「クジラの消えた日」の次はNHK-FMシアターで放送されたチンギス・アイトマートフ「最初の教師」をMDからCDに
この時期のコンチャロフスキーは辺境における女性の地位向上みたいな題材の作品を作っていて、兄弟のミハルコフよりはフェミニストに親和的かなって感じがしなくもなかった。
とは言え、実生活上は起用した女優さんを「とっかえひっかえ」(某氏談)で、ミハルコフとやってることはあまり変わらなかったみたいだ。
何にせよ、最初の教師が誰であったか、日本以上にロシアは重要視されているんじゃないか。芸術界の「~に師事し」というのは勿論だけれど、サッカー選手のWikiでも最初のトレーナーについて言及されているのって割と目につく。
語り手の元教え子で学者になった女性が「先生」を見かけて列車の中でとった行動、それに対する周囲の人の反応、大祖国戦争に傷ついた痛みと悲しさと優しさとが胸にひしひしずきずきする。
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