昨日(7日)はロシア対ベラルーシの親善試合があったが、同日にプレミアリーグ13位14位・ФНЛ3位4位との残留昇格プレーオフの第2戦が行われた。
第一戦はいずれもアウェイのプレミアのクラブが0-1で勝利していた。
第2戦
ウラル・エカテリンブルグ対トミ・トムスクは0-0の引き分け、2戦合計1-0で、ウラルがプレミア残留。
ロストフ・ロストフ=ナ=ドヌ対FKトスノは1-4でロストフが圧勝。
ジヤコフのハットトリック(3点目はPKだが)に89分にはアズムンが決めた!
というわけで、次のシーズンはФНЛ優勝のクルィリヤ、2位のアンジがプレミアに昇格(復帰)、トミとトスノは昇格ならず、ロストフとウラルが残留、と決まった。
Таблица(ы) 順位表
Место Команда И В Н П Зб Пр Разница О
順位(前節順位)クラブ名 試合数・勝・分・負・得点・失点・得失点差・勝点
1(1)クルィリヤ=ソヴェートフ・サマラ 34 22 7 5 53 19 34 73
2(2)アンジ・マハチカラ 34 22 5 7 60 22 38 71
3(3)FKトスノ 34 20 5 9 50 36 14 65
4(4)トミ・トムスク 34 18 10 6 57 34 23 64
5(5)ガゾヴィク・オレンブルグ 34 15 13 6 52 31 21 58
6(6)シンニク・ヤロスラーヴリ 34 12 17 5 44 33 11 53
7(7)ヴォルガリ・アストラハン 34 13 13 8 48 39 9 52
8(8)FKチュメニ 34 11 9 14 41 38 3 42
9(9)エニセイ・クラスノヤルスク 34 11 9 14 39 42 -3 42
10(10)ルチ=エネルギヤ・ウラジオストク 34 11 9 14 40 46 -6 42
11(13)シビリ・ノヴォシビルスク 34 11 9 14 35 46 -11 42
12(11)ソコル・サラトフ 34 10 11 13 38 41 -3 41
13(12)ヴォルガ・ニージニー=ノヴゴロド 34 12 4 18 44 57 -13 40
14(14)バルチカ・カリーニングラード 34 8 13 13 25 37 -12 37
15(15)エスカー=エネルギヤ・ハバロフスク 34 8 13 13 32 46 -14 37
16(16)サハリン・ユジノサハリンスク 34 9 8 17 28 50 -22 35
17(17)ヒミク・ジェルジンスク 34 7 6 21 35 59 -24 27
18(18) ディナモ・サンクト=ペテルブルグ 34 2 7 25 18 63 -45 13
※16位以下が二部リーグに降格。
クルィリヤを追って、私の関心は昨季に限ってはプレミアからФНЛに移ったのだが、ФНЛに関しての記事は
7月14日のロシアプレミアリーグ開幕までの日程
ФНЛー世界一過酷なサッカーシーズン 7月5日
翼くんたち全国展開 7月5日
今日サマラで、一年後プレミアで 7月6日
長い道 7月7日
一日で片づける 7月19日
弟くん 7月20日
4節は日曜開催 7月27日
今晩の試合予定 8月3日
前座のつもりが 8月4日
ありがとう、フィールドの招き猫 9月15日
我が人生最悪の年その2 12月30日
3位 4月13日
29節 4月25日
29節結果 4月26日
韃靼海峡を渡った翼くんたち 5月10日
Восхождение Крыльев 5月31日
開幕してからしばらく追って、秋口にはあまり触れなくなり、冬休み明け、4月半ばから試合を再び観るようになり順位をはらはらどきどきずきずききりきりしながら心に留めていたことがわかる。
3,4位という位置が続いていたので、入替戦になろうかと覚悟を決めかけた。
最後の方でぽっと2位、そして首位に躍り出た。
が、勝ち点の差はないに等しいので心休まらなかった。
実際に昇格が決まるまでは。
クルィリヤ=ソヴェートフの順位の推移は、
13→ 6→ 3→ 6→ 4→ 2→ 2→ 6→ 4→ 4→ 3→ 2→ 2→ 2→ 1→ 1→ 2→ 3→ 3→ 4→ 4→ 4→ 4→ 4→
4→ 4→ 4→ 4→ 2→ 2→ 2→ 2→ 1→ 1
であった。
ロシアに限らず多くの国のリーグ戦ではそうだろうが、そこの最上位のディヴィジョンとその一つ下のディヴィジョンでは、格段にレベルは違うし、同ディヴィジョン内でも上位クラブと下位クラブでは実力がかなり離れている。そのはずだった。
しかし、プレミアで上位クラブにぼこぼこにされがちだったクルィリヤ=ソヴェートも、ФНЛでは圧倒的な強さを見せつけて上位独走…となりかと思いきや(いや、そんなこと信じていない)、実際にはそんなことはなかった。
シーズン前半、つまり冬休み前(21節、11月22日)にはやや順位を落としての4位だった。
これじゃあプレーオフぎりぎりじゃないか~と内心泣きが入っていた。
22節
3月14日、リーグ再開、ホームでの対シビリ戦。
2-1での勝利。順位は変わらず4位だが、トミが破れて3位との勝ち点差は1と縮まる。
23節
3月18日、ヤロスラヴリ。今度はシンニクとスコアレスドロー。上位3チームは順調に勝利を収め、3位トミとの勝ち点差は3に広がる。
深く溜息。
24節
3月22日、首位アンジを迎え、1-0で勝利!マラッツィ!!!
一方、トミがホームでサハリンに引き分け、勝ち点差は再び1に。
25節
3月29日、飛び地のカリーニングラードへ。リーグ最西の地、皆さん結構浮かれている。ここは初めてだったのかな?
バルチカ相手の試合はきっちり勝利。0-2.
26節
4月5日、ヴォルガ・ダービーを1点差で競り勝つ。3位トミとの勝ち点差は1のまま。しかし、首位アンジがハバロフスクでエスカーと引き分ける。
27節
4月12日、アストラハン。ヴォルガリとスコアレスドロー。く~~~~!
トミがシビリに勝ち、トスノがチュメニに破れ、2位と3位が入れ替わる。
3位トスノと勝ち点で並ぶ。
アンジはヒミクに勝って2位との勝ち点差を5に広げる。
28節
4月19日、ホームで5位ガゾヴィクに1-0で勝つ。3位トスノと併走。
トミはシンニク相手に4-0と大勝、首位アンジはアウェイでソコルに2-0で敗れる。
29節
4月25日、サンクト=ペテルブルグ。最下位ディナモ相手に0-4で大勝。ほんと、久々の大差勝利である。勝つ時はほぼ1点差、しかも1-0が多いのだ、クルィリヤは。
上位対決となったアンジ対トミは6-0とあっけなくトミが蹴散らされる。
また、トスノがシンニクに破れ、4位に。
結果、2位浮上!首位アンジとの勝ち点差は3.
30節
5月3日、今回も定番の0-1スコアで効率よく試合をいただく。
トミがホームでバルチカに破れる。
前節負けたトスノがアンジに勝って3位。
アンジが負けたので、勝ち点差で首位に並ぶ。ウラー!
31節
5月10日、「こんなに遠く、大地の果てまでやって来た」サハリン島。
大はしゃぎの極東ロードは、まずサハリンに0-3で勝つ。
ヴォルガ対トミが0-5、バルチカ対トスノが0-2、アンジ対チュメニが3-1と、ゴール量産の節であった。
32節
5月16日、ウラジオストクに移動。ルチに0-5と大勝。「沿海州初勝利」だそうだ。(秋のロードでは…)
アンジはアウェイのシビリ戦を0-2で勝利。勝ち点差0ながら首位を守る。
トミがホームでヴォルガリに引き分け。首位争いから脱落しつつある。
トスノはホームでヴォルガに1-0で勝つ。ヴォルガは9位にまで順位を落としている。
33節
5月24日、サマラに戻ってのエスカーとの試合、いつものスコアで勝つ。
でも、結果的に「これでいいのだ」だった。
なんと、他の上位陣が揃って引き分けに終わった(ガゾヴィク1-1トミ、アンジ1-1シンニク、ヴォルガリ0-0トスノ)ことにより、2位以内確定、来シーズンプレミア復帰が決まった。
ウラー、ウラー、ウラー!
パヴェーダ、パヴェーダ、パヴェーダ!
(大事なことなのでで繰り返して3回言う)
ついでながら首位に浮上してもいた。
クルィリヤは29節以降は下位チームとの対戦を残すのみとなり、一サッカーファンとして予想するなら「まあ、大丈夫なんじゃない?」と考えただろうが、ファンの心理としてはそんな風には思えない。クルィリヤは通常1試合1点しか取らないようなチームなのだから、ひょっとしたらやらかすんじゃないか?とかいろいろ雑念が沸いてきてしまうのだ。ましてここまで上下のチームとの勝ち点差はさほどなかったから、上位2チーム=プレミア復帰クラブについても最終節まで縺れるだろうと考えていたのだが、意外とあっさり、しかも我が弟のような存在のクルィリヤが一番乗りするとは。
嬉しいのもほどがある。
最終節
5月31日、プレミア復帰は決まっていたので、いつになく心安らかに観戦する。
4位のトミは確定。1~3位の争いだ。
1位と2位の差は、もしかしたら、来シーズンのプレミアの開幕戦のカードとかに影響するのかもしれないが、私としてはプレミア復帰が果たされたので、最終順位は1位でも2位でもどちらでもいい気になっていた。
クルィリヤともにプレミアに行くのはアンジかトスノか。
私は元々ロシア共和国の地方都市が好きなので(サマラ以外だったらロストフとかニージニー=ノヴゴロドとか)、ダゲスタンのクラブよりはトスノがいいなあと思っていた。
でも、トスノはガゾヴィクに負けてしまう!
対してアンジは地の果ての島で大勝。
で、最終順位は上記の通りとなる。
まだまだ書きかけ。
ただ、これだけは書いておこう。
Восхождение Крыльев をまたも使ったにしたのは、尊敬する映画監督ラリーサ・シェピチコの撮った作品のタイトル”Восхождение”(邦題「処刑の丘」)と”Крылья”(同「翼」)を下敷きにしています。
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