今日はロシアがスウェーデンに勝って(ジューバの一点きりだったが、貴重な勝ち点3である)気分よく出かけた帰りがけ、紀伊国屋にも近いし、図書館の予約の本は来ていないから5時までに戻らなければならいわけでもないので、それに今日の集会は大学の先生方が中心のようだから、恩師の先生方もいらっしゃるかも~と、ちょっと浮ついた気持ちで、紀伊国屋から通りに出たのが、2時45分くらい。
まだ人は少なかった。
集会始まる前
最初このあたりにいました。
「肉球新党 猫の生活が第一」の方たち
国会議員の人たちのスピーチでも、蓮舫さんと志位さん(写真でマイク握っているおじさん)は盛り上げ方が随一だった。さすが。
愛犬と参加している夫妻もいました。
「犬の生活も大事」?
アイランくんの写真を掲げて「戦争反対!」と叫ぶ若者
この人たちはね、恐る恐るといった様子で舗道から、歩行者天国の車道側に出てきていました。
でも、しばらくは固まって周りの様子を伺っていました。
(と書いている私も、彼らの様子を遠目に伺っていたんだけど。つまり、ぱっと見あっちの方(私の感性がぴぴっと動くあのあたりってことです)の人たちだったので、これはどうしたことか、何度か入管に行ってすっごく嫌な思いをさせられたのはあのあたり(西アジア)の政治難民(と少なくとも本人は主張する)ゆえだったから、自然とその記憶が甦る。
イランかな?イラクかな?アフガニスタンか?レバノン?パレスティナ???
キエフのベッサラビア市場のウズベク兄さんに似ていなくもないし。
やがて、ようやくバッグから何かを取り出した。
旗を広げ、肩に巻く。
いや、でもこの旗、わからない。
サッカーの予選なんかで見るので、ヨーロッパとアジアの国旗は見覚えあるのが多いはずなんだけど。
(もしかして、私の「専門外」のラテンアメリカ方面だったりするのか?という思いがよぎる。)
写真を掲げ主張を見せた。
アイランくんの写真だ。
クルドの人たちだった。
そうか、クルドの旗なんだ。
(それでぴんとこなかったんだ、ごめんね。AFC加盟のサッカー協会じゃないんで。)
あー、ゴバディ監督の。
いったん行動に踏み切ったら、彼らは絞り出すような声で「戦争反対!」と何度も叫んだ。
彼らが迷いに迷った挙句に表明した言葉に、ずしんときた。
日本人の中には、難民引き受けに慎重な、というより、ものすごく抵抗感を持つ人たちがいるのは承知している。
しかし、日本はすでに難民の地位に関する条約を批准し(遅ればせながらも)加盟国なのだよ。
世界平和に貢献とか積極的平和主義とか言うのであれば、憲法解釈を(無理に)変えるとか、違憲だ違憲だと言われる法律を無理に通さなくても、今ある国内法(条約も批准して国内法だ)をそのまま素直に遵守すればいいだけのことを、なぜに頑なにしようとしないのだ?
数年前UNHCRが認定した難民についてさえ滞在不許可を出す法務省~入管の態度に心底びっくりした。
で、全世界の人たちに対して、日本国民であることが恥ずかしいと思った瞬間だった。
普段私は愛国心に燃えているわけではないが、それなりに愛郷心は持っているし、猫も犬もリスも、あと猿なんかも、世界のどこより日本のが絶対可愛いと信じているナショナリストなのだ。
が、こういうところは誇れない。
クルドの人達ねぇ…貴重な写真!!
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