






スコリモフスキ最新作「EO」

WOWOW5/21録画、残り40分ほど。

若々しいよな、このセンス。

ポーランド映画祭での先行上映のときは観られず、一般公開時に観た。


TOBE/ベニスに死す/世界で一番美しい少年

2024年5月12日日曜日

録画メモ もしも建物が話せたら

アップリンクで観たのは字幕版だったが、今般WOWOWで放映されたのは吹替版だった・・・

ワンドリンク付き(モスコーミュールだった?)で心震えながら観たな。




監督について - 映画『もしも建物が話せたら』公式サイト (uplink.co.jp)

6話オムニバス、最初のベルリンフィルハーモニーをはじめだいたい建物が自己紹介するパターンだが、ペテルブルクの国立図書館編は、ゴーゴリ『ネフスキー大通り』やグリーン『真紅の帆』等あの街の文学作品をぼそぼそ読み上げる。(この点、やはり吹替版だと残念。しかもナジェージダを「ナジャージダ」と言ってたような)撮ったのはドイツ人監督(これが遺作となった)だが、こういう破天荒なといか多分に主観的な撮り方、ソ連系のドキュメンタリーのマインドって感じがする。

三番目のノルウェーの重罪犯の刑務所はまた建物の自分語りに戻る。服役者は男性だが、看守は男女とも、身体検査の場面にも女性看守がいるのは敢えてそこまでする必要あるのかなあと複雑な気持ちになったものだ。

劇場で観た時もここでいったん休憩が入って、後半へ。後で考えてみて、前半の3作がおもしろくて、後半になるとちょっとだれた。だんだん同じような調子に思えてきたのだ。

4番目のレッドフォード監督の生物学研究所のは、友人がやや酷評していたんだけど、再見してみて、これは主語が建物になっていない場面が結構多かったので「看板に偽りあり」と言ってもよかったのかも、そういった部分が彼女は気に入らなかったのかな。割と普通のドキュメンタリーだった。

5番目のオペラハウスのが、ベルリンフィルのと傾向が似ていて、観るのにもちょっと疲れてきていたが、再見するとこっちはバレエの場面も多くて実はそれなりに楽しめた。

そして最後がポンピドゥーセンター。監督はブラジルの人だったか。


ツイッターでこんなやり取りもしていた。

(1) Xユーザーのグリゴリャン・アナイートさん: 「@KocmocKocma 「もしも建物が話せたら」というドキュメンタリーがありますね!知りませんでした。教えてくださってどうもありがとうございます✨ https://t.co/aq6RHgU71C」 / X (twitter.com)






2023年9月18日月曜日

「ロシア」は、いかにして生まれたか:タタールのくびき を読了

 

薄目でハンディー(全157頁)だが内容の濃い貴重な書籍。

ロシア史の中でも今まで一通りの人名の把握で済ませていたアレクサンドル・ネフスキーやイヴァン三世の時代を、比較的平易な言葉で慎重に解説してあって、ありがたかった。サブタイトルの『「ロシア」はいかにして生まれたか』が実に今に通じる考察だと痛感する。
「父祖の土地(の回復)」というスローガン、それに至る観念は当時から既にあったものではなく後から形成されてきたものだということに気づかされた。

※キプチャク・ハン国が当時の名称ではなく俗称のため、現在は使われず「ジョチ・ウルス」となっていることから知らなかった。
※この時代はリトアニアが大国だった!

洞窟修道院の今後が心配