今回はオリジナルのグルジア語版での上映だという。
でも、まあタイトルやクレジットはキリル文字(つまりロシア語)表記。
あと、途中で音が途切れたと思ったら突然ロシア語に切り替わったところがあった(姉夫婦が訪ねてきたところ)。
一緒に観に行った家人は完全にピロスマニをアンリ・ルソーと勘違いしていた。
画風、似ているか、そういえば。
岩波ホールのロビーでは彼の絵の写真が展示されていた。
「百万本のバラ」のマルガリータの絵もある。
(映画にはマルガリータは出てくるが薔薇のエピソードには触れていない。)
こちらの本を読んで、画家の生涯、また彼の絵についての知識がついていたので、
ピロスマニの生涯に沿って、次に絵に描かれた対象別に、彼の絵を紹介・解説している。著者の思いがそれぞれにこもっていて心打たれる。ピロスマニの映画は何度も観たし、彼の絵も展覧会で何度か観たけれど、黒いキャンバスを使っていたとは知らなかった。映画ではいかにも浮世離れした天才という感じだったが、実際繊細な神経を持つ大変人だったようだ。新書なので絵は小さいが、いたしかたないだろう。
シェンゲラーヤの伝記映画の情報も勿論書かれている(パラジャーノフの方があまり言及されていない。)
「グルジア」はロシア語由来ではなくペルシャ語が元になって周辺地域の言葉に反映したもので、この部分の説明は間違っている。
シェンゲラーヤの伝記映画の情報も勿論書かれている(パラジャーノフの方があまり言及されていない。)
「グルジア」はロシア語由来ではなくペルシャ語が元になって周辺地域の言葉に反映したもので、この部分の説明は間違っている。
この映画自体観るのは4回か5回目かだけれど、深い思いで鑑賞できたように思う。
(会場の岩波ホールでも販売していました。)
映画「放浪の画家ピロスマニ」のプログラムも、画家のはらだたけひでさんの詳しい解説(画家の生涯と絵画作品に沿ったもので懇切丁寧)、児島康宏先生、配給の丹羽高史さんという豪華メンバーによる充実の内容だ。
欲を言えば、映画そのものについて、つまり出演俳優の情報が掲載されていたらよかった。
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