2014年10月5日日曜日

前進、前進!(書きかけ)

ばりばりの革命映画「聶耳(ニエアル)」は楽しかった!

聶耳は中国国歌となった「義勇軍行進曲」作曲者。主演の超丹は作曲者をよく知る人で、撮影当時44歳ながら19~20代前半の聶耳を演じる。これは「シベリアの理髪師」でのメンシコフみたいだった。なのであんまりレアリズム演技・演出ではない。
(屋台みたいなところでヴァイオリンを購入(仕事をくびになった際のお見舞い金みたいなので)したら、すぐ名曲を弾くようになる。ピアノもすぐに弾ける。さすが大天才である。)

「聶耳」上映に際し、詳細な資料と丁寧な解説も有り難かった。謝々!
聶耳は1935年に23歳で亡くなっている@鵠沼海岸のだが、周囲の映画人は悉く文化大革命のときに酷い目に遭っている。
文革って何だったのか?
ある意味では延安から武力で革命を進めた勢力による、上海あたりのインテリたち排除だと。

1937年の第二次上海事変後、上海の映画人は4グループに分かれる。
上海に残ったグループ・香港へ行ったグループ・延安、そして重慶。延安に向かった中にさっぱり売れない女優だった江青がいる。自分が映画で大成しなかった恨みか、文化革命で映画人たちを大弾圧した、というのだが、それだと話が上手過ぎて却って信じがたいが。

それと聶耳は(というかこの時代には)素直に「中共万歳!」「ソビエト万歳!」を同時に口にし、ソ連の記者からグリンカ、ムソルグスキー、チャイコフスキーのオペラの楽譜を贈られて目を輝かしている。
そういう映画なので、後の不遇が容易に予想できる。
しかし作品自体はお約束的に明るい青春映画だ。

野戦病院の慰問に行って大衆歌ではそっぽ向かれラ・マルセイエーズを歌って大拍手(→そして「僕達のラ・マルセイエーズが必要」となる)とか、官憲により上映禁止になった舞台上でインターナショナルをヴァイオリンで弾いて観客の心を鷲掴みとか、直情的革命熱血音楽青年の聶耳さんに乾杯!

この中国の義勇軍行進曲も、ラ・マルセイエーズも、ソ連そしてロシアの感動的にカッコいいあれとかも、星条旗よ永遠なれも、勇ましい国歌が羨ましいなあ。

中国はロシア以上に近くて遠い国だと感じる。
普段から中国に関する知識や関心が薄くて、最近はある種の反発も持ってしまっている。
知らないゆえの違和感がまずあるのだと思う。
観ている最中、ずっと何だか違和感が消えない。
すごく文化的なところと野蛮?な面とがないまぜの国。


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