2025年12月10日水曜日

読書メモ 『こぐまのララはうたう』

 

『茶色の朝』、いやむしろ『かさをささないシランさん』系統の絵本で、解説を読まないと台湾の白色テロによる人権弾圧をテーマにしたとはわからないだろう、権力者の理不尽な人権侵害が一般化普遍化した形でメルヘンになっている。そして悲しみを湛えたエンディングに今年の死刑映画週間で観た台湾映画『流麻溝十五号』を思い出した。 絵はまあまあ可愛い。しかし・・・やはり子ども向けではないだろう。台湾の状況を子どもにわかりやすく解説できる日本人がどれだけいるだろうか。
モデルは蔡焜霖さんとのこと。毎日新聞夕刊2025年10月22日の紹介記事で知って図書館にリクエストした。

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