あと、映画の戯曲も書いているんですね。
結構有名なのを。(あまり観ていない。)
読むとだいたい暗欝な気持ちになるのだけど、戦争という御しがたい不正義の時代においてそれなりに幸せを求めていたであろう市井の人々を思うと、胸に迫るものがあったと記憶している。
新聞広告の一文から、1941年のパリに生きた一人の少女の行方を追ったスリリングな、そして型破りの文学だった。…といっても、読んだのが大変昔のことなのでよく覚えておらず、再読しようと思う。
『1941年、パリの尋ね人』がよかったので、モディアノに惹かれてこれを読んだのだが、暗い!そしてぞっとするような残酷さについていけず、萎えた。以後モディアノには手を出さなくなったのだった。
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