ユーロスペースのソクーロフ特集。
全部観たことあるからなあ、と結局「エルミタージュ幻想」を今日観ただけ、に終わりそう。
今回はうとうともせず、全編しっかり観られた。
さすがにどこを撮っているのかもだいたいわかるようになったし。
でも、ソクーロフがこの映画で何を言いたかったかはよくわかりません!
「日陽はしづかに発酵し…」も、もう一回観たらいろいろ再発見があっただろうけれど、今となっては無理な日程(24日に観るべきだった)。
アップリンクの「100年のロシアPartⅡ」の上映予定作品が掲載されたチラシを、ユーロでピックアップ。
全部観たことあると判明。
「オデッサ・コスモス」に載せます。
トルコ映画「ミルク」
ここで終わるかああああああ。
何かソクーロフっぽいよ。
いつの間にか耐性ができている私。
制作順で「卵」→「ミルク」→「蜂蜜」だが、主人公ユスフの成長順に「蜂蜜」→「ミルク」(→「卵」予定)と観る。
「卵」を観ないと完結しないが、「蜂蜜」から「ミルク」がキャスト総入れ替えで住んでいる場所も変わっているし、実は繋がりが乏しいものなので、「ミルク」の中で???だったこと、あの人とはその後どうなる?と気になる点が「卵」の中で描かれているようには思えない。
主人公の書く詩がどんなものなのかは知りたい。
信じ難いことにもう8月だ。
2011年7月31日日曜日
ウズベクのブラジルへの道
В пятницу в Рио-де-Жанейро проходит жеребьевка отборочного турнира Чемпионата мира-2014.
金曜日リオデジャネイロで2014年ワールドカップ予選組み合わせ抽選会が行われた。
АЗИЯ. 3-й отборочный раунд.
АЗИЯ. 3-й отборочный раунд.
アジア予選3回戦
Группа А: Китай, Иордания, Ирак, Сингапур
Группа В: Южная Корея, Кувейт, ОАЭ, Ливан
Группа С: Япония, Узбекистан, Сирия, КНДР
Группа D: Австралия, Саудовская Аравия, Оман, Таиланд
Группа Е: Иран, Катар, Бахрейн, Индонезия
Дальше борьбу продолжат только 2 команды-победительницы групп, тем самым формируя две группы по пять команд. Две команды-победительницы этих групп получат прямые путевки на чемпионат мира. Команды, занявшие 3-е место, оспорят это право вначале между собой, а потом с командой из КОНКАКАФ.
ウズベキスタンはグループC。
イランはグループE。
カタール、バーレーン、インドネシアと同組です。
このところいつも西アジアの国と同じグループになることが多いように感じます。
2014年ワールドカップ予選組み合わせ
ポルトガルには大差で負けましたね。
2006年の予選の時。
「ワイルド・ワイルド・ビーチ」は、その試合の中継を浜辺で聴いているシーンがあり、案の定(私は結果を知っているので「案の定」と書いてしまう)暗ーーーい雰囲気に包まれてしまう。
勝った試合で映画を作ってちょうだい!「オフサイド・ガールズ」みたいに。
イスラエルはユーロ2008予選のとき、アウェイで負けたのでは?
パヴリュチェンコがイングランド戦で活躍し、何より最終戦でクロアチアがイングランドに快勝して、劇的に2位に滑り込めたのだけれど、イスラエル戦を落とした時には…ああ、思い出したくない!
Португалия, Израиль, Северная Ирландия, Азербайджан и Люксембург стали соперниками сборной России в отборочном турнире ЧМ-2014.
В пятницу в Рио-де-Жанейро прошла жеребьевка отборочного турнирна чемпионата мира-2014.
金曜日、リオデジャネイロで2014年ワールドカップ予選の組合せ抽選が行われた。
Сборная России попала в группу F и ее соперниками стали сборные Португалии, Израиля, Северной Ирландии, Азербайджана и Люксембурга.
ロシア代表はグループFで、同グループにはポルトガル、イスラエル、北アイルランド、アゼルバイジャン、ルクセンブルクが入った。
2011-07-31 00:02:37
Жеребьевка отборочного раунда чемпионата мира-2014. Европа.
В пятницу в Рио-де-Жанейро прошла жеребьевка отборочного турнира Чемпионата мира-2014.
ЕВРОПА.
Группа А: Хорватия, Сербии, Бельгия, Шотландия, Македония, Уэльс
Группа В: Италия, Дании, Чехия, Болгария, Армения, Мальта
Группа С: Германия, Швеции, Ирландия, Австрия, Фарерские острова, КазахстанГруппа D: Нидерланды, Турции, Венгрия, Румыния, Эстония, Андорра
Группа Е: Норвегия, Словении, Швейцария, Албания, Кипр, Исландия
Группа F: Португалия, Россия, Израиль, Сев. Ирландия, Азербайджан, Люксембург
Группа G: Греция, Словакии, Босния и Герцеговина, Литва, Латвия, Лихтенштейн
Группа H: Англия, Черногории, Украина, Польша, Молдавия, Сан-Марино
Группа I: Испания, Франции, Белоруссия, Грузия, Финляндия
9 победителей группа получат путевки на чемпионат мира. 8 команд, занявших второе место, сыграют матчи плей-офф за 4 оставшихся путевки.
ЕВРОПА.
Группа А: Хорватия, Сербии, Бельгия, Шотландия, Македония, Уэльс
Группа В: Италия, Дании, Чехия, Болгария, Армения, Мальта
Группа С: Германия, Швеции, Ирландия, Австрия, Фарерские острова, КазахстанГруппа D: Нидерланды, Турции, Венгрия, Румыния, Эстония, Андорра
Группа Е: Норвегия, Словении, Швейцария, Албания, Кипр, Исландия
Группа F: Португалия, Россия, Израиль, Сев. Ирландия, Азербайджан, Люксембург
Группа G: Греция, Словакии, Босния и Герцеговина, Литва, Латвия, Лихтенштейн
Группа H: Англия, Черногории, Украина, Польша, Молдавия, Сан-Марино
Группа I: Испания, Франции, Белоруссия, Грузия, Финляндия
9 победителей группа получат путевки на чемпионат мира. 8 команд, занявших второе место, сыграют матчи плей-офф за 4 оставшихся путевки.
2011-07-31 00:04:45
2011年7月30日土曜日
聞いている音楽
持ち歩いているiPodに入れているのは
*From Russia With Songs(ロシア語)
*Jukebox-Music in The Films of Aki Kaurismaki(英語・フィンランド語)
*No One Knows About Persian Cats(英語・ペルシャ語)
*Rebelove(チェコ語・英語)
*Нос「ゴーゴリの『鼻』を読む」(ロシア語)
*カルパチアのミューズたち(ルーマニア語)
*つかれた太陽(岸本力)(ロシア語)
*モスクワオペレッタ劇場(ロシア語)
*チェブラーシカ(「ヤー・チェブラーシカ」「誕生日の歌」「青い列車」等)(ロシア語)
*リピーティングで学ぶロシア語(ロシア語)
歌えるのは数少ない…。
最初はスメタナやリムスキー=コルサココフの曲も入れていたけれど、クラシックをiPodで聴くのはばかばかしい気がして止めました。
*From Russia With Songs(ロシア語)
*Jukebox-Music in The Films of Aki Kaurismaki(英語・フィンランド語)
*No One Knows About Persian Cats(英語・ペルシャ語)
*Rebelove(チェコ語・英語)
*Нос「ゴーゴリの『鼻』を読む」(ロシア語)
*カルパチアのミューズたち(ルーマニア語)
*つかれた太陽(岸本力)(ロシア語)
*モスクワオペレッタ劇場(ロシア語)
*チェブラーシカ(「ヤー・チェブラーシカ」「誕生日の歌」「青い列車」等)(ロシア語)
*リピーティングで学ぶロシア語(ロシア語)
歌えるのは数少ない…。
最初はスメタナやリムスキー=コルサココフの曲も入れていたけれど、クラシックをiPodで聴くのはばかばかしい気がして止めました。
2011年7月29日金曜日
星たちに
「黄色い星の子供たち」
これまでフランスは、ユダヤ人迫害などはフランスを占領していたドイツがやったこと、フランス人はレジスタンスをしていたんだ、というスタンスだった。
が、勿論そういう人(レジスタンスをした人、それに協力した人)は少なからずいたのだけれど、そうではない人たちも普通にたくさんいたのだ、ということに正面から向き合うようになったのは、そう昔のことではない。
ユダヤ弾圧を子供の視点で描く映画。
フランスに限らず挙げていけば、
「コルチャック先生」「さよなら子供たち」「サンドイッチの年」「小さな赤いビー玉」「鯨の中のジョナ」「ふたりのトスカーナ」「僕を愛した二つの国 ヨーロッパ・ヨーロッパ」「リユニオン 再会」「灰の記憶」「縞模様のパジャマの少年」、酷い駄作だったが「ライフ・イズ・ビューティフル」等々。
これらと比べると、この映画の子どもたちは、個性が弱いというか印象が薄い。
あんまり悪ガキじゃなくて。
絶滅収容所、ガス室へと運ばれる列車の中に積み込まれるに際しても、子どものいたいけな可愛らしさを強調するという演出ではなかった。
でも、シモンくんがヴォロージャ・ブィストロフ風で好きでしたよ。
それでもこの映画は、「フランス人は、そんな中でもユダヤ人をかばったのですよ」とすごく強調したいようにも見えた。
何とか逃がそうとする人、アパート管理人の女性、情報を漏らす警官、水を恵み手紙を預かる消防士たち。
隣人たちの窮地に際し、良心を貫く人、我関せずの人、そして卑怯者。
その差はほんのちょっとなのだ。
『思いやる勇気―ユダヤ人をホロコーストから救った人びと』によれば。
これまでフランスは、ユダヤ人迫害などはフランスを占領していたドイツがやったこと、フランス人はレジスタンスをしていたんだ、というスタンスだった。
が、勿論そういう人(レジスタンスをした人、それに協力した人)は少なからずいたのだけれど、そうではない人たちも普通にたくさんいたのだ、ということに正面から向き合うようになったのは、そう昔のことではない。
ユダヤ弾圧を子供の視点で描く映画。
フランスに限らず挙げていけば、
「コルチャック先生」「さよなら子供たち」「サンドイッチの年」「小さな赤いビー玉」「鯨の中のジョナ」「ふたりのトスカーナ」「僕を愛した二つの国 ヨーロッパ・ヨーロッパ」「リユニオン 再会」「灰の記憶」「縞模様のパジャマの少年」、酷い駄作だったが「ライフ・イズ・ビューティフル」等々。
これらと比べると、この映画の子どもたちは、個性が弱いというか印象が薄い。
あんまり悪ガキじゃなくて。
絶滅収容所、ガス室へと運ばれる列車の中に積み込まれるに際しても、子どものいたいけな可愛らしさを強調するという演出ではなかった。
でも、シモンくんがヴォロージャ・ブィストロフ風で好きでしたよ。
それでもこの映画は、「フランス人は、そんな中でもユダヤ人をかばったのですよ」とすごく強調したいようにも見えた。
何とか逃がそうとする人、アパート管理人の女性、情報を漏らす警官、水を恵み手紙を預かる消防士たち。
隣人たちの窮地に際し、良心を貫く人、我関せずの人、そして卑怯者。
その差はほんのちょっとなのだ。
『思いやる勇気―ユダヤ人をホロコーストから救った人びと』によれば。
2011年7月28日木曜日
なぜ日本人はロシア文学を好むのか?
『ジャポニズムのロシア 知られざる日露文化関係史』
日本人でもこんなこと深く考えていないんじゃない?というようなことを真面目に研究していらっしゃる、若きロシア人日本文化研究者。
(1968年生まれ)
後半の仏教と神道の研究については、個人的にあまり関心が持てなかったので、ロシアにおけるジャポニズムについての考察、それに言い古されているテーマではあるが表題の「なぜ日本人はロシア文学を好むのか?」について、ロシア人はこんな風に観ているのか、といろいろ感心しながら読めた。
日本人が好むロシア文学者は
*イヴァン・トゥルゲーネフ
*レフ・トルストイ
*フョードル・ドストエフスキー
*アントン・チェーホフ
である。
で、まあトゥルゲーネフやレフ・トルストイやドストエフスキーについては、それなりに理由づけされていて、それが納得できるものかどうかはともかく、そうかそうかと読み流していったのだが、チェーホフに関しては
「筆者にはちょっと理解しにくい」
「日本人がなぜチェーホフが好きなのか?劇作を別にしては筆者には答えられない。」
と、相当突き放した、冷めた見解である。
結局この人自身がチェーホフを好きになれないから、チェーホフが好きな人のことを理解できないということではないかな、と私には解されるが。
おりしも『R25』という、いわば東スポを雑誌にしたような、今までも殆ど情報としては得るところの少なかったフリーペーパーを、今日霞が関の駅で入手(表紙にスパス・ナ・クラヴィかポクロフスキー大聖堂らしきものが描かれているのを見かけたので手に取った)。
「まるごと1冊ロシア連邦特集号」とのこと。
中身はそれなりに薄いです。
上述したとおり東スポっぽいフリーペーパーなので。
特にスポーツのところ(17-18ページ)とか。
全然「トリビア」じゃない7ページの「『罪と罰』『戦争と平和』etc.なぜロシア文学は長い作品ばかりなのか?」とか。
これにはすごくがっかりですね。
長い作品「ばかり」ではないことは、代表作として『かもめ』『初恋』などもそこに挙げられていることからわかるだろうに。
長い作品もあるし、中くらいのもあるし、短いのもある。
一ページにも満たない掌編もある。
それに長い作品があるのはロシア文学だけではなくてフランスもアメリカも日本も(埴谷雄高とかさ)そうでしょ。
米原万里説によれば「長編作家は醜男で短編作家はハンサム」。
(ロシアの作家ではないですが、スタンダールはすっごく不細工だったがゆえに、自作の中では美男主人公を登場させています。)
チェーホフ(短編作家)は、美男だったかどうかは現代の感覚と比較してもどうしようもないところがあるだろうけれど、かっこよくてモテモテだった。
それはそうだろう、と私も思う。
湯浅芳子は「チェーホフみたいな人じゃない限り」と憧れの基準をものすごく高いレベルにおいてしまっていたそうで。
それもわかる。
かっこいいというのは顔かたちのことではない。
言うことがまず、かっこよかったに違いない。
言うことだけがかっこいい、で終わってしまうと『ワーニャ伯父さん』のセレブリャコフ先生みたいになってしまうが、チェーホフは実行も伴う人であり、医療に教育活動にその身を捧げる人だったのだから。
日本の、特にクリスチャンはレフ・トルストイとドストエフスキーが大好きな人が多い。
というか、ロシア文学のイメージはそれしかないという人が殆ど。
そりゃ文句なく文豪だし、巨匠だし、すばらしい作品をありがとう、なのだけれど。
R25の28-29ページのブックレビューは、上記「トリビア」によるロシア文学作品の紹介が低レベルに終わっているのとうって変わって、わりとまとも。
*『巨匠とマルガリータ』
そうだった。昨日だったか書いた「ヒロインがなかなか登場しないロシア小説」に、これも加えなきゃ。
私が物心ついたころ、ロシア演劇と言えばブルガーコフ・ブルガーコフ・ブルガーコフという状態になっていて、子ども心に「ブルガーコフって何かおどろおどろしいのだろうか?」と想像をたくましくしていたのだけれど、読んでみたら割とくだらないダジャレや殆どナンセンスなギャグや未成年者を充分困惑させるようなエログロが混じっていて、いやーすばらしかったですね。ロシアの高校生ってこんなの読むの?!何とまあ…、でありました。好きです、ブルガーコフ。
一番好きなのはベゲモートが市電に無賃乗車するところ。
*『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』
リッツァがすてきだ。彼女が幸せになってくれていてほっとする。
男子同級生編を書かれる前に逝ってしまわれたのは残念でならない。
*『イワン・イリッチの死』
レフ・ニコラエヴィチ、あなた、死んだことあったんですか?というくらい、迫真の臨死シーンが、『セヴァストーポリ』でも、『戦争と平和』でも、『アンナ・カレーニナ』でもあるのだけれど、死そのものが前面に出ていることで、これには参りましたというほかはないです。
*『幻のロシア絵本1920-30年代』
ロシア絵本と言うよりソヴィエト絵本。ただ革命の熱気、アヴァンギャルドっていずれにしろ瞬間風速無限大なものなので、粛清の有無に関わらずそんなに長くは持たなかったのでは。
*『図説ロシアの歴史』
極端から極端へ。ふり幅がいつも大きい、大きすぎるのがロシアなのです。
*『やってくれるね、ロシア人 不思議ワールドとのつきあい方』
たくましいロシア人、たくましい亀山さん。おもろうてやがてかなしき。
なぜ日本人はロシア文学を好むのか?
さあね。
だいたい、ほんとに好んでいる?
日本人でもこんなこと深く考えていないんじゃない?というようなことを真面目に研究していらっしゃる、若きロシア人日本文化研究者。
(1968年生まれ)
後半の仏教と神道の研究については、個人的にあまり関心が持てなかったので、ロシアにおけるジャポニズムについての考察、それに言い古されているテーマではあるが表題の「なぜ日本人はロシア文学を好むのか?」について、ロシア人はこんな風に観ているのか、といろいろ感心しながら読めた。
日本人が好むロシア文学者は
*イヴァン・トゥルゲーネフ
*レフ・トルストイ
*フョードル・ドストエフスキー
*アントン・チェーホフ
である。
で、まあトゥルゲーネフやレフ・トルストイやドストエフスキーについては、それなりに理由づけされていて、それが納得できるものかどうかはともかく、そうかそうかと読み流していったのだが、チェーホフに関しては
「筆者にはちょっと理解しにくい」
「日本人がなぜチェーホフが好きなのか?劇作を別にしては筆者には答えられない。」
と、相当突き放した、冷めた見解である。
結局この人自身がチェーホフを好きになれないから、チェーホフが好きな人のことを理解できないということではないかな、と私には解されるが。
おりしも『R25』という、いわば東スポを雑誌にしたような、今までも殆ど情報としては得るところの少なかったフリーペーパーを、今日霞が関の駅で入手(表紙にスパス・ナ・クラヴィかポクロフスキー大聖堂らしきものが描かれているのを見かけたので手に取った)。
「まるごと1冊ロシア連邦特集号」とのこと。
中身はそれなりに薄いです。
上述したとおり東スポっぽいフリーペーパーなので。
特にスポーツのところ(17-18ページ)とか。
全然「トリビア」じゃない7ページの「『罪と罰』『戦争と平和』etc.なぜロシア文学は長い作品ばかりなのか?」とか。
これにはすごくがっかりですね。
長い作品「ばかり」ではないことは、代表作として『かもめ』『初恋』などもそこに挙げられていることからわかるだろうに。
長い作品もあるし、中くらいのもあるし、短いのもある。
一ページにも満たない掌編もある。
それに長い作品があるのはロシア文学だけではなくてフランスもアメリカも日本も(埴谷雄高とかさ)そうでしょ。
米原万里説によれば「長編作家は醜男で短編作家はハンサム」。
(ロシアの作家ではないですが、スタンダールはすっごく不細工だったがゆえに、自作の中では美男主人公を登場させています。)
チェーホフ(短編作家)は、美男だったかどうかは現代の感覚と比較してもどうしようもないところがあるだろうけれど、かっこよくてモテモテだった。
それはそうだろう、と私も思う。
湯浅芳子は「チェーホフみたいな人じゃない限り」と憧れの基準をものすごく高いレベルにおいてしまっていたそうで。
それもわかる。
かっこいいというのは顔かたちのことではない。
言うことがまず、かっこよかったに違いない。
言うことだけがかっこいい、で終わってしまうと『ワーニャ伯父さん』のセレブリャコフ先生みたいになってしまうが、チェーホフは実行も伴う人であり、医療に教育活動にその身を捧げる人だったのだから。
日本の、特にクリスチャンはレフ・トルストイとドストエフスキーが大好きな人が多い。
というか、ロシア文学のイメージはそれしかないという人が殆ど。
そりゃ文句なく文豪だし、巨匠だし、すばらしい作品をありがとう、なのだけれど。
R25の28-29ページのブックレビューは、上記「トリビア」によるロシア文学作品の紹介が低レベルに終わっているのとうって変わって、わりとまとも。
*『巨匠とマルガリータ』
そうだった。昨日だったか書いた「ヒロインがなかなか登場しないロシア小説」に、これも加えなきゃ。
私が物心ついたころ、ロシア演劇と言えばブルガーコフ・ブルガーコフ・ブルガーコフという状態になっていて、子ども心に「ブルガーコフって何かおどろおどろしいのだろうか?」と想像をたくましくしていたのだけれど、読んでみたら割とくだらないダジャレや殆どナンセンスなギャグや未成年者を充分困惑させるようなエログロが混じっていて、いやーすばらしかったですね。ロシアの高校生ってこんなの読むの?!何とまあ…、でありました。好きです、ブルガーコフ。
一番好きなのはベゲモートが市電に無賃乗車するところ。
*『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』
リッツァがすてきだ。彼女が幸せになってくれていてほっとする。
男子同級生編を書かれる前に逝ってしまわれたのは残念でならない。
*『イワン・イリッチの死』
レフ・ニコラエヴィチ、あなた、死んだことあったんですか?というくらい、迫真の臨死シーンが、『セヴァストーポリ』でも、『戦争と平和』でも、『アンナ・カレーニナ』でもあるのだけれど、死そのものが前面に出ていることで、これには参りましたというほかはないです。
*『幻のロシア絵本1920-30年代』
ロシア絵本と言うよりソヴィエト絵本。ただ革命の熱気、アヴァンギャルドっていずれにしろ瞬間風速無限大なものなので、粛清の有無に関わらずそんなに長くは持たなかったのでは。
*『図説ロシアの歴史』
極端から極端へ。ふり幅がいつも大きい、大きすぎるのがロシアなのです。
*『やってくれるね、ロシア人 不思議ワールドとのつきあい方』
たくましいロシア人、たくましい亀山さん。おもろうてやがてかなしき。
なぜ日本人はロシア文学を好むのか?
さあね。
だいたい、ほんとに好んでいる?
昔の記憶 本郷赤門前
一番古い記憶のうちの一つだと思われるのが、本郷の祖父母を訪ねたときに、階段から滑り落ちたこと。
祖父母が住んでいたのは泉館(または泉屋)という、木造3階建ての共同住宅の2階、6畳一間の部屋。
階段から落ちて痛かったのだろうが、残っているのは痛さの記憶ではなく、塗ってもらった薬の匂い。
膏薬だったのだろう。でも匂いはメンソレータムみたいだった。
そのあとどこかに出掛けた。
珍しいことにタクシーに乗った。
(当時我が家は貧しかったので、タクシーに乗るなんて滅多にないことだった。私が階段から落ちたことで「どこか」へ行くのに時間が押し迫ってしまったのだろうか?)
タクシーの中はタクシー独特の匂い、それにメンソレータムみたいな塗られた薬の匂い。
変な匂いが充満して不快!…という記憶なのだ。
この泉館は、明治時代に建てられた古ーい「下宿屋」で、階段は昇り降りの際、ぎしぎし音をたてていた。
祖父との思い出はこの泉館でのものが殆ど(これについてはそのうち書くことがあるかもしれない)。
もうとっくの昔に取り壊された、という話だ。
数年前、ロシアのレース編み展が本郷のギャラリーで行われた際に、泉館があったであろう辺りを母が観たいと願うので訪ねてみたが、すでに2代くらい入れ替わっているのではないかと思うほど、すっかり変わっていて痕跡すらない。
泉館のような雰囲気を湛えた建物と言ったら、かの有名な本郷館しか残っていないのだ。
が。
その本郷館も、とうとう「歴史に幕」だそうだ。
保存を求める署名運動が展開され、日本建築家協会の支部も要望を区に出して、区も文化財指定を考えていたのだが、所有者の意向を翻すことはできなかったということなのだ。
国立駅の旧駅舎もそうだったけれど、「えーーー、取り壊し??どうして?保存して欲しい!」と、大変残念な思いがするわけです。
維持するのはそりゃ大変だろうけれど、区に寄贈あるいは区が買い取り→保存という形にはできなかったのか。
私の高祖父(祖父の祖父)の生家は、文化財登録されて市が管理してくれている。
叔祖母の話だと、文化財の保存にわりと熱心な土地柄なのが幸いしたからで、もし合併の時に隣の市に入っていたなら文化財指定されることもなく取り壊されちゃったかも、とか。
泉館:文京区本郷6-13 東大赤門前にありました。
文京区はノリノリだったように、記事からは読めるが…お金を出す気はなかったのか?
祖父母が住んでいたのは泉館(または泉屋)という、木造3階建ての共同住宅の2階、6畳一間の部屋。
階段から落ちて痛かったのだろうが、残っているのは痛さの記憶ではなく、塗ってもらった薬の匂い。
膏薬だったのだろう。でも匂いはメンソレータムみたいだった。
そのあとどこかに出掛けた。
珍しいことにタクシーに乗った。
(当時我が家は貧しかったので、タクシーに乗るなんて滅多にないことだった。私が階段から落ちたことで「どこか」へ行くのに時間が押し迫ってしまったのだろうか?)
タクシーの中はタクシー独特の匂い、それにメンソレータムみたいな塗られた薬の匂い。
変な匂いが充満して不快!…という記憶なのだ。
この泉館は、明治時代に建てられた古ーい「下宿屋」で、階段は昇り降りの際、ぎしぎし音をたてていた。
祖父との思い出はこの泉館でのものが殆ど(これについてはそのうち書くことがあるかもしれない)。
もうとっくの昔に取り壊された、という話だ。
数年前、ロシアのレース編み展が本郷のギャラリーで行われた際に、泉館があったであろう辺りを母が観たいと願うので訪ねてみたが、すでに2代くらい入れ替わっているのではないかと思うほど、すっかり変わっていて痕跡すらない。
泉館のような雰囲気を湛えた建物と言ったら、かの有名な本郷館しか残っていないのだ。
が。
その本郷館も、とうとう「歴史に幕」だそうだ。
本郷館:東大近くの下宿、歴史に幕 築106年、来月1日解体へ
6月に最後の住人が退去、8月1日(4日後!)から解体作業が始まってしまう。保存を求める署名運動が展開され、日本建築家協会の支部も要望を区に出して、区も文化財指定を考えていたのだが、所有者の意向を翻すことはできなかったということなのだ。
国立駅の旧駅舎もそうだったけれど、「えーーー、取り壊し??どうして?保存して欲しい!」と、大変残念な思いがするわけです。
維持するのはそりゃ大変だろうけれど、区に寄贈あるいは区が買い取り→保存という形にはできなかったのか。
私の高祖父(祖父の祖父)の生家は、文化財登録されて市が管理してくれている。
叔祖母の話だと、文化財の保存にわりと熱心な土地柄なのが幸いしたからで、もし合併の時に隣の市に入っていたなら文化財指定されることもなく取り壊されちゃったかも、とか。
泉館:文京区本郷6-13 東大赤門前にありました。
文京区はノリノリだったように、記事からは読めるが…お金を出す気はなかったのか?
登録:
投稿 (Atom)