2018年9月29日土曜日

憲法さん、こんにちは

高校の時、副担任だったI先生。
専門は経済(大学卒業後は経済官僚になるか都市銀行など大企業に勤めて日本の経済を支えたい、変革したいと考えていらっしゃったそうだ)ながら、最初の授業は「地域学習」だというので

というと、多摩地区の学校としては地域学習の定番は
・玉川兄弟
・鎌倉街道
あたりが定番なのだけど。

I先生は五日市在住だということで、テーマはいきなり「五日市憲法草案」だった。
それが私と五日市憲法との出会いだ。
(その後の再会はあまりない、少なくともあまり記憶に残らず)
明治維新から近代国家建設の様々な課題をこなし、ではいよいよ憲法制定という流れになって、近代日本にはどのような憲法がふさわしいのか、国家の動きだけでなく、在野での議論もいろいろ行われていて「自由民権運動」が日本各地で繰り広げられる。
そんな中で、今は都心から遠い遠い五日市線の終点の地、東京西多摩は五日市の地で、様々な年代層の人達が議論をたたかわせて自主的に憲法草案を起草していた。
というようなお話だったと記憶している。

高校生の頃の私は、飲みこみは早くて試験では正答するけど、それ以上のことを貪欲に知りたいと欲するような深い思索型ではなく、まあ適当ないい子ちゃんだった。
そんなでも先生は可愛がってくれた。
多少依怙贔屓もしてもらっていたような気もする。

地域学習に関していえば、五日市憲法より、国分寺・国分尼寺や府中や調布の話が出てくる天平時代の話の方が心惹かれた。

それはともかくも、「五日市憲法草案」という言葉は脳裏(の片隅)には引っかかったのだった。

憲法さん、私たちの考える憲法さん、こんにちは!
(今の私ならあほ~~~~い!と言ってしまう)

今年は五日市憲法草案が旧家深澤家の土蔵から見つかってから50年なのだそうだ。

そして、五日市憲法草案ゆかりの地をゆく小旅行というかハイキングというかがちょくちょく行われているようで、 春に多磨全生園に見学に行ったように、肉球新党でも見学会第二弾企画しようかなあと考えついた。

全生園は社会科見学で行ったことあったし、紹介者もいたので、企画してから実行までは、あまり苦労することもなく、さくさく進んだのだけど、今度は全然勝手が違う。
五日市憲法の名を初めて聞いた高校生の頃、クラスメイトには五日市線を使って通学している子がいたのだけど、彼は日の出村在住で最寄り駅は武蔵増戸ということだった。彼の家に行ったクラスメイト達は「すぐ山がある!」と驚嘆していた。
五日市、一体どんなところだろう???
あの後、そう言えば青年の家で合宿学習会をしたこともあったような記憶が…。

まあ、とにかく、五日市、よくわからないので、まずは下見!
とばかりに、
五日市憲法草案所縁の地ぼっちハイキングに行って来た!
母が参加したというガイドツァーを参考にして、廻る場所をピックアップして所要予想時間を考えてみた。

しかし、勿論予想通りには行かなかった。
まず、当日何だかんだで家を出るのが遅くなって、武蔵五日市駅に着いたのが11時近くになってしまった。

当初のプラン
①武蔵五日市駅
↓ 4分
②五日市勤能学校跡
今はお堂になっている
 
 
↓ 
③内山安兵衛屋敷跡(現西東京バス車庫)


④内山安兵衛墓
 これがなかなか見つけるのが大変で、実のところかなり迷った。


(阿伎留神社)👈ここの方が先に見つかる。そしてこの周辺をうろうろ。

⑤土屋権左衛門屋敷跡(現りそな銀行)

⑥土屋勘兵衛屋敷跡(現栗原呉服店)


 どちらも檜原街道五日市出張所入口信号
 ①からここまでで50分

⑦五日市郷土館/旧市倉家住宅


元々中に入る時間はなかったのだけど、水曜は定休日だった!
(何という調査不足!)
↓10分
⑧開光院:内田兄弟墓/土屋常七の碑


内田兄弟の墓は確認せず(ガイドいないと無理だと思う)
↓10分
⑨五日市憲法草案の碑(五日市中学校の一角)
 
 (萩原タケ胸像/五日市出張所の一角)


↓55分
⑩真光院:憲天協会

⑪深澤家屋敷跡
  草案が発見された土蔵しか残っていない。土蔵も改築済みのもの。
 ⑫権八深澤氏墓

↓50分
⑬五日市図書館

↓4分
⑭武蔵五日市駅


単純計算で3時間余り(見学時間含まず)
食事とかする時間とれないなあ。
食事する場所だって限られる(たぶん駅前とか檜原街道沿いだろう)

こんな感じで実際どうだったかと言うと
*内山安兵衛墓をなかなか見つけるのが大変で、実のところかなり迷った。
阿伎留神社👈ここの方が先に見つかる。そしてこの周辺をうろうろした。
*坂は結構多い。きつい坂もある。
*迷ったりして武蔵五日市駅に戻って来たのは4時半頃だったか。
*曇りでそんなに暑くはなかったがうろうろしていたらまあまあ汗はかいた。
*9月中旬で4時過ぎでもまだ明るかったけれど、深澤氏屋敷跡に行く道は秋川渓谷への一本道で平日だったせいもあるだろうけど、だ~~れも通らない。暗くなったら一人だときっと怖い。

今度はガイド付きでしっかり回ります!

https://twitter.com/KocmocKocma/status/1039878604975292418


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