*インサイド・ロシア 国民の“声”はいま 観たかもしれないがあまり覚えていない
アルトゥール・スモリヤニノフくんを思わせるタイトルで心痛む。しかし、「捕虜となった夫を追い、祖国を捨てウクライナで生きる覚悟をした女性」については、再会した夫が終始暗い顔で全然喜んでいなくて感謝もしていないようで、家族崩壊しそうだなと感じる。戦争に踏み切ったロシアがいたたまれなくなって国外脱出というモンゴル行き、あるいはアルゼンチン行の人たちはともかく、間違いなく”利敵行為”をしている(ロシア政府、またはロシアの普通の人たちからすると要するに”裏切者”にあたる)前述の捕虜の妻とかウクライナで活動している人たちに関しては、ああそれじゃあロシアにはいられないし未来永劫ロシアには戻らないのだろうなという感じであまり同情心は湧かなかった。繰り返すが、捕虜夫はあずかり知らぬところで妻がそういう動きをして彼自身故郷・肉親と引き裂かれてしまった動揺が隠しがたく、重く悲しい。今後の人生が・・・。スモリヤニノフくんは・・・「ウクライナのために戦うだろう」と言っていたよな。もう二度とモスクワの舞台には戻らないのかしらん。
ロシアの所謂反体制アートに関しては、反体制というだけで西側には評価されがちなのかもしれず、有名なプシーなんちゃらとかヴォイナとか私は大嫌いなのだが、ジェナ氏もまああんまり近寄りたくはない類のアーティストだと思った。ペテルブルクのあの反戦パフォーマンスのお方を取りあげて欲しい。とはいえ外国メディアに変な風に取り上げられない方がいいのかもしれないけれど。
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