2016年5月11日水曜日

妄想:世界ネコ歩き・サンクト=ペテルブルグ編

「世界ネコ歩き」のサンクト=ペテルブルグ編を妄想する
(この「妄想する」って、亀山郁夫先生の『『カラマーゾフの兄弟』の続編を空想する』みたいだったりして…)

ペテルブルグは観るべきものが無数にある。
最近はロマノフ王朝関係の史跡が整備されてますよとお薦めされる。
しかし忘れてはならないのは先の大戦で甚大な被害を被ったこと。
戦勝記念日の今日、単に勝った勝ったと誇るばかりでなく、猫と戦争についての記念碑があることを知ることができた。

ロシア(ソ連)の戦勝記念日である5月9日、こんな記事が目に留まったからだ。
大祖国戦争の33の事実


21.1943年1月、食糧備蓄を脅かすネズミの大群を退治するため、レニングラードにヤロスラブリから貨車4両分の猫が運ばれた。

所謂「猫列車」のお話。
この後も他の都市からも猫列車がレニングラードに向かった。
戦争と動物、日本だと動物園の猛獣を殺した話とか飼い犬を供出させられた話が知られているが、ロシアだと軍用犬・鳩とともに猫列車の話とレニングラード封鎖の猫の記念碑が知られている?

戦時の動物たち
P24~27レニングラード封鎖の猫の記念碑・猫列車・猫勲章
Animalsatwar さんから

サンクトペテルブルグ国立大学の猫記念碑:
大学の猫像とレニングラード封鎖の猫の記念碑:
知らなかった。
今度行ってみよう。

モスクワと比べてもペテルブルグは猫遭遇率高い街。戦争の時ドイツ軍に包囲されて飢餓に陥り猫も食べ尽した、その後鼠大発生で他都市から猫列車で猫を運んだ。今も昔も美術博物館、図書館等で小さな守衛さんとして働き続ける。というわけで感謝されている。ピーテルだけでも猫の像は沢山あるんだな。

(1)エルミタージュ
①入り口付近で実猫と会う



②猫絵見学~ガイドブックは勿論これだ。


③できたら、バックステージツァーで静かに猫のお住まい等を見学
 
 

→ネフスキー大通り


 
 


 

 



→マーラヤ・サドーヴァヤ通りの猫の像(エリセイとワシリーサ)
レニングラード封鎖の記念碑の猫はエリセイ(雄)とワシリーサ(雌)という。
猫の記念碑はネフスキー通りのゼニットショップのすぐ近くにあった
home-lubimets.ru/pamyatnik-kosh
ゼニットショップに行ったときは猫の像があるってだけで封鎖関連の記念碑とは知らなかった。
 

猫にとって、勿論人間にとって、悲しい歴史だ。


→サドーヴァヤ通り


→ヴォズネセンスキー通り

→猫カフェ「猫共和国」(中央郵便局の近く)

→ワシリーエフ島・サンクト=ペテルブルグ国立大学中庭の猫の像
サンクトペテルブルグ国立大学の猫はこれ? 
ロシアで最初の猫の銅像。ワシリーエフ島の大学の主庭にある。
でも趣旨は実験用の猫たちに感謝とあるみたい。




大学の猫像のこと、『サンクト・ペテルブルク断章~遺伝研究者のロシア滞在記』『サンクト・ペテルブルクの異邦人~芸術と文化、歌と生活』に書いてなかったのか読み直そう

「エルミタージュの猫」録画、観直しました。マーラヤ・サドーヴァヤ通りの2匹の猫像は「幸福を招く」とコインを投げられており、大学の猫像の碑文は市民から募ったようで「猫の幸福が地球の幸福」「猫に感謝すべきである」と訳されていました。猫はあの街を救ったのですね。

(まだ書きかけ。推敲します。)

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