稀有の駄洒落好きで知られる作曲家(←「N響アワー」のおかげで、どうしてもそういう認識になってしまうのだが)池辺晋一郎先生だけでも、一目目にしたい、お声を聞いてみたい、というかなり浮ついた気持ちにさせるものだが、鼎談には奥平康弘先生、堀尾輝久先生というビッグネームも連なるとあっては、ちょっと遠いけれど、調布グリーンホールまでおでかけすることにした。
(主目的はあくまで池辺先生であった、ごめんなさい奥平先生と堀尾先生←両先生は調布市民)
でも、鼎談ではまず、奥平先生が長々と(うちの職場のトップのように順を追って非常に丁寧に)学術的にお話される、憲法九条のこと。(実は聞いていてよくわからない。)
司会役は堀尾先生であったが、墨塗り教科書の体験など、ご自分の即した話を要領よくされた。
池辺先生はことのほか真面目にお話された。
ジェームス三木さんの『憲法はまだか』と、ひのまどかさんの『戦火のシンフォニー』のお話。
レニングラード・ラジオシンフォニーにより交響曲「レニングラード」のレニングラード初演については読了後感想をブログにも書いたが、この初演を記念する博物館の日本招聘をやはり実現させて欲しいと改めて思う。
アンコールの際、ピアノ伴奏をされる池辺先生
池辺先生の駄洒落は(鼎談の最中に言えなかったことが心残りだったようで最後に一発→)「憲法の窮状を九条が救う」でした。
第二部はコンサート(合唱)
「地球星歌~笑顔のために」
「アメイジング・グレイス」(池辺先生編曲)
「さくらさくら」「ふるさと」・・・混声合唱組曲「悪魔の飽食」ロシア公演のための編曲版
★「地球の九条 もしくは南極賛歌」・・・本日初演になるはずだったが、1月11日に神戸で阪神大震災復興20周年コンサートにて初演されたとのこと。そのことを合唱団の進行役の女性はちょっと残念がっていた。
★「私たちが進み続ける理由」
ヒスパニック系アメリカ人女性キム・ロザリオがシンディ・シーハンさんらとともに反戦行動をする際につくった詩をジャーナリストの堤未果さんが訳。非常にメッセージ性の強い歌。
わが教会で宣教師をされていたE先生は引退後アメリカに帰国され、毎木曜日反戦行動を続けていらっしゃると聞くが、そのE先生のことを思いだす。
日本でも続けられている国会包囲デモのことも心に留めた。
(第二部では2,3続けて駄洒落が発せられた。)
0 件のコメント:
コメントを投稿