2016年1月29日金曜日

ペルハン=ザーガ説

ウンザ!ウンザ!クストリッツァ!で久しぶりに恵比寿に。クストリッツァは好きだが古い作品ほどよいとはね。「ジプシーのとき」のペルハンは誰かに似てるなーと思ったら、彼よ!ザーガ!!アラン・ザゴエフ。純朴な田舎の少年から小悪党になるところ。しかし、おばあちゃん、託す相手を間違えたよね。
ジプシーのとき」を公開当時に観られた方は「アンダーグランド」等々後の作品のあの場面このシーンでペルハンやおばあちゃんやアズラヤアーメドを思い出していたんだね。飛翔シーン観るとたまらなくフドイナザーロフが恋しくなったり。エミール、君は長生きしてね。

2本目は「アリゾナ・ドリーム」 さすがクストリッツア、アメリカで撮っても変人ばかりの魅惑的な映画だ。

2本とも今回が初見で、わくわくしながらとても楽しみながら観られて感動だった。
のではあるけれど、やっぱりクストリッツァは悪ガキがそのまま大人になった感がある。
元々リアリスムとは無縁だけれども、出産の場面で白いドレスに適当に血がついているわりには、嬰児が一瞬でおくるみ姿になっていて苦笑するしかなかった。
ペルハンの変貌(成長?)に比較して妹ダニーラは時が止まったようだし、女性たちの描き方はこの頃から雑としかいいようがない。

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