2020年5月29日金曜日

『潔白』を読み直す

日本の検察、これじゃだめだめじゃないか…と思わせる事象が現に刻々と起きている中で改めて読む。


『無実を探せ! イノセンス・プロジェクト — DNA鑑定で冤罪を晴らした人々』を読むまで、警察や検察や裁判所は誤ることはあっても(政治的なフレームアップでもない限り)悪気があってのことではないだろうと思っていた。がこんなに簡単に人の人生を踏みにじって命を奪ってでも初動の誤りを修正するのを憚るとか根深い偏見によったりでこんなことが繰り返し起きてしまうのかと考えを改めた。
本書はある冤罪死刑執行事件を下敷きにしたフィクション。
刑事裁判で死刑が確定してから執行されるまでの異例の短さは何か隠された理由があってのことかと思ったが・・・。

再審開始の是非を審理するのは裁判所ではなくて第三者機関にしないとだめなんじゃないかと改めて思う。

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