2014年1月13日月曜日

ニューイヤーコンサート

昨日は横浜までコンサートに行ってきた。

ナズドラヴィ・フィルハーモニーからメールでご招待状をいただいて、久しぶりに桜木町駅を降り立った。
元東急の駅と線路は取り壊し中で、一抹の寂しさを感じる。
神奈川県立音楽堂もかなり久しぶりで、藤沢在住のクラスメイトとコンサートに来たことがあったが、どんなコンサートだったか思い出せない。

ナズドラヴィ・フィルハーモニーは名前から察しがつくとおり、チェコ音楽を演奏するアマチュアオーケストラで、ナズドラヴィというのは乾杯のことだそうだ。

プログラムの最初の曲はよく知られたスメタナのオペラ「売られた花嫁」から6曲だったけれど、このお話、
第一幕:お祭りなので村人はビールを飲みながらポルカなどを踊っている
第二幕:居酒屋なので村人はビールを称えつつフリアントを踊る
第三幕:村の広場にサーカスがやって来てスコチナーを踊る→主人公たちの結婚を祝し村人は飲んで踊る
と、チェコの人たちは終始ビールを片手に踊っているのであった。
まさにナズドラヴィである。
チェコは弦の国だと言われるが、木管の響きもいいです!
この楽団のおはこなのか、皆この曲が大好きなのか、すらすらと演じているようだった。

二曲目はドヴォジャークのチェコ組曲。
これも舞曲中心オーボエやホルンが美しい。

三曲目が一番楽しみにしていたヨーゼフ・スクの「おとぎ話」。
原作の戯曲は神話時代のスロヴァキアを舞台としているとのことで、まさに知られざる名曲。
こちらは最初の曲と比べると、金管の音が?という場面がちょっとあったようだけれど、生でこの曲が聴けたことに感謝したい。

アンコールが2曲、新年のコンサートなので、ワルツと行進曲と気を利かせていた。
オスカル・ネドバル:悲しきワルツ
ユリウス・フチーク:フローレンス行進曲

トルンカのアニメーション「シュベイク」で冒頭でかかる行進曲はシュトラウス父のラデツキー行進曲なのでチェコの人にとってシュトラウスのマーチやワルツでもお馴染ではあるだろうけれど、ナズドラヴィ・フィルハーモニーとしてはチェコマニアぶりを徹底してちゃんとチェコで揃えたわけです。
(私自身も今日はチェブラーシカの飾りははずして、カレル・ゼマンの缶バッジをつけ、しっかりチェコモードで行ったよ。)
フローレンス行進曲については指揮者の方が「どこかで聞いたことがあるはず」とおっしゃっていたけれど、聞き覚えはなかった。
でもとても楽しくていい曲だった。
プログラムでもちゃんとチェコ語併記なのが嬉しいが、このアンコール曲についてはチェコ語表記はなかった。

次回のコンサートではドヴォジャークプログラムのようだ。

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