南アフリカ、反アパルトヘイトの闘いで言えば、マンデラ氏にあたるのではないかと思うが、瀬長亀次郎さんが国会議員だった頃のことはおぼろげながら覚えている。
マンデラさん以上に尊敬するのは、非暴力であり、法に則った闘いを、ずっとずっと粘り強く続けたこと、そして沖縄の人々がそれを支えたこと、否、お互いが支えてきたこと。
とはいうものの、南アとか、或いは私がこれまで担当した地域であるシリア・エジプト・ギリシャ・イランといったところの人権状況ほどには知識も薄かった、沖縄。
薄かったなりに、教会で行ったセミナーで教わったことで(もう二昔ほど前になるが)米軍統治下の沖縄は知っているつもりになっていた私だが、酷く打ちのめされるくらい、米軍の沖縄に対する仕打ちは酷かった。
ユーロが連日満席に近いのはよいことだけど、沖縄について心無い言葉を投げつけるような人にこそ観て欲しい映画なのだが、それにはどうしたらいいのでしょうか。
そういう意味では配給の彩プロ、超キワモノ映画特集するとか変な邦題・パッケージで旧ソ連圏の戦争映画を玉石混交でDVD発売という印象しかなかったんですが、こんな真っ当なお仕事もされているのですか。
ミリオタの落としたお金の有効活用、喜ばしい限りです。
一味違った層が観に来るということがちょっとでもあったらなあと思います。
(以前、東京ロシア語学院でやっていたロシア映画近作紹介の会で、いつも年齢層が高かったのに、アルトゥール・スモリヤニノフくん主演の「第九中隊」をやったとき、軍装??めいたミリオタっぽい若者(じゃない人もいたけど)がどどっと来ていて、新鮮っていうかちょっと驚いたことがありましてね。)
あら、と不思議に思ったのは沖縄が日本に復帰する前の1970年に、既に瀬長さんが国会議員になっていたということ。
そりゃあ、選挙すれば沖縄では絶大な支持を得ているのだから当選しますよね。
よくわからないけど、「本土復帰」の前に沖縄で日本の国政選挙があったということなんですね。
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