2013年9月28日土曜日

お買い物券

シネマ・ヴェーラ、ロシア映画特集はもう終わっていて、現在は「実録!犯罪列島2」をやっている。
冤罪ものには関心がありながら、実はあんまり観ていなかったので、この機会に勉強しておこうかと思った。

先週は八海事件の「真昼の暗黒」、金大中拉致事件の「KT」などがあって、とはいえ、平日はどうしても最終回割引適用にしか行けない。それだともったいないような気がしてしまって。それに実は忙しくて上映時間に間に合わなくもなり、結局見逃した、と思っていた。

それが、なのだ。
実家にはもう私物の類は置いていないと思っていた。
だけど、押し入れの天井裏みたいなところから、引っ張り出されたものにVHSテープが一箱分あった。私が録ったものばかりではないのだが。
「ニュー・シネマ・パラダイス」「奇跡」「みどりのゆび」「人形劇平家物語」、それに加えて売り物のVHSが幾つか。父のもの???
全く覚えがなくて、なぜあるのか不可解なのが「真昼の暗黒」。
そう、ヴェーラに観に行こうと思っていた「真昼の暗黒」が実家にあったのだ。
なんて不思議なことだろう。

自宅に持って行ってDVDに焼き直した。
(けれどまだ観てはいない。)

で、今日は徳島ラジオ商事件の「証人の椅子」を観に行った。
冤罪を晴らすことができたのが服役し終え遂には亡くなってさらに6年経ってのことだったという結果については聴き覚えがあったが、事件の内容についての知識はなかった。
映画は実に硬派で真っ当で見ごたえのあるものだった。
山本薩夫という巨匠についても不勉強であまり観たことがない(初めてかも)が、やはりさすがだ。
もう1本「接吻」もついでだから観た(ヴェーラは入れ替え制ではないのだ)。
主演の小池栄子は演じきっていたと思うが、作品の出来は山本薩夫とは雲泥の差だ。
作品にみなぎるポリシーの差だとも言える。

そのあと、お買い物をして福引をしたら、お買い物券1000円分が当たった。

警察や検察も、最初は好き好んで冤罪を作っているわけでもないと思うのだが…。
「BOX」だったかな、映画の前に弁護団の一人からレクチャーが施されたのだが、どうやら奥西さんを犯人に仕立て上げるために証拠を捏造しているのだと言う。
ほんとにそんなことがあるのだろうか?と半信半疑だけれど、かの弁護士の言うことは説得力があって信じざるを得なかったのだが、ほんとにでっちあげだとしたら???



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