2022年10月25日火曜日

ナカニェッツ・・・ガガーリン!

 ロシアの星、というよりソ連の星なんだと思う。

ユーリー・ガガーリンをめぐる実在・架空の20名ほどの人間模様の短編連作(どれも●●●●年4月12日となっている)。
冒頭のアメリカに移住した元医師とその孫のエピソード(2011年)、ガガーリングッズのコレクターと同じアパートの女性研究者のやりとり(1963年)など、架空の人物のパートがおもしろい。実在人物、特にチトフのパートは少々精彩を欠く。
フランス文学でソ連が舞台のものは『四人の兵士』がお気に入りだが、この作品もまあまあかしら。 
ガガーリン像

0 件のコメント:

コメントを投稿