2021年3月21日日曜日

期待外れ

かなり期待外れだった。

画風が違っていたらまだましだったかもしれない


絵が好みじゃないっていうのがまずあるのだが、ポリシーは大変結構だけれど、子ども向けとも大人向けとも中途半端でどちらが読んでもあんまりおもしろくないのではという感想を持った。残念だけど。
いや、もっと読みやすくてわかりやすい絵本を期待していたということです。

2021年3月15日月曜日

あの本は読まれているか

パステルナークが情けなさ過ぎる(結局どちらとも別れない)が実際こんなものだったのかも。
オリガも清廉な人物ではない。パステルナークの家族からすれば略奪者だ。

戦争中に活躍し”祖国に貢献”した女性が戦後は男性たちにその活躍の場を明け渡し、忘れ去られ、どうかすると嘲笑や中傷の的になったりする様子は、例えばラリーサ・シェピチコの名品「翼」で切なく描かれ、スヴェトラーナ・アレクシェーヴィチも『戦争は女の顔をしていない』で容赦なく綴ったものだけれど、この本ではアメリカでも戦中にスパイとして活躍した女性をしれっとないがしろにするような、あるいは女性の提言を男性が自身の手柄として掠め取るような今でもしばしばあるあるあるの場面があり、女性蔑視の世相が描かれていて、タイピストたちの登場場面は生き生きとしているけれど思い当たる様々なことどもがなかなか辛い。

マイノリティーの問題、有能ならいいんじゃないかと感じるのはおそらく現代の感覚であって、当時全くそれを許さない社会だったのか(露見したら即追われてしまいう)と改めて思う。『四人の交差点』を思い出すなど。ストーリーはそっちの方にいっちゃうんだ…という風には感じちゃったけれど。
書き忘れてたこと:『あの本は読まれているか』でイリーナが同僚たちからロシア人と言われて私はロシア系アメリカ人だアメリカで生まれたのだと言う。それでもスプートニク打ち上げ成功のニュースにCIAの上司や同僚たちは深刻なショックを受けるがイリーナは誇らしいような気持ちになる。今まで自身の中の”ロシア”を否定しがちだった彼女がなぜソ連の偉業を誇らしく感じるのか、複雑な心理が淡々と描かれる。イリーナの後々の行動は小説の中ではぼかされているし彼女のアイデンティティや心情の行方もおそらく意図的に描かれていないのだが、周囲からのロシア人扱いは繰り返し描かれる。

どうでもよい補遺
Twitterで表記のことで呟いたら訳者から丁寧なリプライをいただいた。
「ツェントラリニ・ドム・リテラトロフ」345頁
ただの片仮名書きになっているけど文学者中央会館とでもルビを振っておいてほしかったな
パステルナーク(に限らず文学者たち)が出かけて人と会ったり朗読会に出たり食事をしたりするところなのだろう
http://cdlart.ru

増刷の際に、「文学者中央会館」というルビをふるということにしていただけたそうだ。

2021年2月4日木曜日

メッリの訃報

  サッカー元イラン代表MFメフルダード・ミーナーヴァンド氏が27日、COVID-19感染のため死去した。45歳だった。

1998年フランス大会に出場、対アメリカの試合で勝利。

 アリ・アンサリアンもCOVID-19感染で亡くなったという。

あの頃のチーム・メッリ、「素敵な近所のお兄さん」的な憧れだった。

サッカー選手引退後、ミナヴァンドは歌手、アンサリアンは映画俳優として活躍していたという。


2021年2月1日月曜日

録画メモ イラン

 NHKシルクロード第二部から

(5)炎熱・イラン南道と(6)砂漠とコーラン

1980年代前半、イスラム革命直後でイラン・イラク戦争中の困難な時期に取材していたのかと今更ながら感心する。

「世界遺産 イラン 絨毯にに込めた夢」


「ウォーデン消えた死刑囚」

ついこの間K'sシネマで観たばかりでさっそく放映があった

※同時上映だった「ジャスト6.5」の方は録画していなくて、空きがまだある。

2021年1月24日日曜日

録画メモ:「ロボ A-112」及びNHKシルクロード第2部

 「ロボ A-112」はちょっと出来損ないの救助用ロボットといじめられっ子の少年の交流を描くロシア映画で、まあ面白くはあるけれど「E.T.」とかに似ていて新鮮味はない。第一全然ロシアっぽい要素がなくて他の国でもいいような感じ。お父さん、自分が作ったロボットと自分の息子が行方不明なのに切迫感が微塵もない…。愛情もなく見えるぞ(そんなことはないだろうが)。

私は「UFO少年アブドラジャン」みたいなほっこりSF映画が好きですねえ。

「キル・オア・ダイ 究極のデスゲーム」とともにダビングした。

「アトラクション 制圧」

「アトラクション 侵略」

「ラン・スルー・ザ・ナイト」

2021年1月9日土曜日

録画メモ:「RBG 最強の85才」「ビリーブ 未来への大逆転」オデッサ海岸通り: RBG永眠


「RBG 最強の85歳」は映画枠ではなくてNHKのドキュメンタリー枠で放映していた。
それ以前にWOWOWで放映された「ビリーブ 未来への大逆転」を録画出来ていた。

「RBG 最強の85歳」
80歳越えてからのブレイク?にご本人ははっちゃけた様子を見せているが、さすがにこれは演技だと思える。
本来は地味で真面目な法曹だったのだろう。そこを時代の要請に、合衆国というお国柄の潮流に併せて、ああいう対応をしていたのだと思う。
男女平等を進めるためにも女性も男性と同等に保護規定をすることなく長時間労働もさせろ、というような主張には、無論賛成できないが、フェミニストの偉大なる大先輩であった。
「ドキュランドへようこそ:ナイチンゲール(前編)」

こちらは別のディスク。
「ビリーブ 未来への大逆転」
「エルドラド」※
「暁のガンマン」※
※この2本はスカパー?の無料放映を録画したらしい。


オデッサ海岸通り: RBG永眠: ギンズバーグというと、今でも小説家のナタリヤ・ギンズブルグの方を想起してしまうが、今日は”RBG”でお馴染み、アメリカ最高裁判事ルース・ベイダー・ギンズバーグの訃報に接した。 85歳。 彼女については昨年「RBG 最強の85歳」というドキュメンタリー映画と「ビリーブ 未来への大逆...

2021年1月3日日曜日

猫のユーユー

 

ユーユーシェンカ、ユーシェンカ、だいだい好きなユーユーちゃん、知ってる、私も知ってるよ。
猫が電話が大好きで、電話の向こうに人とお話したがること。うちのヴィーカちゃんも電話が鳴ると「私もお話する!」と言って傍に寄って来てお話するのよ。
小さな娘ニーカに向かってかつての飼い猫の事を語って聞かせる趣向。

二つ目の短編『僕はサプサン』
サプサンがハヤブサの事なのはモスクワ・ペテルブルク間高速列車の名前で知っていたけれど元はキルギス語なのか。雪豹バルスがカザフ語なのとセットで覚えておこう。ロシアにもハヤブサはいるんだろうけど純粋なロシア語ではなかったのか。
和露をみるとсокол обыкновенный:сапсан
サプサンにはちょっとエキゾチックな語感があるのだろう。クプリーンの短編の『サプサン』はやんごとなき猟犬の名前としてやはりふさわしい気がします。
”人間はいつだって弱い者いじめをする。人間の中で一番善良なご主人でさえ…自分より小さくて気の弱い人をいじめたりするので、僕は恥ずかしくて可哀そうになる。僕はそとご主人の手を鼻でつつくのだけど、わかってくれなくて払いのけられてしまうんだ。”

『ピアノ弾きの少年』のモデルの実科中学生⇒才能ある作曲家ってどなた?
ショスタコーヴィチかなと思ったら舞台となったのが1885年だと言うから計算が合わない

シニカルなものもあるが、実話を基にこの世の奇蹟の掌編が多くてクリスマスのプレゼントとしてお誂え向きの本である!と改めて思った。今年のクリスマスには誰かにプレゼントしよう。

クリスマスと直接関係があるものは
『ピアノ弾きの少年』
『奇跡の医師』
『哀れな王子さま』
『生きるって』

『ロシアのクリスマス物語』に収録されているのは『車両長』という短編だけれど、上の作品のどれかの方がふさわしいような気もする。ピアニストのルビンシュテインの名がここにも出てきていたのか。