2023年9月18日月曜日

「ロシア」は、いかにして生まれたか:タタールのくびき を読了

 

薄目でハンディー(全157頁)だが内容の濃い貴重な書籍。

ロシア史の中でも今まで一通りの人名の把握で済ませていたアレクサンドル・ネフスキーやイヴァン三世の時代を、比較的平易な言葉で慎重に解説してあって、ありがたかった。サブタイトルの『「ロシア」はいかにして生まれたか』が実に今に通じる考察だと痛感する。
「父祖の土地(の回復)」というスローガン、それに至る観念は当時から既にあったものではなく後から形成されてきたものだということに気づかされた。

※キプチャク・ハン国が当時の名称ではなく俗称のため、現在は使われず「ジョチ・ウルス」となっていることから知らなかった。
※この時代はリトアニアが大国だった!

洞窟修道院の今後が心配

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