モスクワ・マラジョージヌィ国立オーケストラと、マリインスキーソリストのマリヤ・マクサコワのコンサートに行った。
(マラジョージヌィはユースという意味です。)
楽しいプログラムだった。
オーケストラの編成は
第一ヴァイオリン:6または5
第二ヴァイオリン:5
ヴィオラ:3
チェロ:3
コントラバス:1
第一ヴァイオリンの一人が「ラ:・ヴァヴォリータ」のレオノーラのアリアと「カルメン」のハバネラのときにピアノを弾き、チャイコフスキーの「子供のアルバム」の「ナポリの歌」及びリムスキー=コルサコフの「熊蜂の飛行」で木琴のソリスト(I.ラザレフ)が加わる。
そして、指揮者のヴァレリー・ヴォロナさんは数曲指揮振りを披露する。
特に、ヴォロナさんご自身に献呈された曲、エフレム・ボドガイツの「ヴォロナと室内オーケストラのための音楽«ノクターン»」は、素敵な曲はまだまだこの世の中にあることが実感できて嬉しかった。
ボロディンの「ノクターン」にも匹敵する、静かで、深く内省的な名曲だと思った。
ルロイ・アンダーソンの「プリンク・プレンク・プランク!」、セルゲイ・ドレズニンの「イサーク・ドナエフスキーの主題による幻想曲«サーカス»」も指揮振り。
初めて聞く曲だが、親しみ易く、ただただ楽しい。
マクシノワさんは、カトリーヌ・ドヌーヴかソフィア・ローレンかと見紛うようなクラシカルな女優的美貌の持ち主(特に口元がオペラ歌手ではなくまさに女優)で、実は国会議員(下院)でもあり、俳優や司会者、ファッションモデルと多面的な活躍をしている、本業メゾ・ソプラノ歌手で、スタイルも抜群(他の人たち、フロロフの「2代のヴァイオリンのためのディヴェルティメント」のスヴェトラーナ・ベゾトスナヤさんとエレーナ・フェンドリコヴァさんも)。天は二物も三物も与えた。
エフレム・ボドガイツの「ヴォロナと室内オーケストラのための音楽«ノクターン»」
ЕФРЕМ ПОДГАЙЦ
«Музыка для Вороны» («Ноктюрн») для скрипки и камерного оркестра (2010)
ポドガイツさん(写真)は、ヴォロナさんに似ているな。
(書きかけ)
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