2012年3月24日土曜日

PORO

午前中の用事がうまいことすぐ済んだので、ル・シネマに急いだ。
10:35の回に間に合った。

「自転車と少年」公開記念でダルデンヌ兄弟特集上映なのだが、

私にとっては、愛しのジェレミー・レニエ特集でもある。
ポスターは左から「イゴールの約束」「息子のまなざし」「ロゼッタ」「ある子供」「ロルナの祈り」
レニエはこのうち「イゴールの約束」「ある子供」「ロルナの祈り」に出演していて、ポスターにも登場している。(今度の「少年と自転車」にも出演するが、主役の少年の父親役で、ポスターには出ていない。)
ダルデンヌ兄弟はレニエをよく使ってくれるが、レニエの役はどんどん“しょうもない男”になっていく。
レニエ自身が「ある子供」のブリュノを演じる時に「これはイゴールがちょっと悪い方向に成長した話だね」と言っていたそうだが、「ロルナの祈り」では悪い大人たちに食い物にされる薬物依存症の若者役、今度の「少年と自転車」では子どもを拒絶する若い父親役、と今度は「これはブリュノがちょっと悪い方向に成長した話だね」なんて言いそうだ。
ダルデンヌ作品以外のレニエは、「ジェヴォーダンの獣」にしろ「夏時間の庭」にしろ「約束の葡萄畑」にしろ、印象的ながら、いやこの役は別にレニエじゃなくても、と思ってしまうような後味を残す。
ミキ・マノイロヴィチを妖しい関係に陥る「クリミナル・ラヴァーズ」の時は、二人とも好きな俳優だけに、どうなってしまうやら、とはらはらした。
「つぐない」の瀕死のフランス兵士役はよかったが、作品自体がレニエ登場場面以外はどうしようもない駄作だった。
結局やっぱり「イゴールの約束」がいいなあ。
いつでもどこでも「イゴールの約束」は生涯ベスト5に挙げる作品だ。
ファンタスチカ系ではジャコ・ヴァン・ドルマルの「トト・ザ・ヒーロー」、リアリズム系では「イゴールの約束」と、二つのベルギー映画を挙げるのだ。
ベルギーのサッカーは好きではないが、映画は大好き。
レニエは「トト・ザ・ヒーロー」のトト役のオーディションでも最終選考まで残っていたそうだけど、それはわかる。でも、トトを演じたら、イゴール役には恵まれなかったかもしれない。だからこれでよかったのだ。
この大好きな「イゴールの約束」は、ユーロスペース(南口にあった頃)で観て、日仏学院のダルデンヌ作品特集上映で観て、今度が3回目。
レニエ、こんなに笑顔だったんだ。
イゴールも、アシタも、ロジェも、この先どうなるのかわからない、突き放した終わり方で、私の映画鑑賞人生で画期となった作品だった。

あと、今日観たのはレニエの出ていない「息子のまなざし」で、これについても万感胸に迫るでありますが・・・。

あああ、コルニレンコ!オフサイドか。ジャーリ!

「息子のまなざし」と「イゴールの約束」の間の時間は、ふらっと1階のギャラリーを覗いたら、「フィンランドのくらしとデザイン」展への招待というのをやっていたので、探検してみた。


大人気!ムーミングッズコーナー

トナカイのことはフィンランド語でPOROという、という説明がある。
これらのトナカイのうち1頭は我が家に連れて帰りました。
秘技衝動買い、というわけで。
名前はエメーリャにした。
あんまりトナカイっぽくない名前だけど。
最初に頭に浮かんだのはエリョーメンコだったんだけどね。

??フレブ、交代か?
クルィリヤの試合に集中しよう。

スコアレスドローだった。
なかなか勝てない。
トミにくらいすかっと勝ってほしかったのに。

昨日のリザーブチームの結果は
Томь - Мол.  3 : 1  Крылья Советов - Мол.
   Бояринцев Д.  24 
   Чернов Е.  32 
   Смирнов Д.Н. II  65 
     Олег Шалаев (pen) 78 



15:00 Р '
 Краснодар - Мол.  0 : 0  Амкар - Мол. 

17:00 Р '
 ЦСКА - Мол.  1 : 3  Локомотив Мол
   Амбарцумян А.  28 
     Николай Калинский  11 
  Mikhail Petrusyev  31 
  Евгений Кирисов  48 

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