2014年1月27日月曜日

カレンのチグラーシャ

渋谷駅からちょっとある(13番出口からは信号渡ったビルの8階だけど、JRの改札からそこに行くまでちょっとある、と言う意味)ヒューマントラスト、あんまり馴染がなくて、せっかくロシア映画をやっていても行きそびれていたことがあった。
それが「エターナル」で、後に大阪まで観に行くことになり。
その後も足を運ぶたびにしぶしぶなのだ。
今でも何だか親しみの沸かない映画館だ。
(化粧室がとても狭い。東中野のあそこより狭い。手洗いが個室内にあるのに、ペーパータオルが出口付近にあるという不思議。)

昨日はまた重い腰を挙げて、シャフナザーロフを観に行った。
彩プロ系戦争映画なので、案の定ミリタリーなおじさんたちが何となく集まる中、チェブラーシカのチョーカーなどバッグにさげていると肩身が凄く狭い。

この上映企画自体、「未体験ゾーンの映画たち」という、いわばキワモノ特集で、この映画館は以前のシアターNみたいな位置づけになったらしい、と予告編を見ながら思う。

さて、その「ホワイト・タイガー」であるが、やっぱりシャフナザーロフ作品なので、言ってみればリアリティーのある戦場ファンスチカ。
おもしろくなくはないけれど、皮膚感覚からするといただけないというか、人に勧められる作品とはどうしても言えないものだった。
(私は未だに「ゼロ・シティ―」の良さがわからない。)

まず簡単なことから書くと、
①美形は一切出演していない
(主人公があれじゃあなあ・・・。)
②戦車は沢山出るけれど、ミリオタはあれで満足できるだろうかは疑問
 実は、ミリタリー系には関心なく知識も皆無の私であったが、偶然“クルスク戦車戦再現”みたいなTV番組があったので予習して行った。戦車の前面がドイツ側のティーガーは分厚く垂直、対するソ連側のT-34はティーガーほど厚くないが斜めにして強度を増していると番組で言っていたので、辛うじてどれがティーガーなのかわかった次第。
③主人公ははっきり言って電波系。
④戦友同士の友情とか、終戦時の高揚感もなし。

でも、繰り返すけれど、おもしろいといえばまあまあ、眠くならない程度にはおもしろい。
マイナー映画の要素満載なのに、日本公開にこぎつけるとは、その点、現モスフィルム代表シャフナザーロフはさすがだと思う。

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