2022年5月20日金曜日

ナショナルな欲望のゆくえ: ソ連後のロシア文学を読み解く

 

ロシアのポストモダンをはじめソ連時代~2010年代の文学史概観。
大急ぎでなんとか読み切った。
 例えば、とにかく読後感の悪かった『図書館大戦争』
→https://booklog.jp/edit/1/4309206921
作者のエリザーロフは、インタビューによるとかなりのソ連推しなのだが、
「負の面を含めたソ連の遺産を多く引き継いだロシアとは異なり、独立とナショナリズム運動によって非ソ連化が急速に進んだウクライナで成長したことで、彼の記憶の中の理想的なソ連像はさらに強化されたのかもしれない。」
「ロシアを敵視するヨーロッパに対する不満を述べ、ウクライナに対しても”好きなだけ自身のヨーロッパ性を口にすればいい”と批判的だ。」
今現在、エリザーロフの立場は・・・。



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