2013年10月19日土曜日

みやびなベラルーシ

先日の、あのクルィリヤのヴェレムコが活躍した(個人的には思っている)ベラルーシ対日本の親善試合はジョジノという地方都市で行われたので、投稿のタイトルもジョジノとしていた。

ジョジノと言えばトルペド・ジョジノがあるところ。
トルペドっていうくらいだから、たぶん自動車工場があるのでは?という程度の認識だ。

で、試合はおかげさまでベラルーシが勝ったわけです。
ヴェレムコがフル出場でね。(と繰り返す。)
ベラルーシ代表にはコルニレンコもいたし、ヴォルガのアントン君もいたし、どうかすると現ロシア代表より親しみを持てるメンバーだったかも、
しかし、クルィリヤやヴォルガの選手が代表選手になれるだけあって、ベラルーシ代表は応援するにはちょっと甲斐がなさげで、もし入れ込むとなるとそれなりの覚悟がいる対象だろうと思われる。
私もまるまるベラルーシ代表の試合を観たのは久しぶりでした。
しかも勝った。

さて、ベラルーシ対日本の過去の試合につき、服部先生及び後藤健生氏がそれぞれコラムやブログに書かれていたので、勉強させていただいた。
ほんとうに文字通り勉強になった。

私も地理が得意だったので、旧ソ連構成諸国やユーゴスラヴィア構成諸国の名前はすらすら言える。
ここはソ連について、アルファベット順
アゼルバイジャン Азербайджан
アルメニア Армения
ベラルーシ Беларусь(Белоруссия)
グルジア Грузия
カザフスタン Казахстан
キルギス Киргизия(Кыргыстан)
ラトヴィア Латвия
リトアニア Литва
モルドヴァ Молдва(Молдавия)
タジキスタン Таджикистан
トルクメニスタン Туркменистан
ウズベキスタン Узбекистан
ウクライナ Украина
エストニア Эстония
ロシア Россия

このうち、日本語での国名表記とロシア語での国名表記がずれていて、ロシア語→日本語にするときに注意を要するのがベラルーシとモルドヴァだ。
(リトアニアをリトヴァとすることは殆どない。)
ベロロシアとかモルドヴィアとかうっかり昔の名前で言いそうになるのだ。
リム(ローマのこと)とかスタンブール(同イスタンブール)とかって言いたくなるのと同じように。
母音もаがоに化けていたりしてやっかいだ。
でも、右側の表記はまったく間違っているわけではないし、特にソ連時代のことであればこの方が一般的な言い方だったのだ。

ベラルーシかベロロシアか、モルドヴァかモルドヴィアか。
やはり、前者の言い方はより民族的な、そしてゆかしく、雅なことばだ。
なんたってルーシだもの。

服部先生の推察は、そういう雅な「ベラルーシ」という言葉をソ連時代に使うとしたら(しかも括弧つきで)共和国名ではなくてクラブ名でしょ、というところにあった。
素晴らしい!

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