2015年4月4日土曜日

トラや

高校の頃(私は都立高校の出身だ)、北多摩の諸市の者どもは、つくづく「府中市は裕福だからいいね」と言っていたものである。
中でも私が住んでいた市は、ほんとに貧しいのか税金の使い方が間違っているのか、文化にお金をかけていないことは高校生なりにわかった。
他市にあるような、コンサートホール(できればオペラやバレエの公演もできるような)がないし、美術館もないし、とないないづくしだからである。

府中市美術館は所蔵品に加え企画力がすばらしい。
このあいだのウィリアム・モリスもよかったが、今度は動物絵画だ。
これは行かなければ…しかも前期と後期で出品内容が違うから2回通うようにできている。憎いぞ。

で、前期の終了がイースターである明日に迫っていた。
慌ただしく職場から直行する。
ホームページによれば、府中駅からはちゅうバスが便利と書いてあるのだが、バス乗り場がよくわからなくてちょっとうろうろする。
小さいバスの中は混んでいた。
どうも目的地が同じ人が多いようだ。

府中市美術館のバス停でどっと人が降りる。

 府中の桜は、東京の区内と同じように、少々葉桜になりかけだった。

美術館入り口

展示室入口
(この部分は撮影可です)



今回もありました、ワークショップ
ポップアップカードを作ります
作成用のはんこは何と8種類
鳥・虎・犬・猫

蛙の力士・?(ももんが系??)・鯉・梟とか

前期の展示で言えば、虎の絵が異様に充実している。
解説によれば、江戸の人は虎のことは観たことがなかったわけで、龍などと同じ想像上の動物であった。
中国の絵に描かれた姿を観、後は自由に想像して描いていた。
だからかかなり可愛い図が多い。
愛きょうに溢れている。

もちろん後期になったら再訪する!

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