ベールィエ・ストルブィ映画祭レポートの続き
標題の特集の作品の中では、グリゴリー・チュフライ監督の「記憶」"Память"1970年を挙げられていた。
スターリングラード攻防戦について、パリ・ロンドンでは結構忘れられている(というより元々認知度が低かったのでは?さすがにそれはないか)が、ドイツでは肉親の戦死等体験として深く刻まれている、というものらしい。
現在では、スターリングラード戦についての劇映画もむしろ活発に作られているような。
クレッチマンはドイツのとロシアのと両方出演しているし。
私が洗礼を受けた90年、当時の伝道師が(夫を天に送った後神学校に入って聖職者となった、珍しい経歴の女性で、文学少女の趣が強く、私はこの先生の説教が好きだったのだが)説教の中で「スターリングランドの戦いでドイツ兵は…」とおっしゃっていて、皆も受け流していたので、歴史用語としても日本ではあんまり知られていないのかと思ったが。
「誓いの休暇」「君たちのことは忘れない」等、あの大戦(ソ連では大祖国戦争と呼ぶ)の従軍体験のある世代の巨匠、戦争については英雄が勇敢に戦うのではない、胸が締め付けられるような愛しい人たちが戦う様子を描いたあの監督が、作ったドキュメンタリー、観てみたい。
なお、この特集ではセミョーン・アラノヴィッチ監督の「今夜はプレミア」上映もあったようだ。
アテネ・フランセで観たと思う。
キリル・ラヴロフさんがチェーホフ劇に出演する。
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