ヴォルガに思いを馳せながら、ゴーリキーを読み始めている。
今まで後回しにしてきたゴーリキーだけれど、結構おもしろいじゃないか。
というか、判り易くていい。
『幼年時代』『私の大学』
さて、遅ればせながら、未知谷の『ワーニカ』を入手した。
チェーホフを愛する人の中でも、特に熱愛されている作品ではないか。
上野の国際子ども図書館で『ロシア児童文学の世界-昔話から現代の作品まで』の松谷さやか先生がギャラリートークをされたとき、『ワーニカ』の本(このリストの25番です)の前に立った時、力を込めて特別に熱心にワーニカのことを語りだされた。
勿論、ナターリア・オルロワのガラス絵アニメーション「わが悲しみを誰に伝えよう」Кому повем печаль моюのことも。
松谷先生もこれが大好きなんだなあ、と感動しながら聞いていた。
ガラス絵に描くアニメーションでは、何と言ってもアレクサンドル・ペトロフが有名だろうけれど、私が一番好きなのはこれをおいてはない。
大好きなチェーホフの、その中でもとりわけ印象深い『ワーニカ』という作品は、オルロワのガラス絵のイメージで私の心に刻印されているといってよい。
未知谷のチェーホフ・コレクションでいよいよ『ワーニカ』が出るという話を聞いてわくわくした。
画家が『ロスチャイルドのバイオリン』や『大学生』のザトゥロフスカヤというのも聞いて、ぴったりだろうと思った。
実際に本を手に取ってみると、やはりオルロワの絵へのこだわりが強かったせいか、ザトゥロフスカヤの絵にさえ、少々違和感を持ってしまった。
11ページの少年など、イメージより年長だったりする。
でもモノトーンの中の深みが、このお話にあっている。
後書きによると、イリーナさんは今年来日されるとのことなので、原画展があるといいなあ。
あああ、ディナモ、もう3失点。
GKはベレゾフスキーか?だね。
サメドフ出ていないのか。
この悲しみを誰に…。
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