2016年5月9日月曜日

先送りの知恵~『小説外務省 尖閣問題の正体』

内容は複雑だしよくわかんない外交分野のことだけど、表現が直截的で平易(というか説明的?)なので少し戸惑った。裏を読めみたいなところがないんで。ナボコフなどとは正反対ね。お洒落ではなくても誠実な書き方なのだろう。
河東哲夫さん(ペンネーム熊野洋)の小説よりは受け入れられたかな。あまりナルシスティックではなかったので。イランのことは続編に期待のようだ(漢詩・ロシア詩に加えペルシャ・アラビア文学の引用が増えそう)。アメリカに言いなりにしかなっていない外務省、自民党の面々がひたすら情けなく思え、「アメリカ大事、何より大事」の人達と深い溝…

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