2018年9月9日日曜日

武器よさらば

ちょっと前になってしまったが、夏休み後半(今年は二回に分けてとった)の最初の日に、川崎方面に行く予定にしていたので、こちらにも行って参加した。

#2018_anti_isdef #イスラエル軍事見本市大抗議行動






会場となったとどろきアリーナ(のメインスタジアム)に入って行く人には、抗議者たちが「人殺しに手を貸すな」みたいなこと声をかけていき(というか殆ど罵声)、当然多くの人は能面みたいに顔を強張らせて通り過ぎようとするのだけど、中にはフライヤーを受け取ってくれた人がいた。二人くらい。
まあ中には会社から言われて仕事だからやって来てる人もいるだろう。欲を言えばそれでも何らかの抵抗(サボタージュ)をして欲しいものだが、せめてこちらの主張を読む気になってくれたならそれ以上罵声を浴びせるようなことはしたくないなと思った(甘い?)

そういう人たちと比較しても、イスラエル人達(軍事会社の人?)は全部感じ悪かった(←極めて穏当な表現に努めた)



こちらはUPLANさん(国会前や日比谷野音での集会でよくお会いする肉球新党の方。いつも自転車。この日も2時間以上かけていらっしゃっていた)作成の動画

57分頃登場する男性、パレスチナ人は子どもも含めテロリストと断じ、だから殺すのだと。抗議者を老人ばかりと断じ最後まで侮辱の姿勢を崩さなかった。

抗議行動参加は自由意思に基づく行為なので、皆ばらばらにやってきていて、どういう構成になるのかは当人たちだってわからない。
それが老人ばかりになったところで、それはそれで一向に構わないとは思うが、実際にはその場には若い人もそれなりにいて、見本市に向かうジャパニーズビジネスマンに非難の声を激しく浴びせるのはそういった若い層中心だったので、その発言をした彼は偏見のあまり目の前のことも見えていないんだなと悲しくなった。

彼がパレスチナ人の子どもを見てテロリストだと思うのもそれなんだ、目の前の事なのに見たくないことは無視して見えてないことにしてしまうのだと思うと哀れになる。日本も決して他国の事を嗤えないが、そんな彼らの態度を目にすると、イスラエルはこの先真っ当な方向に転換できるのだろうかと案じてしまう。
元々用事があった※からとは言えはるばる等々力までやってきたのは勿論イスラエルに抗議する機会があったから(抗議する意思が大いにあった)で、改めてイスラエルの「死の商人」たちの姿を現実に見て、やっぱりこんなかと思った次第。

壁に見立てた横断幕に記された犠牲者の方々のお名前を目にして心が疼く。







※本来はアリーナの先の川崎市市民ミュージアムで開催していた「かこさとしのひみつ」展とロシアアヴァンギャルドを観るのが目的の武蔵小杉行きであった。

イスラエル軍事会社の見本市、一応武器ではなくてセキュリティー関係の商品の売り込みってことで、武器展示はしないという約束を川崎市としていたというが、事前の打ち合わせでは見せなかった(隠した?)”どう見ても武器”のパンフレットを置いているということが潜入取材した人によって明らかになった。




 


あと、ダイインのことがある。
寝そべっていたので自分では写真撮れなかった。
スタンディングや野外集会に参加するときいつもならレジャーシートを持って行くのだが昨日は持参しなかった…ら、まさかのダイイン!
直接寝転がることになった。
十年以上前の広島か長崎の平和公園以来だったろうか。
時間的にも結構長かった。
ダイインの様子をイスラエル軍事会社の女性(入る時にイスラエルに来たことあるのかとか抗議者に言って警備員が取り合わないように促すもしきりに撮影してた)がまたも撮影していたようだ。

ダイインをやる意味は、彼らへの当てつけというより、虐殺される側に身を置いてなすすべなく大地に伏すしかなかった犠牲者たちを我が身で感じることであり、視界に入る芝生や流れゆく空の雲を見てそれでも今自分が生を得ていることを実感することなのだと、その昔クラスメイトが言っていた。
ダイインするたび思い出す。

 
展覧会を観終わって(時間いっぱいまで観た)、見本市の方も初日の展示が終了した時間だったらしく、見本市参加者のバスも帰途につく参加者を乗せるべく待機していた。 
 
 
市バスにもアリーナ前からそれらしき人が乗り込んで来た。
プラカはトートから出しておいた。
 

そう言えば、一緒に抗議活動に来ていた方がおっしゃっていたが、イスラエルが軍事見本市をするのはロシアに次いで2番目なのだそうだ。
(イギリスでは抗議によって撤退になった。)
あー、ロシアか。
そうか。ロシアか。
もはやイスラエル人口の約15%はロシア語話者だというし、なかなか結びつきは強いんだな。
(ソ連時代はパレスティナ側に加担してたが、今や時代は変わった。)

0 件のコメント:

コメントを投稿